【大人女子二人旅】平山-比麻奈山-比麻良山-アンギラス
- GPS
- 09:18
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,093m
- 下り
- 1,081m
コースタイム
天候 | 晴れ→ガスガス→曇天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白滝ICを降りてすぐ、白滝高原キャンプ場方面へ右折。 道道558に突き当たったら右折し、道沿いに進む。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
比麻奈山〜アンギラスまでは背丈を超える這い松や藪漕ぎですが、足元はしっかり踏み跡があり、天候が良い時であれば迷う箇所はありません。 2016の平山レコを、見ず知らずの人に勝手にFBにリンクを貼られて「禁止区域に踏み入った」と指摘され不快な思いをしました。 今回、森林管理局に電話して確認したところ、「禁止ではありませんが、管理していない道なので自己責任で通行してください」とのことでした。 |
写真
感想
シーズンも残すところ1か月あまりなのに、まだ全然身体が出来てません。。
行きたい山がいっぱいあるのに週末の天気予報が微妙だったので、
平日に休みをもらって北大雪に行ってきました。
このルートは2016に一度歩いた事があり、当時はニセカウ登山口までの林道が不通で、開通したら通り抜けしたいと思っていたので、今回はdomiさんをお誘いしビューンとやってまいりました^^
ニセカウ登山口に私の車をデポして、平山登山口までdomiさんの車で移動。
層雲峡集合からざっくり2時間みていましたが、3時間くらいかかりました。
登山口でdomiさんに「鍵持った?」と確認されて得意気に「うん、持った!」と答え
予定より1時間遅れで歩き始めました。
まだ紅葉は色づき始めで、欲を言えばあと2週間後に来たかったな〜と思うけど
タイミングを狙い過ぎると結局行けず、、となることもしばしば。
晴れてくれるだけでも上等!
北から頂く! 北から頂く!
目指している「牧歌的闊歩」など程遠く、最後は満身創痍になるのはわかっているけど、今年はもうとにかく歩くだけで精一杯、歩けるだけで充分、という気持ちです。
とは言え、domiさんは平山からは初めてとの事だったので、
楽しんでもらいたいし、足は引っ張りたくない〜
お尻も重たいし脚も重たいけど、ふんがふんが言いながら歩きました。
登りも下りも得意ではなく、平坦大好きな私にとって、ヒラヤマ山脈は最高です。
滝を眺めながら少しずつ高度を上げ、段々と見える景色を何度も振り返りながら、
ドーン!と現れる表大雪、そして右手に見える小槍・大槍・アンギラス!
自分が歩いてゆく道がずーっと見えているのも、とてもとても気持ち良い^^
そして比麻奈山〜アンギラスまでのワイルドルートも楽しめる♪
ニセカウは優しい下りだよ〜とdomiさんから聞いていたので、
最後のんびり歩けるなんて、ほんと最高だな〜と思いながら笹漕ぎをしていた瞬間。
突然、ものすごい違和感が降って湧いてきた。
・・・私、鍵持った?
・・・ワタシ、カギモッタ?
疑問が浮かんだ瞬間、それはもはや疑問ではなく「No!!」の確信だった。
登山口でdomiさんに「鍵持った?」って聞かれて、いつも持ち歩くトートバッグの
ポケットに鍵を入れて「うん、持った!」と元気よく答えた。
でもそのトートバッグ、今持ってない。
そのトートバッグ、登山には持たない。
…(-_-)(-_-)(-_-)
あぁもう本当に信じられない。本当に本っっ当に信じられない!!!
がっかりしても、がっかりしきれない。
笹薮の中で茫然と立ち尽くして、思考が停止しました。。
不幸中の幸いだったのは、途中で気づけたこと。
もしニセカウに下りていたら、何らかのチカラにお世話にならずにはいられなかったでしょう。想像しただけで恐ろしい。。
domiさんが冷静に時間計算してくれて、アンギラスまで行っても間に合うと判断してくれたので、急遽予定を変更し、アンギラスまでのピストンで帰ってきました。
こんな私を責めることもなく、山頂では山ほどご馳走してくれて、
予定より多く林道を往復したのに文句の一つも言わず楽しい話を聞かせてくれて、
domiさんには本当に本当に申し訳なく有難く、そう思えば思うほど自分が情けなく。
いくら歩くだけで精一杯って言っても、そこはしっかりするとこだぞ私(>_<)!
晴れの北大雪を歩く大人女子2人の素敵レコを書くはずだったのに。。
実際の山行そのものはとても楽しく、山も景色もルートも素晴らしかったのに。。
なんじゃこのヘボいレコは。
次(がまた許されるならば)は、姫待遇でお供したいと存じます。。
2年ぶりに登山を再開した533mさんから、好天予報の平日に北大雪のヒラヤマ山脈〜アンギラスを通過し、ニセカウまで縦走するという魅力的な山行のお誘いがあり、二つ返事で参加を表明しました。
車2台を使う「車デポ作戦」というやつです。下山口に車1台デポしておいて、登山口まで一緒に移動し、車をデポした下山口へ縦走します。
下山後、登山口に置いてある車を回収しにいきます。
これまで何度か試みたことがありますが、成功したこともあれば、失敗したこともあります。大成功だったけど、回収が大変でプランに問題を感じたこともあります。
今年は2回試みているのですが、2回とも失敗しました。
1回目は車の鍵を忘れてしまいました。
2回目は天気が悪くて縦走する気分にならず、ピストンに変更しました。
「二度あることは三度ある」と昔の人はよく言ったものですが、念のため、出発前に伏線を張っておきました。
「鍵持った?」
「うん、持った!」
元気のいい返事を確認し、私は自分の車の鍵をいつもと同じトレッキングパンツの左側のポケットに入れて、ファスナーを閉めておきました。登山の時はどこのポケットに何を入れるかを決めていて、時々ポケットを触り、鍵があることを確認するのが癖になりました。
9月だというのに気温は高く、下界の気温は30℃に到達していたでしょう。時々現われる沢や滝に癒されながら、少しずつ標高を上げていきました。
大きな倒木は歩きやすく処理されていて、2時間ほどでヒラヤマ山脈の分岐に辿り着きました。
そこから広がるなだらかな山並みとジグザグした恐竜の背中のようなアンギラスのギャップがとても印象的で、そこから続く、大槍・小槍はニセカウから見ていた形とは違っていて、とても新鮮でした。小槍から続く稜線には去年から整備が始まった朝陽山が見えるのです。
あの稜線は歩けるのだろうか?
層雲峡に車を停めて、ヒッチハイクで平山登山口まで乗せてもらって、ここからあそこまで歩きたい・・・と、頭の中でゴリゴリな縦走プランが出来上がりました。
平山山頂から少し進んだ展望スペースは表大雪の展望が良く、先月登った黒岳や愛山渓の山々が綺麗に見え、強風が高温を帳消しにしてくれる生温い北大雪女子会プランの幕開けとなりました。
アンギラスの分岐になる比麻奈山へ向かい、せっかくだから比麻良山まで足を伸ばすことにしました。平山・比麻奈山・比麻良山という三段活用を何度も繰り返し、空白の2年間を埋めるように積もる話をしながら、優しいトレイルを進みました。
少し休憩をしてから、比麻奈山に戻り、アンギラスに向かう準備を整えます。
ここからはアップダウンのある藪漕ぎが続きます。アンギラスのピークまでは目算で1時間といったところでした。533mさんは一度歩いたことがありますが、私は初めてなので、一眼レフをザックにしまって、手袋を履いて、藪漕ぎスイッチを入れておきます。
藪を掻き分けながら、掴めるものは積極的に掴み、グングン進んでいきます。背丈以上の藪の中でも足元は広く、ピンテも要所に付いているので、迷うところはなかったです。片側が切れ落ちていたり、急斜面で滑る所もあるので、気を抜かずに進んでいきました。
アンギラスのピークまで、あと30分という所で、それまで聞こえていた声とは違うトーンの叫び声が聞こえてきました。
「ん?転んだ?大丈夫?」
まるで、この世のモノではないモノを見たような顔で呟くのです。
顔面蒼白とはまさにこのことでしょう。
「私、鍵持ってない・・・」
「アレ、でも確認したよね?いつも鍵入れるところ決めてある?」
藪漕ぎの最中ですが、出発前のやりとりを再現し、ザックの中身を確認してみても、やはり見つかりません。
「まぁ、ここで引き返すのもアレだから、アンギラスのピークまで行って、休憩してから引き返そう。」
ピークに着く頃には、ニセカウ方面はガスに包まれていて、あちらに行っても何も見えなかったと思うし、ここで気が付いて本当に良かったと思います。
ニセカウのピークで気が付いたら、引き返すのはもっと大変だし、下山してから気付いたら、えらく面倒なことになっていました。
登山者の少ないエリアや時間帯は他の登山者を頼ることもできなくなります。
車デポ作戦をするときは鍵を見せてもらう習慣を付けたらいいと思います。^^;
三度目のデポ作戦も失敗に終わりましたが、私は未踏だったヒラヤマ山脈を3つコンプリートできたし、登りたかったアンギラスにも登れたので、とても満足でした。
読者の立場からすれば、復活した山ガールの今後のストーリーが楽しみでなりませんが、次こそ大人女子2人の素敵レコを作りましょ〜。どんまい〜♪
コメント
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553mさん。dominonさん。
こんばんは(^o^)
553mさん
2年ぶり山復活おめでとうございます㊗(^^)
ヒラ山、次の日に登りました。
1日ズレていたらお会いできたかもですね。
「鍵持った?」ドキドキしました。
レコを読んでるだけなのに…笑
私は「携帯なくした」の大騒ぎ…
結局ザックの中にありました。
この山には人を迷わす何かが居ますね…
masappoさん、こんにちは。翌日行かれたんですねー。
女子会だと最初から最後までずっとお喋りしているので、注意力が散漫になっていたのかもしれません。家に着いたら声が枯れていました。笑
ヒラヤマ山脈は、歩きやすくて、人もそれほど多くないし、体力によってアレンジできるので、女子会にはもってこいの山だと思いました。カラフルな山ガールは本当に映えるので、ヤマレコ北海道ブロック婦人部で撮影会したいですねー。(^-^)
masappo さん
こんにちは、コメント頂き有難うございます^^
本当この山にはきっと魔物が・・・(-“”-) (何かのせいにしたい。笑)
携帯無いのも相当青ざめますよね。
そしてザックの中で発見した時のお気持ち…痛いほどわかります。笑
比麻良山のさきの丸っこいの、文三岳っていうんですね!
そのまま繋げてスキー場まで行けるのですか…?
ゆるやか好きにはたまらないコースです。
是非いつか行ってみたい〜
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