北横岳〜三ツ岳〜雨池山〜縞枯山〜茶臼山
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 646m
- 下り
- 659m
コースタイム
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 5:55
天候 | 晴れのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・ロープウェイ山頂駅〜北横岳 危険箇所は特に無し。ハイキングコース程度。 ・北横岳・三ツ岳分岐点〜三ツ岳〜雨池山〜雨池峠 三ツ岳区間は短いが3箇所鎖場あり。特に三ツ岳景直下の鎖場はやや狭い足場のトラバースの登りなので要注意。また、三ツ岳区間は大きな岩塊を渡るように進んで行くのだが、足下に深さ数メートルの穴がいくつも空いているため、落ちないように気を付けながら進む必要がある。穴のある場所に限って岩の配置が結構嫌らしく、鎖場よりも厄介かもしれない。雨池山鞍部までの下りもかなり急なので注意。 この区間はある程度登山慣れしている人向けであり、ハイキング気分で立ち寄るのはやめた方が良い。 ・雨池峠〜縞枯山〜茶臼山〜五辻 危険箇所はあまりないが、足下に石が多く濡れていると滑りやすいので注意。 ・五辻〜ロープウェイ山頂駅 木道が多めのゆるやかな道。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
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感想
元々蓼科山に登るつもりでしたが、レンタカーの手続きがうまくいかなかったため、諦めて公共交通機関で行ける北横岳・縞枯山に行き先を変更しました。どちらにせよ、八ヶ岳周辺の山に行くのは初めてなので楽しみでした。茅野駅で電車を降りてバスに乗り換え、そしてロープウェイに乗り坪庭に到着です。
この時の天気は晴れ。青空が広がり、最高の登山日和だと思っていました。まだこの頃は。
坪庭の絶景を眺めながら北横岳に向かいます。坪庭の散策は、最後に時間があったらするということになりました(この判断は後に大正解だったと知ることになります・・・)。
北横岳までは登山客も多く、明らかに観光気分で来ているような人も見受けられました。登山道も登りやすい道です。登山開始から1時間弱で本日の最高地点、北横岳北峰に到着。北横岳は八ヶ岳連峰の中で最も最近に噴火した山であり、その年代は約700〜900年前とされています。現在の活動は落ち着いていますが、れっきとした活火山であり、今後はどうなるのだろうかと思ってしまいます。山頂からは火口を覗くことが出来ますが、その底だけは木が生えていません。一体どうなっているのか気になるところです。
また、北横岳からは元々登る予定だった蓼科山も見えましたが、その山頂部は雲に隠れていました。そういえば、だんだん青空の面積が減っているような・・・。
北横岳から下る途中で七つ池に寄りました。ここは本当に綺麗なところで、北横岳に来た際は面倒がらずに是非寄って欲しい場所です。スマホのカメラでも満足のいく写真が撮れました。
次に三ツ岳方面に向かいます。分岐を過ぎると一気に人の数が減り、道も歩きにくくなります。その先に見える三ツ岳景の岩峰を目指して歩いて行きます。天気は完全に曇りとなり、ガスが先程登ってきた北横岳の姿を隠し始めます。
三ツ岳景直下には鎖場があります。岩場の多い山にはそんなに登っていないので少し緊張。なんとか乗り越えると景山頂です。
ここで小雨が降ってきました。雨具はいらない程度の雨ですが、先行きが不安になります。景〜喫の間は岩塊の上を渡るように進んで行きます。その道中では足下に深さ数メートルの穴がいくつも口を開けており、その横の通過は結構緊張します。難所が終わった三ツ岳喫で昼食。ここで小雨は一旦止みました。
そこから先は八ヶ岳らしい原生林の中のアップダウンです。天気もやや回復。写真を撮りつつ縞枯山に向かいます。縞枯山展望台にて、コースタイム的に少し急がなければいけないのでは?というか目の前に見える茶臼山まで本当に20分で行けるのかよ・・・、みたいな話になり、ここからはやや早足の山行となりました。茶臼山まで一気に登り、赤茶けた岩石が目立つ茶臼山展望台で一度休憩。ここで雨雲レーダーを見てみると、なんと茅野の街のあたりに結構な雨を降らせる雨雲があることが判明・・・。おいおい、この辺りは大丈夫なのか?
嫌な予感は的中。五辻までの下りの途中で雨が降り出し、程なく本降りに。耐えかねて雨具を着ました。土砂降りの中、急ぎ足でロープウェイ山頂駅へ向かいます。五辻〜ロープウェイ山頂駅までの区間は木道が多く歩きやすいのが不幸中の幸い。だだし木道は雨に濡れて滑りやすくなっているので油断は禁物。20分ほどで雨は弱まり、程なくロープウェイ山頂駅に帰還。辺りは深い霧に覆われており、朝の写真を見ると同じ日とは思えないほど。山の天気の変わりやすさを痛感する登山となりました。
今回の区間は、標高2230メートルまでロープウェイで登れるとはいえ、アップダウンや歩きにくい道が多く意外とハードです。しかし、火山地形、原生林、美しい池、岩稜など、北八ヶ岳の魅力が凝縮されているので、とても充実したルートでした。
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