記録ID: 2577187
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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
将棋の頭山
2018年10月13日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 690m
- 下り
- 685m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 5:45
中央アルプス千畳敷のホテルは、6ケ月前から予約が出来る。高山植物の最盛期に泊まりたいと思い、2018年の正月に7月末の宿泊を予約し満を持したが、あいにく台風の襲来でキャンセルに。何とか紅葉の季節に予約できたのが、10月13日の土曜日だった。千畳敷の紅葉は既に落葉していそうだったが、晩秋の山景色を求めて千畳敷から将棋頭山を目指した。
早朝に東京を出発し、登山基地となっている菅野台バスセンターに着いたのが5時20分。この季節バスの始発は6時過ぎだが、既にバスを待つ行列が出来ていた。3台目のバスで、ロープーウエー山麓駅のしらび平へと向かう。ロープウエーも1台待ちで乗ることが出来て、7時15分頃には千畳敷へと上がることが出来た。紅葉はロープウエーの途中が見頃で、千畳敷周辺の木々は既に葉を落としていて晩秋の感じがしたが、天気は上々で青空が広がっている。山頂駅からは雲海の上、同じ高さに南アルプスの山並みを望む事も出来て、高山へ来た事を改めて実感する。
駒ヶ岳神社にお参りしてから、さっそく歩き始める事にした。千畳敷カールは、葉を落としたチングルマの赤茶けた色や、葉を落とした低木のクリーム色と、ハイマツの緑色がコントラストを成していた。紅葉の錦には及ばないものの、落ち着いた晩秋の山景色が見事だ。カールの淵へと登る登山道は次第に傾斜を増すが、良く整備されていて歩き易い登路だった。千畳敷から約35分で浄土乗越へと上がると、視界が一気に開ける。今日の目的地である将棋頭山も望むことが出来た。浄土乗越より少し低い為、見下ろす様な感じだ。
登山道は宝剣山荘手前の分岐から、一気に谷筋へと下る。湧水が多く沢が何本も流れていた。千畳敷側よりも水が多い様だ。流の弱いところは水が凍っていて、温度が低いことを改めて感じる。宝剣山荘のある稜線部分から20分の一気の下りで、駒飼の池を通過した辺りから、登山道は平坦になった。所々に紅葉の名残があり、未だ色づく葉を枝に残している木々が目を楽しませてくれる。あと1週間早ければ、錦秋の景色であったことだろう。登山道が水たまりの中を進む様になると、程なく濃ヶ池に到着、一休みする事にした。
濃ヶ池でザックを下ろし振り返ると、池の向こうに宝剣岳の頂が展を突いているのが見える。北アルプスの槍ヶ岳を思わせる様な景色は、実に素晴らしいものだ。何時までも眺めていたい景色ではあるが、今日の行程は結構長い。一休みしてから先を急ぐ事にする。濃ヶ池から15分程で馬ノ背尾根との分岐に到着、此処からは正面に将棋頭山を眺めながらの歩きになった。
ハイマツ帯の中を進む登山道は、結構歩き易く良いペースで進んでいく。御蔭で将棋頭山への分岐を見逃し、西駒山荘まで歩いてしまった。山荘は既に閉まっていて人は居ない。地図で位置を確かめ、5分ほど戻り山頂への分岐を確認。分岐を見逃すとは、少々油断していた。分岐より将棋頭山の頂へは、ハイマツ帯の中の平坦な道だった。分岐から10分程で将棋頭山の山頂に到着。中央アルプス主稜線の東に少し離れて位置する将棋頭山は、木曽駒ヶ岳の展望台の様な位置にあり展望が素晴らしいのだが、駒ヶ岳周辺は既に雲が上がり、その頂を望めないのが少し残念だった。
将棋頭山からの帰路は、濃ヶ池経由ではなく馬ノ背尾根を辿ることにする。登山地図での宝剣山荘迄のコースタイムは、何れのルートも1時間50分で同じだ。馬ノ背分岐で一休みしてから、尾根道を辿っていくが、途中眼下に濃ヶ池が眺められる場所も有り、雲間から時折顔を見せる駒ヶ岳を眺めながらの登り道は、飽きの来ない道だった。駒ヶ岳は以前に登っていたのと、丁度ガスがかかっていた事も有り、駒ヶ岳の頂上は踏まずにトラバース道を経由して中岳へと向かう。中岳が今日の最高地点になった。中岳より宝剣山荘を経由して千畳敷へと戻り、約6時間の山旅が終了する。錦の様な紅葉は終わっていたのが少し残念だったが、晩秋の落ち着いた山景色を堪能した将棋頭山であった。
早朝に東京を出発し、登山基地となっている菅野台バスセンターに着いたのが5時20分。この季節バスの始発は6時過ぎだが、既にバスを待つ行列が出来ていた。3台目のバスで、ロープーウエー山麓駅のしらび平へと向かう。ロープウエーも1台待ちで乗ることが出来て、7時15分頃には千畳敷へと上がることが出来た。紅葉はロープウエーの途中が見頃で、千畳敷周辺の木々は既に葉を落としていて晩秋の感じがしたが、天気は上々で青空が広がっている。山頂駅からは雲海の上、同じ高さに南アルプスの山並みを望む事も出来て、高山へ来た事を改めて実感する。
駒ヶ岳神社にお参りしてから、さっそく歩き始める事にした。千畳敷カールは、葉を落としたチングルマの赤茶けた色や、葉を落とした低木のクリーム色と、ハイマツの緑色がコントラストを成していた。紅葉の錦には及ばないものの、落ち着いた晩秋の山景色が見事だ。カールの淵へと登る登山道は次第に傾斜を増すが、良く整備されていて歩き易い登路だった。千畳敷から約35分で浄土乗越へと上がると、視界が一気に開ける。今日の目的地である将棋頭山も望むことが出来た。浄土乗越より少し低い為、見下ろす様な感じだ。
登山道は宝剣山荘手前の分岐から、一気に谷筋へと下る。湧水が多く沢が何本も流れていた。千畳敷側よりも水が多い様だ。流の弱いところは水が凍っていて、温度が低いことを改めて感じる。宝剣山荘のある稜線部分から20分の一気の下りで、駒飼の池を通過した辺りから、登山道は平坦になった。所々に紅葉の名残があり、未だ色づく葉を枝に残している木々が目を楽しませてくれる。あと1週間早ければ、錦秋の景色であったことだろう。登山道が水たまりの中を進む様になると、程なく濃ヶ池に到着、一休みする事にした。
濃ヶ池でザックを下ろし振り返ると、池の向こうに宝剣岳の頂が展を突いているのが見える。北アルプスの槍ヶ岳を思わせる様な景色は、実に素晴らしいものだ。何時までも眺めていたい景色ではあるが、今日の行程は結構長い。一休みしてから先を急ぐ事にする。濃ヶ池から15分程で馬ノ背尾根との分岐に到着、此処からは正面に将棋頭山を眺めながらの歩きになった。
ハイマツ帯の中を進む登山道は、結構歩き易く良いペースで進んでいく。御蔭で将棋頭山への分岐を見逃し、西駒山荘まで歩いてしまった。山荘は既に閉まっていて人は居ない。地図で位置を確かめ、5分ほど戻り山頂への分岐を確認。分岐を見逃すとは、少々油断していた。分岐より将棋頭山の頂へは、ハイマツ帯の中の平坦な道だった。分岐から10分程で将棋頭山の山頂に到着。中央アルプス主稜線の東に少し離れて位置する将棋頭山は、木曽駒ヶ岳の展望台の様な位置にあり展望が素晴らしいのだが、駒ヶ岳周辺は既に雲が上がり、その頂を望めないのが少し残念だった。
将棋頭山からの帰路は、濃ヶ池経由ではなく馬ノ背尾根を辿ることにする。登山地図での宝剣山荘迄のコースタイムは、何れのルートも1時間50分で同じだ。馬ノ背分岐で一休みしてから、尾根道を辿っていくが、途中眼下に濃ヶ池が眺められる場所も有り、雲間から時折顔を見せる駒ヶ岳を眺めながらの登り道は、飽きの来ない道だった。駒ヶ岳は以前に登っていたのと、丁度ガスがかかっていた事も有り、駒ヶ岳の頂上は踏まずにトラバース道を経由して中岳へと向かう。中岳が今日の最高地点になった。中岳より宝剣山荘を経由して千畳敷へと戻り、約6時間の山旅が終了する。錦の様な紅葉は終わっていたのが少し残念だったが、晩秋の落ち着いた山景色を堪能した将棋頭山であった。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
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