【関東百名山巡礼】加波山・足尾山/難台山ハシゴツアー(一本杉峠への林道通行止めで計画変更)
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- GPS
- 05:16
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 995m
- 下り
- 983m
コースタイム
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 6:31
天候 | 朝方高曇り、のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・茨城フラワーパークから林道を一本杉峠へ向かうも、今夏の大雨で峠手前の林道が崩壊、足尾山脇の駐車スペース(峠まで約2.2km地点)で通行止めのゲートあり[※林道崩落地点は関東ふれあいの道で歩行者のみ迂回可能] ・一本杉峠/足尾山山頂からの下山ルートはいくつかあり、方向注意 (難台山)道祖神峠の吾国山方面林道入口に数台駐車可 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(加波山)関東ふれあいの道は林道と度々離合する上、入口の標識がやや分かりにくい (難台山)スズラン自生地分岐への登り、広い急斜面にジグザグのルートが切られており、これを外れるとスリップしやすいので注意 [※行動記録の足尾山林道ゲート→道祖神峠の区間は車で移動] |
その他周辺情報 | 道祖神峠に下山後、北関東道・国道4号他で約100匱絨榮亜¬霹鳥垤抒阿了山鉱泉に宿泊 |
写真
感想
コロナ禍もやや収束傾向の秋の4連休、後半は好天予報で居ても立ってもいられず、単身車にて茨城・栃木のマイナーな関東百名山巡りの旅へ。往路の常磐道や下道の混雑はさほどでもなく、朝9時前に登山口近くの林道へ進入。ところが、当初の出発予定地点・一本杉峠の手前約2.2km地点に通行止めのゲート…。ちょうどゲートの向こう側から走ってきた林道関係者の軽トラのオヤジさんに伺うと、この先の林道が今夏の豪雨で完全に崩落、車やバイクで一本杉峠に入るのは無理とのこと。やむなくゲート手前の駐車スペースに車を停め、林道を暫くトボトボ歩くと、崩落地点の手前で「関東ふれあいの道」の標識あり、約20分遅れで登山口の一本杉峠に到着。午後のお替わり山行もあるため、当初計画の燕山へのプチ縦走は断念、ここから加波山をピストンすることにします。
単純往復も味気ないので、往路は林道でなく小ピーク・丸山経由のルートを辿りますが、ちょうど山頂付近にウィンドパーク筑波の巨大な風力発電所2機が鎮座しており、ピークも踏めないまま林道に一旦合流。案内標識に導かれ、再び関東ふれあいの道を進むと、無限に続くと思われた木段地獄もいつしか終わり、途中には巨石のモニュメントや物寂びた石仏なども現れて、この山域の長い修験道の歴史を感じさせます。およそ1ピッチ強で、立派なお社の建つ山頂の一角に到達。ここまで来ると、麓の神社から登ってこられるハイカーも多数現れ、慌ててマスクを着けて三角点の立つ山頂の奥社へ。無事登山の御礼祈願の後、そそくさと下山開始、せめてもう一つピークを踏んでおこう、とヤマラーの血が騒ぎ、帰路は一本杉峠から足尾山方面への山道へ。標高600m台の里山の風情にて、さして期待もせぬまま樹林帯の緩やかな道を登り詰めると、昼過ぎに足尾山頂到着。あに図らんや、四周はスッキリ開け里山とは思えぬ展望絶佳。特に、すぐ近くの峰続きの筑波山が堂々たる双耳峰の山容を見せてくれており、思いがけぬ眺望の贈り物に「来て良かった!」とすっかり満足。朝方は曇りがちだった天候もスッキリ回復、あちらはさぞかしハイカーで混雑していることだろう、と思いを馳せながら、唯一居合わせた男性ソロの方に筑波山バックでの記念写真を撮って頂き、早々下山にかかります。本来なら、山道をきのこ山方面へ進み、林道に合流した後、少し戻ればゲート前の駐車場所へ戻れるのですが、スマホの地図で見ると足尾山頂はこの林道ゲートのすぐ真横。遠回りも憚られ、往路で林道方面に下っていきそうな良さげな踏み跡もあったため、勇んでその踏み跡を辿っていきます。ところが、この踏跡は単にえぐれて歩きにくい登路を迂回する小径で、すぐに元来た道に復帰しそうになり、ふと下方を見ると、濃い笹藪の向こうに林道の標識がかすかに透けて見えます。ここで要らぬ冒険心を出し、藪の薄そうな地点を見定めて雑木林に足を踏み入れると、これが結構手強く、最後は雑木を踏んづけ、枝をかき分けて何とか林道に復帰。距離は短くて済んだものの、結局すり傷をたくさん作り、帽子もザックも泥だらけの満身創痍…。良い子は決してマネしないで…の思わぬ荒行でした。
ともあれ、無事加波山と足尾山の小ツアーを終え、時刻はまだ13時前。足慣らしには少々物足りない、と林道を車で快調に走り下ります。途中、パラグライダーの離陸場があり、多くの方が気持ち良さそうに山腹へと滑空していくのを羨ましげに眺めながら、当方は地味に県道を移動。次なるターゲットは、いずれも道祖神峠から楽にアクセスできる吾国山〜難台山の稜線です。当初は関東百名山の吾国山を目指すつもりでしたが、出発前にここ10年ぐらいの山行記録を掘り起こした結果、小雪混じりの悪天の中ながら、8年前に前職場の「山の会」ツアーで一応同山の山頂を踏んでいることが判明。当時の写真も山行仲間から送っていただけ、ヤマレコの記事も再録・アップ済み、ということで、当該ツアーで当初は縦走する計画ながら、悪天で踏み損ねた「新関東百名山」の難台山に急遽ターゲットを変更です。道祖神峠から幅の広い林道風の道をズンズン進むと、午後2時前の遅まきの出発ということもあり、何組かのハイカーとすれ違った後はどうやら小生の一人旅。マスクも外し、リラックスしてつづら折れの歩きやすいハイキング道を登っていくうち、いつしか勾配も緩み、スズラン自生地分岐などいくつかの小ピークを越えて、午後3時前に難台山山頂に到着です。気温も上がり、だいぶお腹も空いてきたため、遅めの弁当昼食をかき込みながら、今し方登ってきた加波山〜足尾山の山並み、そして逆行気味ながら相変わらず堂々たる姿を誇る筑波山の眺めを楽しみます。復路は往路の1.5倍モードで快調に下っていきますが、さすがに本日3座目のピークハントで疲れも出てきて、いくつかの登り返しに足が止まり、結局午後4時少し前に出発点の道祖神峠に帰着。
ここから明日の好天を予想させる夕陽を浴びながら北関東道、さらに国道4号線のバイパスを快調に飛ばし、矢板市内のコンビニで明日の食料・ドリンクなどを調達、山のあぜ道を走り抜けてこの日のお宿、矢板の奥座敷・寺山鉱泉に到着。鉄分の多い特徴的なお風呂に、地場の食材をふんだんに使い、質素ながらお心のこもった夕食に心身ともすっかり満足、疲労も回復。翌日の朝食をおにぎりにしてもらい、支払いも早々に済ませて、深い眠りに落ちたのでありました…。
【※ツアー後半・日留賀岳編へ続く…】
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