日帰り丹沢主脈縦走路もロストで宿泊山行に


- GPS
- 25:54
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,365m
- 下り
- 2,365m
コースタイム
0733焼山登山口 〜 0930焼山山頂 〜1018黍殻山山頂 〜 1020大平分岐〜
1045黍殻非難小屋 〜 1130姫次 〜 1200地蔵平 〜 1320蛭ヶ岳1320 〜
1400棚沢ノ頭 〜 1445丹沢山1545 〜 1645塔ノ岳
1/4
0702塔ノ岳 〜 0802堀山の家 〜 0916大倉
天候 | 1/3 晴れのち曇り時々小雪 1/4 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
6:20橋本(バス)6:52三ヶ木 6:55三ヶ木−7:12焼山登山口 丹沢の交通情報はこちらが便利 http://www.momonayama.net/hundred_mt_individually_data/time_schedule_data/time_schedule_data-051.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
●トイレ:焼山登山口の諏訪神社裏、黍殻(きびがら)避難小屋、各山荘 ●防寒装備:思いの外、丹沢山頂は寒く日ノ出前後は、−10℃を切ってました。防寒は万全に。 ●アイゼン:今回は、誤った丹沢山−宮ケ瀬ルートでのみ6本歯アイゼンを使用。 ●コースはよく整備されているので危険箇所はほぼ無し。 |
写真
感想
先日の八ヶ岳は写真山行のためほとんど歩かなかったので、久しぶりにガッツリ山行として、4、5年ぶりの丹沢へ。 10時間を超える主脈縦走路を歩くには不向きな時期だけどしっかり整備されていること大倉側は、バス便の時間も気にすることはないのでサクッと決定。(自分一人なので当たり前かー)
入山側の焼山登山口へのアクセスは、休日1便のみ。 このため少し余裕を見て4:00起床4:30前には自宅を出る。 橋本駅には、若い青年たち4人の他、登山者4名が早朝のバスを待つ。 すべてリュックを持参してたので山に行くのかと問いかけらた違うらしかったが、興味があるようであった。 明らかに登山客とわかる登山者の内1名の方は、真新しい片桐のザックを所有しており、なんとも言えないその風情には憧れる。一生モノですねと訪ねたら、棺桶まで持っていくと言われていたので思わず吹いてしまった。 あの帆布生地と厚皮のショルダは普通のザックにはない独特なぬくもりのあって所有感は、格別であろう。
揺られること30分。 三ヶ木でバスを乗り継ぐが登山者すべて同じ行動となり、そしてまたすべてが焼山登山口で下車する。 私は、身支度とトイレを済ませたため最後となり、山行中もまた一人であった。 最初に目指すのは焼山(やけやま)晴れ渡った景色はすがしく気持ち良かった。 次は、黍殻山を目指す。 今回は始めてなので山頂は巻かずに縦走することに。 この山が中々厄介で山頂が遠かった。 下った水場も行ってみたが枯れていた。 この時期丹沢で水を得るのは難しそうである。
黍殻避難小屋にも下見した。 なんとも気持ち良さそうな広場とその奥にある白板の小屋が絶妙にマッチしていて泊まって見たいと感じざるを得なかった。
ここまで出会ったのは、僅か3名。 静かな山域である。やがて姫次に到着する。ここから見える富士山が本当に美しい。 カラマツと桧洞丸の山容と富士山。 ただ単に富士山がそこにあるのではなく周りの風景と富士山の対比があってこの美しさが出るのだろう。 しばらく居たいが足早に先を急ぐ。 地蔵平を過ぎ蛭ヶ岳が間近に迫る。 少し登り返した場所でゆっくりと昼食とする。 冬場はいつも少なくとも間に合っていたが、今回の1.5Lでは少なすぎた様だ。 長丁場であることと水場がないので昼食で500ml使うなら2Lは必要だった。 ここから蛭ヶ岳までは急坂となるが、真新しい木道で整備されているので順調に高度を稼ぎ蛭ヶ岳に到着する。 雪の丹沢を期待したが全く外れてしまった様だ。 頂上では1名が昼食を取っており小雪も舞って寂しさが漂っていた。 気分的にはやっと折り返し地点。 予定時刻より40分ほど早いが先を急ぐ。 ここでやっと一人追い抜く。 聞くところ今日は尊仏小屋までとのこと。 真逆ここでは、その方とご一緒するとは思いもしなかったが・・
益々雲が厚くなり周りは薄暗くなってきた。 鬼ヶ岩では完全な雪となりテンションは下がる。 時折雲の合間から日が差し写欲が沸く風景が現れる。 やがて丹沢山へ大きな丹沢山の看板を遠目に一息。 小雪の舞い散る中駆け上る若者が現れ、同じ方向に下って行く。(この時は真逆誤ったルートとは思うわけもなく) 道はすっかりアイスバーンでそこに雪が積もっているのでとてもじゃないがアイゼンなしでは下れない。 6本歯のアイゼンを装着し、気持ちよく氷に噛むアイゼンの心地よさに酔いして足早に下山する。 やがて案内板が現れ、道は宮ケ瀬方向を指している。 この時はあまり気にはしていなかったが、平らな場所で再び案内板は宮ケ瀬方向に。ん? なんか変? すかさずiPhoneで現在地を確認する。瀬戸沢の頭は何処かと見れば何と全く逆方向ではないか!!。 やってしまった痛恨のロスト。 気持ちよく下ったこのルートをまた登り返す事に。折角、予定より早く帰宅できると思ったら1時間もロストすることに。 完全に意気消沈。 ここから塔ノ岳までは、泊まりか下山か心の中で揺れ動く。 元々夜行下山を意識していたのだからこれくらい問題ないと言う自分と。 夜間遅くまたこれまでの疲れでは、危険だ! 泊まるべき。 と言う自分とが葛藤。 そこで目標タイムを当初の予定時刻の16:30に尊仏小屋に到着出来かどうかで決定することに。 結局タイムは10分ほど超過し宿泊決定。 そうと決まったら夜景と朝日を撮影する事に。 賑やかな小屋では、暖かな夕食がありがたかった。 ただし、布団は湿っぽく、八ヶ岳の小屋の思いとは訳が違って、行動中のアウターまで着込んでしまった。 とは言うものの消灯の7時過ぎから「朝食の準備ができました!」と6時前まで良く寝れました。 星空も残り外は快晴! 先日の八ヶ岳を思い出す程の寒さで手元の温度計で−10℃を切っていた。 塔ノ岳にある石碑に映る朝日と富士山が神々しく思わずシャッタを切る。 夜中1:00から登ってきた、大学生に元気を貰い下山することに。 一日で縦走は出来なかったが、登山できる喜びを噛み締めながら、続々登って来ると方と挨拶をしながら9時過ぎに大倉に到着した。
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