記録ID: 258997
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂
厳冬期冬富士敗退ぱーと2
2012年12月31日(月) ~
2013年01月01日(火)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 2.4km
- 登り
- 523m
- 下り
- 482m
コースタイム
9:30馬返し-12:30佐藤小屋 3:00佐藤小屋-5:00八合目手前-6:30六合目 10:00佐藤小屋-12:30馬返し
天候 | 二日とも晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
引越後ということもあり、正月は自宅でゆっくりしようかなと思っていたのですが、年頃の女性二人から佐藤小屋で年末年始を共に過ごしたいという声が有ったので行ってきました。 遠くから富士を眺めている(冬は千葉県からでも富士山が見えます)と昨年よりも雪が多く見えますが、天気予報は晴天でしたので五合目の佐藤小屋までは問題無く到達出来ると予想しました。 行くからには山頂を目指したいという希望を持つも、僕は執着心があまり無い性質なので、良くあるような突撃して遭難することはありません。 まだ行けるだろうと呆れられる事はありますが・・・ 31日に限らず、宗教上の理由で休日は寝坊をしたいので、始発で向かうような事はしたくなかったのですが、珍しいことに早くに目覚めてしまい、二度寝をすると仮病を使わなければいけなくなる気がしたので、諦めて布団から出ました。 富士山駅で三人全員が合流し、馬返しまでタクシーで向かいます。(料金は3,500円位。 復路は迎車となるので4,000円位) 馬返し駐車場では昨年と同様に富士吉田署山岳警備隊のちょっとした検問があります。 検問と言っても登山届を出しているか、軽装のアホアホ登山じゃないかをチェックされるだけなので、普通は問題ありません。 僕クラスになると夢の中で何度もK2に登っていますし、リアルなこの世界での登山届も富士吉田署にFAX送付済なので全く問題ありませんでした。 佐藤小屋までの登山道の状況ですが、三合目まではところどころ凍結していて、そこから上はほぼ全面凍結です。貧乏性なので減るのを恐れてノーアイゼンで登りました。(危険なので次回は軽アイゼンも持参します) 佐藤小屋に到着早々ビールを一本飲んでしまいました。これで登頂可能性が10%減りました。 その後下見を兼ねて6合目まで登り、スバルライン方面に下った後に小屋へ戻りました。 昨年より雪が多いものの、それでも6合目だと雪に覆われていない所が多いです。 下見から戻った後の宴会では缶ビールを5本も飲んでしまい、登頂可能性とやる気が激減してしまいました。 当日の宿泊者は50名ほどでしたが、山頂を目指す本気組は8名でした。 山頂で初日の出を見るような変態プレイの人は午前零時には小屋を後にしますが、僕のようなそこそこで良い組は午前2時過ぎに出発します。ちなみに酒組の皆さんは午前2時を過ぎてもTVを観ながら起きています(笑) この時期の冬富士ですが、まあまあ寒くてまあまあ風が強いです。 冬富士はヒマラヤにプレイしに行く変態の皆さんが肩慣らしで登るイメージがありますが、北海道の冬を経験している僕クラスだと「まあまあだな」と感じるレベルです。 低温と言っても鼻毛センサーも凍りませんし、強風と言っても呼吸困難にはなりません。 じゃあ何が怖いのさ?って話しですが、山の斜面が凍っていることです。 氷の斜面を登り降りしている時には、まあまあの強風だとしても死活問題です。 冬なので登山道は無く、好きな所を歩けますが、どこを歩いても凍結しています。 凍結の具合もモナカ状にクラストしていたり、バッキンバッキンの圧雪アイスバーンまで色々でした。 まあ、僕クラスになると全て北海道で経験済みなのですがね。。。 まあまあの風と言っても装備重量100kgの僕クラスの体が浮くくらいなので、本気汁が出そうな耐風姿勢を何度も何度もやりました。 突風ですが、目で見えるつむじ風みたいのが、轟音とともに向かって来るのが分かるので、対応が難しくはありません。でも氷の粒が飛んできて顔に当たるのには参りました。 ここまで偉そうに書いたからには山頂で初日の出を見て下山したのだろうな?と思われるかもしれませんが、僕クラスになると8合目の手前で転進してきました。 登った事がある人は分かるでしょうが、段々と斜度がキツくなってくるのですよね。 しかも明け方になるに連れて風も強くなってきます。 命を賭ければ登れる気はしましたが、コタツに入って死ぬのが夢なので撤退しました。 第三回冬富士アタックへ向けての備忘録 ・まあまあ寒いので、風を通さないウェアは必須。(現状では足りない) ・外で長い時間を過ごすのは辛いので安全に早く登って早く降りる。 ・突風は見える(これマジ)ので、風が向かって来ている時は不安定な斜面に居ないようにする。 ・恥ずかしがらずに耐風姿勢。 ・突風で飛んでくる氷の粒対策にサングラスやゴーグルは有った方が良い。 一言でまとめると、冬富士では絶対に転んじゃダメって事です。(ピッケルストップは無理ゲーです) ※冗談っぽく書いていますが、登ってみると本当に怖いです。 実際、元旦にも滑落事故がありました。 チャレンジするなら良い装備とスキルが必要です。 チノパンで登っちゃダメ・・・ |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2509人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
レポートがチョイチョイ面倒です(笑)
僕もそう思いました(笑)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する