御所山(船形山)。深いブナ林を味わう観音寺コース

2020年09月22日(火) [日帰り]

• GPS: 07:21
• 距離: 15.4km
• 登り: 1,186m
• 下り: 1,176m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:58
• 休憩: 1:17
• 合計: 7:15

距離 15.4km 登り 1,186m 下り 1,190m

7:37 観音寺コース登山口
8:09 8:11 粟畑
9:17 9:18 仙交小屋跡分岐
10:44 升沢・観音寺コース分岐
10:48 11:36 船形山
11:38 11:39 升沢・観音寺コース分岐
12:55 12:59 仙交小屋跡分岐
14:00 14:20 粟畑
14:51 14:52 観音寺コース登山口
14:52 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

林道の終点に駐車場。上手に駐めれば10台以上駐車可。ジャングルジャングルより上の林道は、両側から草や枝がかぶっています。大雨の影響で、砂利道もところどころ水が流れて掘れていますので走行注意。
途中の柳沢小屋に登山届、トイレがあります。おいしい水もどんどん出ています。

コース状況／危険箇所等

登りはじめから頂上まで、概ね歩きやすい登山道です。最後のトンネル状の急登はロープと左右の木をつかみながら登ります。トンネルを出たあとは傾斜は緩くなりますが、両脇の潅木の枝が伸び放題でほぼ藪漕ぎ状態でした。
スマホのGPSが不正確で、コースを外れたり行ったり来たりしていますので、グラフの距離から1〜2割、引いてください。

写真

9/22 7:38

ここまでの林道は新車で来るのはかなり勇気がいると思いますよ。

9/22 7:38

ここから登山道。青空が広がることを祈りつつ出発。

9/22 7:42

歩き始めてすぐ、「山の王」というブナの老木があります。挨拶していきます。

9/22 8:00

若いブナ林だと思いますが、美しいです。

9/22 8:13

粟畑。ここまで約40分。

9/22 9:05

ブナ林。

9/22 9:14

仙交小屋跡(定義)分岐。ここまで約1時間40分。山形県の標柱には山頂まで3kmとあります。丸い標識には、御所山山頂下まで1.1kmとあります。

9/22 9:15

ブナ林。

9/22 9:39

オオカメノキ。紅葉が進んでいないので目立ちます。

9/22 9:48

こちらはナナカマド。大きな木です。

9/22 9:48

ツクバネソウ。

9/22 9:54

ミヤマアキノキリンソウ。群落になっていました。

9/22 9:56

御所山。山頂がはっきり見えています。

9/22 10:03

御所山山頂下。定義分岐まで1.1km、御所山山頂まで0.9kmとあります。合わせると定義分岐から山頂まで2.0kmになります。定義分岐にあった山形県の標柱の3kmの距離と違います。どっちが正しいの？

9/22 10:18

西側の眺望。曇ってはいますが、良い見晴らしです。ここまでもとても急な登りでした。

9/22 10:23

そしていよいよ急登のトンネル。

9/22 10:27

トンネルを出ると、周りは白一色。ショック！

9/22 10:40

紅葉はちょっと。

9/22 10:41

こっちはどんな色になるの？

9/22 10:43

どんどん雲が上がってきます。

9/22 10:45

頂上の分岐。

9/22 10:45

頂上小屋と頂上。雲がかかってきています。

9/22 10:47

ミネウスユキソウ。花は咲き終わったあとだと思います。

9/22 10:48

山頂小屋。立派な小屋ですね。下の方で、昨日ここに泊まった方とすれ違いました。

9/22 10:49

こちらの標柱も立派ですね。

9/22 10:50

ちょっと、北側に続く峰が見えて、晴れそうな雰囲気もありました。

9/22 11:09

最盛期に見てみたかったですね。

9/22 11:13

コウメバチソウ。

9/22 11:10

ミネウスユキソウの傍らに数カ所咲いているだけでした。花の少なかった今回の登山では貴重な可憐な存在です。

9/22 11:38

ますますガスが湧いてきて、下山します。

9/22 11:39

登山道の石の間に咲いていました。ミヤマキンバイ。

9/22 11:58

トンネルの下に降りると雲の下に出ました。黒伏山方向。

9/22 12:17

9/22 12:24

御所山山頂はガスが取れません。

9/22 12:45

ブナ。

9/22 12:45

ブナ。このあと下山口までずっとブナ林の中を歩きます。

9/22 12:46

あまり標高が変わらないので、ずっと同じようなブナ林が続きます。

9/22 12:48

とにかく、巨木が多いです。

9/22 12:52

実際の大きさや様子は写真では撮れないのは分かりつつ、

9/22 12:52

撮りながら歩きました。

9/22 12:55

9/22 12:56

9/22 12:57

水場150m先とあります。

9/22 12:59

仙交小屋跡分岐。

9/22 13:29

登山道整備の道具が置いてありました。おかげさまで歩けます。

9/22 13:32

御所山山頂が見えています。この時間に登っている人はラッキー。

9/22 13:46

仙台カゴ前水場。ちょろちょろ出ています。

9/22 14:01

粟畑。

9/22 14:09

稜線から景色を見てみたかったので、白髪山のほうに登ってみました。途中の展望台でいい眺めが得られて満足。

9/22 14:09

仙台カゴと雲の御所山。

9/22 14:10

一瞬小屋が見えましたが、撮影している間に雲に隠れました。

9/22 14:11

白森とその左に沢渡黒伏。その手前は、柴倉山からジャングルジャングルに降りる稜線。

9/22 14:16

御所山の小屋が見えます。

9/22 14:16

下山の前に、もう一度仙台カゴと御所山。

9/22 14:21

粟畑。

9/22 14:25

いいブナ林ですね。

9/22 14:31

斜面の上方を見上げると、また素晴らしい。

9/22 14:48

山の王様に無事を感謝して下山しました。

撮影機器：

Canon EOS Kiss X70 Canon

感想

yukky3

　雨で、先日あきらめた御所山。数日前からの天気予報では最も好天が予想された22日、再チャレンジしました。
　出かけるときは青空が広がる兆しがありましたが、結局曇りのままで、山頂部は雲の中でした。登山中は薄日が差す程度だったので、気温が上がらず、快適に歩くことができました。
　山頂に着いたときは、我々の他に男性が一人だけでしたが、あっという間にたくさんの人で一杯になりました。宮城県側からの方が多かったようです。人気の山です。
　観音寺コースの大部分は標高1000m〜1200m位のところを水平移動するので、ブナ林の中をずっと歩くことになります。今回改めてここのブナ林の素晴らしさを堪能しました。山が深いので、自然のままの森になっているところが多いのでしょう。とにかく太く、大きく、高い木が多い。春の新緑や、秋の紅葉の時期はさらに素晴らしいのではないでしょうか。
　森の中の静けさも印象的でした。鳥のさえずりもほとんどなく、ときどき風の音がする位で静寂の登山でした。他の方の山行記録を見ると、クマやカモシカ、サルなどの野生動物を見かけたというのもありましたが、今回は残念ながら？見かけませんでした。ただ、遠くの方からもしかするとサルの鳴き声ではないかと思われる音が聞こえたり、風もないのに不自然に茂みの葉っぱが揺れたりすることもあり、全く気配がないわけではありません。動物対策は必須です。
　帰り道、粟畑から白髪山の途中まで道草をしました。御所山山頂では何も見えなかったので、稜線上の展望台からの眺めを期待してのことです。周りがぐるっと見られていいところですよ。
　これからは紅葉が進みますね。次はどこに行こうか？