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Yamareco

記録ID: 2593303
全員に公開
ハイキング
剱・立山

下ノ廊下(黒部ダム→祖母谷温泉) 清水尾根→旭岳→蓮華温泉は疲労のため断念!

2020年09月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
ちろる その他1人
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
13:54
距離
34.2km
登り
5,552m
下り
6,237m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:46
休憩
1:09
合計
13:55
距離 34.2km 登り 5,552m 下り 6,252m
4:02
16
ロッジくろよん
4:18
4
4:22
4:23
17
4:40
24
5:04
5:05
59
6:04
64
7:08
49
7:57
8:17
29
8:46
8:47
39
9:26
9:33
42
10:15
10:17
33
10:50
16
11:06
11:08
5
11:13
1
11:14
11:15
25
11:40
11:41
20
12:01
12:24
84
13:48
13:49
5
13:54
13:57
33
14:30
42
15:12
34
15:46
15:48
33
17:05
17:09
12
17:21
36
17:57
0
17:57
天候 曇り→晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
計画では蓮華温泉に下山する予定だったため、下山口の平岩駅(蓮華温泉からのバス停留所)に車を駐車。
平岩駅前には15台程の無料駐車場があります。

平岩駅からは大糸線で信濃大町へ。信濃大町からはバスで扇沢→扇沢からは黒部アルペンルートで黒部ダムへ移動。
※平岩駅〜信濃大町の大糸線は運行本数が少ないので時刻表は要チェックです。

なお、蓮華温泉へのバスは糸魚川駅始発なので糸魚川南口駐車場に駐車するという手もあります。北陸新幹線を利用する場合4日まで無料で駐車できるようです。
https://www.city.itoigawa.lg.jp/item/16718.htm
コース状況/
危険箇所等
■コース状況
今年は残雪が少なかったため下ノ廊下は例年よりも早く開通したようです。
高巻き桟道の架設は終わっていますが、未検査のため公式発表はしていないので要注意。(自己責任で)
下ノ廊下の整備状況は阿曽原温泉にて確認。https://azohara.niikawa.com/news/
今回は開通状況が不明だったので、阿曽原温泉に電話で確認してから出発しました。

■危険箇所
危険箇所にはワイヤーや橋などが架けられていて、しっかり整備されています。
半月峡付近で一箇所だけ橋が崩落していました。(阿曽原温泉に通報済み)
前日まで橋が架かっていたそうなので、前日の大雨の影響(落石?)で壊れたと思われます。足元が滑りやすいところをワイヤーとロープを頼りに通過しました。
また頭上に岩が張り出しているところが多いので、頭をぶつけたり、ザックを引っ掛けてバランスを崩さないように注意する必要があります。

■コースタイム
ヤマプラ(山と高原地図)のCTで計画しましたが、下ノ廊下のCTは割と厳しめに設定してあると思います。
特にテント装備等の場合は余裕を持って計画を立てられたほうがいいです。
その他周辺情報 ■温泉
阿曽原温泉 600円
テント泊は外の露天風呂を利用。朝7:00までいつでも入り放題。
女性風呂は外から見えないように囲われていますが、男性風呂は外から丸見えです。
ボディーソープ・シャンプーは備え付けのものがあります。

■キャンプ場
中山高原キャンプ場 
フリーサイト 車の乗り入れ可
※近辺の木崎湖のキャンプ場2件は、コロナ対策で50%の入場受付制限中
そこで断られた人がこのキャンプ場にやってきている感じでした。
トイレの紙が補充されていなかったりとあまり管理はされていない印象ですが、静かだしロケーションはいいと思います。
連休初日、下山予定の平岩駅前にレンタカーを駐車。15台程駐車できる無料駐車場です
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連休初日、下山予定の平岩駅前にレンタカーを駐車。15台程駐車できる無料駐車場です
因みに駅前には自販機しかありません
因みに駅前には自販機しかありません
平岩駅。奥にトイレがあるので車中泊も可能かも
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平岩駅。奥にトイレがあるので車中泊も可能かも
ここには蓮華温泉からバスで戻ってくる予定。
ここには蓮華温泉からバスで戻ってくる予定。
無人駅なので線路を渡ってプラットホームまで移動
無人駅なので線路を渡ってプラットホームまで移動
電車がやってきました。信濃大町まで乗車します
電車がやってきました。信濃大町まで乗車します
黒部アルペンルートで黒部ダムまで来ました。まずは明日のルートの下見。クマ出没情報と、ダム下流の橋が流されているかもしれないって!?
黒部アルペンルートで黒部ダムまで来ました。まずは明日のルートの下見。クマ出没情報と、ダム下流の橋が流されているかもしれないって!?
下ノ廊下(旧日電歩道)の入口は、バスを降りた後、改札を通らずにトンネルを扇沢方面へ少し戻った所にあります
下ノ廊下(旧日電歩道)の入口は、バスを降りた後、改札を通らずにトンネルを扇沢方面へ少し戻った所にあります
明日は夜間通路を通る予定。ダムからトンネルを入ると昼間は「関係者以外立入禁止」のゲートがありますが、夜はゲートが開いて通れるようになります
明日は夜間通路を通る予定。ダムからトンネルを入ると昼間は「関係者以外立入禁止」のゲートがありますが、夜はゲートが開いて通れるようになります
トイレの前の通路を通って外へ出ます。因みにここから阿曽原温泉までトイレはありません。ここで済ませておきましょう。
トイレの前の通路を通って外へ出ます。因みにここから阿曽原温泉までトイレはありません。ここで済ませておきましょう。
旧日電歩道入口を確認したら黒部ダムへ戻ります
旧日電歩道入口を確認したら黒部ダムへ戻ります
明日に備えて早めの夕食。黒部ダム名物のダムカレーと…
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明日に備えて早めの夕食。黒部ダム名物のダムカレーと…
黒部ダムラーメン。ダムの藻を模した塩スープが美味でした♪ダムの食堂のLOは15:00まで。ギリギリ間に合いました。
黒部ダムラーメン。ダムの藻を模した塩スープが美味でした♪ダムの食堂のLOは15:00まで。ギリギリ間に合いました。
ダムの上から明日歩く旧日電歩道を見下ろします
ダムの上から明日歩く旧日電歩道を見下ろします
ダム下流の橋。扇沢の券売窓口にて「昨日までの大雨でダム下の橋が流失している可能性がある」と言われましたが、どうやら大丈夫そうです
ダム下流の橋。扇沢の券売窓口にて「昨日までの大雨でダム下の橋が流失している可能性がある」と言われましたが、どうやら大丈夫そうです
黒部ダムを後にして…
黒部ダムを後にして…
ロッジくろよんへ向かいます。遠くに見えるのはスバリ岳と針ノ木岳
ロッジくろよんへ向かいます。遠くに見えるのはスバリ岳と針ノ木岳
遊覧船乗り場の前を通過して
遊覧船乗り場の前を通過して
かんぱ谷橋を渡ります
かんぱ谷橋を渡ります
今年は雨があまり降らなかったのでダムの水が少ない
今年は雨があまり降らなかったのでダムの水が少ない
ロッジくろよんのテン場に着きました。この日は10張程でした。
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ロッジくろよんのテン場に着きました。この日は10張程でした。
テン場のトイレ。ティシュ・ライトはありません。
テン場のトイレ。ティシュ・ライトはありません。
テン場の先にロッジくろよんがあります。
テン場の先にロッジくろよんがあります。
立派な建物です
ロッジの前に水洗トイレとビールの自動販売機有。こちらのトイレは水洗ですが有料。
ロッジの前に水洗トイレとビールの自動販売機有。こちらのトイレは水洗ですが有料。
ロッジで受付とビールを買い込んでテント設営。ロッジ前でビールを1本落として爆発するハプニングもあったけど、とりあえず乾杯ー!
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ロッジで受付とビールを買い込んでテント設営。ロッジ前でビールを1本落として爆発するハプニングもあったけど、とりあえず乾杯ー!
あした無事に祖母谷温泉へ辿り着けますように!
あした無事に祖母谷温泉へ辿り着けますように!
翌朝4:00に出発。黒部ダムのゲートが夜間開放されているので「進入禁止」の先へ進む。
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翌朝4:00に出発。黒部ダムのゲートが夜間開放されているので「進入禁止」の先へ進む。
昨日下見した旧日電歩道の入口が見えてきた。
昨日下見した旧日電歩道の入口が見えてきた。
トンネルから外に出て林道を暫く行くと、ダム下まで下りる道の入口。ここから谷底まで鬱蒼とした道を九十九折に下りていきます。
トンネルから外に出て林道を暫く行くと、ダム下まで下りる道の入口。ここから谷底まで鬱蒼とした道を九十九折に下りていきます。
そしてダム下の橋を左岸へ渡ります。この橋の上から黒部ダムを見上げたかったけど、まだ真っ暗でシルエットしか見えなかった…
そしてダム下の橋を左岸へ渡ります。この橋の上から黒部ダムを見上げたかったけど、まだ真っ暗でシルエットしか見えなかった…
橋を渡ってからしばらく普通の登山道。
橋を渡ってからしばらく普通の登山道。
40分程歩いてようやく水平歩道っぽい道が見えてきた。
40分程歩いてようやく水平歩道っぽい道が見えてきた。
滝に掛かる橋を渡り…
滝に掛かる橋を渡り…
滝を見上げながら進みます。
滝を見上げながら進みます。
ルート上には整備用の資材が置かれている場所が何箇所かあります。ありがたいことです。
ルート上には整備用の資材が置かれている場所が何箇所かあります。ありがたいことです。
内蔵助出合(分岐)。ここから右手の沢へ下りて進みます
内蔵助出合(分岐)。ここから右手の沢へ下りて進みます
内蔵助分岐からは、しばらく岩ゴロゴロの沢筋を通ったり…
内蔵助分岐からは、しばらく岩ゴロゴロの沢筋を通ったり…
普通の登山道になったり…
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普通の登山道になったり…
高巻いたり…
またのどかな道になったり…
またのどかな道になったり…
がレ場を横切ったりして…
がレ場を横切ったりして…
いよいよ岩壁に穿たれた歩道の基部へたどり着いた。
いよいよ岩壁に穿たれた歩道の基部へたどり着いた。
さてダムを出発してから1時間半でようやく核心部!ここから油断せずに集中して進みます。
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さてダムを出発してから1時間半でようやく核心部!ここから油断せずに集中して進みます。
登り口の梯子を登った所で頭をぶつけないよう頭上の岩に注意!
登り口の梯子を登った所で頭をぶつけないよう頭上の岩に注意!
なにもない所に新越沢合流点の看板。?と思って対岸を見ると…
なにもない所に新越沢合流点の看板。?と思って対岸を見ると…
新越の滝が見えた。
新越の滝が見えた。
まだまだ水平道が続きます。
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まだまだ水平道が続きます。
眼下には少ないながらも残雪
眼下には少ないながらも残雪
この辺りはまだ高度感が無いのでまだ大丈夫
この辺りはまだ高度感が無いのでまだ大丈夫
橋が見えてきた
でも人が渡っているのを見るとドキドキする
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でも人が渡っているのを見るとドキドキする
渡り終えた所を振り返ります。立派な橋です。
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渡り終えた所を振り返ります。立派な橋です。
ザ・V字谷
高巻き桟道を登ります
高巻き桟道を登ります
高巻いて下りてきました
高巻いて下りてきました
高巻きの下り口から登り口を見ます。旧道は高巻きせずにこの道を直進するのですが、手前の岩にクラックが入って危険なため迂回しているようです。
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高巻きの下り口から登り口を見ます。旧道は高巻きせずにこの道を直進するのですが、手前の岩にクラックが入って危険なため迂回しているようです。
ここもまた足場が斜めになって神経を使う場所でした。
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ここもまた足場が斜めになって神経を使う場所でした。
別山谷に着きました。この時点で計画の30分遅れ。山と高原地図のCT渋すぎです!
別山谷に着きました。この時点で計画の30分遅れ。山と高原地図のCT渋すぎです!
別山谷出合の沢を渡渉。ここで片足をドボン…靴下交換のためしばし休憩。通行に支障はないが沢沿いに残雪があるためここはとても寒い!
別山谷出合の沢を渡渉。ここで片足をドボン…靴下交換のためしばし休憩。通行に支障はないが沢沿いに残雪があるためここはとても寒い!
別山谷からロープを使って水平歩道によじ登ります。ここは落石注意!
別山谷からロープを使って水平歩道によじ登ります。ここは落石注意!
赤ムケの壁通過。オーバーハングの上部の岩にザックがぶつかりそうでヒヤヒヤ
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赤ムケの壁通過。オーバーハングの上部の岩にザックがぶつかりそうでヒヤヒヤ
ワイヤーをしっかり掴んで慎重に歩きます
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ワイヤーをしっかり掴んで慎重に歩きます
白竜峡通過
白竜峡の景色。
資材置き場越しの橋。ここは橋がなければ絶対に通過できない
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資材置き場越しの橋。ここは橋がなければ絶対に通過できない
気がつけば随分と高度感が出てきた。
気がつけば随分と高度感が出てきた。
滝かぶりを通過。今夏は雨が少なかったため例年より水量が少ない。濡れはしたもののカッパ等は必要なかった。
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滝かぶりを通過。今夏は雨が少なかったため例年より水量が少ない。濡れはしたもののカッパ等は必要なかった。
シカの足跡かな
十字峡手前にビバーク適地。
十字峡手前にビバーク適地。
十字峡を通過。
十字峡の吊橋を渡ります
十字峡の吊橋を渡ります
十字峡から剱岳方面の剱沢
十字峡から剱岳方面の剱沢
十字峡から爺ヶ岳方面。
十字峡から爺ヶ岳方面。
作廊谷合流地点通過
作廊谷合流地点通過
水面がきれい
水平にどこまでも道が続きます
水平にどこまでも道が続きます
黒部峡谷らしい景色を眺めながら進む。
黒部峡谷らしい景色を眺めながら進む。
そして半月峡に差し掛かった所で橋が落ちているのを発見。
そして半月峡に差し掛かった所で橋が落ちているのを発見。
阿曽原で確認したところ前日まで橋が落ちたという話は聞いていなかったそうで、おそらく落石で壊れたばかりではないかとのこと。
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阿曽原で確認したところ前日まで橋が落ちたという話は聞いていなかったそうで、おそらく落石で壊れたばかりではないかとのこと。
ここは壁のワイヤーを頼りに通過しました。
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ここは壁のワイヤーを頼りに通過しました。
落ちてきそうな大岩の下を通過します
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落ちてきそうな大岩の下を通過します
遠くに黒四の送電線が見えた。
遠くに黒四の送電線が見えた。
S字峡谷。今日の行程の半分位は来たかな?
S字峡谷。今日の行程の半分位は来たかな?
S字峡の流れ。
水平歩道のあちこちにこのような場所があります。資材置き場?避難用シェルター?
水平歩道のあちこちにこのような場所があります。資材置き場?避難用シェルター?
黒四発電所から送電線が出ています。
黒四発電所から送電線が出ています。
東谷の吊橋を渡ります。
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東谷の吊橋を渡ります。
対岸の階段を登ると…
対岸の階段を登ると…
久しぶりに広い場所に出ました。
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久しぶりに広い場所に出ました。
ここはいろいろな重機や資材置き場のようです。
ここはいろいろな重機や資材置き場のようです。
坑道の中を通ります。
坑道の中を通ります。
涼しい風が通って気持ちいい!
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涼しい風が通って気持ちいい!
空はいつの間にか青空!もう下山した気分でのんびりと歩く。(そんな余裕はないのに)
空はいつの間にか青空!もう下山した気分でのんびりと歩く。(そんな余裕はないのに)
仙人谷ダムが見えてきた
仙人谷ダムが見えてきた
ダムの堰堤に上ります
ダムの堰堤に上ります
登山道案内を確認して進む
登山道案内を確認して進む
ダム湖はとてもきれいなエメラルド
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ダム湖はとてもきれいなエメラルド
ダム下流の流れもきれい
ダム下流の流れもきれい
池の淵を周って…
池の淵を周って…
管理事務所の中にお邪魔します(ドアは必ず閉めてください)
管理事務所の中にお邪魔します(ドアは必ず閉めてください)
建物の中を通過させてもらいます
建物の中を通過させてもらいます
探検気分で楽しー!
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探検気分で楽しー!
水路橋を横目に歩きます
水路橋を横目に歩きます
トロッコ線路跡。
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トロッコ線路跡。
この先は高熱隧道。蒸し暑い熱気でレンズも曇る。
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この先は高熱隧道。蒸し暑い熱気でレンズも曇る。
こちらは進入禁止エリア。遺構っぽくて素敵
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こちらは進入禁止エリア。遺構っぽくて素敵
ここから外へ出ます。熊よけの檻?ちゃんとドアを閉めて出ます。
ここから外へ出ます。熊よけの檻?ちゃんとドアを閉めて出ます。
外から振り返るととてもいい雰囲気。楽しかったー!
外から振り返るととてもいい雰囲気。楽しかったー!
関電人見平宿舎の横を通過。
関電人見平宿舎の横を通過。
通過後は100m程の大登り。
通過後は100m程の大登り。
登りきったー!
権現峠通過。ようやく黒部ダムより欅平の方が近くなったよ!
権現峠通過。ようやく黒部ダムより欅平の方が近くなったよ!
トンネル通過
しばらく緩やかに進んで…
しばらく緩やかに進んで…
阿曽原温泉まで激下り…
阿曽原温泉まで激下り…
12:00前に阿曽原温泉に到着。テント場で水の補給とトイレを借りて少し休憩。写真は阿曽原温泉のテン場
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12:00前に阿曽原温泉に到着。テント場で水の補給とトイレを借りて少し休憩。写真は阿曽原温泉のテン場
時間が押していたらここで一泊予定だったが、CTを少し稼いだし、体力にもまだ余裕があったのでこのまま祖母谷まで進むことにした。
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時間が押していたらここで一泊予定だったが、CTを少し稼いだし、体力にもまだ余裕があったのでこのまま祖母谷まで進むことにした。
さようなら阿曽原温泉。今度は仙人池・池平山に登るときにまた来ます。
さようなら阿曽原温泉。今度は仙人池・池平山に登るときにまた来ます。
振り返ってみた阿曽原温泉とテン場。そういえば阿曽原温泉の湯はどこにあったの?
振り返ってみた阿曽原温泉とテン場。そういえば阿曽原温泉の湯はどこにあったの?
さて阿曽原温泉からは水平道まで激登り。
さて阿曽原温泉からは水平道まで激登り。
一瞬の安らぎ…
再び激登り!
ようやく水平歩道になった。
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ようやく水平歩道になった。
周囲の山肌はなんとなく秋色になりつつあるけれど紅葉はまだまだ。
周囲の山肌はなんとなく秋色になりつつあるけれど紅葉はまだまだ。
歩いてきた道を振り返る。だいぶ高度が上がってきた。
歩いてきた道を振り返る。だいぶ高度が上がってきた。
久しぶりに危険な香り。
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久しぶりに危険な香り。
滝が見えてきた!
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滝が見えてきた!
折尾の大滝を通過
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折尾の大滝を通過
滝の下を渡渉して…
滝の下を渡渉して…
その後、堰堤の中を通過。
その後、堰堤の中を通過。
堰堤の中はひんやり。暗いけどヘッドランプは不要。
堰堤の中はひんやり。暗いけどヘッドランプは不要。
堰堤を渡った後の対岸から見た水平歩道
堰堤を渡った後の対岸から見た水平歩道
水平歩道とトンボ(&むくんだ手)
水平歩道とトンボ(&むくんだ手)
こんな道もだんだん慣れてきました
こんな道もだんだん慣れてきました
しかし…
この先はちょっとやばい雰囲気
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この先はちょっとやばい雰囲気
高度感もあるし、そろそろ足も疲れてきた。
高度感もあるし、そろそろ足も疲れてきた。
なるほど大太鼓ね。気を引き締め直します・
なるほど大太鼓ね。気を引き締め直します・
ここは一番水平歩道らしいところ
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ここは一番水平歩道らしいところ
下ノ廊下の代表的なアングルです。大太鼓を渡りきりました。
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下ノ廊下の代表的なアングルです。大太鼓を渡りきりました。
今度は志合谷です。中央の沢の部分はトンネルが掘られていてそこを通過します。
今度は志合谷です。中央の沢の部分はトンネルが掘られていてそこを通過します。
トンネル入口。トンネル内は真っ暗でヘッドランプ必須。
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トンネル入口。トンネル内は真っ暗でヘッドランプ必須。
しかも距離が長くて足元はくるぶし辺りまで水浸し!写真を撮っている余裕はありませんでした。
しかも距離が長くて足元はくるぶし辺りまで水浸し!写真を撮っている余裕はありませんでした。
そしてこの先も、足の痛みと戦いながら、そして日没との時間の戦いで写真を撮っている余裕はありませんでした。
そしてこの先も、足の痛みと戦いながら、そして日没との時間の戦いで写真を撮っている余裕はありませんでした。
最後に欅平への下降点付近で白馬〜不帰〜唐松あたりの景色が見えて感動!
最後に欅平への下降点付近で白馬〜不帰〜唐松あたりの景色が見えて感動!
さて水平道の終点はこの鉄塔
さて水平道の終点はこの鉄塔
ここから欅平までの下りが始まります。
ここから欅平までの下りが始まります。
途中パノラマ展望台分岐を通過。
途中パノラマ展望台分岐を通過。
ここから欅平までは観光地でもあるのでよく整備されています。
ここから欅平までは観光地でもあるのでよく整備されています。
傷んだ足に優しい道で本当に良かった。
傷んだ足に優しい道で本当に良かった。
そして欅平に到着!
そして欅平に到着!
下ってきた登山道を見上げます。
下ってきた登山道を見上げます。
17:05ちょうど欅平から最終列車が出発しました。もう帰ることはできないのですぐに祖母谷温泉へ向かいます。
17:05ちょうど欅平から最終列車が出発しました。もう帰ることはできないのですぐに祖母谷温泉へ向かいます。
やっぱり温泉地に向かうには赤い橋だよね。(千と千尋の神隠しのイメージ)
やっぱり温泉地に向かうには赤い橋だよね。(千と千尋の神隠しのイメージ)
祖母谷までの道中は落石が多いのでヘルメットの貸出しがあります。
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祖母谷までの道中は落石が多いのでヘルメットの貸出しがあります。
この先は生きている黒部を体感できるエリアだそうです。
この先は生きている黒部を体感できるエリアだそうです。
まず出迎えてくれるのは「人喰岩」
まず出迎えてくれるのは「人喰岩」
名剣温泉を通過。
名剣温泉を通過。
トンネルの前後には道に溝があるので、ぼーっと歩いていると危ないです。
トンネルの前後には道に溝があるので、ぼーっと歩いていると危ないです。
そして長いトンネルを抜けると…
そして長いトンネルを抜けると…
祖母谷温泉が見えてきた!
祖母谷温泉が見えてきた!
最後に鉄橋を渡って…
最後に鉄橋を渡って…
祖母谷温泉到着!
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祖母谷温泉到着!
なんとか暗くなる前に辿り着けてよかった(涙)
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なんとか暗くなる前に辿り着けてよかった(涙)
祖母谷温泉の料金表
すぐに受付とビールを購入してテント場へ向かいます。
祖母谷温泉の料金表
すぐに受付とビールを購入してテント場へ向かいます。
小屋の先には外テーブルと…
小屋の先には外テーブルと…
トイレがあって…
トイレがあって…
その先の階段を下りるとテン場と男湯があります。
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その先の階段を下りるとテン場と男湯があります。
階段から丸見えの男湯。夜誰もいない時は女性も入っていました。
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階段から丸見えの男湯。夜誰もいない時は女性も入っていました。
因みに小屋の玄関前の階段を下りると…
因みに小屋の玄関前の階段を下りると…
女湯です。
外から見えないように囲ってあるので開放感はありませんが、天井はないので星空を見上げながら入浴することはできます。
外から見えないように囲ってあるので開放感はありませんが、天井はないので星空を見上げながら入浴することはできます。
翌日は疲労(足の痛み)のため撤退を決めたので、祖母谷温泉の源泉まで足を伸ばしました。
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翌日は疲労(足の痛み)のため撤退を決めたので、祖母谷温泉の源泉まで足を伸ばしました。
河原のあちこちからお湯が湧き出しています。
河原のあちこちからお湯が湧き出しています。
それはもう沸騰するほど熱い!
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それはもう沸騰するほど熱い!
付近にはお猿さんが何頭もいました。それにしてもここのニホンザルは、今まで山で出会った猿よりもデカイ!
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付近にはお猿さんが何頭もいました。それにしてもここのニホンザルは、今まで山で出会った猿よりもデカイ!
ちょうどよい場所を見つけたのでここで足湯。熱湯と川の冷たい水の調節が難しいけど、この辺りの石はほどよく温かくて岩盤浴ちしても気持ちよかった。
ちょうどよい場所を見つけたのでここで足湯。熱湯と川の冷たい水の調節が難しいけど、この辺りの石はほどよく温かくて岩盤浴ちしても気持ちよかった。
さようなら祖母谷温泉。楽しかった!
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さようなら祖母谷温泉。楽しかった!
因みにこの道の先は清水尾根。本来ならこの道を今朝登っていったハズでした。
因みにこの道の先は清水尾根。本来ならこの道を今朝登っていったハズでした。
さてテントを撤収して欅平へ向かいます。
さてテントを撤収して欅平へ向かいます。
今日登る予定だった清水岳(しょうずだけ) 
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今日登る予定だった清水岳(しょうずだけ) 
欅平。昨日は背後の山の鉄塔のところから下山してきた。
欅平。昨日は背後の山の鉄塔のところから下山してきた。
祖母谷と黒部川の出合。ブルーの祖母谷とグリーンの黒部川の色の違いが面白い。
祖母谷と黒部川の出合。ブルーの祖母谷とグリーンの黒部川の色の違いが面白い。
欅平の売店はコロナの影響で休業しているため自販機でパンを購入。(レストランは時短営業中)
欅平の売店はコロナの影響で休業しているため自販機でパンを購入。(レストランは時短営業中)
いつか乗りたいと思っていたトロッコ電車。
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いつか乗りたいと思っていたトロッコ電車。
いざ出発!
トロッコから見た百貫山。撤退しなければ今頃「百貫の大下り(大登り)」を登っていた頃かな〜
トロッコから見た百貫山。撤退しなければ今頃「百貫の大下り(大登り)」を登っていた頃かな〜
今年は雪も少なかったので万年雪も無くなってしまったみたい
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今年は雪も少なかったので万年雪も無くなってしまったみたい
あちこちに発電施設があります
あちこちに発電施設があります
黒薙温泉。ここもいつか行ってみたい。
黒薙温泉。ここもいつか行ってみたい。
最後に鉄橋を渡って
最後に鉄橋を渡って
宇奈月温泉に到着。
宇奈月温泉に到着。
宇奈月で富山地方鉄道に乗り換え。黒部宇奈月温泉駅から新幹線に乗り…
宇奈月で富山地方鉄道に乗り換え。黒部宇奈月温泉駅から新幹線に乗り…
糸魚川。ここから平岩駅に戻りレンタカーを回収しました。
糸魚川。ここから平岩駅に戻りレンタカーを回収しました。
この日の宿泊地は中山高原キャンプ場。NHKドラマ「おひさま」のロケ地になった所でロケーション最高!
この日の宿泊地は中山高原キャンプ場。NHKドラマ「おひさま」のロケ地になった所でロケーション最高!
キャンプ場のそば畑の丘を登ると、鹿島槍ヶ岳や
キャンプ場のそば畑の丘を登ると、鹿島槍ヶ岳や
五竜岳が見えました。
五竜岳が見えました。
そして最終日は善光寺に寄り道して帰りました。
そして最終日は善光寺に寄り道して帰りました。
後日ネット通販で『水平歩道Tシャツ』なるものを購入してしまいました(笑) https://trailmarks.thebase.in/
後日ネット通販で『水平歩道Tシャツ』なるものを購入してしまいました(笑) https://trailmarks.thebase.in/

感想

残雪のため未開通の年があったり立山の群発地震の影響で計画を取りやめたり、毎年タイミングを逃し続けて来た黒部峡谷の下ノ廊下。ようやく5年越しの念願が叶って歩くことができました!

そもそも今回の山行は、百高山の旭岳をメインに2,500峰の清水岳と鉢ヶ岳をやっつける計画でした。
そこへ今年は残雪が少なくて9月の連休には下ノ廊下が開通しそうだという情報をGET!これはもう旭岳と下ノ廊下を一気に縦走できる千載一遇のチャンスじゃない?しかも阿曽原温泉・祖母谷温泉・蓮華温泉と秘湯巡りもできるし最高過ぎる!と、私の中では大盛りあがり。
今年のシルバーウィークは4連休で連休後半ほど天気が良くなるという予報だったので、旭岳等の山は連休後半に登ることにして、まずは黒部ダムから下ノ廊下を目指しし、祖母谷温泉から清水尾根・旭岳・白馬岳経由・蓮華温泉下山とすることにしました。

連休1日目は移動のみ。
まずは下山口の大糸線平岩駅前の無料駐車場に車を置いて黒部ダムへ。
14:30という時間とコロナ渦のソーシャルディスタンスという事もあって、黒部アルペンルートのバスは空いていて快適だった。(翌朝の扇沢は数時間待ちの大行列だったという噂を後から聞いた)
そして初日はロッジくろよんでテント泊。テント場は翌朝早立ちの人が多いのか19:00にはみんな就寝していた。

連休2日目は朝3:00に起床し、テント場を一番発ちの4:00過ぎに出発。
おかげで阿曽原温泉の先のオリオ谷付近まで誰ともすれ違うこともなく、マイペースかつ集中して歩くことができた。
下ノ廊下の印象としては思ったよりもよく整備されているという印象。足場が狭かったり谷側に斜め気味な場所も2〜3箇所あったけれど、必ず手すりワイヤーが張られていたし立派な橋も随所に架けられていて、思ったよりも恐怖感を感じる場所は少なかった。とは言っても「黒部に怪我なし」と言われるように、ちょっとした油断が大事故に繋がる場所なので、集中力は切らさないように、特にザックを岩に引っ掛けないように注意しながら歩いた。
今回の黒部ダムからの出発は結果的に大正解でした。黒部ダム→阿曽原温泉の方が距離も長く核心部と思われるイヤらしい場所が多いので、体力と集中力のあるうちに通過して本当によかったと思う。というのも志合谷を越えた辺りから足裏が疲労で痛みだして欅平までの下りは超スローペース。祖母谷温泉に暗くなる前に辿り着けたことが奇跡だったと思う。
さっそく祖母谷温泉に浸かって多少体力は回復したものの足の裏はマメだらけ。多少アップダウンはあるものの基本的に水平移動が多い下ノ廊下(水平歩道)は、気合を入れれば1日で歩けると思っていたが予想に反して足に負担がかかってしまった。確かにテント装備で荷物は重かった。でも確実に6ヶ月の在宅勤務(テレワーク)の弊害で体力が落ちていることを実感した。

連休3日目。朝4:00に起きてテントの外を少し歩いてみる。
これから登る清水尾根は、あまり整備もされておらず倒木や崩落箇所そして細いトラバースからの滑落事故も多い場所。かなり荒れているのでこの足では危険と判断して撤退することにした。こんなことなら阿曽原温泉で1泊してゆっくりすればよかったな〜←あとの祭り
結局この日は祖母谷温泉をゆっくり散策して、欅平から下山予定だった平岩駅まで電車を乗り継いで移動し車を回収。木崎湖東側にある中山高原キャンプ場で一泊した。
青木湖と木崎湖の計3件のキャンプ場がコロナ対策で入場制限していたため中山高原へ来たのだが、ここはNHKのドラマ「おひさま」のロケ地だったようでロケーションはとても良かった。

4連休最終日も朝から快晴。今頃「鉢ヶ岳」から最高の朝日を眺めていたはず・・・結果的に4連休中は雨(雪)が降ることはなく、山の上にいたなら最高の連休だったと思う。(今回の連休は気温が低く、稜線上は雪が降る可能性があったので防寒対策で大荷物になったのも敗因だと思う)
とまぁ今更悔やんでも仕方ないので、最終日は今まで近くを通ることはあっても行く機会がなかった長野の善光寺へ寄ってから帰りました。

今回の黒部ダムから祖母谷温泉は距離34.2km、行動時間約14時間。
テント&防寒装備で荷物が重かったとはいえ体力の衰えを痛感した山行でした。

 










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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
下ノ廊下(黒部ダム〜阿曽原温泉〜欅平)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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