高座の滝から石の宝殿→六甲山→有馬温泉(人生初の歩荷トレ)



- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,065m
- 下り
- 690m
コースタイム
芦屋川駅
↓
高座の滝 テント張り訓練、泊
5/11
高座の滝 出発訓練、歩荷トレーニング(25kg)
↓
横ノ池
↓
芦屋カンツリークラブ
↓
東お多福山
↓
石の宝殿
↓
六甲山 歩荷トレーニング終了
↓
有馬稲荷神社(下山)
↓
有馬温泉太閤の湯(合宿終了)
天候 | 5/10 曇 5/11 晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車
芦屋川駅 |
感想
大学でワンゲルに入部後、最初の訓練合宿だった。
新歓合宿で、氷ノ山で乱痴気騒ぎをし、
まだ体育会の恐ろしさを予想してなかった1回生一同だが、
金曜日の講義後に電車に乗って出発し、
芦屋川駅に下りた後の先輩諸氏の異様な雰囲気からして、
これはただならぬことになりそうだと思ったが、
高座の滝のテン場に着くや否や、
先輩から罵声、手足のマシンガン攻撃を食らい、
急き立てられるようにテント張り訓練スタート。
この展開に1回生は全くついていけない。
ダンロップの三角テントを3分以内に張ることが課題で、
これをこなせなければ何十回でもやり直し。
そして、本当に何十回もやり直した。
3分を切ったころには、周囲は真っ暗な状態。
その後も、炊事やら気象図を取るやらの雑務で、休まる暇なし。
翌朝は、起床の声がかかってから1時間以内に完全に出発の準備を整える訓練。
当然クリアできるはずもなく、1時間45分くらいかかる。
テント張り訓練は何回でもやり直せる分、上達が早いが、
出発訓練は1日に1回しかできないので、その後もクリアにずいぶんと苦労をした。
出発訓練の不出来に不機嫌な先輩の指示に従い、砂袋に土砂を詰め込まされる。
バネ計りでザック(キスリング!)の重量が25kgになるまで量る。
そして、人生初の歩荷トレーニングがスタートした。
高座の滝から芦屋カンツリークラブ内の登山道を経て、
東お多福山経由で六甲山へ向かう。
今振り返れば、25kgは大した重量ではないのだけれど、
歩荷の要領を得ていない1回生にとっては、まさに地獄の苦しみ。
1時間も経たないうちに足元がおぼつかなくなる。
8人いた1回生のうち、ひとりがまともに歩けなくなり、
先輩からの罵声、蹴りなどが入る。
立ち止まって待つ自分を含めた他の1回生も、
その様子を立った状態で待っているために休めず、同様にしんどい。
結局その1回生は歩荷を下ろすことになった。
朝7時ごろに出発したが、六甲山に登頂したのは15時頃だったと記憶している。
山頂に向けた最後の舗装路の急坂は、ダッシュをするように命じられ、
必死で走ったけれども、傍から見たら亀のような動きだったはずだ。
六甲山頂で歩荷は終了、有馬温泉へ下山し、温泉に入って帰った。
今回のレコでこの合宿を振り返り、
コースの距離を辿ると、たかだか10kmそこそこで、
累積標高差も1000m弱に過ぎないにもかかわらず、
そして20歳という若さで体力的にも充実していたにもかかわらず、
25kgの歩荷トレーニングで完全に音を上げてしまった。
これはひとえに「慣れ」と「歩荷時の身体の使い方」が未熟だったからである。
それから15年以上経ったが、今や25kgではトレーニングにならないほどになった。
読んでるとゾっとする
入部していきなりコレはねぇ・・・。
ヴィジョガワは冗談だったんだけど、
泊まりの歩荷トレもやってみたくなってきちゃったなぁ。
しかし、そのトレを活かせるようなことが出来るかって問題が・・・、
家族を説得しなきゃいかんって問題
これやるにはかなりの覚悟が必要だよ・・・。
しかし、遂げたら相当なヴォッカ力が付きます。
ここ数年では↓の1回だけだけど、
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-127917.html
心身ともに本当に消耗しました。
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