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記録ID: 25978
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積雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

荒沢岳〜兎岳〜中ノ岳〜越後駒ヶ岳(2008.5.3-5)

2008年05月03日(土) ~ 2008年05月05日(月)
 - 拍手
GPS
56:35
距離
28.3km
登り
2,598m
下り
2,609m

コースタイム

5月3日
銀山平6:15-蛇子沢左岸尾根-8:30(1256mピーク)-11:20(1649mピーク)-12:50荒沢岳肩のピーク(泊)
5月4日
荒沢岳頂上往復後6:50-8:20灰ノ又山8:50-9:40巻倉山10:00-11:30兎岳12:20-14:30中ノ岳(泊)
5月5日
中ノ岳6:40-10:00越後駒ヶ岳-11:10小倉山下12:20-14:50銀山平
天候 5/3 晴れ
5/4 晴れ
5/5 曇り後小雨
過去天気図(気象庁) 2008年05月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
1日目
googleで「荒沢岳」「5月」と検索すると、
http://homepage3.nifty.com/shuuhou/2001/01050303.htm
秀峰の瀧島氏の記録が目に留まった。
夏道ではなく蛇子沢左岸の尾根を登っている記録だ。
荒沢岳への夏道は以前下ったことがあるが、前クラの鎖場周辺がかなり急で、雪が着くと困難な印象があった。
ということで、どちらを登るかは当日現地で見て決めようと東京を発った。
シルバーラインを抜けて銀山平に着くとすぐに荒沢岳の登山口があるが、駐車場が除雪されておらず入山者も無いようだった。銀山平森林公園の駐車場へ移動し、蛇子沢左岸尾根を観察するが、下から見てもどうも様子が分からず、結局のところ登ってみなければ分からないという結論に達し、登りはじめる。
1256mピーク下までは雪の緩い尾根歩きが続き快適である。
その先で尾根が痩せてくると雪は無くなり、藪こぎを覚悟するが、思いの外歩きやすい。尾根沿いに生える針葉樹の下にはうっすらと踏み跡があり、たまに鉈目などもあった。ただし、赤布やゴミは一切無い。たまに人が登降しているようで、足下の灌木をアイゼンで引っ掻いたような跡も見受けられた。
「瀧島氏がロープを出して登ったルンゼ」は多分蛇子沢側のルンゼと思われるが、確かに最後がとても急である。私はその部分は尾根沿いを忠実に登ったが、藪はさほどではなかった。
1649mピークの下で雪の斜面を右隣の尾根方向にトラバースして登った。
1649mピークから先は快適な雪稜歩きとなった。

2日目
快晴だったため終始快適な尾根歩きだったが、ガスに巻かれるとかなり困難な状況になると思われる広い尾根歩きである。
翌日、駒ヶ岳で出会った人から聞いた話では、荒沢岳から兎岳まで藪が払われ夏道が整備されたとのことである。真新しい頂上標識を幾つか見かけた。

3日目
檜廊下から天狗平周辺はかなり夏道が出ていた。道沿いにはカタクリが沢山。
駒ヶ岳からの下りも尾根が広く、ガスに巻かれると迷いやすいと思う。
小屋の方(?)が赤布をつけていたのでよい目印になると思う。
道行山から銀山平へ下りる道も割と最近整備された道だと思う。
銀山平へは北ノ又川を渡らなければならないのだが、橋は下流の石抱橋とその少し上流に北ノ又橋がある。北ノ又橋を渡るとほぼ駐車場の部分に出られた。
駐車場隣の「白銀の湯」から歩いた山並みを眺めるのもなかなか良いです。
蛇子沢左岸尾根下部。この先尾根が急になる部分はどのように尾根が続いているのか見ても分かりにくい
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蛇子沢左岸尾根下部。この先尾根が急になる部分はどのように尾根が続いているのか見ても分かりにくい
1256mピークの先。針葉樹の尾根筋は意外と歩きやすい
1256mピークの先。針葉樹の尾根筋は意外と歩きやすい
尾根の急な部分。尾根の末端に銀山平のログハウスが見える
尾根の急な部分。尾根の末端に銀山平のログハウスが見える
1649mピークの下。トラバースして隣の尾根に取り付く
1649mピークの下。トラバースして隣の尾根に取り付く
1649mピーク上の快適な雪稜。左が荒沢岳。右のピークに泊まった
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1649mピーク上の快適な雪稜。左が荒沢岳。右のピークに泊まった
今日たどった蛇子沢左岸尾根の全景
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今日たどった蛇子沢左岸尾根の全景
右が中ノ岳
荒沢岳から兎岳への山容
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荒沢岳から兎岳への山容
朝の荒沢岳頂上。後は中ノ岳
朝の荒沢岳頂上。後は中ノ岳
灰ノ又山周辺より荒沢岳を振り返る
灰ノ又山周辺より荒沢岳を振り返る
行く手の兎岳
中ノ岳と右が越後駒
中ノ岳と右が越後駒
兎岳頂上より丹後山方面。この尾根が巻機山から谷川・苗場へと続いている
兎岳頂上より丹後山方面。この尾根が巻機山から谷川・苗場へと続いている
兎岳からの越後三山
兎岳からの越後三山
中ノ岳の頂上で泊まる。後が避難小屋と越後駒
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中ノ岳の頂上で泊まる。後が避難小屋と越後駒
翌朝はガスの中
薄曇りにカタクリの花が開こうかどうしようか迷っているようだった
薄曇りにカタクリの花が開こうかどうしようか迷っているようだった
荒沢から兎岳への稜線。奥には平ヶ岳と燧が見える
荒沢から兎岳への稜線。奥には平ヶ岳と燧が見える
越後駒頂上。後が中ノ岳
越後駒頂上。後が中ノ岳
駒ヶ岳を振り返る
駒ヶ岳を振り返る

感想

2日目の朝、微風快晴の広い尾根を行く。見渡す限りが雪に覆われた奥利根の山並みだ。その尾根や稜線、沢筋に重ねた山行の記憶が沢山詰まっている。そんな記憶のひとつひとつが浮かんでは消えてを繰り返す。至福の時だ。

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コメント


いろいろと珍しいところを探してますね。私たちも2万5千の地図を買いそろえてきましたよ。見てると楽しい。あとは地図の見方の勉強です。天気悪いと道に迷うので怖いですよね。最低限地図の見方だけは覚えて、足手まといにならぬように・・・すぐに腰が引けてしまうのは私ですから^^良いところがあれば教えてください。
2008/5/13 18:24
riekoさま
書き込みありがとうございます。
南アも静かですが、この辺の山も静かで良いですよ。
この山行でも、山で会った人・見かけた人合わせて8人でしたね。

愛知方面からはちょっと遠くなりますけど、機会があったら出かけてみて下さい。
「こんな景観が日本にもあったのか!」という感動に出会えると思いますよ。
2008/5/14 10:36
山菜
小出からシルバーラインへと車で走っていると、「山菜・きのこ」の看板がある仮設の小屋が道ばたにあり、以前から一度覗いてみたいと思っていたのですが、今回初めて立ち寄ってみました。
季節柄とてもたくさんの山菜が並んでいました。
「山ウド」「コシアブラ」「ウルイ」「シオデ」「あんにんご」「こごみ」と一通り購入して家で楽しみました。
天ぷら・おひたし・油炒めと春の余韻を1週間ほど味わいました。
特にコシアブラごはんは絶品でしたね 。
2008/5/14 10:40
プロフィール画像
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