祖母山トレッキング(一の鳥居登山口in/out)
- GPS
- 06:33
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,280m
- 下り
- 1,292m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※現在、北谷登山口までは乗り入れ禁止中 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一の鳥居から稜線へ直登するルートは、「山と高原地図」に破線すら掲載がないが、ピンクテープも多数あり、危険性のほぼないしっかりとした登山道です。 祖母山〜天狗岩・障子岳へのルートは、山頂直下に掛けハシゴが連続し、一気に高度を下げるため、三点支持で確実に下っていく度胸と技術が必須。転落・転倒はかなりの致命傷を負うこと必至。 黒岳〜北谷登山口下までのルートは破線ルートですが、黒岳直下は急勾配ながらもずっとロープがあり、途中からは涸れ沢やリアル沢を下る林間ルートとなりますが、ピンクテープも多数あり、見通しがきく天候なら難易度は高くない。 今回のルートだと、実は登山拠点である北谷登山口に一度も立ち寄ることなく、同じ道を2度通らない周回ルートが組めます! |
その他周辺情報 | 下山後はダブルヘッダーで阿蘇根子岳へ。日帰り温泉はその後に大分県竹田市の長湯温泉にて! |
写真
感想
(九州山旅Day2-1)
九州山旅のハイライトは初日(Day1)の阿蘇高岳・中岳でしたが、もう1つの重大目標は、九州百名山6座のうち、唯一山頂で眺望を得られていない祖母山での眺望リベンジ!実は、平成終わり間際の平成31年(2019年)4/28に初登頂()した時は、ガスガスで眺望ゼロ、懲りずに令和元年(2019年)初日となる5/1にリトライ()しても、やはりガスガスで傾山がうっすらと見えた程度。
―蘚伉(2019.4.28)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1811700.html
二度目(2019.5.1[令和初日])
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1819977.html
そして迎えた今回。予報では終日晴れ!今回は3回目なので、初挑戦のルートも組み込み、祖母山を中心にグルっと一筆書きで時計回りに周回するコース取りを計画し、晴天下の一の鳥居より、「山と高原地図」に載っていないルートで尾根へ直登を開始。このルート、初登頂時()でも下りで使い、全く危なげない道だったので、なぜ登山道と認定されないのか不思議です。ルート途中で1回だけ右側(祖母山〜障子岳〜黒岳方面)が開けるポイントがあり、今日後半で辿るルートが一望できます♪
千間平の手前の小ピークでは、朝焼けの阿蘇山〜くじゅう連山〜由布・鶴見までバッチリ眺望が得られます。前回はここでも眺望がほとんど得られなかったので、やはり今回は格別ですねー!
ここらへんから国観峠辺りは、非常に走りやすいトレラン適地。国観峠から25分ほど急登を登り切ると祖母山に到達。太陽が燦々と輝き、青空の下、360度の眺望が待ってました。まさに3度目の正直、嬉しかったなー♪。
まずは昨日ついに登れた阿蘇山(高岳&中岳)。その右にはジグザグな根子岳。今日は予定通りだと13時前に下山予定のため、この祖母山の頂にて、ダブルヘッダーでの根子岳アタックを決意しました!
そして、くじゅう連山!涌蓋山(三百名山)〜久住山(百名山)〜九重中岳〜大船山(三百名山)と連なる山並みが圧巻です。九州の屋根だけあります。その奥には、かなり霞んでますが、明日大縦走予定の由布岳(二百名山)と鶴見岳(三百名山)も見えます!
そして、祖母連山を構成する傾山(三百名山)と大崩山(二百名山)もクッキリ。2018年の田中陽希さんのグレトラ3では2泊3日で祖母山まで大縦走されてましたが、憧れますねー。今回の九州滞在中は、現時点では登頂を予定しておらず、これらは単発日帰りではなく、縦走で登頂したいですねー。
そして、この後登る予定のある尾鈴山(二百名山)、市房山(二百名山)、国見岳(三百名山)も見えます。まさに360度の三百名山パノラマビューでした!やはり、眺望のある青空の山頂って最高ですね。
さて、今日は祖母山はまだ全行程の半分より手前。次なるピーク、障子岳へ向かいます。ここからは初挑戦のルート。早速の掛けハシゴ連発にびっくり。一気に標高を下げられますが、結構危なっかしいルートですね。ある程度鞍部まで下ると、緩やかに登り返し開始。障子岳の手前にある岩峰・天狗岩を目指します。
天狗岩は見上げると、断崖絶壁の岩峰ですが、ルートは整備されており、安全に頂に立つことができます。お隣に見える烏帽子岩も近くに見えて圧巻です。祖母山から1時間弱でした。
その後、30分程度歩くと、第二のピーク障子岳へ到着。山頂部には青いリンドウがチラホラ花開いており、目を楽しませてくれました。眺望もバッチリで、祖母連山(祖母山、傾山、大崩山、古祖母山etc.)はもちろん、阿蘇山や尾鈴山・市房山などもよーく見えます。
障子岳から20分程度で第三のピーク親父岳、さらに20分程度で第四のピーク黒岳へ到着します。黒岳は山頂碑もない小ピークですが、これまで歩いてきた稜線(一の鳥居合流点〜千間平〜国観峠〜祖母山〜障子岳〜親父岳)が一望できます。こうした軌跡を目で見て振り返れるの、縦走の醍醐味ですよねー。
黒岳から北谷登山口までは、山と高原地図で破線となっているルート。最近九州に多い台風で登山道が崩落していないか等々を気にしていましたが、祖母山〜親父岳間で5,6名とすれ違い、うち1名に破線ルートの状況を聞いたら「良好」とのことで、安心して下り始めます。
いきなりの急坂で、トレランシューズではグリップを効かせにくい土の急登が続きますが、長いロープが相当な長距離渡してあり、ロープを片手に(補助代わりに)、着実に下っていきます。沢とクロスした辺りで急坂は終わり、そこからは涸れ沢やリアル沢に沿って下っていきます。随所にピンクテープがあり、それさえ見失わなければ、道迷いはないと思います。
結局、黒岳から北谷登山口下の林道合流点まで1時間程度でした。そこから20分ほど舗装路を下ると一の鳥居登山口。こうして三度目の祖母山アタックで、ついに絶景を拝むことができ、かつグルっと一筆書きで大縦走することもでき、大満足の山行となりました。
今日はこれで終わりではなく、この後ダブルヘッダーで、阿蘇根子岳(東峰)へ向かいます。
Day2-2 阿蘇根子岳へ続く)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2600488.html
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