天塩岳 すごい雲とナキウサギ

2020年09月24日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.0km
• 登り: 1,118m
• 下り: 1,110m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:15
• 休憩: 1:45
• 合計: 6:00

7:05 天塩岳ヒュッテ
7:30 旧道分岐
7:45 7:50 前天塩分岐
8:50 8:55 前天塩迂回分岐(ヒュッテ側)
9:05 9:25 前天塩岳
9:35 前天塩迂回分岐(天塩岳側)
10:05 10:15 天塩岳
10:35 11:20 西天塩岳
11:35 避難小屋
11:45 11:55 円山
12:20 連絡道分岐
12:40 12:50 旧道分岐
13:05 天塩岳ヒュッテ

15:00 道の駅 けんぶち 16:00
16:40 美し乃湯温泉 18:00
21:00 岩見沢SA上り

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

天塩岳ヒュッテは旭川紋別道の愛別ICから向かうのが最速だと思います。おそらく1時間程度。今回自分は剣淵町の道の駅に前泊していた形で、こちらからで1時間半程度でした。
天塩岳ヒュッテまではポンテシオ湖から9kmの区間でダートになります。しかしここのダートは多少の凸凹はあれどほぼ20km/h程度で走行出来る悪くない状態のものでした。
天塩岳ヒュッテはキャンプ場になっていて、おそらく50台ぐらい停められそうな広さの駐車スペースにトイレや水道(沢水)、靴洗い用のブラシまで備えられており、いたれりつくせりです！車中泊もやりやすいと思います。

コース状況／危険箇所等

山と高原地図ではカバーされていない山になりますが、かなり明瞭な登山道が付いています。士別市の提供しているガイド地図でも割と十分かなと。なお士別市の情報だと西天塩岳へのルートは無さそうに見えますが、実際は明瞭な道が付いていて、しかも短いのでぜひ登っておくのをオススメします。かなり展望の良いピークでしかも道中ナキウサギをたくさん見かけました！

ちょっと問題があるとすると、最近前天塩岳〜天塩岳の区間で軽くヒグマ事故が起きているという点です。登山者がストックを奪われたという話のようなのですが、だとするとちょっと攻撃的になっているヒグマがいるという話で、これは通常のヒグマとは訳が違うなと・・・その区間はめちゃくちゃビビっていました。
実際に前天塩岳の周辺はヒグマが住みやすそうな様相をしていて、特に前天塩岳直下のあたりは要注意だと思います。

その他周辺情報

この際は士別の方に戻って、ちょっとまた剣淵町の道の駅に寄った後に美し乃湯温泉へ。天塩岳ヒュッテからだと直行して2時間ぐらいかかるかも。
美し乃湯温泉は良い感じのお風呂ではあるのですが、コロナの影響で食事処はお休みのようでした。

写真

9/24 5:23

朝の道の駅けんぶち。これは晴れてきそうな予感

9/24 5:43

天塩岳ヒュッテまでの道中で猛烈に煌めき出した。すんごい眩しかった

9/24 6:45

天塩岳ヒュッテ。とても快適な登山口です

9/24 7:06

天塩岳の概念図。割と十分な情報量

9/24 7:09

まずは白樺の森を往きます。いきなりキレイでした

9/24 7:29

橋があるありがたみ・・

9/24 7:31

まずは前天塩岳を目指す

9/24 8:16

急登が始まりました。しんどいな！

9/24 8:38

何やらキレイな山が見えてきます

9/24 8:44

標高1100mを超えるあたりでマツが出てきた。
ここが関東の山で言う標高2600mあたりだとしてまだ400mぐらい登るわけなので、やはり関東の標高3000mに相当する山なんだろうなぁと思います

9/24 8:45

あれは西天塩岳と避難小屋。めっちゃキレイ

9/24 8:51

前天塩岳のピークは巻けるようになっています。
これ、ちょうどヒグマのリスクが高いと思われる箇所を巻ける構造になっているので利用するのは割とアリかもしれません。もちろん確実ではありませんし、どうせなら登ってみたいのが心情ですが・・・

9/24 8:54

いよいよ高山の雰囲気になってきました

9/24 8:54

なんかどエライ雲が流れ出てるな！

9/24 9:03

とてもキュウキュウ聞こえていたのですが、見かけました。そして初めて被写体になってもらえた・・・！かなり可愛い

9/24 9:06

見えてきた

9/24 9:07

前天塩岳に到着。雲、大洪水

9/24 9:08

ちょうど天塩岳への縦走路が洗い流されていました。すごい光景だ！

9/24 9:09

もうちょっと標高が足りないとここも飲まれてたかな

9/24 9:16

とりあえずちょっと一服。
前天塩岳は（ヒグマ的な意味で）あまり安心は出来ない場所ではあります

9/24 9:26

ガスの中へ向かいます

9/24 9:29

このあたりはヒグマが好みそうな雰囲気ありました。そして気配（というか痕跡）もチラホラ

9/24 9:37

先程の巻道と合流

9/24 9:54

もう少しガスの中を往く

9/24 10:01

間もなく脱出します

9/24 10:01

輪が見える

9/24 10:04

滝上町からのコースとの合流点

9/24 10:05

もうちょっと

9/24 10:09

天塩岳に到着

9/24 10:11

前天塩岳もガスに包まれそう

9/24 10:13

ちょっと風当たりの強い場所だったので、早々に西天塩岳へ移動開始

9/24 10:22

少し降りてくる

9/24 10:26

まもなく西天塩岳への分岐

9/24 10:34

少し登り返せば西天塩岳。ここはなぜか無風で居心地が良かった

9/24 10:34

雲に纏わりつかれているのは表大雪と十勝かな

9/24 10:35

前天塩岳と天塩岳。キレイな山容に癒やされました

9/24 11:21

ガスが上がってきたあたりで撤退していきます

9/24 11:22

このあたりでもずっとキュウキュウ聞こえていました。よくよく探してみるとけっこう見かけました

9/24 11:24

よく写ってくれた

9/24 11:25

何を見ているのかな

9/24 11:33

避難小屋まで降りてきました。トイレあります

9/24 11:40

少し登り返して

9/24 11:47

円山に着きます

9/24 11:47

ここも良い場所です

9/24 11:47

天塩岳にはガスが上がってきていました

9/24 11:50

耐える前天塩岳

9/24 11:58

撤退していきます

9/24 12:22

さらば（前）天塩岳

9/24 12:38

分岐まで戻りました

9/24 13:03

この林ほんとキレイだな！天気も良いからかな

9/24 13:05

天塩岳ヒュッテまで戻りました。めっちゃ楽しかった！

撮影機器：

TG-870 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ フリース ジャケット サポートタイツ 長ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ

感想

moono

少し時間があったのでどこか（なるべく気楽に）登れる天気の悪く無さそうな山は無いかなと調べて思い当たったのが天塩岳でした。何しろこのあたりのエリアの山は全く未知だったので、かなり楽しみにしていました。ちょっとヒグマの状態は怖かったんですけどね！
なかなか天気の難しいエリアではあると思うんですが、今回は幸運にもかなり恵まれて、おまけに何だかちょっと面白い雲の様相とナキウサギの登場もあってかなり満足な山行になりました。
天塩岳、流石に道北のこんな場所にあるだけあってアルペンムードのあるめっちゃ楽しい山です。ベストはやはり西天塩岳のあたりから眺める前天塩岳＋天塩岳の絵ですかね。難しい気はしますが、今度は真っ白になった風景も見てみたいなと思いました。