安達太良山（山の歌も聴ける？くろがね小屋泊）

2013年01月12日(土) ~ 2013年01月13日(日)

• GPS: 02:12
• 距離: 8.3km
• 登り: 387m
• 下り: 725m

コースタイム

1/12(土)　あだたら高原スキー場駐車場(奥岳登山口)→(あだたらエクスプレス)→山頂駅(9:37発)→表登山口分岐(11:04着発)→安達太良山山頂(1699m・12:43着13:05？発)→(牛ノ背)→牛ノ背分岐(14:10着発)→峰ノ辻(14:33着)→くろがね小屋(15:07着・泊)

1/13(日)　くろがね小屋(8:26発)→峰ノ辻分岐(9:13着発→あだたら高原スキー場駐車場(奥岳登山口・10:38着)

天候

12日　晴天、午後2時ころより雪
13日　朝方雪、次第に晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

コース状況／危険箇所等

特に危険な所はないように思いますが、
・山頂直下から稜線(牛ノ背)に行く場合、わずかな距離ですがかなり急斜面のトラバースあり。風の強い稜線を避ける方が多いためか、私が通った時はトレースがありませんでした。慣れない方はピッケルの使用をお勧めします。
・稜線(牛ノ背)は風が強く、雪が飛ぶ為か、トレース不明瞭ですが稜線通しの為問題なし。視界が利かない時は峰の辻への下降を示す道標を見落とさない様にすればいいと思います。(山頂→峰の辻の行程の場合)
・峰の辻→くろがね小屋　矢筈ノ森の東面は雪の吹き溜まりになる為か、柔らかい雪面のトラバースとなります。転倒しないようにバランスに注意。

・山頂駅→山頂直下(ワカン使用)　山頂直下⇔山頂(つぼ足)　山頂直下→くろがね小屋(アイゼン使用)　くろがね小屋→登山口(アイゼン使用)

写真

1.ゴンドラより。強風の為、運行開始が若干遅れました。前日は強風の為運休だった由。空の青さに期待度↑。

2.山頂駅からしばらくは樹林帯を行く。

3.いい天気です。

4.ウサギ？の足跡。

5.正体不明の足跡。私には何だか水かきがあるように見えるんですが・・・まさか、河童？

6．和尚山。

7.これも和尚山。なかなか立派な山です。

8.山頂が見えてきた。

9.団体さん。

10.雪面の造形がすばらしい。

11.これでもか、と空が青い。

12.ミニ樹氷。

13.シュカブラその1。

14.雪原を行く登山者。

15.シュカブラその2。

16.シュカブラその3。

17.シュカブラその4。

18.もうすぐ山頂。

19．安達太良山山頂。すごい強風だった。

20．山頂より鉄山方面を望む。

21．シャッターをお願いしたお兄さん、ありがとうございます。

22．船明神山越しに磐梯山遠望。

23.会津磐梯山アップ。NHK大河ドラマ「八重の桜」で注目度もアップ？

24.和尚山遠望。

25.稜線(牛ノ背)より山頂を振り返る。

26.強風が生み出した奇妙な造形。

27.稜線は強風の為、ほとんど雪は積もっていませんでした。

28.牛ノ背分岐付近より沼ノ平を望む。

29.牛ノ背分岐の道標。立派すぎるエビのシッポです。

30.峰ノ辻に向けて下って行く。

31.この頃からガスが出てきた。

32.峰ノ辻。

33.あっという間にこの通り。山の天気は変わりやすい事を実感。

34.眼下にくろがね小屋が見えてきた。ホッとします。

35.くろがね小屋名物、夕食のカレーライス。

36.ダルマストーブも健在だった。あと30年は使えそう。。。

37.くろがね小屋内部。今回もハンガーは確保できず・・・

38.くろがね小屋朝食。

39.下山時、くろがね小屋を振り返って。

40.天候は回復傾向。

41.トレース明瞭。

42.挨拶をして行き違った登山者を振り返って。自分が独行なので、同じ独行登山者に対しては「お気をつけて」と思わざるを得ないです。

43.「勢至平」の道標も雪に埋まってました。

44．天気は完全に回復。

45.帰り道、安達太良SAより安達太良山遠望。下界は晴れていたが、山頂部はガスがかかっていた。

感想

kuputa

ちょっと遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。


積雪期の安達太良山は2回ほど訪れていますが、いずれも悪天候でピークは踏めませんでした(ピーク自体は無雪期に踏んでいますが)。

八ヶ岳の赤岳と最後まで迷いましたが、天気予報は安達太良山の方が良さそうなのでリベンジで行ってきました。

初日は牛ノ背分岐あたり(14:00ぐらいまで)まで好天に恵まれ、すばらしい展望を堪能できました。今年の登り初めとしては上々の出来で、今年の山行がこんな調子でいってくれれば。。。

2年ぶりに泊まったくろがね小屋もグット。ここは雪景色を眺めながら温泉に浸かれるので、それだけで泊まる価値あり、と私は思ってます。料金も2食付きで1万円近い他の山小屋に比べれば6500円と経済的(ただし、夕食はカレーオンリー)。好天に恵まれれば日帰りも可能なこの行程で一泊したのはこんな理由です。

この小屋はどういう訳か自炊客が多く、この日も年配者のグループが宴会をやってました。お酒が入って興が乗ったのか、その内のお一人が山の歌を歌い出しました。「♪〜まぶたに残る　ジャンダルム〜♪」というオジサン(私もオジサンですが)の歌声を聞きながら、「昔の山小屋って、こんな雰囲気だったのかなぁ」と思った次第です。

閑話休題。

気になったので調べてみると「穂高よさらば」という歌でした。元になったのは「雷撃隊出動の歌」という軍国歌謡で作曲は古関裕而。ちなみに元歌の歌い出しは「母艦よさらば〜」というものです。うーん、時代が違う。。。


　穂高よさらば(作詞／吉野満彦　作曲／古関裕而)

1．穂高よさらば又くる日まで
　　奥穂にはゆるあかね雲
　　かえり見すれば　遠ざかる
　　まぶたにのこる　ジャンダルム
　　
2．滝谷さらば又くる日まで
　　北穂へつづく雪の道
　　かえり見すれは　遠ざかる
　　まぶたにのこる　槍ヶ岳
　　
3．涸沢さらば又くる日まで
　　横尾へつづく雪の道
　　かえり見すれば　遠ざかる
　　まぶたにのこる　屏風岩
　　
4．岳沢さらば又くる日まで
　　前穂をあとに河童橋
　　かえり見すれば　遠ざかる
　　まぶたにのこる　畳岩



翌日、朝から雪。次第に回復してくるという予報でしたが、これはあくまで平地の予報ですのであまりあてにできません。それに昨日、充分雪山は満喫したし、朝からまた温泉入ってしまったし、自宅まで260キロドライブしなければならんし。。。


という事で、素直に下山する事にしました。



もちろん、(心の中で)「♪〜安達太良さらば　また来る日まで〜♪」と歌を口ずさみながら・・・(笑)


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2011年同時期の安達太良山山行記録です。この時はなんとアイゼンのハーネスがちょん切れて弱りました。

http://kuputa.net/2011/02/13/%ef%bc%92%e5%ba%a6%e3%81%82%e3%82%8b%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%93%e5%ba%a6%e3%81%82%e3%82%8b%e3%81%8b%e3%82%82%e3%83%bb%e3%83%bb%e3%83%bb/

http://kuputa.net/2011/02/12/%e2%96%a02011%e5%b9%b42%e6%9c%8811%ef%bd%9e12%e6%97%a5%e9%87%91%ef%bd%9e%e5%9c%9f%e3%80%80%e5%ae%89%e9%81%94%e5%a4%aa%e8%89%af%e5%b1%b1%ef%bc%88%e7%a6%8f%e5%b3%b6%e7%9c%8c%ef%bc%89%e5%8d%98%e7%8b%ac/