晩夏の夜叉ヶ池と越美国境を歩く
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- GPS
- 05:31
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 969m
- 下り
- 955m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■夜叉ヶ池まではよく整備された登山道 ■稜線上は背丈ほどの熊笹が登山道を覆い隠している。朝露でびしょ濡れ必定なので雨具着用がベター。 ※バーナー等の火器使用禁止、生物植物の採取禁止 |
その他周辺情報 | 今庄365号温泉やすらぎ |
写真
感想
仕事を休むことにして夜叉ヶ池に登ることにした。いつもはニッコウキスゲの咲く頃訪れているのだが、今年は天候が優れなかったのとコロナの影響で登れていない。季節外れの平日なので静かでよいでしょう。
広野ダムから県境尾根を眺めると晴れ間も覗いている。岩谷川沿いの舗装された林道を遡ると左の川向こうにキャンプ場が現れる。今は鬱蒼と草木が覆って廃園だが、20年前には小学生の子供達と利用したことがあるので懐かしい。更に進むと桂の巨樹がある登山口に着く。石川と福井No.の車が停められていた。
岩谷川の支流沿いのよく整備された登山道を登っていく。アキチョウジやアキギリ等の青い花がここでも見られた。ここの尾根はミズナラの巨樹が多い。高度を上げるとやがてブナ林に変わる。湿地帯に入るとカエデやサワフタギの灌木になる。紅葉が期待できそうだ。夜叉ヶ池の桟敷には2人の男性が歓談中だった。ひと休みしてから池の淵を辛抱強く覗いていると、1cmほどの黒い可愛い夜叉ゲンゴロウが忙しく動き回っている。数匹が確認できた。今日はイモリが少なかったので活発なのだろうか。
稜線の岩稜帯を這い上がり、覆い被さる熊笹の登山道を進むと朝露でびしょ濡れになる。ほどなく好展望の夜叉丸に着く。奥美濃の山々、越前の日野山が良く見える。灌木と熊笹が邪魔して三国岳は見えないが湖北の上谷山が笹越しに見える。
神秘的な夜叉ヶ池を眼下に眺めながら稜線を下り今度は北上する。こちら側は未だ歩いたことがない。高丸へのジャンクションピークの直下まで進んだが、びしょ濡れに嫌気がさして引き返すことにする。立ちはだかるJPに怖気づいたのは内緒。稜線には昆虫を捕獲しようとしている男性がいた。福井県の条例違反にはあたらないだろうか?
再び池に戻ると十人ほどの団体さんが帰られるところだった。静かな池の桟敷でゆったりランチ休憩。バーナーを使う方がいたのでルールを説明させてもらった。空は雲が増え青空が隠れてしまった。怪しげな黒い雲も流れ始めたので下山の途に就く。神職と思しき服装のご夫婦とすれ違う。池の畔の奥宮夜叉龍神社祠にご祈祷されるのでしょう。あとで思ったのだがお話すればよかった。
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