燧ヶ岳・至仏山【富士見下-見晴-燧ヶ岳-尾瀬沼-見晴-山ノ鼻-至仏山-鳩待通り-富士見下】
- GPS
- 32:03
- 距離
- 55.7km
- 登り
- 2,857m
- 下り
- 2,867m
コースタイム
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 10:12
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 7:53
天候 | 1日目:晴れ 2日目:曇りがちな晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
写真
装備
個人装備 |
AKUクレスタ
|
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感想
高校生の時に鳩待峠から入って、見晴でテント泊をして、沼山峠まで抜けた記憶は、雨の中を淡々と歩いて、つらかったイメージだけが残っている尾瀬。
今回は、クラシックルートからの入山という粋なスタートにして、尾瀬の魅力を満喫しきる周回ルートを選択しました。
富士見下登山口に車を駐車して、砂利敷きの林道を富士見峠まで登って行きます。
ところどころ紅葉をしていたり、富士見峠の手前では中原山の稜線が見えたりと、長い林道歩きにしては退屈はせず、富士見小屋に到着しました。
富士見峠からは一転、下りになり、滑りやすい登山道を慎重に下りていきます。
樹間からは燧ヶ岳が顔を見せたりと、期待を高める演出もありつつ、八木沢沿いまでくると、草むらに獣の気配を感じて、緊張させられたりと、こちらも退屈せずに見晴まで歩くことができました。
見晴キャンプ場には、かなり早く着いたので、数張りのテントしかないような状態で、自分もテントを張って仕度を整え、燧ヶ岳に向けて出発しました。
見晴新道は始めはなだらかですが、すぐに勾配が厳しくなり、粘土質の滑りやすい地面と濡れた石に集中力を削られ、思った以上に消耗戦を強いられました。
このルートは下りにはむかず、特に雨天時はかなり危険な感じを受けました。
だいぶ高度をあげてからやっと頂上の柴安瑤樹間から見えるようになり、大きな沢を越えて森林限界にでました。そこからは岩がちなルートになり、振り返ると尾瀬ヶ原が眼下に、そして遠くには至仏山が見え、とても展望がよくなりました。
すぐに柴安瑤猟詐紂△垢覆錣掻ヶ岳の最高点に到着すると、多くの登山客が休憩をしていました。みなさん、見晴新道ではなく長英新道を使っていたようです。
頂上からは、平ヶ岳や越後駒ヶ岳など新潟の山々も見ることができ、360度の眺望を楽しむことができました。
柴安瑤鮓紊砲靴董∃撕瑤飽榮阿掘△劼箸箸りの景色を楽しんだ後、長英新道を使って、尾瀬沼に向けて下山を開始しました。
長英新道は、最初は勾配が強いものの、すぐになだらかな歩きやすい登山道に変わり、なんなく尾瀬沼のほとりに下りることができました。
そこから、木道を歩いて長衛小屋まで行き、少し休憩してから、尾瀬沼沿いを時計回りに沼尻平に向けて歩きました。
右手には、尾瀬沼とその先の燧ヶ岳を望みながら、木道をスタスタと快適に歩きました。
沼尻平から、少々アップダウンはあるものの、白砂田代を抜けて見晴まで戻りました。
キャンプ場で夕食を食べた後、日が暮れて星が出るまで尾瀬ヶ原に出て、ゆっくりしました。(曇っていたので、星はほとんど見えませんでしたが・・・)
翌日は、5時に起きて、テントを撤収して、6時に歩き出しました。
朝もやの尾瀬ヶ原の木道を周りの景色を楽しみながら山ノ鼻まで、振り返っては燧ヶ岳を望んだり、木道わきの草花に目をやったりと、尾瀬を満喫させてもらいました。
(高校の時とは、天候のせいか、精神的に大人になったからなのか、まったく違う感覚です。)
山ノ鼻で少し休憩してから、至仏山頂上に向けて直登ルートを登って行きました。
尾瀬ヶ原から樹林帯に入ると、早々に急登の山道が続き、蛇紋岩の濡れた石は、とても滑りやすく、とても集中力の必要なルートでした。
ただ、勾配きつい分、どんどん高度が上がっていき、1時間くらいで森林限界を突破して、振り返ると尾瀬ヶ原とその向こうに燧ヶ岳という、すばらしい展望のルートに切り替わります。
至仏山の頂上には、鳩待峠から登ってきた登山客が多くいて、結構ごった返した頂上でした。
日光男体山や白根山などの日光連山や、上州武尊山などの群馬、栃木の山々が見え、昨日の燧ヶ岳とはまた違った眺望を楽しむことができました。
至仏山の頂上からは鳩待峠に向けて、歩きやすい登山道を下って行きました。
鳩待峠で、昼食をいただき、富士見峠に向けて、鳩待通りに足を踏み入れます。
鳩待峠からすぐは急登が50mほど続きますが、すぐになだらかな登りとなり、横田代に出ると、後ろには至仏山が大きく見えました。
中原山を越え、アヤメ平では燧ヶ岳を再び拝むことができ、とても素晴らしい稜線歩きを楽しむことができました。
富士見峠からは林道を歩き、無事に富士見下の駐車場まで戻ることができました。
紅葉は思ったほど進んでいなく、ところどころという感じでしたが、天気もよく、楽しい山行でした。
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