九州脊梁の国見岳縦走
- GPS
- 39:19
- 距離
- 108km
- 登り
- 4,712m
- 下り
- 4,408m
コースタイム
- 山行
- 12:37
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 13:39
- 山行
- 14:48
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 15:18
- 山行
- 1:48
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:48
天候 | ほぼ全日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
不土野峠〜白鳥山…道ははっきりしていませんが稜線沿いを歩けます。尚、最初は林道沿い歩けます。 白鳥山〜国見岳…道ははっきりしてますが、倒木等があり多少歩きにくい。 国見岳〜椎矢峠…1575m峰までは不明瞭な部分が多いです。 椎矢峠〜小川岳…道ははっきりしてます。 小川岳〜雛岳集落…トンギリ分岐から雛岳集落の道ですが最後の方になるとかなり不明瞭になりました。 |
写真
感想
元々は、東北に行くつもりだったが、前線の影響で天気が良くない。
むむっと思って、5日間の晴天が期待出来るところが九州だった。
本来なら、今年のGWに出かける予定だった国見岳の九州脊梁の山旅に急遽予定を変更。
しかし、実際に実施するに当たって、アプローチに面食らった。
市房ダムから歩き出す予定だったが、豪雨災害の人吉にアプローチする方法がない!
何とか、調べて高速バスで人吉インター経由で人吉にたどり着いた。
翌朝は運休状態のくま川鉄道ではなく、産交バスで湯前経由で市房ダムにたどり着いた。人吉盆地は災害の跡はかんじられなかったが、途中で垣間見えた肥薩線の線路は錆び付いていた。
バスを市房ダムで降りて歩き出す。これから不土見峠迄延々18キロの車道歩きとなる。こんな山奥なのに途中の古屋敷迄は、何とバス迄ある。しかし、古屋敷からは九十九折の約10キロ。途中でショートカットを企んだが徒歩道らしきものは無しだった。
この山旅の、悩みどころが水。水場を他の方のレコ等を調べて確認出来たのが二ヶ所だけ。国見岳から少し下る球磨川源流と、高岳登山口。縦走には3日ほどかかる為、不土見峠の途中で水を先ずたっぷり補給する必要があった。当然、峠の直前で補給したく、地図を睨めっこした結果、峠の約1.5キロ手前で無事水をゲット^_^
唯、+3キロの荷物となり喘ぎながら峠へと登った。
不土見峠から白鳥山迄は過去レコが殆どない山域。直前になりある方のレコでかなり助かったが、それでも踏み跡がある様な、ない様な感じ。唯、藪もなく稜線を着実に歩けるのでかなり助かった。
夕方、銚子笠に到着。予定よりも早いので、更に九州百名山の白鳥山迄頑張る!
この日暑く、水の消費がかなり多い。約4時間で1リットル近く消費してしまった。二ヶ所の水場の国見岳直下の球磨川源流迄ギリギリかなという感じ。
ところが喘ぎながら且つルートを若干外れながら白鳥山に登っていると何と山頂の直下にチョロチョロ水を発見!グイグイと水を乾いた身体に補給。そしてプラティスにも水を追加補給^_^
これでもう安心。
夕刻、白鳥山に着き、山頂下の御池の辺りでテントとした。
2日目の翌朝は暗い内からゴソゴソ。今日も少しでも距離を伸ばしたい。白鳥山からは道もはっきりしてきて、暗いうちでも安心して歩ける。
先ずは同じく九州百名山の烏帽子岳へ向かう。縦走路から少し寄り道だが、折角なので登る。烏帽子岳からは南側の展望が良く、昨日登った白鳥山をしみじみと眺めた。
でもこれから向かう国見岳は良く分からない。
かなり未だある様で、果たしてその通りだった。もう山頂かと思うと小国見岳(・・)。この先こそと思うと手前の岩場…。
苦労して登った国見岳は正に大展望の山頂だった。
3百名山だから、誰かいると思ったが誰もおらず静かな山を堪能。そして、目線はこれからの進む稜線。実は夕べに山行計画をチェックしたら、高岳と三方山の間が6.4キロでCTが40分(笑)。これは無理と思うけど計画を書き間違いたらしい。唯、目算でもどうもそんなに距離は無いようだ。これで一安心したものの、国見岳からの先の道はまた不明瞭になった。
加えて、国見岳のもう一つの水場の力水は全くダメ。
これで、水はやはり高岳登山口に頼るしか無い。道は高岳に近づくとだんだん明瞭になって来て、高岳より水を求めて林道の登山口に降りた。
登山口には豊富な水が流れており、此処で水の補給。水が確保出来たのはいいが再び荷物が重くなり、極端に遅くなる。
それでも午後3時に三方山には計画書のCTどおりで40分で着いたが、此処から向坂山への時間を書き間違ていた。距離が5.6キロで1時間40分はどう考えても無理。
急遽変更して実施した登山なので、計画書の最終チェックをしてなかった。
疲れた足に6キロ弱は遠く、向坂山の登り手前で疲労感で足が止まり、手前の鞍部で今日は此処までとした。
向坂山手前の鞍部でテントを張ったものの、動物の鳴き声がうるさく、且つ今まで聴いた事がない様な人の声みたいな鳴き声も聞こえ、なかなか寝付けなかったが、知らない間に眠りに着いていた。
3日目、今日は下山の日。長かった九州背稜の山旅もこれで終わり。
向坂山へはゆっくり休んだ為か、あっさりと登る。唯、早すぎて未だ夜明け前だったが(笑)
因みに向坂山も九州百名山の一つ。
向坂山の直下のスキー場を横断して、更に縦走路を北上。
こちらも九州百名山である小川岳に向かう。3日目の朝早くに小川岳に着いたが、展望は今ひとつ。国見岳をしっかりと目に焼き付けておきたかったが残念。
一方、縦走も終わりになって来た。小川岳からは黒峰を経てが正しい縦走路なのだが、小川岳でガクンと降らされてもう良いやという気持ちになってしまう。
雛岳への集落へのエスケープルートをくだって行った。過去のトレランの大会のルートだから歩きやすいと思ったのだが、最後の方は道がなくなり草藪を突破。
最後の黒峰は割愛したが、九州脊梁を縦走でき、満足した山旅だった。
尚、下山したものの赤線繋ぎの為、この後、43キロを阿蘇高森町へ向かって歩く。
途中の展望地という園地で3日目のテン泊をして、翌未明に歩き出し、阿蘇高森のファミリーマートで重たいリュックを宅急便で送り返し、引き続き赤線繋ぎの山旅を行った。
コメント
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momohiro先輩、九州に行かれると伺ってましたが、何と100km超えだったとは凄すぎです でも、先輩の北から南までの赤線繋ぎが完成にまた近くなりました。
それにしても、燃える闘魂というか執念すら感じますね、誰も真似できない。
ちゃんと水場は計算されてたようですが、白鳥山のちょろちょろ水で安心、よかったです。
向坂山手前での人の声のような鳴き声?って何なのでしょうね。自分ならビビッて眠れないかも
いえいえ、大した事はやっていないです。
唯、国見岳の縦走はホントに記録なくて歩けるかなぁと心配してましたが、無事歩け通したのは嬉しかったです。
ついでに九州百名山を四つもゲットしましたし
このコース、実はGWに行く予定だったのですが、コロナ禍で断念しました。
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