【銚子ヶ口】P777〜北谷尻谷経由 ハード藪こぎなバリルートで登ってみた!
- GPS
- 07:18
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,315m
- 下り
- 1,319m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※今回のルートは最初と最後の林道区間や銚子ヶ口山頂付近・瀬戸峠・神崎川付近を除き、ほぼバリルートになります。 ハードな藪こぎの多い難易度の高いルートになりますので、バリルートが苦手な方、初心者の方には絶対にお薦めできません。 ほとんどの区間でGPSやコンパス等でのルーファイ必須です。 ◎神崎川林道〜瀬戸峠入口 舗装された林道で危険箇所はありませんが、路面が湿けて滑りやすい場所があります。転倒注意です。 ◎瀬戸峠入口〜瀬戸峠〜瀬戸峠東口 瀬戸峠までは一般的な登山道と、一部 沢を歩いていく箇所があります。 特に危険箇所はありません。 瀬戸峠から瀬戸峠東口も一般登山道と沢を歩いていきますが、この日は前日の雨の影響で非常に滑りやすく、転倒しない様に注意が必要でした。 ◎瀬戸峠東口〜神崎川沿い〜ジュルミチ谷出合 踏み跡も目印もある割と歩きやすい登山道です。 一部にロープ場や沢の渡渉がありますが、特に危険箇所はありません。 ただ、雨等で沢の水量が多くなると渡渉が危険になる事がありますので、十分に注意が必要。 ただし、渡渉が苦手な方には少し厳しいかもしれません。 ◎ジュルミチ谷出合〜P777〜P903〜北谷尻谷 ジュルミチ谷出合からP777に登っていく尾根は、急登でハードな藪こぎの続く難易度の高い区間になります。 P777を過ぎると、薄い踏み跡も現れ大分歩きやすくなってきます。 この区間は完全なバリルート、しかもハード目の藪こぎエリアもありますので、バリルートに慣れた方以外は立ち入らない方がよいです。 もちろんGPS等でのルーファイは必須です。 北谷尻谷自体は、気持ちよく快適に歩けます。 ただ、雨上がり等で水量が多い時などは渡渉時に十分な注意が必要でしょう。 ◎北谷尻谷〜銚子ヶ口 北谷尻谷から銚子ヶ口まで本来のルートである谷道でなく、並行している尾根を登っていきましたが、急登でしかも藪こぎ悪路のかなりハードな尾根でした。 正直、ここを選択した事を後悔したくらいです。 この区間も、バリルートに慣れた方以外は立ち入らない方がよいです。 もちろんGPS等でのルーファイは必須です。 銚子ヶ口東峰〜銚子ヶ口間は一般登山道になりますので、超快適に歩けます。 ◎銚子ヶ口〜神崎川林道 銚子ヶ口東峰から杠葉尾登山口方向に2〜3分下った所にある広場的な場所から北側に分岐し、しばらく下るとモノレールのレールが出現します。 このレール沿いに下っていくと、林道にたどり着きます。 特に危険箇所等はありません。 |
写真
感想
今回のルートは、pochieさんのこのルートを参考にさせて頂きました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2287370.html
ありがとうございました。
今回このルートを歩いたのは、P777の尾根・稜線、北谷尻谷から銚子がヶ口までのエリアが気になっていたから。
ある程度のハードさは覚悟していましたが、完全に自分の想像以上のハードな山行になりました。
前日まで降り続いていた雨も上がり、この日は完全な晴れ予報。
雨の影響で足元は悪いかもしれないが、晴れると分かっている以上行かない選択肢はない。
ただ、雨で増水しているであろう河川の渡渉だけは少し心配ではあったが・・・。
三重県側はもう普通に路面が乾いていたが、石榑トンネルを抜け滋賀県側に抜けると地面ががっつり濡れている・・・
あぁまたか・・・先週の山行も雨の影響で泥んこになってしまったので、少しテンションが下がってしまった。
まぁ雨さえ降らなければ問題ないだろうと自分に言い聞かせ、とりあえずスタート、神崎川林道を上っていった。
林道から瀬戸峠、そして神崎川沿いの登山道まで調子よく歩いていく。
ここまで日差しは一切無く何だか薄暗い。
何か先週もこんなだったなぁ・・・今日は途中から降ってくるのだけは勘弁してくれよ、なんて考えながら歩いている。
相変わらずテンションは上がらない。
自分は昔から気分が天気に左右されるタイプの人間なのだ。
そうこう考えている間にジュルミチ谷に差し掛かる。
この日はこれまでに何度も渡渉しここまで来ているが、この谷の渡渉は一味違った。
ドボンはしたくない。
いろいろと作戦を考え手足をフルに使い無事に渡ることができた。
決まった!大げさかもしれないが、まるで体操選手がフィニッシュを決めたかのような気分だった。
この日の山行の核心部分は、ジュルミチ谷を渡ってすぐ、P777へ登っていく尾根だ。
pochieさんのレポを見て、ある程度の険しさ、厳しさは覚悟していたが・・・
まずこの尾根、藪が濃い!しかも急登なのだ。
自分は今まで数々の藪こぎをしてきたが、この尾根の藪こぎは鈴鹿でも間違いなくトップクラスの密度だ。本当にハードな尾根だった。
P777から北谷尻谷までの稜線・下り尾根は、打って変わってここまでの険しさに比べてグッと歩きやすかった。
薄い踏み跡に加え、少しだが目印のリボンも付いていた。
それなりに石楠花藪等もあるのだが、先の尾根に比べれば全然歩きやすい。
正直助かったと思った。
北谷尻谷を歩くのは2度目になる。
鈴鹿山脈に多くの谷道あれど、ここほどロケーションの良い谷道もそれほどないだろう。
皆さんにお薦めしたいくらいだが、なにせ遠い。
どの登山口からでも遠いのだ。
しかもルーファイ必須ときている。ここにたどり着くまでにそれなりのバリルート経験は必要だろう。
この日も開放的な気持ちよさを味あわせてくれたが、晴れていたら倍は気持ちイイだろう。まぁ雨が降らなかっただけ良しとしよう。
その北谷尻谷から銚子ヶ口まで登るには、一応谷道のルートが付いている。
しかし、地図を見てみると、その谷道の東側(右側)に明瞭な尾根があるのだ。
人もあまり歩いてなさそうだし、楽しそうなのでこの尾根を登っていくことにした。
もし、とても登れそうもなければ隣のルートに戻ればよいのだ。
実際にこの尾根に取付き登って見ると、想像してたより藪がキツく、しかも急登、分かってはいたがやはりキツかった。
昨日までの雨の影響もあり、銚子ヶ口に登頂する頃にはシャツもズボンもザックも泥んこになってしまった。
銚子ヶ口からの下りはモノレールのレール沿いに下っていき、林道に合流する楽チンコースだ。
このルートは一般登山道にはなってないが、実際には歩く人も多く、道もすごく整備され歩きやすかった。
下手な一般登山道よりあるきやすいくらいだ。
最後はR421まで林道を楽チンクルージングといきたいところだが、油断大敵、この林道、先週と一緒で湿気っている所が滑るのだ。
お約束のおっとっとを数回、危なかったが何とか無事に駐車地までたどり着く事ができた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
beggioさん、こんにちは。
モノレール道のレコは見かけますが、このルートのレコって殆どないような? 瀬戸峠というのも久しぶりに目にした気がしました。
あのゲートができてから舗装路歩きが長くなりましたね。狙いは雪解けからアマゴ解禁用に開けてある4月中旬まででしょうか。
駐車ポイントは、タイヤチェーン装着場の広い路肩ですよね。2枚目の写真に赤色パイロンが写っていたので、なにか規制でもしてあるのかなと思いましたが、道路に近いところに止めないようにとのことでしょうか。手前の路肩はキャンプ場の駐車場みたいですね。
林道の取り付きにも2台ほど駐車できそうでしたが、先客がおられたのかな〜
舗装路が凍っていないのに滑る… それ経験したことがありますわ。苔ですかね。ホント怖い思いをした記憶あり。
業務多忙により時間が取れず申し訳ないです。beggioさんの痛〜いお話も迫っているのかな。
no.2さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
川原BBQのマナー悪化が原因らしいですが・・・
あのゲートからの林道歩きはホント長いですね。
往復で一時間以上掛かりますし。
駐車地のパイロンはよく分からないんですよね〜。
おそらく道路の近くに停めないでという事だと思うのですが。
林道の取付きなんですが、簡易的なバリケードで駐車禁止になってました。
なので今回はあそこに駐車したという訳です。
下りの林道は本当に気を使いました。
そのわりにはおっとっとて何度もやってましたがね・・・。
僕の痛い話はもうすぐだと思うのですが、手続き等の関係でまだハッキリとは分からないのです。
それまでに山行き倒してやろうと思ってるんですがね😅
ご心配お掛けし、申し訳ないです・・・。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する