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Yamareco

記録ID: 2638754
全員に公開
ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

【銚子ヶ口】P777〜北谷尻谷経由 ハード藪こぎなバリルートで登ってみた!

2020年10月11日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:18
距離
14.2km
登り
1,315m
下り
1,319m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:38
休憩
0:40
合計
7:18
6:31
45
7:16
7:18
23
7:41
7:47
7
7:54
7:55
237
11:52
11:52
5
11:57
12:28
1
12:29
12:29
31
13:11
13:11
37
13:48
13:48
1
13:49
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
神崎橋駐車場に駐車させて頂きました。
コース状況/
危険箇所等
※今回のルートは最初と最後の林道区間や銚子ヶ口山頂付近・瀬戸峠・神崎川付近を除き、ほぼバリルートになります。
ハードな藪こぎの多い難易度の高いルートになりますので、バリルートが苦手な方、初心者の方には絶対にお薦めできません。
ほとんどの区間でGPSやコンパス等でのルーファイ必須です。

◎神崎川林道〜瀬戸峠入口
舗装された林道で危険箇所はありませんが、路面が湿けて滑りやすい場所があります。転倒注意です。

◎瀬戸峠入口〜瀬戸峠〜瀬戸峠東口
瀬戸峠までは一般的な登山道と、一部 沢を歩いていく箇所があります。
特に危険箇所はありません。
瀬戸峠から瀬戸峠東口も一般登山道と沢を歩いていきますが、この日は前日の雨の影響で非常に滑りやすく、転倒しない様に注意が必要でした。

◎瀬戸峠東口〜神崎川沿い〜ジュルミチ谷出合
踏み跡も目印もある割と歩きやすい登山道です。
一部にロープ場や沢の渡渉がありますが、特に危険箇所はありません。
ただ、雨等で沢の水量が多くなると渡渉が危険になる事がありますので、十分に注意が必要。
ただし、渡渉が苦手な方には少し厳しいかもしれません。

◎ジュルミチ谷出合〜P777〜P903〜北谷尻谷
ジュルミチ谷出合からP777に登っていく尾根は、急登でハードな藪こぎの続く難易度の高い区間になります。
P777を過ぎると、薄い踏み跡も現れ大分歩きやすくなってきます。
この区間は完全なバリルート、しかもハード目の藪こぎエリアもありますので、バリルートに慣れた方以外は立ち入らない方がよいです。
もちろんGPS等でのルーファイは必須です。

北谷尻谷自体は、気持ちよく快適に歩けます。
ただ、雨上がり等で水量が多い時などは渡渉時に十分な注意が必要でしょう。

◎北谷尻谷〜銚子ヶ口
北谷尻谷から銚子ヶ口まで本来のルートである谷道でなく、並行している尾根を登っていきましたが、急登でしかも藪こぎ悪路のかなりハードな尾根でした。
正直、ここを選択した事を後悔したくらいです。
この区間も、バリルートに慣れた方以外は立ち入らない方がよいです。
もちろんGPS等でのルーファイは必須です。

銚子ヶ口東峰〜銚子ヶ口間は一般登山道になりますので、超快適に歩けます。

◎銚子ヶ口〜神崎川林道
銚子ヶ口東峰から杠葉尾登山口方向に2〜3分下った所にある広場的な場所から北側に分岐し、しばらく下るとモノレールのレールが出現します。
このレール沿いに下っていくと、林道にたどり着きます。
特に危険箇所等はありません。
神崎橋駐車場よりスタート。
2020年10月11日 06:31撮影 by  SOV40, Sony
10/11 6:31
神崎橋駐車場よりスタート。
R421を神崎橋方向に歩いていく。
昨日の雨で濡れた路面がまだ乾いていない。
2020年10月11日 06:31撮影 by  SOV40, Sony
10/11 6:31
R421を神崎橋方向に歩いていく。
昨日の雨で濡れた路面がまだ乾いていない。
神崎川林道に入ります。
2020年10月11日 06:34撮影 by  SOV40, Sony
10/11 6:34
神崎川林道に入ります。
安全祈願を・・・。
2020年10月11日 06:40撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 6:40
安全祈願を・・・。
今日も雲が重いなぁ・・・
2020年10月11日 06:41撮影 by  SOV40, Sony
10/11 6:41
今日も雲が重いなぁ・・・
この分岐を右手に。
瀬戸峠入口へ。
2020年10月11日 06:58撮影 by  SOV40, Sony
10/11 6:58
この分岐を右手に。
瀬戸峠入口へ。
左手に瀬戸峠入口。
ここから入っていきます。
2020年10月11日 07:15撮影 by  SOV40, Sony
10/11 7:15
左手に瀬戸峠入口。
ここから入っていきます。
いきなりの急登だが・・・
2020年10月11日 07:16撮影 by  SOV40, Sony
10/11 7:16
いきなりの急登だが・・・
快適になったり・・・
2020年10月11日 07:25撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 7:25
快適になったり・・・
沢を登ったりして・・・
2020年10月11日 07:28撮影 by  SOV40, Sony
10/11 7:28
沢を登ったりして・・・
瀬戸峠到着。
2020年10月11日 07:41撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 7:41
瀬戸峠到着。
瀬戸峠東口に下っていく。
昨日までの雨の影響で滑りやすく、細心の注意を払いながら下っていきます。
2020年10月11日 07:46撮影 by  SOV40, Sony
10/11 7:46
瀬戸峠東口に下っていく。
昨日までの雨の影響で滑りやすく、細心の注意を払いながら下っていきます。
途中、沢も下っていく。
2020年10月11日 07:51撮影 by  SOV40, Sony
10/11 7:51
途中、沢も下っていく。
階段と柵の残骸があった。
とても瀬戸峠まで続いていたとは思えないのだが・・・。
2020年10月11日 07:53撮影 by  SOV40, Sony
10/11 7:53
階段と柵の残骸があった。
とても瀬戸峠まで続いていたとは思えないのだが・・・。
瀬戸峠東口到着
2020年10月11日 07:54撮影 by  SOV40, Sony
10/11 7:54
瀬戸峠東口到着
林道を横切り、すぐに神崎川沿いの道まで下っていく。
2020年10月11日 07:56撮影 by  SOV40, Sony
10/11 7:56
林道を横切り、すぐに神崎川沿いの道まで下っていく。
「山火事注意」の看板を右に入っていく。
この立派な柵に沿って下っていくとどこに辿り着くのだろう?
2020年10月11日 07:56撮影 by  SOV40, Sony
10/11 7:56
「山火事注意」の看板を右に入っていく。
この立派な柵に沿って下っていくとどこに辿り着くのだろう?
踏み跡はそれなりに付いている。
2020年10月11日 07:58撮影 by  SOV40, Sony
10/11 7:58
踏み跡はそれなりに付いている。
何度も小さな渡渉を繰り返す。
2020年10月11日 08:10撮影 by  SOV40, Sony
10/11 8:10
何度も小さな渡渉を繰り返す。
神崎川が見えてきた。
2020年10月11日 08:10撮影 by  SOV40, Sony
10/11 8:10
神崎川が見えてきた。
一旦、神崎川の川原に降り少し休憩。
相変わらず雲が重い。
2020年10月11日 08:21撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 8:21
一旦、神崎川の川原に降り少し休憩。
相変わらず雲が重い。
少しハード目の渡渉。
2020年10月11日 08:32撮影 by  SOV40, Sony
10/11 8:32
少しハード目の渡渉。
松茸そっくり!
2020年10月11日 08:33撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 8:33
松茸そっくり!
ジュルミチ谷の渡渉。
やはり水量が多い。
2020年10月11日 08:36撮影 by  SOV40, Sony
10/11 8:36
ジュルミチ谷の渡渉。
やはり水量が多い。
手足をフルに使って渡渉。
何とかドボンせずに済みました。
先日の雨ですべての石が濡れているのですごく気を使いました。
2020年10月11日 08:37撮影 by  SOV40, Sony
10/11 8:37
手足をフルに使って渡渉。
何とかドボンせずに済みました。
先日の雨ですべての石が濡れているのですごく気を使いました。
ジュルミチ谷を渡渉し、すぐにP777に伸びる尾根に取り付く。
2020年10月11日 08:39撮影 by  SOV40, Sony
10/11 8:39
ジュルミチ谷を渡渉し、すぐにP777に伸びる尾根に取り付く。
いきなりこの藪こぎダ・・・
2020年10月11日 08:41撮影 by  SOV40, Sony
10/11 8:41
いきなりこの藪こぎダ・・・
藪が濃くて登るのに時間が掛かる。
2020年10月11日 08:43撮影 by  SOV40, Sony
10/11 8:43
藪が濃くて登るのに時間が掛かる。
ムラサキアブラシメジモドキ
2020年10月11日 08:46撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 8:46
ムラサキアブラシメジモドキ
藪の次はこんな大きな岩が現れた!
2020年10月11日 09:06撮影 by  SOV40, Sony
10/11 9:06
藪の次はこんな大きな岩が現れた!
ここは左に巻いていく。
2020年10月11日 09:10撮影 by  SOV40, Sony
10/11 9:10
ここは左に巻いていく。
P777登頂
一応リボンは付いてました。
2020年10月11日 09:26撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 9:26
P777登頂
一応リボンは付いてました。
再び藪に突っ込みP903へ向かう。
2020年10月11日 09:26撮影 by  SOV40, Sony
10/11 9:26
再び藪に突っ込みP903へ向かう。
P777を過ぎると一気に歩きやすくなってきました。
薄いが、踏み跡らしき物も出てきた。
2020年10月11日 09:28撮影 by  SOV40, Sony
10/11 9:28
P777を過ぎると一気に歩きやすくなってきました。
薄いが、踏み跡らしき物も出てきた。
すごく立派な杉の木があった。
こりゃ神籬だなぁ。
2020年10月11日 09:33撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 9:33
すごく立派な杉の木があった。
こりゃ神籬だなぁ。
林業用だろうか、古びたワイヤーが放置してあった。
2020年10月11日 09:40撮影 by  SOV40, Sony
10/11 9:40
林業用だろうか、古びたワイヤーが放置してあった。
石楠花の藪を抜けると・・・
2020年10月11日 10:06撮影 by  SOV40, Sony
10/11 10:06
石楠花の藪を抜けると・・・
P903登頂
2020年10月11日 10:11撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 10:11
P903登頂
P903から北谷尻谷に降りていく。
結構な急斜面下りだが、下りにくさはそんなに無い。
2020年10月11日 10:14撮影 by  SOV40, Sony
10/11 10:14
P903から北谷尻谷に降りていく。
結構な急斜面下りだが、下りにくさはそんなに無い。
やっと北谷尻谷まで降りてきた〜!
2020年10月11日 10:27撮影 by  SOV40, Sony
10/11 10:27
やっと北谷尻谷まで降りてきた〜!
さっきまでがあんな感じだったから、超気持ちイイ!
2020年10月11日 10:28撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 10:28
さっきまでがあんな感じだったから、超気持ちイイ!
ここも渡渉。
ドボンせずに渡渉成功!
2020年10月11日 10:44撮影 by  SOV40, Sony
10/11 10:44
ここも渡渉。
ドボンせずに渡渉成功!
楽園級の気持ち良さ!
2020年10月11日 10:45撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 10:45
楽園級の気持ち良さ!
名前はわからないが、北谷尻谷に注ぐ支流。
本来は、北谷尻谷を離れこの沢沿いに銚子ヶ口まで登っていくのだが、今回は東側に並行している尾根で登ってみる事にした。
2020年10月11日 10:58撮影 by  SOV40, Sony
10/11 10:58
名前はわからないが、北谷尻谷に注ぐ支流。
本来は、北谷尻谷を離れこの沢沿いに銚子ヶ口まで登っていくのだが、今回は東側に並行している尾根で登ってみる事にした。
この尾根で銚子ヶ口まで登っていきます。
2020年10月11日 11:02撮影 by  SOV40, Sony
10/11 11:02
この尾根で銚子ヶ口まで登っていきます。
写真では分かりづらいが、かなりの急登だ。
2020年10月11日 11:03撮影 by  SOV40, Sony
10/11 11:03
写真では分かりづらいが、かなりの急登だ。
しかも結構な石楠花の藪なのだ。
2020年10月11日 11:07撮影 by  SOV40, Sony
10/11 11:07
しかも結構な石楠花の藪なのだ。
この尾根を選択した事をちょっと後悔しています・・・。
本当にこの尾根はハードでした。
2020年10月11日 11:30撮影 by  SOV40, Sony
10/11 11:30
この尾根を選択した事をちょっと後悔しています・・・。
本当にこの尾根はハードでした。
急登の藪こぎ、強行突破です!
2020年10月11日 11:35撮影 by  SOV40, Sony
10/11 11:35
急登の藪こぎ、強行突破です!
稜線が近づいてくると、段々歩きやすくなってきた。
2020年10月11日 11:46撮影 by  SOV40, Sony
10/11 11:46
稜線が近づいてくると、段々歩きやすくなってきた。
ヤッタ〜!
銚子ヶ口東峰登頂!
2020年10月11日 11:52撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 11:52
ヤッタ〜!
銚子ヶ口東峰登頂!
本日初の展望。
雲がグレーだ!
天気予報は晴れだったのになぁ・・・。
2020年10月11日 11:52撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 11:52
本日初の展望。
雲がグレーだ!
天気予報は晴れだったのになぁ・・・。
あっという間に銚子ヶ口本峰登頂です!
2020年10月11日 11:55撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 11:55
あっという間に銚子ヶ口本峰登頂です!
三角点タッチ
2020年10月11日 11:55撮影 by  SOV40, Sony
10/11 11:55
三角点タッチ
ほぼ同時に登頂した、感じの良いお兄さんい撮ってもらいました。
もう、服もズボンも泥だらけなのです・・・。
2020年10月11日 12:23撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 12:23
ほぼ同時に登頂した、感じの良いお兄さんい撮ってもらいました。
もう、服もズボンも泥だらけなのです・・・。
下山は、銚子ヶ口東峰から神崎川林道に下っていきます。
2020年10月11日 12:30撮影 by  SOV40, Sony
10/11 12:30
下山は、銚子ヶ口東峰から神崎川林道に下っていきます。
左に行くと杠葉尾登山口、直進すると神崎川林道。
今回は、直進し神崎川林道へ。
2020年10月11日 12:32撮影 by  SOV40, Sony
10/11 12:32
左に行くと杠葉尾登山口、直進すると神崎川林道。
今回は、直進し神崎川林道へ。
少し進むとモノレールの線路が。
ここから先は林道まで基本的にこのレール沿いに下っていきます。
2020年10月11日 12:35撮影 by  SOV40, Sony
10/11 12:35
少し進むとモノレールの線路が。
ここから先は林道まで基本的にこのレール沿いに下っていきます。
始発地点手前にモノレールのトロッコが。
2020年10月11日 12:58撮影 by  SOV40, Sony
10/11 12:58
始発地点手前にモノレールのトロッコが。
モノレールの始発地点には駐車場がありました。
2020年10月11日 12:59撮影 by  SOV40, Sony
10/11 12:59
モノレールの始発地点には駐車場がありました。
ここからはゴール近くまで林道歩きが続きます。
2020年10月11日 12:59撮影 by  SOV40, Sony
10/11 12:59
ここからはゴール近くまで林道歩きが続きます。
油断大敵!
この舗装路が意外と滑りやすいので転倒注意です。
2020年10月11日 12:59撮影 by  SOV40, Sony
10/11 12:59
油断大敵!
この舗装路が意外と滑りやすいので転倒注意です。
ちょっと荒れている箇所もありました。
2020年10月11日 13:01撮影 by  SOV40, Sony
10/11 13:01
ちょっと荒れている箇所もありました。
神崎川林道に合流。
2020年10月11日 13:24撮影 by  SOV40, Sony
10/11 13:24
神崎川林道に合流。
現役の炭焼き窯?
2020年10月11日 13:37撮影 by  SOV40, Sony
10/11 13:37
現役の炭焼き窯?
目の前にそびえる「岳」を眺めながら林道を下っていく。
2020年10月11日 13:38撮影 by  SOV40, Sony
10/11 13:38
目の前にそびえる「岳」を眺めながら林道を下っていく。
今度は祠に安全登山のお礼を。
2020年10月11日 13:41撮影 by  SOV40, Sony
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10/11 13:41
今度は祠に安全登山のお礼を。
R421まで戻ってきました。
2020年10月11日 13:45撮影 by  SOV40, Sony
10/11 13:45
R421まで戻ってきました。
神崎橋を渡り、駐車地へ。
2020年10月11日 13:46撮影 by  SOV40, Sony
10/11 13:46
神崎橋を渡り、駐車地へ。
ゴール!
撮影機器:

感想

今回のルートは、pochieさんのこのルートを参考にさせて頂きました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2287370.html
ありがとうございました。

今回このルートを歩いたのは、P777の尾根・稜線、北谷尻谷から銚子がヶ口までのエリアが気になっていたから。
ある程度のハードさは覚悟していましたが、完全に自分の想像以上のハードな山行になりました。

前日まで降り続いていた雨も上がり、この日は完全な晴れ予報。
雨の影響で足元は悪いかもしれないが、晴れると分かっている以上行かない選択肢はない。
ただ、雨で増水しているであろう河川の渡渉だけは少し心配ではあったが・・・。

三重県側はもう普通に路面が乾いていたが、石榑トンネルを抜け滋賀県側に抜けると地面ががっつり濡れている・・・
あぁまたか・・・先週の山行も雨の影響で泥んこになってしまったので、少しテンションが下がってしまった。
まぁ雨さえ降らなければ問題ないだろうと自分に言い聞かせ、とりあえずスタート、神崎川林道を上っていった。
林道から瀬戸峠、そして神崎川沿いの登山道まで調子よく歩いていく。
ここまで日差しは一切無く何だか薄暗い。
何か先週もこんなだったなぁ・・・今日は途中から降ってくるのだけは勘弁してくれよ、なんて考えながら歩いている。
相変わらずテンションは上がらない。
自分は昔から気分が天気に左右されるタイプの人間なのだ。

そうこう考えている間にジュルミチ谷に差し掛かる。
この日はこれまでに何度も渡渉しここまで来ているが、この谷の渡渉は一味違った。
ドボンはしたくない。
いろいろと作戦を考え手足をフルに使い無事に渡ることができた。
決まった!大げさかもしれないが、まるで体操選手がフィニッシュを決めたかのような気分だった。

この日の山行の核心部分は、ジュルミチ谷を渡ってすぐ、P777へ登っていく尾根だ。
pochieさんのレポを見て、ある程度の険しさ、厳しさは覚悟していたが・・・
まずこの尾根、藪が濃い!しかも急登なのだ。
自分は今まで数々の藪こぎをしてきたが、この尾根の藪こぎは鈴鹿でも間違いなくトップクラスの密度だ。本当にハードな尾根だった。
P777から北谷尻谷までの稜線・下り尾根は、打って変わってここまでの険しさに比べてグッと歩きやすかった。
薄い踏み跡に加え、少しだが目印のリボンも付いていた。
それなりに石楠花藪等もあるのだが、先の尾根に比べれば全然歩きやすい。
正直助かったと思った。

北谷尻谷を歩くのは2度目になる。
鈴鹿山脈に多くの谷道あれど、ここほどロケーションの良い谷道もそれほどないだろう。
皆さんにお薦めしたいくらいだが、なにせ遠い。
どの登山口からでも遠いのだ。
しかもルーファイ必須ときている。ここにたどり着くまでにそれなりのバリルート経験は必要だろう。
この日も開放的な気持ちよさを味あわせてくれたが、晴れていたら倍は気持ちイイだろう。まぁ雨が降らなかっただけ良しとしよう。

その北谷尻谷から銚子ヶ口まで登るには、一応谷道のルートが付いている。
しかし、地図を見てみると、その谷道の東側(右側)に明瞭な尾根があるのだ。
人もあまり歩いてなさそうだし、楽しそうなのでこの尾根を登っていくことにした。
もし、とても登れそうもなければ隣のルートに戻ればよいのだ。
実際にこの尾根に取付き登って見ると、想像してたより藪がキツく、しかも急登、分かってはいたがやはりキツかった。
昨日までの雨の影響もあり、銚子ヶ口に登頂する頃にはシャツもズボンもザックも泥んこになってしまった。

銚子ヶ口からの下りはモノレールのレール沿いに下っていき、林道に合流する楽チンコースだ。
このルートは一般登山道にはなってないが、実際には歩く人も多く、道もすごく整備され歩きやすかった。
下手な一般登山道よりあるきやすいくらいだ。
最後はR421まで林道を楽チンクルージングといきたいところだが、油断大敵、この林道、先週と一緒で湿気っている所が滑るのだ。
お約束のおっとっとを数回、危なかったが何とか無事に駐車地までたどり着く事ができた。

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コメント

マニアックなルートですね。
 beggioさん、こんにちは。

モノレール道のレコは見かけますが、このルートのレコって殆どないような? 瀬戸峠というのも久しぶりに目にした気がしました。
あのゲートができてから舗装路歩きが長くなりましたね。狙いは雪解けからアマゴ解禁用に開けてある4月中旬まででしょうか。

駐車ポイントは、タイヤチェーン装着場の広い路肩ですよね。2枚目の写真に赤色パイロンが写っていたので、なにか規制でもしてあるのかなと思いましたが、道路に近いところに止めないようにとのことでしょうか。手前の路肩はキャンプ場の駐車場みたいですね。
林道の取り付きにも2台ほど駐車できそうでしたが、先客がおられたのかな〜

舗装路が凍っていないのに滑る… それ経験したことがありますわ。苔ですかね。ホント怖い思いをした記憶あり。
業務多忙により時間が取れず申し訳ないです。beggioさんの痛〜いお話も迫っているのかな。
2020/10/12 17:05
Re: マニアックなルートですね。
no.2さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

川原BBQのマナー悪化が原因らしいですが・・・
あのゲートからの林道歩きはホント長いですね。
往復で一時間以上掛かりますし。

駐車地のパイロンはよく分からないんですよね〜。
おそらく道路の近くに停めないでという事だと思うのですが。
林道の取付きなんですが、簡易的なバリケードで駐車禁止になってました。
なので今回はあそこに駐車したという訳です。

下りの林道は本当に気を使いました。
そのわりにはおっとっとて何度もやってましたがね・・・。

僕の痛い話はもうすぐだと思うのですが、手続き等の関係でまだハッキリとは分からないのです。
それまでに山行き倒してやろうと思ってるんですがね😅
ご心配お掛けし、申し訳ないです・・・。
2020/10/13 15:27
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