大雲海の甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)
- GPS
- 12:10
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 2,455m
- 下り
- 2,448m
コースタイム
- 山行
- 10:42
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 12:11
天候 | 上部はピーカン、下部は曇一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
台風の影響らしきものは特になし |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
台風の後は快晴。しかも標高が高ければ雲海が見れそう。しかし夜叉神は台風が来ると通行止になる。となると黒戸尾根で甲斐駒だ。
中央道に入ったときがまさに台風の通過中。大雨で50km/h規制だったが韮崎ICで降りて甲州街道を北杜市に向かうと雨は弱まり、竹宇駒ヶ岳神社の駐車場に着くと雨はほぼやんだ。風もない。他に停まっている車は売店と七丈小屋の関係者の物と思われる3台だけ。
4時間ほど仮眠して日付が変わった0時過ぎに出発。月も星も見えないが雨はやんでいる。車は増えていなかった。
ルートはもう覚えているので迷うことはない。ときどき草むらの中からガサゴソと音がするので振り向くと鹿の目が2つ光っている。気になるので最初は追い払っていたが、何十回も出てくるので途中から諦めた。鹿が出るということは熊は近くにはいないだろう。
刃渡りからは北杜や韮崎の街を見下ろすことができる。夜景を見るのに悪くない場所だと思うが、夜に誰かに出会ったことはない。空は厚い雲に覆われていた。
5合目を過ぎてルートが尾根沿いになると気温が下がって寒くなってきた。ガスも濃く本当に晴れるんですかと思いながら登っていく。
次々に現れる梯子をクリアして4時すぎに七丈小屋。ここで水を補給。さすがに昨日の台風で宿泊客はいないらしく、まだ誰も起きていないようで静かだ。テント場も無人。ふと空を見上げたら満天の星空だった。ガスが晴れているのだ。やる気を取り戻して先に進む。
8合目まで来ると明るくなってきた。眼下に大雲海が広がっている。まだ夜は明けそうにないので先に進む。上部の岩場も慎重に登って二本剣で東の空が明るくなった。
山頂の手前で夜が明けた。
山頂に着くと一面の大雲海。これほどの規模は久々に見た気がする。出発するときは晴れるかどうか不安があったが来てよかったと思った。写真を撮りまくっていたら後続が1人登ってきた。七丈小屋の小屋番氏であった。ブログ用の素材を撮りに来たようで、何枚か写真を撮ったらさっさと降って行った。入れ違いにもう1名後続が来て、すぐに降りて行った。私も下山することにした。あわよくば日向八丁尾根を周回しようと思っていたが、ちょっと足に違和感があったのとなんかもう満足してしまったのでピストンで引き返すことにした。
下山中にも何人かすれ違った。八合目付近までは晴れていたが、七丈小屋まで降りるとまたガスの中に入ってしまった。この先は長い長い下り。足の違和感がなくならないので走らずに普通の速さで歩いて下山。ずっとガスの中だったが、駒ヶ岳神社に近づくとまた晴れてきた。行動時間はちょうど12時間だった。出発時にガラガラだった駐車場は40台くらい停まっていた。
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