白毛門


- GPS
- 07:55
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,257m
- 下り
- 1,259m
コースタイム
天候 | 午前:曇り/雪 午後:曇り時々晴れ&雪/遅くに晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※291号はスタッドレス必須 ※白毛門登山口の駐車スペースは雪に覆われて停められません。 ※土合駅の駐車場は291号から駅までの短い登り坂を登れずに (FR/スタッドレス、バックでもチャレンジ)たどり着けず。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 白毛門登山口にあり 【コース状況】 アイゼンは登りは松ノ木沢ノ頭〜白毛門間、下りは白毛門〜登山口まで使用。 ピッケルは松ノ木沢ノ頭〜白毛門間で使用。 この日入山したのは3組。 ●谷川岳ベースプラザ立体駐車場〜土合橋〜白毛門登山口 車道歩き。クルマに注意。凍結しているので転倒注意。朝は2人とも1〜2度スッテンコロリン。 土合橋の脇から雪原(無雪期は駐車場)に入る。 奥に進んでいくと登山ポストと谷川連峰馬蹄形概念図の標識あり。 ●白毛門登山口〜松ノ木沢ノ頭 登山口を過ぎるとすぐに東黒沢を渡る橋あり。 この橋は雪が手すりの高さまで積もっていて、滑ったり転んだりすると そのまま東黒沢にドボンなので注意が必要。 橋を渡るとすぐに尾根が現れるが、かなりの急登のため、 東側から巻くように尾根に乗っかる。 ここからは、ひたすら尾根筋を突き上げるように樹林帯を登っていく。 足首から膝ラッセル。たまの吹き溜まりでは腿ラッセル。 下りは標高が低い場所では雪がズブズブになっていて悪い感じに。腿くらいまで幾度となく嵌まる。 このルートずっと東側に雪庇が張り出しているので注意しながら踏み跡を付けていく必要あり。 雪庇のため東側斜面に注意が行きがちだけど、西側の樹林帯の斜面もかなり切れ落ちている。 樹林が疎らになり、同時に斜度がキツくなる斜面を登りきると松ノ木沢ノ頭に出る。 ●松ノ木沢ノ頭〜白毛門 松ノ木沢ノ頭からは森林限界に達し、風の影響を受けるように。 松ノ木沢ノ頭を過ぎていったん下ると、その後急登となり、痩せ尾根の通過もある。 この付近も東側に大きな雪庇がずっと張り出しているので、踏み抜きに注意。 山頂手前は雪壁となっており雪崩地形なので要注意。 ここを登りきるとルートを東にとり、緩やかな稜線に出る。 稜線をほどなく進むと白毛門山頂に到着。頂上標はほとんど雪に埋まっている。 東側にルートを取る箇所ですが、この日視界があまり良くなく、 帰路に稜線から下る際、そのまま隣(西側)の尾根に迷い込んでしまった。 途中で行き詰まりおかしいと気づき、登り返して事なきを得たが、視界が悪いときは注意が必要。 |
写真
感想
先週末、単独で阿弥陀を目指して舟山十字路までクルマを乗り入れたところスタック。
最初の2回はクルマに積みっぱなしだったテン泊用のスノーショベルで難を逃れたものの、
3度目でどうにもならなくなりJAFを呼ぶ羽目に。
結局この日は登山靴を履くまでもなく敗退
(ショベルでの雪かきで筋トレにはなったけど…)。
このストレスのためか、次回はガッツリ雪の多い山を満喫したい
という思いが沸々とわき上がる。
そしてやってきた週末。
週の始めは大荒れの予想でガックリきていたが直前に好天に好転。
しかもドッカリ雪の上越国境方面も期待できる天気。
ということでラッセルを思う存分楽しむ&敗退も止むなしという覚悟で
白毛門をめざすことに。
しかし!水上インターを降りるとヘッドライトに映し出されるフロントガラスには
白いものが舞っている。
土合橋脇に駐車場があるはずなのに到着してみると目の前には雪原が広がってるだけ。
引き返して土合駅の駐車場に291号から駅までの登り坂を登れず。
FRだからバックから入れてみるも結果は同じ。仕方なくロープウェイの立体駐車場に駐車。
準備をして7:30前に駐車場を出発。
まずは土合橋までクルマで来た道を歩いて下ろうとすると道路はツルツル。
まずはkomemameがスッテンコロリン。
「あ〜あ〜」と言ってる傍から自分もスッテンコロリン。
何か言われるんだろうなぁと思って振り向くと
komemameが地面に倒れている姿が目に入る。
どうやら自分と同時に2度目のスッテンコロリンをしてしまったらしい。
土合橋から歩き始めると、流石に上越国境の山、雪の量が多い。
トレースは有るような無いような微妙な感じ。
白毛門登山口を過ぎるとはっきりとしたワカンの踏み跡が確認できるように。
しかし、雪が深いためトレースをたどっても沈み込みが激しい。
雪が降る中、トレースを追ってひたすら急登を登っていると、
後ろから3人パーティが追いついてきた。
これで少なくとも自分たちを含めて3組が入山していると分かり心強い。
ほどなく先頭でトレースを付けてくれていた2人パーティーに
追いつきラッセルのお礼をのべる。
ここから松ノ木沢ノ頭までは自分たちが先頭でラッセル。
時間感覚も無くアタマの中を真っ白にして進んでいると、
松ノ木沢ノ頭手前で前夜は雪洞泊したと言うパーティーとすれ違う。
ほどなく進むと松ノ木沢ノ頭直下のすこし外れた場所に雪洞を発見。
吹雪気味の天気だったのでありがたく利用させてもらい、
休憩とアイゼン&ピッケルの準備をする。
その間に3人組パーティが追い抜き、
松ノ木沢ノ頭から白毛門までは先行していただき、ほぼ同時に山頂到着。
ほんの一瞬だけ明るくなったりしたものの、
結局山頂までの道のりは吹雪いていて、周りの眺望はゼロ。
でも、達成感はなかなかのもの。
下山時、視界不良とトレースがほとんど吹き飛んでいたのに加えて、
ひたすらまっすぐ尾根筋を歩いてきたというアタマだったので、
稜線から降りて少し折れた尾根を下るべきところを
そのまままっすぐ進み隣の尾根に入ってしまう。
行き詰まったお陰で気づき、登り返して事なきを得たが、
先入観というのはコワいものだと改めて思った。
帰りにもう一度松ノ木沢ノ頭の雪洞を利用させてもらいゆっくり昼食をとる。
雪山でゆっくりゴハンを食べられるなんてホントに有難い。
エネルギー補給を終えて下り始めると、どんどん天気が回復。
行きには何も見えなかった西側には谷川岳や一ノ倉沢の姿も。
そして、白毛門登山口に到着する頃には青空の元、
白く輝く白毛門と松ノ木沢ノ頭もキレイ見えるように。
しかし既に15時近くだったので、あまり悔しい思いもせずに済んだ。
当初の「ガッツリと雪の多い山を楽しむ」という目的を達成できただけでなく、
状況によっては白毛門までは難しいかなとも思っていたので、
充実感の高い山行となった。
眺望があればさらに言うことなしだったのだけれど…また次回ということで。
コメント
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白毛門は憧れの山なんですが..まさかこのシーズン
登る方がいるんですね〜
尊敬しますわ
僕も行ってもようかな?
49ersさん
こんばんは。
コメントありがとうございます!
この日入山した3組が結果的にうまくラッセルを分担することに
なったおかげで運良く白毛門まで行くことができました。
次回は青空の稜線を歩いてみたいです。
このルート、「ナッチのダイエットに最適」と
komemameが申しておりました(笑)是非!
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