八ヶ岳・西天狗岳〜東天狗岳(日帰り・唐沢鉱泉ルート)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 856m
- 下り
- 848m
コースタイム
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 7:17
天候 | はれ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス→JR茅野駅から車で約40分、諏訪南or諏訪ICから車で約60分、 ■駐車場台数→大小合わせて約30台(砂利) ■送迎バス有り(事前予約) ■トイレ→あり ■登山ポスト→唐沢鉱泉の玄関にあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
■唐沢鉱泉駐車場 宿泊者専用(約10台)、駐車場(小・約5〜6台)、駐車場(大・約20台)があります。全て砂利でトイレがあります。 ■唐沢鉱泉 4月中旬〜1月中旬まで通年営業。収容人数は100名。登山ポストは玄関の前にあります。 ■唐沢鉱泉分岐 開始15分ほどは岩場の登山道が続きます。ピンクリボンは比較的に目線より高めにあり数は少ない。至る所に緑ロープがありますが悪天候や夜間歩行時には道迷いに注意。 ■第1展望台 標高2,300mから3〜5cmの雪が現れ、氷・雪・岩のMix帯の登山道になります。展望が開けて南八ヶ岳〜南アルプス〜中央アルプスが見えます。ここまでチェーンスパイクやアイゼンがなくても問題ありません。 ■第2展望台 第1展望台から5〜10cmの積雪があり、登山道は凍結。第2展望台〜西天狗岳までアイゼンやヘルメットは必須。第2展望台の手前のトラバースは滑落に注意(写真添付)。樹林帯を下降して西天狗岳まで登り返すので、悪天候時はここで引き返す。 ■西天狗岳 無雪期でも大きな岩場になり、降雪まもなく岩に柔らかい雪がのった状態で滑り、踏み抜きに要注意。踏み跡も複数あるので山頂を見上げて中央から右側を通行します。好天であれば山頂は大パノラマの絶景です。 ■東天狗岳 西天狗岳から距離300m、高低差100mあります。悪天候時はどちらの山頂も行き来は控えましょう。東天狗岳の裏側は断崖絶壁なので注意が必要です。 ■天狗の鼻 東天狗岳から約100m離れた岩山で、登頂も可能です。巻き道は左側下降にありますが、積雪が増えると天狗の鼻から東天狗岳分岐までの下降路は危険です。日陰で陽が当たらず、今後は登山道の凍結もあり、稲子岳南壁側は雪庇の踏み抜きに要注意です。 ■東天狗岳分岐 黒百合ヒュッテまで約60分の氷・雪・岩のMix帯の下山路。転倒や滑落に注意が必要です。ここから樹林帯に入るので天狗岳は見納めになります。 ■中山峠 樹林帯の登山道は凍結しており、1本橋(幅15cm)や2本橋(30cm)の木道が多く出現しますが厄介です。無雪期や雪で埋まれば問題ありませんが、木道に雪が積もり、氷っているので下りの歩行は困難です。しかも、黒百合ヒュッテからの登山者が多く、すれ違いが危険です。 ■黒百合ヒュッテ 通年営業をしている黒百合平にある山小屋です。収容人数は150名でトイレもあります。テントは50張り可能です。スリバチ池・天狗岳分岐があります。 ■渋ノ湯・唐沢鉱泉分岐 黒百合ヒュッテから下山30分は氷・雪・岩・木道・鉄橋のMix帯の登山道です。道幅も狭く木道の下りに神経を使いました。登山道から外れたり、すれ違いで道を譲る場合は要注意です。1m前後の転倒・転落や踏み抜きエリアで、ヘルメットやチェーンスパイクは必須です。その後はベンチ辺りから雪はなくなり、北八ヶ岳のコケがきれいです。 ■唐沢・ナメ滝の分岐 樹林帯の登山道を下り、川を渡ると唐沢鉱泉まで10分ほどです。硫黄の匂いを嗅ぎながら紅葉の林道を歩いて、唐沢鉱泉の源泉を脇を通ると唐沢鉱泉に到着します。 ■唐沢鉱泉/唐沢鉱泉駐車場 無事に登山口の唐沢鉱泉に戻りました。日帰り入浴する場合は下山時間に注意しましょう。 ★その他の注意点 唐沢鉱泉駐車場はスマートフォンの電波がありません(機種による) ★山小屋以外に水場がないので十分な飲料水が必要です。 ★南八ヶ岳の赤岳や阿弥陀岳に比べると登山者は多くありませんが、週末や休日には登りやすい天狗岳です。山頂では3密(密閉・密集・密接)を避けて、マスクやバラクラバを着用しましょう。 ★約2年前に西天狗岳に登頂した時は、前日に積雪があり山頂ではホワイトアウトで東天狗岳を断念しました。赤岳に比べて登りやすい山だと甘く見ていましたが、雪山は状況によって難易度が大きく変わります。雪山は安全第一で撤退しましょう。 ★今回は、第2展望台〜西天狗岳山頂の日の出に合わせて約3時間の夜間歩行を決行しました。ご来光や南八ヶ岳のモルゲンロートを狙うなら西天狗岳〜東天狗岳ルートがおススメです。万が一、悪天候になったら第2・第1展望台の樹林帯へ避難可能で、東天狗岳から登るには景色もよくなく、急登の岩場が続きます。西天狗岳ルートの登山道の登りは東天狗岳ルートに比べて優しく安全です。 ★一般道から唐沢鉱泉までの林道は、鹿や動物が飛び出す確率が高いので車の運転に注意しましょう。 ★唐沢鉱泉までの3.5kmの砂利の林道は狭くすれ違いが困難です。又、積雪期はタイヤチェーンやスタッドレスタイヤの着用が必須です。 ★唐沢鉱泉の10km圏内はガソリンスタンドやコンビニがありませんので、十分な準備が必要です。長く細かい説明になりましたが『安全第一』で天狗岳を楽しんでください。 |
その他周辺情報 | ■唐沢鉱泉 ■日帰り入浴料金→大人700円 小人400円 ■営業時間→10:00〜15:30(最終受付15:00) |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
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写真
装備
個人装備 |
ゼリー飲料3ヶ
ソーセージ3本
塩あめ3ヶ
ビスケット(2枚入)3ヶ
ホットココア0.5L
乾電池
スマートフォン予備バッテリー2個
熊鈴
風速計
温度計
コルセット(腰)
ピンクリボン(道迷い防止用)
現金
マスク
ゴミ袋
ヘッドランプ(予備)
アイゼン(10本爪)
ピッケル
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感想
【2020年/八ヶ岳・西天狗岳〜東天狗岳(日帰り・唐沢鉱泉ルート)】
■2020年10月20日(火)
実家 17:15 22℃ 1,000m はれ
唐沢鉱泉駐車場 20:00 16℃ 1,280m
仮眠 20:30〜翌02:30
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■2020年10月21日(水)
※唐沢鉱泉ルート・登り
着替え・荷作り 02:30〜03:00 はれ
唐沢鉱泉駐車場 03:00 14℃ 1,880m
唐沢鉱泉 03:02 14℃ 1,880m
唐沢鉱泉分岐 03:17 14℃ 2,160m
第1展望台 03:20 14℃ 2,416m
第2展望台 03:49 14℃ 2,471m
西天狗岳 03:59 14℃ 2,646mm
東天狗岳 04:57 12℃ 2,645m
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■2020年10月21日(水)
※黒百合ヒュッテルート・下り
天狗の鼻 11:40 15℃ 2,471m
天狗岳分岐 11:49 16℃ 2,530m
中山峠 12:23 18℃ 2,410m
黒百合ヒュッテ 12:37 018℃ 2,400m
渋ノ湯・唐沢鉱泉分岐 12:39 18℃ 2,171m
唐沢鉱泉 13:38 13℃ 1,880m
唐沢鉱泉駐車場 14:45 14℃ 1,880m
着替え・荷作り 14:53〜15:00
実家 15:00〜18:05 17℃ 1,000m
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■やはり、山に雪があると美しい。
しかし、降雪で今後の登山の予定が狂った。
今回は長距離を踏破した達成感よりも
睡眠と食事の重要性を改めて学んだ。
十分な睡眠と食事を摂り体調は万全。
下山路は走り下れる元気と体力が残り
両膝は痛くても心は十分満たされた。
心残りは蝶ヶ岳山頂を踏めなかったこと。
これは反時計回りの縦走に達成したい。
先週と違って、下界の雲海を満喫した。
また、何度も通う山として記憶された。
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■ 1日目(1泊2日)
体重64kg 荷物0.0kg
日の出→05:50 日の入り→17:13
移動距離→8.89km
(登り3.83km 下り5.06km)
移動時間→06時間43分
(上り→03時間58分、下り→02時間45分)
休憩時間→00時間00分
※八ヶ岳・天狗岳の積雪量
唐沢鉱泉駐車場〜唐沢鉱泉分岐〜約2,300m→0cm
約2,300m〜第1展望台→3〜5cm
第1展望台〜第2展望台→5〜10cm
第2展望台〜西天狗岳〜東天狗岳→15〜20cm
東天狗岳〜天狗の鼻〜東天狗岳分岐→15〜20cm
東天狗岳分岐〜中山峠〜黒百合ヒュッテ→10〜15cm
黒百合ヒュッテ〜ベンチ手前→5〜10cm
渋ノ湯・唐沢鉱泉分岐〜唐沢鉱泉→0cm
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