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Yamareco

記録ID: 266389
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ハイキング
飯豊山

御神楽岳  遭難を通報するも助けられず

2004年05月03日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:07
距離
11.3km
登り
1,130m
下り
1,131m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:00
休憩
0:01
合計
7:01
6:13
215
9:48
9:49
204
13:13
1
13:14
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2004年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
カーナビ:新潟県川上町室谷 登山口 県道227号線(行き止まり)からセト沢への入り口に標識あり
御神楽岳登山口(数台) セト沢への林道終点間近の右カーブ

前日新潟県二王子岳登山後 五泉市ビジネスホテル宿泊
五泉市-<国道240号>-信越化学阿賀野工場-<国道49号>-阿賀野町役場-<県道227号>-室谷
コース状況/
危険箇所等
トイレ   なし  
登山ポスト 駐車場にポスト置き場はあるがシーズンオフで置いてなかった。
コース   
駐車場からセト沢沿いの登山道が出ているところはよいが、すぐ雪面になってしまう。赤布はあるもののGPSなどがないとロストしてしまう危険性大。特に標高600m付近の樹林帯は斜面も広く、雪の上のトレースは午後には溶けてしまい全く当てにできない。
遭難者
G.W.前半に御神楽岳に登られたと思われる茨城県の男性が不明になっている。私は5/3に入山したが、その際登山口にはすでに1台の車があり、登山中も誰にも会わなかったため、不審に思い地元川上町役場にH.P.を通じて知らせた。東京に戻った翌日の5/6になって新潟県警から捜索協力の要請があり、遭難を知った。いまだ不明らしい。
前日に登った二王子岳は百人以上の登山者がいたが、天気のよいG.W.でさえ他に登山者がいない御神楽岳は、この時期経験と装備が必要。
(後日談 ヤマケイ別冊「山で死んではいけない」p39上越の39にこの遭難が掲載されていた。)

水場    残雪期でセト沢などどこでも水はとれる。  
温泉    みかぐら荘 阿賀町広谷乙 500円 
そば    みかぐら荘 花つくし
  水田と御神楽岳
G.W.に田植えをすることが
多い新潟県。水ぬるむ水田
に姿を落とす御神楽岳。
2004年05月03日 06:08撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
1
5/3 6:08
  水田と御神楽岳
G.W.に田植えをすることが
多い新潟県。水ぬるむ水田
に姿を落とす御神楽岳。
  室谷川と御神楽岳
雪解け水を集め水量の多い
室谷川。新緑が美しい。
2004年05月03日 14:59撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
5/3 14:59
  室谷川と御神楽岳
雪解け水を集め水量の多い
室谷川。新緑が美しい。
    室谷登山口
途中の道路上に残雪があり
年によっては通過できない
林道はこの先行き止まり。
ここが登山口、1台の車(右
)、先行者ありかな?下山
後遭難者の車とわかった。
2004年05月03日 06:52撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
1
5/3 6:52
    室谷登山口
途中の道路上に残雪があり
年によっては通過できない
林道はこの先行き止まり。
ここが登山口、1台の車(右
)、先行者ありかな?下山
後遭難者の車とわかった。
  この時期カタクリ
雪深いこの地域、登山口付
近では、まだカタクリを見
ることができる。
2004年05月03日 14:27撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
5/3 14:27
  この時期カタクリ
雪深いこの地域、登山口付
近では、まだカタクリを見
ることができる。
   セト沢の徒渉
雪解けの水を集めて水量の
多いセト沢。水もとれる。
2004年05月03日 14:16撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
5/3 14:16
   セト沢の徒渉
雪解けの水を集めて水量の
多いセト沢。水もとれる。
 登山道(登山口付近)
新緑まぶしい登山道。しか
し、この先の登山道は雪の
下。経験と装備がないと登
山を許されない山域。
2004年05月03日 14:03撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
5/3 14:03
 登山道(登山口付近)
新緑まぶしい登山道。しか
し、この先の登山道は雪の
下。経験と装備がないと登
山を許されない山域。
  新潟川内山塊
左から矢筈岳、青里岳、粟
ヶ岳、銀次郎と川内山塊の
山々が見える。
2004年05月03日 09:49撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
1
5/3 9:49
  新潟川内山塊
左から矢筈岳、青里岳、粟
ヶ岳、銀次郎と川内山塊の
山々が見える。
  大森山への登り
樹林帯の雪面から稜線に出
ると、やっと展望が開けた
。正面が大森山。完全に雪
山。
2004年05月03日 10:07撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
5/3 10:07
  大森山への登り
樹林帯の雪面から稜線に出
ると、やっと展望が開けた
。正面が大森山。完全に雪
山。
   雨乞峰の稜線 
左側は大蕎麦谷沢の源頭部
雪庇やクラックなどに気を
付けながら登っていく。
2004年05月03日 10:32撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
1
5/3 10:32
   雨乞峰の稜線 
左側は大蕎麦谷沢の源頭部
雪庇やクラックなどに気を
付けながら登っていく。
   守門岳遠望
豪雪地帯にある守門岳。ま
だまだ残雪がいっぱい。ト
レースもなく誰もいない。
聞こえるのは風の音だけ。
2004年05月03日 11:16撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
5/3 11:16
   守門岳遠望
豪雪地帯にある守門岳。ま
だまだ残雪がいっぱい。ト
レースもなく誰もいない。
聞こえるのは風の音だけ。
    御神楽岳
雨乞峰あたりからは360°
の展望が広がる。ここから
御神楽岳の山頂部は鋭鋒に
見える。
2004年05月03日 11:12撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
5/3 11:12
    御神楽岳
雨乞峰あたりからは360°
の展望が広がる。ここから
御神楽岳の山頂部は鋭鋒に
見える。
  御神楽岳山頂部
山頂には二等三角点がある
風雲急を告げるではありま
せんが、風も冷たく、ぽつ
ぽつきました。
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  御神楽岳山頂部
山頂には二等三角点がある
風雲急を告げるではありま
せんが、風も冷たく、ぽつ
ぽつきました。
  大蕎麦谷沢源頭部
雪に削られスラブ上の岩盤
が見える。右端が湯沢の頭
。今度は紅葉の時期に栄太
郎新道で登りたい。
  大蕎麦谷沢源頭部
雪に削られスラブ上の岩盤
が見える。右端が湯沢の頭
。今度は紅葉の時期に栄太
郎新道で登りたい。
   孤高のブナ
右奥には飯豊の山々が見え
る。登るときには気付かな
かった景色。この時期の御
神楽岳がこんなに静かだと
思わなかった。今年のG.W.
もいい山行ができた。
2004年05月03日 12:12撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
5/3 12:12
   孤高のブナ
右奥には飯豊の山々が見え
る。登るときには気付かな
かった景色。この時期の御
神楽岳がこんなに静かだと
思わなかった。今年のG.W.
もいい山行ができた。
   帰り道ロスト
この先眺望も利かず、歩い
てきたトレースも気温が高
く、全く分からなくなって
しまった。登るときはよく
見えていた赤布も、全く見
えない。ヤバイ
2004年05月03日 13:37撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
5/3 13:37
   帰り道ロスト
この先眺望も利かず、歩い
てきたトレースも気温が高
く、全く分からなくなって
しまった。登るときはよく
見えていた赤布も、全く見
えない。ヤバイ
   セト沢でほっ
ロストした下山ルートも
GPSのおかげで元に戻れま
した。沢の音が聞こえてホ
ッとしました。GPSがなか
ったら完全に遭難でした。
2004年05月03日 14:13撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
5/3 14:13
   セト沢でほっ
ロストした下山ルートも
GPSのおかげで元に戻れま
した。沢の音が聞こえてホ
ッとしました。GPSがなか
ったら完全に遭難でした。
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