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Yamareco

記録ID: 2676902
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間

浅間山は彩りの秋冬フュージョン(黒斑山〜外輪山周回)

2020年10月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
Sheilas その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:26
距離
10.7km
登り
862m
下り
871m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:24
休憩
1:09
合計
7:33
距離 10.7km 登り 884m 下り 872m
8:04
27
8:31
8:40
18
8:58
9:06
41
9:47
9:56
12
10:08
10:15
16
10:31
10:32
29
11:01
11:10
0
11:10
11:12
23
11:35
11:36
15
11:51
11:52
41
12:33
12:34
13
12:47
12:48
12
13:00
13:02
12
13:14
13:15
3
13:18
13:34
5
13:39
71
14:50
14:51
46
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・車坂峠の高峰高原ビジターセンター駐車場(50台、無料)[満車の場合は目の前の広い舗装道に路上駐車が多くなされています]
・07:30到着時ちょうど満車になりました
コース状況/
危険箇所等
【トイレ】高峰高原ビジターセンター(08:00〜)、浅間火山館
【携帯電波】ドコモは基本的ににどこでも通話可能でした
【ルート】浅間山外輪山に取り付き、時計回りで外輪山とカルデラを歩き外輪山に登り返したあと、登山口に戻る、浅間山眺めや非日常風景を楽しめる10km、up1,000mのトレッキングコースです(コース定数26)

・車坂峠〜槍が鞘(外輪山とりつき)
整備された樹林帯。途中、標高差(up)30mの登り返しのある山(車坂山)、開けた展望地(コマクサ展望台)あり。西斜面のためか雪が少し残っていました。槍が鞘に出ると、浅間山にお目にかかれます。カルデラも見渡せます。

・槍が鞘〜黒斑山
外輪山の南の部分。浅間山、カルデラを眺めながら、down20m程度ですがコルに。トーミの頭経由で黒斑山頂へはup100m。ザレ場はありますが危険ではありません。山頂までは西側樹林帯、東側は絶壁でカルデラと、浅間山と正対しています

・黒斑山〜蛇骨岳〜仙人岳〜Jバンド(外輪山の縦走)
クライマックスその1です。右(東)に浅間山とカルデラという構図。緩やかなアップダウンの道を歩きます。わずかに岩場があります。蛇骨岳あたりから左側の樹林がなくなります(その部分は時折やや強い風あり)。四阿山などの眺望が開けます。鬼押し出しも目の前。日の当たる部分は泥濘となっていました。Jバンド直前のピークは西に巻き道あり(ややわかりにくい)


・Jバンド〜Jバンド取り付き(外輪山からカルデラへ)
壁のような急坂です。上部は岩場です。標高差100m強を一気に下ります。目の前に浅間山。望むではなく臨みながら。そこには大きすぎる浅間があります。眼下のカルデラを含めて、きわめて非日常的な景色を経験できます。気をつけて歩けば危険ではありません。日なたなので雪は残っていませんでした

・Jバンド取り付き〜浅間火山館(カルデラ、賽の河原、湯の平)
上部(北の部分)は荒涼とした荒地。下に行くに従い、カラマツが増えます。浅間山と外輪山に囲まれた低地ならではの空気感と眺望を得られます。全体として緩やかなスロープです。草すべりとの分岐をさらに下ると火山館はトイレと博物館あり。無料休憩所あり。開館時間不明

・浅間火山館〜トーミの頭(草すべり)
up300m。一気に登ります。前半の樹林を抜けると草地での急登に入ります。滑り落ちたら止まらないような傾斜のところも。振り向くと、浅間山と湯の平を望めます。
その他周辺情報 ・高峰高原ホテルの日帰り温泉(おとな800円、タオル付)。露天風呂はありませんが、浴室はガラス張りで八ヶ岳や富士山を展望できます
登山口。入山規制継続中で、前掛山には行けません
登山口。入山規制継続中で、前掛山には行けません
昨日雪が降ったようです。登山口からは西斜面での歩行。アイゼン装着の方もちらほら
昨日雪が降ったようです。登山口からは西斜面での歩行。アイゼン装着の方もちらほら
佐久は雲海に隠れ、八ヶ岳は左端の赤岳から少しずつその姿を現そうとしています
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佐久は雲海に隠れ、八ヶ岳は左端の赤岳から少しずつその姿を現そうとしています
群馬方面も見渡せるコマクサ展望台
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群馬方面も見渡せるコマクサ展望台
コマクサ展望台から百名山の四阿(あずまや)山がくっきり。快晴です
コマクサ展望台から百名山の四阿(あずまや)山がくっきり。快晴です
コマクサ展望台から振り返ると、高峰高原ビジターセンターやその先には色づいた高峰山などが見えました
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コマクサ展望台から振り返ると、高峰高原ビジターセンターやその先には色づいた高峰山などが見えました
コマクサ展望台からは火打山、黒姫山も
コマクサ展望台からは火打山、黒姫山も
黒斑山方面を見上げます。晴れ渡る空と雪がついた樹林
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黒斑山方面を見上げます。晴れ渡る空と雪がついた樹林
尾根(外輪山)直前にはシェルター
尾根(外輪山)直前にはシェルター
尾根に到達します。先に白いものが・・・
尾根に到達します。先に白いものが・・・
尾根(槍が鞘)に到達。薄い雪化粧をほどこした浅間山がドカンと登場。多くの人がみとれています。左端は多くの人が立ち寄っているトーミの頭
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尾根(槍が鞘)に到達。薄い雪化粧をほどこした浅間山がドカンと登場。多くの人がみとれています。左端は多くの人が立ち寄っているトーミの頭
トーミの頭は、直角の地形が特徴。樹林帯の縁のザレ場を登ります
トーミの頭は、直角の地形が特徴。樹林帯の縁のザレ場を登ります
槍が鞘から、浅間山右方にある剣が峰。右下は牙(きっぱ)山
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槍が鞘から、浅間山右方にある剣が峰。右下は牙(きっぱ)山
トーミの頭からの浅間。カラマツ紅葉と森、そして雪がついた浅間が快晴の空のもと鎮座しています。大勢の登山者の目が輝いています
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トーミの頭からの浅間。カラマツ紅葉と森、そして雪がついた浅間が快晴の空のもと鎮座しています。大勢の登山者の目が輝いています
黒斑(くろふ)山につきました。記念撮影には並びあり
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黒斑(くろふ)山につきました。記念撮影には並びあり
黒斑山からの浅間。山頂部にある白いものは噴煙
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黒斑山からの浅間。山頂部にある白いものは噴煙
黒斑山から、これから歩く稜線。気持ちが上がります
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黒斑山から、これから歩く稜線。気持ちが上がります
黒斑山から軽井沢方面。妙義山や軽井沢72GCなどが望めます
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黒斑山から軽井沢方面。妙義山や軽井沢72GCなどが望めます
黒斑山から30分。蛇骨(じゃこつ)岳に到着
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黒斑山から30分。蛇骨(じゃこつ)岳に到着
蛇骨岳山頂標
稜線からカルデラ。レールと電車があれば鉄道博物館のジオラマになりそう
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稜線からカルデラ。レールと電車があれば鉄道博物館のジオラマになりそう
いたるところに霧氷
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いたるところに霧氷
稜線から四阿山(左手)方面。右には草津白根山
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稜線から四阿山(左手)方面。右には草津白根山
蛇骨岳から仙人(せんにん)岳へ向かいます
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蛇骨岳から仙人(せんにん)岳へ向かいます
外輪山の斜面を見ることができる角度になってきました。肉眼でみるべき景色
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外輪山の斜面を見ることができる角度になってきました。肉眼でみるべき景色
仙人岳、Jバンド方面の外輪山
仙人岳、Jバンド方面の外輪山
仙人岳へのトレイル(手前)と浅間
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仙人岳へのトレイル(手前)と浅間
もうすぐ仙人岳。いろいろな色が融合する今日の浅間
もうすぐ仙人岳。いろいろな色が融合する今日の浅間
仙人岳手前から。色合いが黄色く変化
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仙人岳手前から。色合いが黄色く変化
仙人岳と浅間
仙人からの浅間。白と青と黒
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仙人からの浅間。白と青と黒
Jバンドにつきました。このネーミングはどこから?
『形がJだからかな?』などなどのトーク。バンドは山稜のことか、地層のことか、Jの最下部だからか...。真相やいかに。
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Jバンドにつきました。このネーミングはどこから?
『形がJだからかな?』などなどのトーク。バンドは山稜のことか、地層のことか、Jの最下部だからか...。真相やいかに。
Jバンド(鞍部)からの浅間。でかいのは気のせいではない
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Jバンド(鞍部)からの浅間。でかいのは気のせいではない
Jバンドからの富士山
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Jバンドからの富士山
浅間が近くて。大きくて。目に収まりきらない。
Jバンド直下の崖の中。安全な場所をみつけてランチ
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浅間が近くて。大きくて。目に収まりきらない。
Jバンド直下の崖の中。安全な場所をみつけてランチ
カルデラ(湯の平)へと下降中
カルデラ(湯の平)へと下降中
Jバンドを見上げる
Jバンドを見上げる
歩いてきた稜線を振り返る
2
歩いてきた稜線を振り返る
カルデラに降り立つ
カルデラに降り立つ
カルデラ上部からの浅間(いつか登りたい)
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カルデラ上部からの浅間(いつか登りたい)
カルデラを歩く
カルデラからの浅間
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カルデラからの浅間
カルデラからのトーミの頭
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カルデラからのトーミの頭
カルデラからの外輪山稜線
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カルデラからの外輪山稜線
カルデラから仙人岳方面。いろんなグラデーション
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カルデラから仙人岳方面。いろんなグラデーション
カルデラは非常に緩やかな下り
カルデラは非常に緩やかな下り
カラマツと雪の浅間
3
カラマツと雪の浅間
外輪山の山腹はカルデラに下りないとみられないことに気づく
外輪山の山腹はカルデラに下りないとみられないことに気づく
賽の河原分岐(前掛山方面は立ち入り禁止)
賽の河原分岐(前掛山方面は立ち入り禁止)
樹林帯になってきました
樹林帯になってきました
ススキとカラマツの向こうに黒斑山
3
ススキとカラマツの向こうに黒斑山
湯の平分岐。そのまま浅間火山館に下ります
湯の平分岐。そのまま浅間火山館に下ります
歩いてきた稜線がカラマツの向こうに
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歩いてきた稜線がカラマツの向こうに
浅間火山館。トイレあり(200円)。浅間の弁口ができでます。デッキではメスティンでヤマメシをつくっている方々も
浅間火山館。トイレあり(200円)。浅間の弁口ができでます。デッキではメスティンでヤマメシをつくっている方々も
草すべりを見上げる(溜息)
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草すべりを見上げる(溜息)
振り返って浅間を味わう(草すべりに攻撃されて休憩している)
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振り返って浅間を味わう(草すべりに攻撃されて休憩している)
草すべりの途中から振り返る(休憩する)。ここからのアングルは特に素敵だったかも。
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草すべりの途中から振り返る(休憩する)。ここからのアングルは特に素敵だったかも。
草すべりの途中から山腹を見渡す(息をつく)
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草すべりの途中から山腹を見渡す(息をつく)
草すべりの斜度はきつい
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草すべりの斜度はきつい
もう一息。稜線直下(また休む)
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もう一息。稜線直下(また休む)
外輪山に登り返し稜線から。登山道と溝を残して雪が消えた朝と違う浅間。自然のいたずら。別れを告げます
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外輪山に登り返し稜線から。登山道と溝を残して雪が消えた朝と違う浅間。自然のいたずら。別れを告げます
ありがとう。中道から車坂峠へ下山。余韻に包まれる
ありがとう。中道から車坂峠へ下山。余韻に包まれる
おなかがすいたので浅間ラーメンへ(肉がたっぷり。おいしいです)。浅間の余韻が続く。夜になりました
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おなかがすいたので浅間ラーメンへ(肉がたっぷり。おいしいです)。浅間の余韻が続く。夜になりました
テンクラは前日夜も「C」の連打でした
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テンクラは前日夜も「C」の連打でした

感想

浅間山は、見ごろだったカラマツの紅葉(黄葉)に、図らずも前夜の降雪が加わりました。予報通り終日快晴。暴風予報は空振り。日に焼けました。そして、午後に雪は消えゆく。

「黄」「茶」「赤」「青」「緑」そして「白」の融合は、神様がつくったミニチュア造形物。ジオラマのような絶景を浅間山の外輪山周回で堪能することができました。浅間山と外輪山に挟まれた荒涼たるカルデラを歩くのも味わい深く。

深まる秋と待ち受ける冬が融合する色彩が時と場所により少しずつ変化する自然のいたずら。引き込まれて、目を見はることしばしば。そして、朝と午後の浅間山の表情が、色合いが変化していきました。やはり自然はブラボー。

散歩した外輪山からは富士山や八ヶ岳、南アルプス、時に北アルプスや四阿山も望める眺望がありました。眼前に広がる予想外の景色に、声を上げたりため息をついたり、しばし立ち止まったり・・・

また、Jバンドの崖の中で雄大な浅間をメインディッシュにしたランチは忘れ難い光景。実際、Jバンドからカルデラは非日本的な風情の連続でした。そして最後の「草すべり」はこちらの心臓を継続攻撃。絶景の対価とはいえキツかったぁ。

「谷川クイーン」を招いた、外輪山とカルデラ歩きは、生涯忘れられないようなインパクト。余韻がしばらくは残りそうです。

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