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Yamareco

記録ID: 2678387
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

奈良田から西農鳥岳まで

2020年10月25日(日) ~ 2020年10月26日(月)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
13:23
距離
22.2km
登り
2,718m
下り
2,701m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:32
休憩
0:00
合計
2:32
12:21
26
12:47
12:48
22
13:10
13:10
104
2日目
山行
9:02
休憩
1:41
合計
10:43
14:54
174
5:02
5:03
42
5:44
6:26
40
7:06
7:34
54
8:28
8:32
43
9:15
9:16
93
10:49
11:16
61
12:18
12:18
13
12:31
12:31
22
12:53
12:53
0
12:53
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ゲート手前は5台程度まで駐車可
コース状況/
危険箇所等
数カ所渡渉有り(増水時はドボン覚悟)

標高2500mあたりから登山道に雪が出てきます。
今のところツボ足、もしくはチェーンスパイクで問題無しですが、時期的に雪がいつ降るか分からない状況ですから降雪後には御守り代わりに前爪付きアイゼンを携行する方が安心かもしれません。
1台分空いていたのでなんとか停めることができました
2020年10月25日 12:20撮影 by  iPhone 8, Apple
2
10/25 12:20
1台分空いていたのでなんとか停めることができました
この先は一般車両侵入禁止
2020年10月25日 12:21撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 12:21
この先は一般車両侵入禁止
スタートは林道歩き
今日は大門沢小屋までなのでお昼すぎにスタート
時期的に日は短いが、初めてのルートでも無い為この時間からで充分
2020年10月25日 12:25撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 12:25
スタートは林道歩き
今日は大門沢小屋までなのでお昼すぎにスタート
時期的に日は短いが、初めてのルートでも無い為この時間からで充分
登山道入口
2020年10月25日 12:45撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 12:45
登山道入口
橋が見えてきました
2020年10月25日 12:47撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 12:47
橋が見えてきました
しっかりとした造りの橋
2020年10月25日 12:47撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 12:47
しっかりとした造りの橋
2020年10月25日 12:50撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 12:50
道標に従い右へ
2020年10月25日 12:51撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 12:51
道標に従い右へ
川が見えてきた
2020年10月25日 12:51撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 12:51
川が見えてきた
また分岐ですがここもさらに右です
左は行き止まり
2020年10月25日 12:52撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 12:52
また分岐ですがここもさらに右です
左は行き止まり
渡渉ポイント
2020年10月25日 12:59撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 12:59
渡渉ポイント
渡れそうも無い
自分なりに渡れそうなポイントを適当に探します
2020年10月25日 13:00撮影 by  iPhone 8, Apple
3
10/25 13:00
渡れそうも無い
自分なりに渡れそうなポイントを適当に探します
なんとか渡れましたが、増水時は川に入るのを覚悟しないと渡ることができないでしょう
2020年10月25日 13:03撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 13:03
なんとか渡れましたが、増水時は川に入るのを覚悟しないと渡ることができないでしょう
写真にはありませんが、「登山道」と書かれた標識と登山道入り口が右側に有ります

自分はまっすぐ進み橋の下を通りました。
2020年10月25日 13:05撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 13:05
写真にはありませんが、「登山道」と書かれた標識と登山道入り口が右側に有ります

自分はまっすぐ進み橋の下を通りました。
2020年10月25日 13:07撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 13:07
プレハブ小屋
2020年10月25日 13:08撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 13:08
プレハブ小屋
透明度抜群
深そう
2020年10月25日 13:09撮影 by  iPhone 8, Apple
2
10/25 13:09
透明度抜群
深そう
揺れる吊り橋
吊り橋が苦手な人にはちょっと怖いかも
2020年10月25日 13:11撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 13:11
揺れる吊り橋
吊り橋が苦手な人にはちょっと怖いかも
2020年10月25日 13:12撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/25 13:12
ピンクリボンのあるポイントで渡渉
2020年10月25日 13:36撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 13:36
ピンクリボンのあるポイントで渡渉
2020年10月25日 13:38撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 13:38
綺麗に色づいてきてる
2020年10月25日 14:07撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 14:07
綺麗に色づいてきてる
2020年10月25日 14:08撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 14:08
2020年10月25日 14:10撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 14:10
2020年10月25日 14:28撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 14:28
2020年10月25日 14:34撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 14:34
この登山度は所々にピンクリボンが丁寧に取付されているためありがたい
2020年10月25日 14:39撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 14:39
この登山度は所々にピンクリボンが丁寧に取付されているためありがたい
この日は乾いていましたが、濡れていると滑りやすい橋
2020年10月25日 14:41撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 14:41
この日は乾いていましたが、濡れていると滑りやすい橋
鉄製の足場
2020年10月25日 14:44撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 14:44
鉄製の足場
2020年10月25日 14:49撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 14:49
2020年10月25日 14:51撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 14:51
大門沢小屋に到着
2020年10月25日 14:57撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/25 14:57
大門沢小屋に到着
2020年10月25日 14:57撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 14:57
中は綺麗で快適
この日の利用者は自分含めて2人
2020年10月25日 14:58撮影 by  iPhone 8, Apple
2
10/25 14:58
中は綺麗で快適
この日の利用者は自分含めて2人
水場OK
ありがたい
2020年10月25日 14:59撮影 by  iPhone 8, Apple
10/25 14:59
水場OK
ありがたい
日の出時刻4時間前
ヘッデン装着して出発します
目標は農鳥岳山頂でご来光
2020年10月26日 02:07撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 2:07
日の出時刻4時間前
ヘッデン装着して出発します
目標は農鳥岳山頂でご来光
2020年10月26日 02:23撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 2:23
右側は崩落して切れ落ちています
慎重に通過
2020年10月26日 02:55撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 2:55
右側は崩落して切れ落ちています
慎重に通過
2020年10月26日 03:06撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 3:06
雪がでてきた
2020年10月26日 03:53撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 3:53
雪がでてきた
振り返って甲府盆地の夜景
2020年10月26日 03:54撮影 by  iPhone 8, Apple
2
10/26 3:54
振り返って甲府盆地の夜景
稜線は寒そうなので、ご来光の時間に山頂へ着くように合わせてゆっくり進む
2020年10月26日 04:08撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 4:08
稜線は寒そうなので、ご来光の時間に山頂へ着くように合わせてゆっくり進む
ちょっとした岩場の通過
ロープ有り
2020年10月26日 04:19撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 4:19
ちょっとした岩場の通過
ロープ有り
やっと下降点到着
稜線に出ました
風があって寒い
2020年10月26日 05:04撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 5:04
やっと下降点到着
稜線に出ました
風があって寒い
甲府盆地の夜景と富士山
空が明るくなってきました
2020年10月26日 05:23撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/26 5:23
甲府盆地の夜景と富士山
空が明るくなってきました
雪がしまっていて歩きやすい
念のためチェーンスパイクを装着していますが、無くても歩けます
2020年10月26日 05:30撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/26 5:30
雪がしまっていて歩きやすい
念のためチェーンスパイクを装着していますが、無くても歩けます
農鳥岳山頂に到着
2020年10月26日 05:45撮影 by  iPhone 8, Apple
6
10/26 5:45
農鳥岳山頂に到着
空が焼けてきた
2020年10月26日 05:45撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/26 5:45
空が焼けてきた
凄い赤い
2020年10月26日 05:50撮影 by  X-H1, FUJIFILM
5
10/26 5:50
凄い赤い
富士山
2020年10月26日 05:52撮影 by  X-H1, FUJIFILM
9
10/26 5:52
富士山
北岳
カッコいいですね
2020年10月26日 05:53撮影 by  X-H1, FUJIFILM
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10/26 5:53
北岳
カッコいいですね
鉄兜こと塩見岳
こちらもカッコいい山容
2020年10月26日 06:23撮影 by  X-H1, FUJIFILM
3
10/26 6:23
鉄兜こと塩見岳
こちらもカッコいい山容
今日は西農鳥岳まで進みます
2020年10月26日 06:38撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/26 6:38
今日は西農鳥岳まで進みます
登り返しがキツい
2020年10月26日 06:54撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/26 6:54
登り返しがキツい
西農鳥岳到着
こちらは東海製紙製の山頂標識
2020年10月26日 07:10撮影 by  iPhone 8, Apple
3
10/26 7:10
西農鳥岳到着
こちらは東海製紙製の山頂標識
振り返って農鳥岳山頂と富士山
2020年10月26日 07:13撮影 by  X-H1, FUJIFILM
2
10/26 7:13
振り返って農鳥岳山頂と富士山
巨大な間ノ岳
個人的に間ノ岳は農鳥方面から見たほうが好きです
2020年10月26日 07:16撮影 by  X-H1, FUJIFILM
3
10/26 7:16
巨大な間ノ岳
個人的に間ノ岳は農鳥方面から見たほうが好きです
アップで農鳥小屋
次にガッツリ雪が降ると埋まるね
2020年10月26日 07:19撮影 by  X-H1, FUJIFILM
2
10/26 7:19
アップで農鳥小屋
次にガッツリ雪が降ると埋まるね
農鳥岳へ戻ります
日中だと結構踏み抜いて歩きづらいかもしれない
2020年10月26日 07:47撮影 by  iPhone 8, Apple
2
10/26 7:47
農鳥岳へ戻ります
日中だと結構踏み抜いて歩きづらいかもしれない
2020年10月26日 07:50撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 7:50
アップダウンがあって意外に疲れます
2020年10月26日 07:57撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/26 7:57
アップダウンがあって意外に疲れます
雪庇が少し出来ています
2020年10月26日 08:02撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/26 8:02
雪庇が少し出来ています
ミニ雪庇と富士山
2020年10月26日 08:15撮影 by  X-H1, FUJIFILM
1
10/26 8:15
ミニ雪庇と富士山
振り返って北岳
2020年10月26日 08:17撮影 by  X-H1, FUJIFILM
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10/26 8:17
振り返って北岳
お馴染みの東海製紙製
2020年10月26日 08:41撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/26 8:41
お馴染みの東海製紙製
2020年10月26日 08:41撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/26 8:41
振り返って農鳥岳
2020年10月26日 08:57撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/26 8:57
振り返って農鳥岳
仙塩尾根の雪はだいぶ溶けてそう
2020年10月26日 09:06撮影 by  X-H1, FUJIFILM
2
10/26 9:06
仙塩尾根の雪はだいぶ溶けてそう
1時頃には下山したいので広河内はパスします
2020年10月26日 09:09撮影 by  X-H1, FUJIFILM
3
10/26 9:09
1時頃には下山したいので広河内はパスします
稜線が名残惜しいですが、稜線から下山に入ります
2020年10月26日 09:14撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 9:14
稜線が名残惜しいですが、稜線から下山に入ります
激下り開始
2020年10月26日 09:18撮影 by  iPhone 8, Apple
2
10/26 9:18
激下り開始
Amazonで購入した1600円のチェーンスパイクが活躍しました
2020年10月26日 09:35撮影 by  iPhone 8, Apple
2
10/26 9:35
Amazonで購入した1600円のチェーンスパイクが活躍しました
この辺りで雪は完全に姿を消します
2020年10月26日 09:56撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/26 9:56
この辺りで雪は完全に姿を消します
雪解け水かな?
水量多め
2020年10月26日 10:19撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 10:19
雪解け水かな?
水量多め
ドコモはこの通り電波良好
auは入ったり圏外になったりして不安定
2020年10月26日 10:24撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/26 10:24
ドコモはこの通り電波良好
auは入ったり圏外になったりして不安定
2020年10月26日 10:33撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 10:33
だいぶ省略しましたが、大門沢小屋が見えてきた
2020年10月26日 10:48撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 10:48
だいぶ省略しましたが、大門沢小屋が見えてきた
中にデポしてあるマットやシュラフ、食料などを回収してパッキングし直します
2020年10月26日 11:16撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/26 11:16
中にデポしてあるマットやシュラフ、食料などを回収してパッキングし直します
下山再開
2020年10月26日 11:19撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 11:19
下山再開
2020年10月26日 11:26撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/26 11:26
太陽が真上なので光を浴びて綺麗に見える
2020年10月26日 11:39撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 11:39
太陽が真上なので光を浴びて綺麗に見える
2020年10月26日 11:52撮影 by  iPhone 8, Apple
1
10/26 11:52
この辺りは急斜面の九十九折なので慎重に
2020年10月26日 11:58撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 11:58
この辺りは急斜面の九十九折なので慎重に
2020年10月26日 12:00撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 12:00
巨大な岩
2020年10月26日 12:08撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/26 12:08
巨大な岩
2020年10月26日 12:12撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 12:12
2020年10月26日 12:16撮影 by  iPhone 8, Apple
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10/26 12:16
行きは苦労したけど帰りはポイントをおさえているのでスムーズに渡渉できた
2020年10月26日 12:28撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 12:28
行きは苦労したけど帰りはポイントをおさえているのでスムーズに渡渉できた
水が豊富ですね
2020年10月26日 12:29撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 12:29
水が豊富ですね
登山道はもう少しで終わり
2020年10月26日 12:30撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 12:30
登山道はもう少しで終わり
最後の林道歩き
2020年10月26日 12:34撮影 by  iPhone 8, Apple
10/26 12:34
最後の林道歩き
やっと着いた
下山目標の午後1時に間に合う
2020年10月26日 12:53撮影 by  iPhone 8, Apple
2
10/26 12:53
やっと着いた
下山目標の午後1時に間に合う

感想

当初の予定では初日に奈良田から農鳥小屋へ上がってテントを張り、間ノ岳と農鳥岳に挟まれながらキャンプでもしようという計画でした。

ですが、初日は稜線で風速20m/sの暴風予報。
稜線上でのテントは諦め、初日に大門沢小屋泊まりで2日目の朝に山頂でご来光や北岳、間ノ岳を望むという計画に変更します。

初日の朝7時頃に奈良田へ向け茨城の自宅を出発。
八王子JCTで渋滞に遭遇して少し焦りましたが、すぐに渋滞は解消し、ほぼ予定通りの正午に奈良田へ無事到着できました。

そのまま第一発電所方向へ進み、ドキドキしながらゲート前まで車を進めます。
すると、車1台分の駐車スペースが空いていたのでひと安心しました。
※奈良田の里駐車場に停めても良かったのですが、やっぱり少しでもラクしたいですし…

この日は午後3時くらいに大門沢小屋へ着くようなペースで歩き始めます。

稜線上の積雪状況が分からないので、アイゼンの使用も想定し約1年ぶりにソールが硬く重い3シーズン登山靴を履いてきましたが、ここ数ヶ月はトレランシューズやハイキング用のミッドシューズを履いていたので歩き辛く感じました。
(冬靴よりはまだ軽いですが…)

荷物も、カメラや交換レンズそして念のために待ってきた12本爪アイゼン等含め計15kg 近い重さなので体が暖まるまではとても重く感じます、、

そして、初日は3時間程度で大門沢小屋に到着。
小屋を覗くと先客の方1名の荷物がありました。
この日は自分含めて2名の利用。

大門沢小屋は水場も整備されていて、トイレも利用できとても快適でした。(相変わらずワイルドなトイレですが 笑)
小屋前から富士山の眺めも良し。
携帯の電波はドコモ、au共に圏外でしたが、ドコモの場合機種によっては僅かに入るとか入らないとか、、

翌日、午前1時頃起床して食事を取ったり必要最低限の荷物をパッキングし始めます。
(小屋でご一緒した方、あんな時間からガサゴソとうるさくしてすみませんでした。)

その後、ご来光の時間を逆算し午前2時にナイトハイク開始。

登山道のピンクリボンは豊富でヘッデンの光一つでも迷うことはありませんでした。
ですが、途中片側が崩落によって切れ落ちている箇所がありましたのでここは慎重に歩みを進めます。

標高2000mを過ぎたあたりでドコモの電波が入っているのに気付き、一旦休憩をして家族にメッセージを入れたり、天気予報、SNSをチェックしたりします。
何気無く振り返ると、甲府盆地の夜景がとても綺麗で、なぜか孤独感から解消されたような気持ちになりました。

2年前の真夏、テン泊装備で奈良田から農鳥小屋へ一気に上がった時はとてもキツく感じたこの急勾配な登りも、この日は荷物も軽く気温も低いのでスムーズに登ることが出来ました。
むしろ、思ったより早く稜線へ到着しそうだった為、途中ペースを少し落とし調整します。
(標高が上がるにつれとても寒くなってきたので、山頂でご来光を待つのはキツいと感じました)

標高2500mあたりから登山道上に雪が現れました。ツボ足でも充分でしたが、念の為チェーンスパイクを早めに装着して備えることにします。

森林限界を感じ始め、最後の急登を登ると大門沢下降点へ到着。
風は若干強いが、おそらく前日は比較にならないくらい強かったことでしょう。

そして空を見上げると満点の星空で感動。
しばらく見惚れていると流れ星も見えて得したような気分に!

チェーンスパイクを装着したまま最後の登りを頑張り山頂付近へ近づくと、東の空が真っ赤に焼けてきました。
富士山の周りも真っ赤に染まり始めます。

北の方角を見ると、何より鋭く尖って見える北岳が単純にカッコいい。 誰が見ても「あっ、あれは名峰だわ」と思うことでしょう。

山頂からは富士山、北岳、間ノ岳のトップスリーを始め、独特な山容の塩見岳やドッシリとした南部の荒川三山などもハッキリと眺望出来て素晴らしい。

数十分山頂でゆっくりとして、その後は西農鳥岳まで進みます。
膝まで埋まる程の積雪は部分的にあるが、さほど難儀せずに夏道とほぼ変わらない感覚で西農鳥岳山頂に到着。

ここからはとにかく間ノ岳の眺望が素晴らしい。
北岳側から眺める山容よりも、ここから見た間ノ岳はとにかく大きく見えます。

一瞬、間ノ岳へ進もうか迷ったが、下山は午後3時まで、どんなに遅くとも午後4時までにという家族から決められている独自ルールもあるし、なによりこの日はプロ野球ドラフト会議の中継もあるので(アマチュア野球マニアなんです)午後5時過ぎ頃には茨城の自宅へ戻りたかったのです。
少しだけ山頂でゆっくりとした後、来た方向へ戻ります。
写真を撮りながらゆっくりと歩き、大門沢下降点まで進むことに。

大門沢下降点へ到着後は稜線が名残惜しい気持ちを抑え、ペースを一気に上げて下山開始です。、

途中、雪が消えたところでチェーンスパイクを外し更にペースを上げることにします。
急勾配の登山道なのでみるみるうちに標高が下がっていく。

あっという間に周囲が紅葉で色付いた大門沢小屋が見えてきました。
ここで小屋に入り、デポしてあった荷物をまとめてパッキングし直したり、水場で水を補充したり行動食でエネルギー充填をして残りの帰路に向けて準備を整えます。

荷物は重くなりましたがペースを変えず、目標の午後1時までにゲート前を目標に一気に進みます。

数カ所の渡渉は昨日に続いてなのでスムーズにこなすことが出来ました。

最後の林道歩きは少し脚を休める為にゆっくりと歩きます。

そして、やっとゲートが見えてきて、なんとか目標の午後1時前に到着することができました。
これで今回の山行を無事に完了。

すでに次はどこへ行こうか?という考えが頭をよぎります。

塩見、蝙蝠か?それとも上河内、光かな?
仙丈はもっと雪が積もってから行ってみようとか、、
地元の日光エリアも最近疎かにしているけど、もう少し道路の混雑が収まってから行こうか?など、、

一つ登ると行きたい山が二つ三つ増える法則どうにかならないものかといつも思っています…

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コメント

素晴らしいですねー🤗
憧れます❣️行けそうにないので、レコで楽しませて頂きましたー
2020/10/28 16:32
Re: 素晴らしいですねー🤗
コメントありがとうございます!
そのように言って頂けると凄く嬉しいです😆

今回は気象条件に恵まれて素晴らしい山行となりました。

今年は登山道が閉鎖されている北岳のカッコいい山容がこのレコを見てくださった方々に伝わればと思い写真を載せました。

載せている写真のほとんどはスマホ撮影ですが、富士山や北岳、間ノ岳、塩見岳などのアップ写真は迫力が少しでも伝わるように一眼カメラで撮影したものを載せています。
2020/10/29 1:42
お疲れ様でした!
レコへの拍手ありがとうございました!
南アルプス周辺の山々は憧れます。素晴らしい景色ですね☺︎いつかこの稜線を走ってみたい物です。
女峰と錫のレコを拝見して気付きましたがTwitterでフォローいただいてましたね!気付くのが遅くすいませんでした笑
日光の山に帰って来られるの楽しみにしてます◎お疲れ様でした👏
2020/11/2 21:07
Re: お疲れ様でした!
コメントありがとうございます。
こちらこそツイッター上でのやりとり時に一言言っておけば良かったのですが…😅

南アルプスは北アルプスと違って登山者も岩場も少ない反面、標高差は多めで登りごたえがあるのでトレラン勢も多いですからお勧めです。来年以降是非ご検討を!

自分も地元の山が恋しくなってきたので、次は日光周辺で計画しています。
yznさんみたく女峰の黒岩尾根登り2時間みたいな超人ぶりは一生無理ですが、目指せ3時間で頑張りたいと思っています(今のところ3時間半ならなんとかです。)
2020/11/3 18:50
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