加波山神社から加波山〜足尾山〜きのこ山周回
- GPS
- 06:48
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 949m
- 下り
- 946m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
加波山神社の駐車場を利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ルート全体としては特に危険な場所はない。 ただ加波山から一本杉峠方面への下りはじめの木道は、数か所木道が底抜け釘が露出している。 特に雪が積もっていると底ぬけた場所が見えないので注意が必要。 |
写真
感想
2月第一週の週末はお休みしたので、建国記念の三連休はぜひとも山へ。
1月に筑波山に登った時に北に連なる加波山が気になり、ヤマレコで調べたところ加波山神社を起点に周回できることがわかり土曜日は加波山に決定。
せっかく茨城に行くので、低山ながらこの時期気持ちのいい山歩きができる日立周辺の山とセットで登ることにした。
9日朝の5時に自宅を出て首都高〜常磐道で土浦北ICへ。
国道125号から県道41号で北に向かうが、ここは筑波山に行く時と同じなのでスムーズ。
筑波山を右手にやり過ごし旧真壁市街地を抜けると加波山神社の案内板があり、それに従い加波山神社里宮に6時半ごろ到着。
百名山の筑波と違ってあまり人気がないらしく駐車場は我が家だけ。
好天予報だけど放射冷却による冷え込みを覚悟したけど出発時の気温は氷点下2度。さほど厳しい冷え込みでもなくほっとする。
左手に金ぴかのこれまた加波山神社をやり過ごし車道を進むと、三合目の石碑のところで道は二つに分岐。
右手の本宮路、左手が親宮路だが今回は左手に道を取る。
急こう配の車道を進むと両側は荒々しい採石場。
登山者から見れば山肌を削る採石場は痛々しい限り、すぐに環境破壊と声を上げる輩もいるが、これが銘石『真壁石』を支えてきたんだから文句を言うのは筋違い。
車道の終点が五合目でここからようやく本格的な登山道。
杉の植林の中を進み、七合目の山椒魚谷の水場を過ぎると雪が現れる。
林道を横断して一登りで加波山神社親宮に到着。
稜線上の神社としては予想外に立派で驚くがそれもそのはず。裏側から車道が通じており、宮司が常駐しているようだ。
拝殿にお賽銭を入れて無事の登山を祈願。
山頂へは拝殿横の急坂を登る。雪が残るがあまり歩かれていないようで圧雪にはなっておらず苦にはならない。
この道は禅定道と呼ばれかつては修験者の修行の道だったようだ。
山頂まではいくつもの社が続くが、それぞれが加波山神社とありややこしい。
山頂には加波山神社本宮が鎮座し、社の前には注連縄を巻かれた巨石が並ぶ。
これは磐座と思われ、そもそもはこれがご神体だったんだと推察される。
山頂には地面からわずかに頭を出した三角点、そして気につけられた小さな加波山のプレートがあるだけ。樹林に遮られ展望も効かないが、逆に信仰の山という重々しい雰囲気を味わうことができる。
右手に本宮路を分け、加波山事件由来の旗立石を過ぎると照葉樹林の気持ちのいい下り。木製階段を一気に下ると目の前にウィンドパワー筑波の巨大な風力発電が現れる。
本当は風力発電の脇から丸山の稜線上の山道を行くはずだったが、右手の車道に吸い込まれ丸山を巻いてしまった。
正面にこれから進む足尾山を見ながら車道を下り、車道が交差する十字路が一本杉峠。
足尾山までは車道の左に登山道が残る。日当たりのいい照葉樹林の雪道を進み、男坂の急登を登り切れば足尾山頂。
広い山頂には足尾神社の小さな社がポツリ。
ここは加波山と違って展望がいい。
やや霞んでいて遠方の視界はいまいちだけど南に筑波山、西は関東平野を一望し、富士の頭が微妙に見えるか見えないか??
でも正面の日光連山の眺めはサイコー。
お昼休みにはぴったりな場所だけど時間が10時過ぎとちと早い。
足尾山の北側にある足尾神社には靴や義足が奉納されている。
足尾という名前から由来するのだろうか?足の病気に効く神様らしい。
足尾神社の先にはハンググライダーの飛行台がありこの日もたくさんの鳥人たちが飛ぶ準備をしていた。
足尾山からきのこ山までは舗装された車道歩き。
うんざりとなるところだけど、幸いに雪が残り雪をサクサク踏みながら歩いたのでさほど苦痛ではなかった。
きのこ山にはちょっと小汚い休憩舎と笹に埋没しかかった山の案内板がある。
三角点は休憩舎の上のやぶの中。
ここでお昼にしようと思ったけど、なんとなく雰囲気悪いのでパス。
きのこ山の西側にはハンググライダーの飛行台がありここが真壁への降り口になっている。
一応関東ふれあいの道に指定されているが出だしは木がかぶさりやぶっぽい。
どうなることかと思ったら少し下の林道からはきれいな道。
出だしのやぶはなんなんだ??
雪が残る下りをサクサク下るとつぼろ台の標識。
つぼろ台自体は何のことはない場所だが、交差する林道わきに休むにはもってこいのスペースがあったのでここでお昼。
上空を飛び交うハンググライダーやパラグライダーを見ながらのんびり昼食。
ぽかぽか陽気で気持ちがいい。
ひとしきり休んだ後は最後の下り。
真壁城址周辺はみかげ憩いの森として整備されている。
あとは右手に今日歩いた加波山からきのこ山までの稜線を眺めながらのどかな農村の中を加波山神社へ戻るだけ。
と、最後にもう一つ。
この周辺の山歩きのログを拝見すると皆さん下山後に団子を食べるとの記述。
調べると『煎餅屋 仙七』という地元ではなかなかの評判のお店らしい。
さっそく寄って嫁さんは普通のみたらし、私は海苔みたらし。
ちなみに団子は冬場だけで夏場はかき氷だそうだ。
ここの自慢は濡れ煎餅だそうで店の中にはおいしそうなお煎餅がずらっと並んでいる。
思わず濡れ煎餅も買っちゃった。
加波山神社に戻り、無事の下山を感謝して拝殿のノートに記帳、
駐車場には登山者と思われる車がもう一台だけ。
すぐそばに筑波山があるから、目立たないのはわかるけど好天の三連休初日に山で出会った登山者はたった3人。
たぶんお隣の筑波は登山者で溢れ返ってるんだろうな。
でも正直な感想としては1月の筑波山よりも今日の方が楽しい山歩きができたと思う。
人気の山に人のケツに附いて登るよりも、いい山を自分で探す方がよほど楽しい。
下山後は県道41号を北上、桜川筑西ICから北関東道に乗り常磐道に出て日立へ。
この日は市内のビジネスホテルに宿泊して翌日の登山に備えた。
コメント
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一日違いでほぼ同じルート、おそらく雪の上に付けられたmatch1128さんの足あとを追いかけていたと思います(笑)
きのこ山、行けませんでしたが写真で見ることができて助かりました。
このルートはけっこう気に入ったので、次に行く時には必ず行きます!
最後のお茶屋さんの前を私たちも通りました。
すでに日没後だったのでお店も閉まっていましたが。
そば屋かな?と話しながら歩いていたのですが、お団子が食べられたんですね。
こちらもリベンジしないと!
1日違いでほぼ同じルートを歩いた方がおられたのでうれしくなってすぐにコメントさせていただきました。
地味だけど変化に富んで歩きごたえのある山でした。
最後の団子屋さんは本業は煎餅屋です。
団子と一緒に買った濡れ煎餅とてもおいしかったですよ。
次回は雨引観音から燕山を越えて歩いてみようかと思っています。
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