空沼岳 〜泥んこ道と樹林帯を延々進む〜
- GPS
- 05:25
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 954m
- 下り
- 953m
コースタイム
天候 | ほぼ快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
あまり台数は止められないですが、林道の終点ということもあり、皆、路肩等、思い思いに停めています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口の橋が落ちているため、登山道はいきなりの徒渉(丸太が一本掛ってます)で始まり、多少ぬかるむが緩やかな勾配の針葉樹林帯を進んで行きます。密度の低い明るい樹林帯で晴天時は気持ちいいですが、樹林帯が長いので飽きます。 万計沼手前は崩落していて、沢を高巻くように進みます。多少足場が狭いですが、危ないとは感じませんでした。万計沼からはまた樹林帯で30分ほどで真簾沼です。湖畔にある女性的な顔をした龍神地蔵を過ぎて登り坂を登り切るとようやく、目指すべき山頂が見えますが、ここから一旦コルに下りてまた登り返しです。このあたりからは樹林帯がダケカンバと熊笹に変わります。 札幌岳の分岐が見えると山頂はすぐです。札幌岳への縦走ルートは熊笹で覆われていました。 |
写真
感想
予想はしていたものの延々続く樹林帯には参りました。最初のうちは随分密度の低い明るい樹林帯で、青空ものぞいて気持ちいいなぁと思っていたんですが、1時間もすると飽きました。やっぱり樹林帯は景色が単調で性に合わない。ようやく第二渡渉点の丸太橋が見えてくると、泥んこになった登山靴のせいで、ツルっと滑って危うく沢に落ちそうになりました。泥道と丸太橋の相性は最悪ですね。しばらく進むと、今度は沢の高巻きです。だいぶ楽しくなってきました。ここを抜けると視界が拡がりました。万計沼です。万計小屋の前に良さそうなベンチがいくつかあったので、帰りにそこでお茶することにして写真だけ撮って進みます。
しばらく退屈な樹林帯を進むと30分ほどで真簾沼に着きました。沼というよりは湖といったスケールで、澄んだ水がとても美しいですね。途中にこういう景色がいくつかあると、ここまで来たかいがあったなぁという気になってきます。
湖畔にある女性的な顔をした龍神地蔵を過ぎて登り坂を登り切るとようやく、目指すべき山頂が見えてきました。が、しかし、ここから一旦コルに下りるようです。折角視界が拡がったのにまた退屈がやってきます。変わったのは針葉樹林がダケカンバと熊笹になったぐらいでしょうか。しかしこの山、景色も勾配も単調で距離もそこそこあるので思ったよりも遠く感じます。それがいいという人も多くいるようですが、残念ながら私はダメみたいです。
札幌岳の分岐もダケカンバ林の中です(この縦走ルートは見るからに楽しくなさそうだ)。ここから山頂までは尾根道だけあってまだ良い感じ。ダケカンバの葉はすべて落ちてしまってもう冬はすぐそこと行った感じです。
目指すピークが近づいて来たら、少し巻くような感じで登るともう山頂です。キター、開けた〜360°全開!。思わず嬉しくなってしまいます。少し霞んでますが後方羊蹄山もバッチリです。
恵庭岳や風不死もきれいに見えるなぁと思っていたら、支笏湖もバッチリ見えていることに気付きました。こんな遠くから支笏湖が見えるとは思っててなかったので感動です。今日はいい天気なので恵庭岳や風不死からも、さぞきれいな支笏湖が見えることだろうと思いつつ、細長い巨岩帯が続く空沼の山頂の風景もすっかり気に入ってしまいました。
支笏湖の見える岩場に腰かけて昼食にして、その後は、万計沼まで降りてお茶にした後、転がるようなスピードで下山して帰路に着きました。途中でトレイルランナーに抜かれた時はびっくりしました。こっちも競歩ぐらいのスピードで下山しているのに、まさか、追い付かれるなんて思ってなかったですし。単調だの退屈だの色々と言った割には、全体的には良い山だったかなと思います。
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