日光白根山 東稜
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 06:34
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 968m
- 下り
- 965m
コースタイム
天候 | 快晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
近くの茶屋に聞いたところ、いつもは小屋番がいるはずだとのこと。11月に入ったから冬季解放かしらと述べていた。(茶屋と登山口駐車場は無関係のようだ) 実情は不明。調べても情報なし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
五色沼避難小屋まで ごく普通の登山道、朝は霜が凍結してて歩きに少し気を使う。帰りは完全に溶けてた。 日光白根山東稜 五色沼避難小屋からすぐの尾根から取り付き 尾根のピークより、東稜の岩場が見えるのでそのままそこに向けてまっすぐ進む。なんとなく踏み跡あり。 岩場の最初の取り付きが本来の取り付きではないため、本ルートを参考にする人は注意が必要。 とはいえ、取り付きからも草付き急傾斜を登るだけで余り面白くなさそうなので、ここから取り付くでも間違えではないかも。踏み跡は割としっかりあり(寧ろ一部シャクナゲが切られていた)安心して東稜に乗れた。 一部ナイフリッジだが、尾根を忠実に進む。 大岩はルンゼの弱点を突いた10mくらいの簡単な登攀。岩はしっかりとしたホールドを選べば脆さは感じずに快適に登れた。巻き道も右側に存在。こちらも踏み跡は明確そうに見えた。楽に巻けるかは不明。 山頂直下の岩場、ざれた熔岩帯の岩場で落石を起こさぬように注意。 日光白根山からは北側の登山道で下山。チェーンアイゼンは付けなくても歩けた(周りの登山者も付けていなかった)が来週以降はやばそう。 |
その他周辺情報 | 温泉 白根温泉 大露天風呂薬師之湯 |
写真
感想
前日の男体山に引き続き、日光白根山へ。早朝の冷え込みが心配だったけど、ダウン上下とカイロ3つのおかげか、とても快適に寝られた。暖かいスープパスタも食べて、体調万全で登山開始。
今回のルートは当初北斜面で、結構霜だか残雪だか分からないものが残っていた。グリップに信用ならない靴を履いている私は、ヒヤヒヤしながら慎重に進む。水平になってからは足元も良くなり、太陽があたって暖かい。白根山を見ると、比較的広いルンゼが目に入った。多分、これが2019/2/3の「ルンゼに雪がない」事件のルンゼだな。ルートミスで山頂に着いた挙句、あてにしてたルンゼコースが全く滑れなかった、衝撃の事件。改めて下から、上から眺めてみると、確かに比較的幅も広く、斜度的にも滑れそうな雰囲気がする。地図で見るとガチガチのルンゼ地形では無いように見えてもこの形状なのだから、本当のルンゼ滑降なんて夢のまた夢だろうな。実際問題、左側のルンゼ(今回登ったルートの左側)は下部でも滑走は厳しそうだ。
さて、本題の東陵。岩場が難しいというより、崩れやすいのが難しさだなと感じた。核心という大岩も、このメンバならロープを使うことはなかった。初心者が混じっているなら、ロープを出しても良いかも。
午後からは曇る予定だったけど、山頂ではまたもや最高の景色を味わえた。山頂からの下りは、雪が残ってる!私は折角持ってきているのだからとチェーンスパイクを使って雪の上を歩き、久々の雪の感覚を楽しんだ。弥陀ヶ池から先は朝の凍結は乾き、チェーンスパイク必要なし。快適に下山できた。(が、私が下山スピードがみんなより遅くて、先頭を歩かせてもらう。。)
百名山もバリエーションから狙うと、こんなに楽しめるものか!と再確認する二日間でした。皆様、本当にありがとうございました〜!!
【備忘録】
・行動中は3〜8度程度。登りは長袖シャツ+ウィンドブレーカーでちょうど良いくらい。
・山頂からの下り、私は雪が積もっていて怖さも感じたし、折角持っているのに敢えてチェーンスパイクを使わずに転倒の危険を増やすよりは使ったほうがいい、と判断したけど、他の3人は全く必要性を感じなかったらしい。この辺りの安全マージンの考え方は人と技術(今回のケースでは道具=靴の違いも?)によって異なるものだと実感した。これがBCスキーのCLの立場だったとすると、アイゼンやクトーの利用タイミングの差に表れてくると思うので、自分の感覚で判断するのではなく、メンバ自身の感覚を考慮するようにしようと思った。沢のロープ利用判断も、同じだもんな。
男体山の次は引き続き百名山の日光白根山へ、朝の冷え込みは厳しくテントは凍りついていた。。それでも割と寝れました。
朝食は私が以前の山行で中止になった食担の材料をそのままトレース。ミートソーススープパスタ。貝柱とコンビーフの相性がgoodだった。玉ねぎが必要だったのは抜かった。
前日の打ち合わせより、出発地を金精トンネルから変更して、菅沼駐車場からスタート。
朝は微妙に凍ってて少し歩きにくかった。
取り付きがすぐわかるか不安だったが五色沼避難小屋からすぐのところにあった。
そこから東稜の取り付きだがここが記録でみた写真と同じだと思って自信満々で取り付いたがどうやらもっとルンゼに近い側から行くのが正解だと帰ってから知る。
ただかなり歩きやすいのでお勧めといえばお勧め。本来のルートも別に面白いとは書いていないので。。
その後草付のナイフリッジ超えていき、(踏み跡は多くあり歩く人が多いのだと思います)大岩の登攀へ、どんなもんかとおもってたけど全然容易でした。楽しく登れました。
その後のボロボロの岩稜帯の方が気を使ったかな。
山頂に登ってからはさくっと降りて、風呂に直行。紅葉が綺麗ないい露天風呂でした。
下道を駆使して渋滞最小限で帰宅できました。
皆様、二日間に渡り、山行にお付き合い頂き、ありがとうございました。また是非よろしくお願いします!
流した映画みたいなもの
・エクスペンダブルズ2
・劔岳 点の記
・岳
・ラストスタンド
バリエーションルートということは理解していたけれど下調べ不足。というか事前に記録を見たときは、こんなに高度感のある写真はなかったぞ?
雪が薄く乗った草付きをトラバースしたり、ナイフリッジを歩いたり。アルパイン的なのはやはり苦手。びびって腰が引けてしまった。愛用のラバー沢靴だったらもう少し強い気持ちを持てたのに。
昨日の御真仏薙は好き系だったので、2日間で自分の得意不得意を再認識できました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
![](https://yamareco.info/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fmodules%2Fyamainfo%2Fupimg%2Fpt%2f15fc2d594cc39e50f9d5bd2e895ef056.jpg)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する