田貫湖-長者ヶ岳-天子ヶ岳-上佐野-白水山-稲子
- GPS
- 08:44
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 1,541m
- 下り
- 2,142m
コースタイム
東の登山口 0604
登山口分岐 0616
休暇村分岐 0641-50
長者ヶ岳 0743-58
上佐野下降点 0812
天子ヶ岳 0835
県境下降点 0845
崩壊地上1040付近 0908-17
上佐野最終人家上 1007-20
上佐野BS 1024
東海自然歩道分岐 1031
林道石神峠線入口 1059
石神峠 1142-53
展望台 1227
白水山 1237-46
ユートリオ下山口 1259
間伐境界 1311
稜線に戻る 1400
Co.405m石碑 1406-16
Co.340mコル 1422
稲子川吊橋 1438
稲子駅 1459-1518
天候 | 晴れのち時々曇り。気温低く、風が冷たい。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
稲子駅から芝川バス。一回200円だが1000円札ですら両替ができないので注意。 (自動販売機で飲料を買わされた) http://www.fujikyu.co.jp/shizuokabus/shibakawa_bus/time_shiba_03_2.html 芝川からタクシーで富士宮。芝川タクシー0544-65-1251 十字街まで確か2110円 富士宮から富士急静岡バス(suicaが使える) http://www.fujikyu.co.jp/shizuokabus/time_fujinomiya/time_fujinomiya_4_1.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
ルートは、田貫湖-天子ヶ岳と上佐野最終人家上-石神峠間は手入力、他は ガラケーのGPS機能を利用したもの。 天子ヶ岳-上佐野は冬季熟達者のみと掲示あったが、それほどでもない。(感想参照) ユートリオ下山口以南は一般登山道ではありません。 長者ヶ岳付近の積雪は最も多いところで旧雪7cm+新雪5cm位。 石神峠車道の富士宮側は崖崩れのために不通。人が通れるかどうか不明。 570独標-469m独標の中間点より南側が間伐で荒れている。(感想参照) |
写真
感想
真っ暗な田貫湖キャンプ場の駐車場(バンガローサイト)に駐車。登山口が探せず、
少し戻って、あらかじめ車から確認できていた東の登山口から登り始める。
1000m位の所で全面積雪になる。最も多いところで旧雪7cm(多少モナカ状)+新雪5cm位。
長者ヶ岳山頂まで登ると、富士山はもちろんだが南アルプスの展望が素晴らしい。
上佐野下降点から東海自然歩道を見ると、巻き道にも数センチだが新雪が
積もっており、敬遠した方が良さそうな感じ。予定通り、1060mコルまで県境を
行くことにする。(上佐野-石神峠間はどのみち車道を歩く予定)
天子ヶ岳は樹林の中、ピークでさえ無さそうなところに山名標。名前では山塊を
代表する山なのに、あまりにも貧弱で唖然とした。
少し戻ると、Lアングルの境界標らしきものがあったので、県境と判断し、方向を
慎重に真西に見定めて下降する。最初の斜面は非常に急、積雪は5cmもない位だった
が、霜柱の立った地表もろともキックステップでき、それほど問題ではなかった。
(ストックが重宝した)
5分ほどして尾根がはっきりすると同時に目印も現れ、すぐ下からは防火帯風の
刈払いがされている、難なく1060mコルに到達。僅か5m程下に東海自然歩道があり、
尾根をそのまま行くか、ここで歩道へ逃げるか迷ったが、行く先の尾根がヤブっぽく
見えたこと、歩道との間の斜面が急で、この先は移るのに苦労しそうなことを
考慮し、歩道へ移った。
この歩道は、地形図よりはだいぶ上。雪はほぼ旧雪のみで、体重で沈む位に、
ほど良くカリっと凍っており、見た目よりもずっと楽だった。
(でも、ひとによっては軽アイゼンを着けるかも)
ただし、いずれにせよ急斜面の巻き道であり、上から崩れてきている所も多い。
むしろ、これから暖かくなってくる時期の方が、歩行中の落石、崩土による
状況の変化等、気をつけることが多いと思う。
やがて雪も消え、一時間で上佐野に到着。
ここから車道歩き40分。車はほとんど通らない。(バスが3本あり日祝運休)
すぐに東海自然歩道を右に分ける。風当たり弱く、茶畑が多く、いかにも
静岡らしい、などと勘違いしそうなほど。(ここは山梨県)
林道石神峠線へ左折してさらに40分。こちらの方が、景色が単調(たまに天子湖が
見える)なこともあり、飽きた。花でも咲く季節ならまた違ったかも。
石神峠からは杉林の急登。展望台を通って45分で展望のない白水山頂へ。夫婦連れが
いた。この日、山中では唯一会った人。
白水山では、右側の西南西尾根にトラロープが張ってある。確かに直進して
この尾根に入りやすい。
下っていくと、テレビ塔経由北ヶ谷戸50分→ユートリオ10分、の標識があり、
正面はまた、トラロープ。
トラロープをよけて直進すると、10分程で左手に有刺鉄線。その下は崖。地形図
ではかなり南にある採石場が進出してきた模様。採石が県境を越えることは通常ないから、
これでしばらくはルートの心配もない。
富士山や愛鷹山も見え、景色も楽しめる。恐らく稲子駅発1445の身延線に
間に合うだろう。そうなると、富士宮での接続も良く、16時過ぎには車に戻れて、
良いことずくめだ。
そう思ったのは僅かの間で、すぐに、間伐材やボサが小汚く堆積している所に
突き当たった。林業のことは知らないが、放置されて遅れた間伐を一挙にやると.
こういう風になるのか?。足の踏み場もない状態。
有刺鉄線の際まで積み重なっているので進むのは困難で、右斜面の目印に沿って下る。これが多分第一の失敗だった。
下っても下っても左側の状況は良くならず、結局沢まで下りてしまった。
谷沿いに進めば地形図上の歩道に達するはずだが、この沢がまたボサの堆積が酷くて、
まともに進めない。少し進んでから、左岸にあるかなしかの踏み跡を見つけたので、
地形図の歩道かと思って踏み込むが、相変わらずの間伐材に阻まれてのトラバースになり、
苦労する。(トラックログを見た後で思うには、むしろ右岸を探すべきだった。
ここではもう少し南にいると思っていた)
とにかく怪我だけはしないように気を使った。
それでも、若干の目印にも導かれて、歩道(だった)と思われるルートに出、
469独標の北コルへの沢を横断したあたりで、何とか間伐領域を抜けた。抜けたら
なんと楽なことか。稜線に間もなく復帰。稜線を南下していくと、少し登りになり、
古い石碑があった。ここを394独標ピークと思った。これが第二の失策。
(実際には標高405m位の、閉じたコンターのないピーク)
394独標からならば、30分で駆け下りて1445発の身延線は不可能ではない。
そんな欲を出したのがさらにまずかった。
さすがに一息入れるが、慌て気味にこの先の道のりを確認。比高80m下った小鞍部で
左に折れ、急傾斜を下っていけばよい。もしかすると下りきった所にやしろがあるかも
しれない。
小走りに下っていくと、それ位下った所でまた石碑。左へ下りる踏跡もあり、
もちろん躊躇せず左折。地形図と違い、直降下ではなく大きくジグザグになっているが、
これはよくあること。下っていくと、川が見えた。
やや不安になるが、川岸にたどり着くと、やしろと吊橋がある。ちょっと上流側に
出たのだろう。助かった。何とか間に合うかもと思う。
しかし、民家も線路もなく、様子がかなりおかしい。地形と地形図をよく見ると、
1kmほども上流に出ていたことがわかり、がっかり。砕石運搬のダンプが往来する道を
とぼとぼと1km歩き。稲子駅へ。
身延線は1時間半もないので、芝川バスにただ一人乗る。芝川会館から
更に富士宮行に乗り継げるが、それだと田貫湖入口着1825で、更にそこから
30分以上歩く。この寒さで暗い道の歩きはいかにも辛い。
そこで、芝川から富士宮まではタクシー(2110円)を使い、日没直前に車に戻った。
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