西別岳 〜地吹雪。下山後、晴れ。〜
- GPS
- 02:37
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 552m
- 下り
- 529m
コースタイム
10:35 リスケ山
11:10 西別岳
11:40 リスケ山
12:10 登山口
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自分は北東側(清里峠側)から入った。 南側(弟子屈側)も除雪されているようだが、道が荒れているとのことだった。 |
写真
感想
日曜の天気は、強風予報&午前中は曇り。
ということで、樹林帯歩きの長い尖峰を計画してみた。
朝から根北峠へ向けて車を走らせる。
しかし、曇り予報に反して、結構な降雪。
根北峠を越えても、降っているのではないかと不安になる。
林道歩きが辛くなるのは嫌なので、小清水町あたりで早々に諦める。
コンビニで一休みしながら、どこに行くか考える。
ライブカメラで確認すると、太平洋側に出てもいまいちな天気の様子。
どこか短時間で登れるところはないか考えると、西別岳の林道が除雪されている可能性があることを思い出す。
いざ西別へ。
清里峠を越えて、道道150から西別岳への分岐まで来ると、林道が除雪されている!
やったと思い、林道へ車を侵入させるも、思ったより雪が吹き溜まっている。
スタックするんじゃないかとビビリながら進んでいたが、とても軽い雪だったので、難無く通れる。
一箇所だけ路面が荒れた場所があり、そこだけ注意しながら進み、西別小屋へ到着。
すでに先客の車が3台ほどある。リスケさん達だった。
昨日から入られ、一泊されたそう。
南側の林道から入られたそうだが、あっちは路面がかなり荒れているとのこと。
帰りは北側の林道から出るとのことだったので、自分も来た道を引き返そうと決めた。
準備を済ませ、9時半、西別小屋をスタートする。
今日は一人、女性の方ががまん坂まで行って引き返してこられたそうで、そのトレースを拝借する。
最初の樹林帯は、風が弱く、快適。
しかし、樹林帯を抜けると、北風&南斜面だというのに、すでに暴風レベル。
最近、雨男ならぬ風男になっていないか?
と、ここでバラクラバを試すことにした。
雄阿寒&養老牛で、顔が強風に晒され冷たい思いをしていたので、先日、ついに購入したのだった。
薄いのが欲しくて、モンベルのインナー用のバラクラバを買ったのだが、1500円と格安だった。
安物買いの銭失いにならないか心配だったのだが、呼吸が楽で、自分的には満足。
強風下にずっといると、口の辺りが凍ってくる。そこだけが難点かと思った。
そんな感じで、ガマン坂を登る。
さすが南斜面、モナカ状もしくは氷盤状の雪しかない。
と思って上がっていくと、スキーのトレースが残っていた。
どこを滑ったのだろう。北斜面のピストンか?南の沢形か?それともここなのか?
そんなことを考えながら、上がっていくと、リスケ山に到着。
風に舞い上げられる雪とガスで、摩周岳&西別岳は見えない。
寒くなってきたので、風下にいったん退避し、さらに着込む。
摩周岳へ向けての稜線歩きスタート。
稜線上は、雪が飛ばされていれ、夏道が出ているところもある。
時折、西別岳側のガスが飛び、西別の姿を拝みみることも。
強い北風で、南側に雪屁が出来上がっている。
しばしの稜線歩きを楽しみ、11時過ぎに頂上へ。
頂上からも生憎の展望で、摩周岳は見えない。
リスケ山もうっすらとしか見えなく、風下で小休止し、すぐさま下山に移る。
下山はガマン坂の西寄りを下りたのだが、風が弱く、雪はフカフカとまではいかないものの、比較的柔らかかった。
12時過ぎ、西別小屋へ到着。
小屋で一休みした。
ストーブの残り火のおかげでポカポカと暖かく、眠ってしまいそうだった。
御飯を食べようかと思っていたのだが、
尖峰のために朝を食べ過ぎちゃったみたいで、意外とお腹が空いておらず、お菓子をツマムだけに至った。
帰り、網走によると、青空が広がっていた。
せっかくなので、流氷を見て帰った。
北風のおかげで、びっしりと流氷が押し寄せており、海に漂うというより、陸が延びたようになっていた。
びっしりというのも良いのだが、個人的にはもう少し疎らな方が好き。
海別を登る頃には、疎らになっていれば良いのだが。
お疲れ様でした。
photosynthによる360度パノラマ。
「おまけ。能取岬からの流氷」
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
風が強かったのですね。でもこの時期林道歩きをせずに西別に登れるのは良いですね。
林道に何か看板出てましたか?しばらく土日休み無いので、平日作業中に入って怒られそうで。
尖峰はイマイチルートファインディングに確信が持てないので、誰か行った後と考えていたのですが、山頂直下の雪は今年はどうでしょう?結構危険な雪の年もあるようで。山スキーお散歩会か北見山岳会あたりの記録を待っているのですが・・・。
いつも楽しく拝見させて頂いております。
標茶に住んで居た頃があり、また最近西別岳に行きたいな〜
と思っていたとこにタイムリーなレコが!
林道情報など有難いです。
尖峰ですかっ!かっこいいですよね〜
私もいつか登ってみたい山です。
レコ楽しみにしています。
林道の看板あったのですが、
数字の羅列で解読不能だったので、写真撮ってきませんでした。
いつまで伐採事業を行うか、平日の利用は不明ですが、
木材置き場にたんまりと丸太が置いてありましたので、まだまだ除雪はするのではないかと思います。
ちなみに前の週末も小屋に泊まった方がいらっしゃいました。
話が変わってしまいますが、
帰りがけに西別の北東にある温泉富士の前を通ったのですが、西峰の西斜面が木々少なく、スキーに向いていそうな感じでした。もし、西別に行くことがあれば、御覧になってください。
はじめまして。コメントありがとうございます。
西別の記録がお役に立てるとは光栄です。
h2013mさんも危惧されていますように、土日の林道利用は実績ありますが、
平日は良く分からないので、お気をつけください。
inkomaniaさんの日記、とても面白くてよく拝読しに伺っております。今後も、更に面白いものをと期待しております。。。
温泉富士の斜面、いつもは笹が頭を出していますが、今年は雪が多いのですね。あそこは完全路駐になるのが一寸考えてしまいます。
ところで今週の土日で職場の人間が銀嶺荘に泊まりに行ったのですが、ダルマストーブを着けると物凄く温かく、というか暑く、Tシャツでフィンランドサウナ状態だったそうです。石炭はあと一袋あって、やっぱり文化炊きつけは持って行った方が良いそうです。それと、冬構えの玄関を内側から簡単に外せたそうで、二階から出入りする必要を無くできたそうです(帰りは当然閉めてきたとのこと)。新しい建物はやっぱり断熱性能が違うのですね。水場は埋まっていたそうです。冬用シュラフの心配はいらないようです。
新しい銀嶺荘、予想を裏切るほどの良い性能ということですか。営林署さん、ナイスな仕事をしてくれますね。
これで不安なく行くことができます。
しかし、職場の後輩と雪山合宿をと考えていたのですが、
また出張に行ってしまいました。銀嶺荘に行けるのはいつのことやらという具合です。
当面、日帰り山行を続けてます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する