記録ID: 2717342
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
和名倉山はササっと滑ってギャグ&凸凹美景(゜▽゜*
2020年11月08日(日) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 10:04
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,272m
- 下り
- 1,273m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 10:04
16:39
ゴール地点
天候 | 晴れ のち 曇り 時々 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【往路】 自宅〜一般道(R246・神奈川54・R412・R20・山梨33・18・R411)〜道の駅・たばやま※1〜R411〜一ノ瀬林道※2〜民宿みはらし 【駐車場】 民宿みはらし (500円/1日・5台。満車時は対面の空きスペースに案内してくれるらしい) (トイレ有:駐車場下の畑の端にポットン式。不思議とトイレ臭がしない=相方さんも同意見) 【復路】 民宿みはらし〜R411〜道の駅・たばやま※3〜往路をピストン ※1:深夜着で仮眠。翌朝に登山口へ。 ※2:林道は、丹波山側が崩落で通行止めのため、塩山側から入る。 ※3:道の駅付属の温泉。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【民宿みはらし〜牛王院下】 一ノ瀬林道を少しくだって将監峠登山口。しばらくは沢沿いの林道を進み、尾根ルートとの分岐へ至る。 【〜牛王院平〜山ノ神土】 直登一本の尾根道だが、それほどキツくない。 笹の地面と広葉樹(主にダケカンバ)・針葉樹(主に落葉松)に囲まれた長々な登りだが、樹木と笹のコントラストが見事なので全く飽きない。 登り切った牛王院平は唐松が散立する笹の肩で、笹の波の中にぽっかりできた癒やしの空間。振り返れば、南アルプスがドドーン!将監峠からのユル尾根道に合流し、唐松尾山・笠取山に繋がる主脈方面に向かい、尾根登りになる直前の分岐点が山ノ神土。 和名倉山は、ここを右に行くのだが・・・(^^; 【〜△リンノ峰】 分岐点から右に進むと、すぐに笹の海になる。腰丈ほどの笹を払いながら進むが、すぐにトラバースとなるが、元の道が笹に隠れており、踏み跡は笹の根に近い茎を踏んでおり、斜面側に傾いだ笹茎の上はスベスベの極み。足場を確保するのに難儀しながら進む。さらに、足元が見えない場所が多いのと倒木もあって迷い踏み跡が多く、斜面の上下に各所で分岐している。基本、水平トラバースなので惑わないように。 途中から笹を掻き分けた根本にシッカリした踏み跡の感触があり、やがて道筋も見え、前方には笹に包まれたリンノ峰のキレイな鋭鋒がそびえる。そこに伸びる尾根のコルから樹林の薄い尾根筋道に乗ると、富士山がキラリと輝くビュースポット。 リンノ峰は巻くので再び樹林帯のノーマルな山道となり、針葉樹林帯のトンネルを潜る。 【〜西仙波〜△東仙波】 リンノ峰を巻き終えると、西仙波への尾根ルートとなり、針葉樹を過ぎるとシャクナゲの回廊。途中で地味な眺望無しの西仙波ピークの山頂標が岩に巻きつけてある。その先で樹林が切れて岩稜剥き出しのヤセ尾根になるのだが、そこが本当のピークではないかと思える。 岩稜峰からは、正面に東仙波の美峰。左に縦走先の吹上ノ頭、その奥に和名倉山のゆったりしたピークが拝める。 一旦コルに下って登り返した笹嶺の頭が東仙波。 【〜△吹上ノ頭〜川又分岐〜二瀬分岐】 東仙波から先は、ダケカンバの疎林と笹の山肌がスッキリした静けさの印象を強める。 コルまで下りて眺め上げた白い疎林と空の色合いは、落葉の季節だからこその美しさ。 登り切った先はゆったり調の尾根道から、切り立った岩稜に早変わりし、吹上ノ頭ピークと思しきヤセ尾根を下ると再び樹林に入る等、道の雰囲気が著しく変わる。 尾根が太くなり始め、樹林が落葉松のゴールド天井に変わり、地面が笹から草紅葉になるあたりで登り返しはじめ、すぐに川俣分岐に出会い、続いて同じような斜面の蛇行道を登り続けるとすぐに二瀬分岐に至る。 【〜和名倉山】 分岐を右に進んでゆったり調のトラバースを進むと落葉松が成木から幼木に変わって下り調になる。密集した背丈よりちょっと高いくらいの幼木林は顔に小枝が当たって痛い。 少しだけの落葉松地獄を終えると、針葉樹林の緩い登りとなり、すぐにフラットになってシラビソ・コメツガの深い森が苔を養う潤いの森になる。森の散歩道のような途中で、予期せぬ山頂を迎える。多くの人は通り道と思うだろう。 復路は同じルートをピストン。最難所は登りではなく、山ノ神土に行く笹のトラバースであった。 <おまけ> 民宿の駐車場から東仙波まで、ムカデを白くしたような節足昆虫をちょくちょく見かけた。今まで見たことがない。 |
その他周辺情報 | 【買い物】 道の駅・たばやま近隣には何もない。もちろん、そこから登山口までは更に閑散としている。 買い物は、東京方面からなら奥多摩町中心部か、上野原・神奈川方面からは上野原地区の中心部で済ませておこう。 【温泉】 のめこい湯 (900円=夜間料金のため600円・アメニティ有) (内湯・露天ともに空いていた) (道の駅に早い時間から車中泊するなら、湯上りビールがたまらん) |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ザック:チャチャ35
靴:ツォロミー1
|
---|---|
備考 | これにて、日本二百名山131座目ゲット! 百名山:87座+二百名山:44座=131座(おまけ:三百名山:23座) |
感想
『和名倉山はササっと滑ってギャグ&凸凹美景(゜▽゜*』
ポッカリ空いた11/8(日)は、2年前から課題にしていた奥秩父の深奥を探検し、改めてこの山域に魅了されました(^^)
噂の笹藪漕ぎ付き日帰りギリギリルートは、クマちゃんもうろうろ・・・
対クマ武装で決行を決意したら、まさかの同志出現!やはりヘンタイさんは志向が似てるのかね〜
山ノ神土からの自身未踏エリアに入ったら、上半身が笑う笹泳ぎと脚が游ぐツルツルトラバース(^^;
でも、そこを終えた先の凸凹ルートは、美尾根・美林・美景のアソート(^○^)
【山行記】
アクセス遠すぎる奥地は
お口を開けてアクセクして
渓谷の国道は連続カーブの警告続き
くねくね林道を乗り越えて
揺られ過カラダもくねくね
キンキン朝陽の秋の森は
落葉松たちがキンキン輝いて
斜面の笹は連続つるりで赦免なし
ざわざわ緑の海を泳ぎきり
ぽっかりの景色にココロもざわざわ
スッキリ疎林の透け尾根は
岳樺たちが腕をスッキリ上げて
凸凹の山道は気分凸でギャグが凹
むくむく羊の群が走って
黄金の上の蒼天にキブンもむくむく
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oobantouさま、kokemaru27さま、おはようございます🎵&はじめまして。
お二方が山中で見た節足動物は、ヤスデです。ムカデと違って噛んだりしない無害なやつですが、潰すと悪臭を放ちます (;^_^A
そのヤスデ、今年、奥秩父山域で大量発生しました。場所によっては、足の置き場もないほどでした (T_T)
なんでも、8年おきに大量発生するそうで、次の大量発生は2028年だと思われます。
三ノ瀬から和名倉山、お疲れさまでした〜 (´▽`)ノ
kazu5000 さん、はじめまして。
ご教示いただいているのに、拝読が遅くなってしまい、ご無礼致しました。
やはりヤスデでしたかー
現地で相方と「ヤスデかな??」と話していたのですが、昭和40年代前半の我々は、子供の頃に図鑑でみた「ヤスデが汽車を停めた」写真からの連想で「ヤスデって、もっと黒っぽいんじゃね?」と思い込んでしまい、分からいままでした(^^;
無害とはいえ、足の置き場も無いほどの発生だと、かなりひいてしまいますね(T_T)
8年後・・・還暦を超えてしまいますが、ヤスデの脚に負けないくらいの健脚を保ちたいと思います。
改めて、ご教示に感謝致します。
ありがとうございました。
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