比叡山紅葉彩り合戦(大原〜大尾山〜延暦寺〜瓜生山)
- GPS
- 08:24
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,530m
- 下り
- 1,676m
コースタイム
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 8:25
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
京都市バス 北白川仕伏町乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大尾山へは、音無しの滝の三の滝までが結構荒れていて、 倒木を乗り越えたり、くぐったりしないといけない。 その他のところは、よく整備されていて案内表示もあり安全です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
kumakumoと行く比叡山の4回目です。
家を出たときは出町柳駅前から朽木学校前行きのバスで平バス停まで行き、権現山、蓬莱山を経て志賀駅へという比良山系への計画でした。しかし、出町柳駅に少し早い目に着いたにもかかわらず、バス停には多くの登山客が。これでは1時間余り座れずにバス移動になると思い予定変更。
こんなこともあろうかと、大原から音無しの滝を経て大尾山(梶山)へ。仰木峠から下山して大原へ戻るという予備の計画を準備してました。バスも朽木学校前行きでなく、大原行きに変更。
大尾山(梶山)へは予想よりも早く到着し、仰木峠を越えてさらに南下することに。(一瞬北上して、比良山系まで足を伸ばそうかと頭をよぎる)水井山・横高山は先日行ったばかりなので、未踏の別ルートに。玉体杉で休憩がてら今後の計画を練り直し、比叡山といえば、やっぱり蕎麦が食べたいということに。延暦寺の根本中堂の前に鶴きそばがあるので行ってみると、階段の途中まで並んでいるので、断念。坂本に降りても、きっとそば屋は並んでいるだろうと思い修学院へ降りることに。
途中、比叡山ケーブルの駅でも乗車待ちで並んでいる。今日はどこに行っても行列が。ケーブルには乗らずに、水飲み対陣跡へ。蕎麦を食べ損ねたおかげで、時間に余裕があるので雲母坂を下りずに石鳥居へ。kumakumoは日没が気になって仕方がなかったようだが、曼殊院へ降りずにさらに瓜生山へ、せっかくここまで来たら、南の端まで行くことに。最後に、ちょっと道を間違えて京都一周トレイルを外れたが、新ルートと旧ルートの間を通り無事下山。ヘッドランプを使うこともなく終わりました。
こうやって振り返ってみると、行き当たりばったりですね。よく言えば柔軟性があるということでしょうか。予定を変更し続けた結果、いろいろな紅葉を堪能することができて、満足な一日となりました。
紅葉の比叡山を歩き尽くした一日。
ドライブウエイには、両側から豪快な紅葉の光が降り注いでいた。
延暦寺のお堂を取り巻く楓や銀杏は、庭の苔や松の緑にも馴染み、
背景になったり被写体になったりと大活躍だ。
三千院の側を抜けると紅葉の木々に朝日が灯り、秋の一日が始まる。
倒木などを攻略しながら進んでいくと、音無の滝にはあっという
間にたどり着いた。京都の滝の有名どころを調べるとよく出てくる
ので、前から気になっていた滝。さぞかし静かでわかりづらいかと
思いきや、「われても末に逢はむとぞ思うふ」の様相で、高らかに
水音を響かせていた。
このあたりはほかにも滝のようになっている箇所が多くあり、音無
の滝を一の滝として、選ばれし滝が二の滝、三の滝とナンバリング
されている。滝といえば、ナイアガラには大規模な滝があるが、
いったい滝の定義とは何だろう。
音無の滝があるのは大尾山だというが、手元の地図で探してもいっ
こうに見当たらない。しかしながら、滝のある沢から高みを上って
いくと、「大尾山」の道標が出てくる。実際に上りに来た人こそが
知り得る山の名前。地元の人々はそのように呼んでいるのだろう。
国土地理院の地図には「梶山」と記されているが、地図を発行する
人とその土地に住む人とでは立場が違うのだから、どちらが正しい
ということもない。とかく地名はおもしろい。
小野山から仰木峠を越え、地図で見て以前から気になっていた
玉体杉を確認。大原でバスを降り立ってから4時間が経っていた。
あとは延暦寺に立ち寄ってお蕎麦でも食べて帰るのかと思いきや、
そこからさらに4時間以上歩くことになるとは。
そもそも朝の6時半に家を出た際は、360度パノラマで琵琶湖が
見渡せるという蓬莱山に登るつもりだった。それが、ひょんなこと
から4度目の比叡山に。しかも、きょうしか見られない光と影と
紅葉の立体4Dパノラマだ。
手入れの行き届いた寺社の紅葉やハイウエイの植林帯も見応えが
あるが、山道を歩きながら木々の間に見る秋模様がまた、思わせ
ぶりで秘密めいている。枝の黒いシルエットの向こうで秋色の光が
仄めくさまの、なんと神々しいことか。
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