鳳凰山 (南御室小屋にテント泊しに)
- GPS
- 27:55
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,305m
- 下り
- 1,305m
コースタイム
2日目・・・7:05南御室小屋-8:00-苺平‐8:50-杖立峠-10:15夜叉神峠-11:00登山口
天候 | 1日目 終日快晴 無風 2月終わりにしては暖かい 2日目 曇り 終日強風 気温高め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
山の神より登山口までは、積雪、凍結箇所有り。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
夜叉神峠登山口にトイレ、登山ポスト有り。 コース状況…夜叉神峠登山口から積雪がありました。本日は、登山口からトレース無し。 夜叉神峠までは、リボン・目印がありルートがはっきりしているのでトレースが無くても迷ううことなく行けました。 夜叉神峠から凍結箇所が多くなります。アイゼンあった方がいいかも。私は、この区間登りは使用せず、下山時に使用しました。 杖立峠から積雪量がグ〜ンと増えます。踏み抜くと膝下位有ります。 火事場付近は、目印などが少ないので天候不良時には厄介かも。 苺平から更に積雪量が増えます。スノーシューを履いて脛位のラッセルでした。 ツボ足では太ももまで踏み抜きました。 山頂までは、行ってないので分かりません。 危険個所は特にないと思います。 天候不良時、トレースが無い時の道迷いが心配だと思います。 |
写真
感想
昨年の10月以降、連休、天候の調整がつかず、今回やっとテント泊の山行が出来ました。
前日、山の神から夜叉神峠登山口までの区間が降雪のため通行止めになり、中北林務環境事務所治山林道課(南アルプス林道担当)に確認を取ると午後5時に解除予定とのことで、親切に教えていただくことができました。
このままだと、よほどのマニアアックな人でないと鳳凰山には行っていない。トレースは多分なく、ラッセルするだろうと覚悟を決めて向かいました。
そもそも昨年3月末に登頂しているので少しはその記憶をたよりに行けると思いました。
案の定、登山口付近から積雪があり登り始めからトレースが一切なし。
流石に不安になりました。
しかし、夜叉神峠につくと昨年の夏に登頂した白根三山がみえ一瞬不安が消えました。
夜叉神峠から杖立峠まではひたすら登り、火事場跡までは、斜面をトラバース気味に進むことになり左足に負担がかかりました。
それに、テント泊装備だと余計に重くなり負担も増えました。
火事場付近は、一段と積雪が増え完全にトレースがなく一気に不安が募りましたが、ただ、唯一天気が良かったのが救いでした。きっと、天気が悪かったら諦めていただろう…。
記憶と勘、そして、周りを見ながら進み、苺平にたどり着いたときは、ホッとしました。
苺平の看板は完全に埋もれており、かなりの積雪を思い知りました。
ここで、私は、スノーシューを履きました。スノーシューの浮遊力には驚きました。
沈んでもくるぶし位まででサクサクと歩けました。
それに比べ、今回、スノーシューは1つだけだったため、tanukigo妻はツボ足でかなりのラッセルに体力を奪われていました。
場所によっては腰まで踏み抜き、アリ地獄のようでした。
南御室小屋に向かう途中には、一箇所秩父の山々が見える展望ポイントがあり、金峰山・瑞牆山などが見えました。
このあたりからはやたらと携帯電話の電波状況の看板が多く目立ちます。
小屋に到着し、荷物を下ろし、あたりを見渡してもトレースもなければ先客もいない…ということは、昨年に続きの貸切です。
小屋付近は太陽が当たり風もないので暖かくテントの準備もスムーズにいきました。
ここで登場したのが、今回、新調したスコップ。
BDのコンパクトに収納できるタイプのもの。
立って使うには少し短いものの、膝をついての作業にはもってこい。
そして、今回のテント泊装備の新メンバー3人目は断熱材マット。
ダイソーの厚さ二ミリほどですが、あると無いのでは全然違いました。
最初はそんなに変わらないと思っていましたが、100均を馬鹿にしちゃいけませんね。
夕方6時には就寝…。
朝方3時くらいから外は強風でテントがバサバサと音を立てていました。
5時には起床しましたがそれでも収まる気配なし。
時間と天候によっては、登頂も考えましたが、この風に諦めがつきました。
そもそも、今回は登頂ではなくテント泊がメインだったので…。
準備をしてテントをたたむときは風に飛ばされそうになり苦労しました。
下山は、昨日自分たちで付けたトレースが少し残っていたので昨日より楽な気持ちで歩けました。
杖立峠からはアイゼンを付けました。
この区間は凍結箇所が多いのでつけることをお勧めしますが、夜叉神峠からは外しても大丈夫だと思います。
また、来年にでも来たいと思います。
今回の山行は装備の新メンバーの登場、トレースなしでのルート探しなど大変、勉強になりました。
そして、今回、行動食に新たに加わったクリフバー、ブルーベリーは少し匂いがあり苦手な人も多いかも。私はこんな味好きです。チョコレートは万人受けする味です。
思った以上に固いですが、お勧めです。
下山後に南アルプス芦安山岳館に立ち寄りました。
入場料は大人200円小人100円です。
興味のある方は是非立ち寄ってみてください。
はじめまして!
山行、お疲れ様でした。
いくつか情報を教えていただきたくコメントさせて頂きましたm(._.)m
−南御室小屋の入口周辺、かなりの雪が積もっていますが、出入りは可能でしょうか?(スコップ必要??)
−冬季小屋の入口は確保されていますか?
−水場は、使用できますか?
今週末、冬季小屋を利用して、鳳凰山に行く計画を立てています
少しでも私の情報が役に立てばいいのですが。
-南御室小屋の入口は、人一人がやっと通れるくらいに入口が開いていましたが、積雪のため開閉は困難かと思います。 開閉可能にするにはスコップは必要になると思います。
‐冬季小屋のいりぐちは、当日何かあったら避難できるよう、開閉できるようにしておいたため降雪が多くない限り楽に除雪できると思います。
-水場については、完全に雪の下だったため、掘り起こして確認していません。 汚れの心配の少ない南御室小屋の屋根の上の雪を使い水を作りました。
期待にそれた情報で有ればいいのですが。
素敵な山行になることを願ってます。
tanukigo様
貴重な情報をありがとうございました<(_ _*)>
大変助かります。
来週、素敵な山行のご報告が出来るよう準備万端で行ってまいります(^^)ニコ
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