比企三山(笠山〜堂平山〜大霧山) 周回
- GPS
- 06:43
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,418m
- 下り
- 1,408m
コースタイム
天候 | 晴れ 稜線は強風、春霞で遠方の視界悪し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道140号で寄居に出て県道294号〜県道11号で登山口の皆谷の『ヤマメの里公園』の駐車場に駐車。 『ヤマメの里公園』は15台くらい止められるスペースはある。 トイレは公園から50メートルほど北の、皆谷バス停そばに公衆便所がある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道として特に危険な場所はない。 コースの大半が外秩父七峰縦走コースや関東ふれあいの道と重なっており道標などもありがた迷惑なほど充実している。 2日時点では七重峠から堂平山への登りの多くがアイスバーンになっており、ここを下る場合は軽アイゼンがあった方が無難だった。 |
写真
感想
先週は蓄膿症悪化のため山は休んでしまったが、3月最初の週末は天気予報もよく、本来先週行くはずだった笠山〜堂平山、大霧山の周回ルートを順延実施。
日曜の予報もいいので土日ともに奥武蔵の山に登るつもりで秩父のルートインを予約。
今週は嫁さんは所用のため今年初めてソロでの登山。
土曜日の2時に起床して3時に出立。中央道から圏央道経由で関越道に入り花園ICで下車。国道140号で寄居に出て県道294号〜県道11号で登山口のある東秩父村皆谷の『ヤマメの里公園』へ。
ヤマメの里公園と言っても槻川沿いに東屋と駐車スペースがあるだけのものだ。
まだ月が輝く、午前5時半にスタート。皆谷のバス停先の民家の脇を登りジグザグの車道を時折ショートカットの山道を交えながら30分弱で萩平分岐に到着。
ここからちゃんとした山道。指導標に従い植林の中を進み2度ほど林道と交差、やがて照葉樹が混じりだすと再び林道へ。
ここは広場のようになっており、路面ががちがちに凍っている。
ここから笠山への本格的な登りとなり凍てついた雪も残るが、アイゼンをつけるほどでもない。
右手にこれから進む大霧山が見えてくるとわずかで笠山山頂。
山名標識は西峰にあるが、標高は笠山神社のある東峰の方がわずかに高そう。
西峰は東側の展望が開けるが、春霞のせいで遠方の視界はゼロ。
空気が澄んでいればスカイツリーまで拝めたんだろうが…
トラロープの付いた急坂を下り林道を超えると車道と交差する七重峠。笠山からは約150メートル下った勘定。
ここから堂平山へ登り返すが、こちらは固められたアイスバーン状の雪が残る。
登りではアイゼンはつけなかったが、ここを下る場合は軽アイゼンがあるほうが無難だろう。
やがて視界が開けるとパラグライダーの発着場の先に天文台の建つ堂平山山頂。
三鷹の我が家からは丹沢から奥多摩、奥武蔵の山々が一望できるが、一番北端に見える丸い山が堂平山になる。
一等三角点の山頂からは360度の大パノラマになるんだけど、春霞のため遠方は見えず。
それでも一直線に並ぶ川木沢ノ頭、横瀬丸山、武甲の先には奥多摩の山々が連なり蕎麦粒から酉谷、雲取などが視認できる。
堂平山から剣ヶ峰までは車道と登山道が並行しておりどっちを歩いてもいいが、登降のある登山道を進む。
剣ヶ峰は今回のルートの最高点だが、山頂はアンテナに占拠され剣ヶ峰と彫られた石碑が山名を示している。
剣ヶ峰から樹林を一下りで白石峠。
2週間前にヤマレコの線をつなぐためにあえてここまで寄り道したが、その甲斐あってこれで芦ヶ久保と笠山がつながった。
白石峠からは木製階段の急登。
2週間前はふくらはぎ位の深さの雪が残っていたが、大半は融けたようだ。
ただ登るにつれ踏み固められてアイスバーン状になっており、下るときには少々厄介かも??
川木沢ノ頭を巻き、左手に丸山を眺めながら無名ピークを超えるとまるで場違いな金属製の手すりがついた急坂となる。
でも見た目は場違いだが、あった方が安全なのは間違いない。
その先日本信号の森の標識があるところは右手が大きく開け、笠山が大きく見える。
そこから定峰峠へはわずか。
峠には茶店が並ぶが、時間が早いせいかまだ開いていない。
明るい照葉樹林を登り返し701メートル独標を過ぎると、尾根が狭くなり岩がむき出しとなる。獅子岩を過ぎ杉の植林帯に入ると旧定峰峠。
いまも登山道の十字路になっており、古の峠道らしく祠が祀られている。
植林を登り右に直角に折れると、右手に有刺鉄線が現れ牧場沿いの気持ちのいい登りとなる。
ここで今日初めての登山者と遭遇。
牧草地が開けた場所では今朝歩いてきた笠山〜堂平山、剣ヶ峰が一望できる。
最後に照葉樹林の急坂を登り切れば大霧山頂。
先客は一名だけ。
北と西側の展望が開け、詳しい展望説明板がある。
西には奥多摩から奥秩父、西上州の山が一望できるが、霞のためぼんやりとしている。
北側は皇鈴山から釜伏山への気持ちのよさそうな稜線が続く。
こちらは次週歩く予定だ。
11時ということでゆっくりお昼にしてもよかったが、とにかく風が強くて寒い。
先客の男性とひとしきりお話しした後、そそくさと退散。
粥仁田峠へは、ジグザグの急坂を一気に降下。
山と高原地図では峠からは橋場バス停へのルートしか記載されていないが、ヤマレコを拝見すると、直接皆谷へ下るルートもあり、それに従って下る。
下りはすべて舗装された車道歩きとなるが、一度下ったあと高原牧場に登り返し、あとは分岐を左にとって放牧地に沿って下る。
集落に入ると車を止めた『ヤマメの里公園』まではすぐ。
朝は私の車だけだったが、戻るとて6〜7台の車が止まっている。
でもうち2台は昼休みで休憩中の営業車で登山者は4台くらいか??
今回はコースも長く、100メートルから150メートルくらいの登降を何度も繰り返すので、もう少しハードかな?と思っていたが、実際歩くとそうでもなかった。
時間的、体力的には粥仁田峠からさらに二本木峠、皇鈴山あたりまで足を延ばすのも可能だったが、車を止めた皆谷まで戻る手間や翌日も歩くことを考えて自重した。
ちなみに粥仁田峠以北は来週嫁さんと歩く予定で、計画通り行けば寄居と芦ヶ久保つながる見込み。。
今回は晴天予報の週末、手ごろな低山歩きということで、もっとたくさんの登山者に会うかと思ったが、登り始めて大霧山手前まで全く一人ぼっち。
大霧山前後でようやくすれ違うようになったがそれでもこの日遭遇した登山者は総勢12名のみ。
前夜雨が降った影響か?はたまた花粉の季節ということで人出が少ないんだろうか??
それとも私の出足が早すぎる??
下山後は秩父に向かい、予約をしていたルートインにチェックイン。
テレビのWBCの日本対ブラジル戦をつけたまま寝てしまった。
土日の34.5キロ 充実した内容ですねぇ
笠山や堂平山の雰囲気がばっちり伝わってきました。
大霧山へは牧場を見ながらいい感じですね
私も早く行きたくうずうずしてきました!
長野にも太郎山近くに虚空蔵山がありますが、伊豆ヶ岳の虚空蔵を見て由来がわかりました。
菩薩様の名前だったんですね
この週末は粥仁田峠からの続きを歩く予定です。
この週末も土日歩きますが、今回は二日で40キロを目標にしたいと思います。
上田周辺は鎌倉時代は信州の文化の中心地でしたので、独鈷山など進行に由来する名前の山が多いですね。
もう少し春めいてきたら、信州にも足を延ばしたいと思います。
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