鳳凰山
- GPS
- 13:00
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,941m
- 下り
- 1,951m
コースタイム
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
言わずと知れた南アルプスの名峰 今回は三山すべてを日帰りで網羅した 全工程13時間もかかり日帰りはちょっとキツイ |
写真
感想
日本百名山チャレンジを今年から本格的にスタートした私は、日本アルプスにあこがれて早いところ挑戦したくてうずうずしていた。
初心者なので雪山は絶対避けるべき(遭難したらしゃれにならないし)だと思い6月のこの時期に登れるのは地元の鳳凰山しかないと思い込み、また無茶な登山計画を実行した。
青木鉱泉までの林道は悪路で4WDながら車高の低い私の愛車ではハラをこすりながら激走した、地蔵岳までの登山道はドンドコ沢の脇を登り詰めていく基本的には林間コースだが1600m以上の標高差を一気に駆け登るためかなりの急登が続き長い道のりであった、特に山頂直前の砂場の急登は足をとられとても大変だった。
地蔵岳の山頂にはオベリスクと呼ばれる巨大な岩がそそり立つまさに鳳凰山のシンボルだすぐしたの賽の河原にはお地蔵さんがたくさんあって信仰登山が盛んだったことがうかがえる、目標は最高峰の観音岳なのでオベリスクの登頂は諦めて、尾根沿いを縦走する、薬師岳の直前には突然の岩登りなどが現れたりしてほんとに飽きの来ないテクニカルなコースだ、眺望は最高で八ヶ岳や白峰三山、甲斐駒ケ岳などが目に飛び込んでくる、さすが南アルプスの中核である、景色を目いっぱい楽しむと山行の疲れも癒される、ついに観音岳にたどり着いた。
山頂は岩場であまり広くないが腰を下ろして昼食を取った、しかし本当につらかったのはここからである、薬師岳にはすぐにたどり着くことができたのだが、中道と呼ばれる下りのコースはめっちゃ長かったいきなり残雪でコースはさえぎられ気をつけたものの20mほど滑落、怪我はなかったので良かったが林のなかを下っていくと段差の激しさにさすがに足が悲鳴を上げる、六月とはいえかなりかなり暑かったので体の水分を奪われ十分に用意したはずの水も食料もつきてしまった、途中で疲れ果て登山道で眠ってしまうほど衰弱した状態、かなりデンジャラスな状況だった、ほかの登山者に「大丈夫ですか?」と起こされ復活したが水分が括弧した状態だったもう限界と思ったときに小さな湧き水のある沢を発見「助かった」心で叫びがむしゃらに恵みの水を飲みほし、顔を洗って気合を入れた
何とか青木鉱泉にたどり着いた13時間時間以上も歩き続けて体はもうぼろぼろだった
何も知らない無鉄砲は実に怖い、いろんなことが経験できた中身の濃い山行だった
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