横岳〜硫黄岳（本気の八ヶ岳・最終章）

2013年03月06日(水) [日帰り]

• GPS: 09:00
• 距離: 13.6km
• 登り: 1,306m
• 下り: 1,295m

コースタイム

05:30 赤岳山荘 05:50
07:45 行者小屋 08:20
09:30 地蔵ノ頭 09:35
11:00 横岳 11:10
12:25 硫黄岳 12:30
13:30 赤岳鉱泉 13:50
14:50 赤岳山荘

天候

文句なしの快晴

写真

3/6 7:47

この写真の中央に写っているのがハナちゃんとhanameizanさんです、行者小屋手前で追い抜かれ記念写真を撮っていただきました

3/6 8:16

そんなhanameizanさんたちは赤岳へ、自分たちは横岳に向かいます（写真は阿弥陀岳ですが）

3/6 8:30

地蔵尾根を少し登ったところから見える阿弥陀岳北稜、来年はここに挑戦したいと思います

3/6 8:35

徐々に標高をかせぎ森林限界を越えようとすると景色が広がり始めます

3/6 8:47

遠く北アルプスの隅々まで見渡せます、いやーほんとに最高のお天気です

3/6 8:56

シリセードポイントは登りは結構しんどいです、でも雪はほどよい固さで登りやすかったです

3/6 9:01

阿弥陀岳と御嶽山、御嶽山はまだ未踏ですのでいつか行ってみたい

3/6 9:12

いよいよ岩場ですが雪は案外少なかったように思えます

3/6 9:21

シュカブラと中岳・阿弥陀岳

3/7 22:59

ナイフリッジ

3/6 9:28

赤岳展望荘と赤岳

3/6 9:35

そして地蔵尾根を登りきったらいよいよ横岳に向かいます

3/6 9:36

それにしても雲ひとつない快晴です

3/6 9:36

積雪期にこのルートを歩くのが二年越しの課題でした

3/6 9:37

ふり返れば大きな富士山

3/6 9:50

この角度は最高に素敵ですね

3/6 9:51

まずは二十三夜峰を登ります

3/6 9:53

そしてお次は日ノ岳のルンゼを目指します

3/6 9:56

ここが最初の難所ですがここは難なくクリア

3/6 9:58

ふり返ると南八ヶ岳三兄弟

3/6 10:11

そしていったん少し下ります、目を凝らすと石尊稜を登ってくるパーティが見えます

3/6 10:14

続いての難所は鉾岳のトラバース、これも難なくクリア

3/6 10:23

左下のトレースが鉾岳のトラバースです、あそこを歩いてきました

3/6 10:23

南アルプスも綺麗に見えています

3/6 10:23

御嶽山は綺麗な山容です

3/6 10:23

乗鞍岳と手前に諏訪湖

3/6 10:23

焼岳と槍穂高連峰

3/6 10:24

白馬方面と手前に蓼科山

3/6 10:24

これから向かう横岳奥ノ院と硫黄岳

3/6 10:26

まずは手前の三叉峰へ向かいます

3/6 10:30

右側を巻いていきます

3/6 10:32

右手には先月敗退した杣添尾根、こちらはまだまだ雪がたっぷりついています

3/6 10:33

奥の院への縦走路

3/6 10:50

相棒に撮ってもらったお気に入りの一枚

3/6 10:53

ところどころ雪がない個所もありましたがアイゼンを履いていたため歩きにくかったです

3/6 10:57

そして相棒は一足お先に横岳登頂です

3/6 11:12

遠く富士山もくっきり見えています

3/6 11:13

硫黄岳に向かいますがここからが少し高度感を感じる下りになります

3/6 11:16

そしてカニのヨコバイを通過した後に最後の難所を通過する相棒、ここが一番怖かったかなと思います

3/6 11:20

この辺りから徐々に風が強まってきます

3/6 11:24

シュカブラと横岳、奥には富士山

3/6 11:26

相棒は右側を進んでいますが本来は左が正規のルートです

3/6 11:31

奥ノ院を下るパーティが見えます

3/6 11:38

さてこれは何をしているかわかりますか？

3/6 11:48

この写真の不自然さが分かった方は素晴らしい、大の大人がかかとが浮いてこの角度をキープしてます

3/6 11:50

実は硫黄岳山荘付近では西側から風の通り道になっていてもの凄い風圧になります、自分も相棒もかつてない体験でした

3/6 12:12

硫黄岳への登りでケルンまでたどり着けば風よけしてひと休み、また次のケルンでひと休みといった具合です

3/6 12:25

その合間でなんとか撮った横岳

3/6 12:25

赤岳は積雪期は存在感が大ですね

3/6 12:25

冬場は阿弥陀がとても魅力的です、来シーズンはいよいよここを攻めようと思っています

3/6 12:26

硫黄岳山頂はほぼ雪がありませんでした

3/6 12:27

爆裂火口の上にめずらしい雲が発生、強風の時にだけ発生する雲らしいです

3/6 12:29

北八ヶ岳方面、天狗岳はまだまだ雪山が楽しめそうです

3/6 12:29

今日は一日中くっきり見えていました

3/6 12:32

硫黄岳の下りの岩場は雪がついて歩きやすくなっていました

3/6 12:34

それでも強風で雪粉がまいます、これが案外痛いのです

3/6 12:34

北アルプスオールスターズも一日中くっきりと見えていました

3/6 12:43

赤岩の頭からは絶景の展望台です

3/6 12:44

ふり返っての硫黄岳は神々しく風が強いのが伝わりますでしょうか？

3/6 12:48

赤岩の頭の雪庇は成長し雪崩が心配です、ここは足早に通過しましょう

撮影機器：

Canon EOS Kiss X5 Canon

uTough-8010 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

star

本気の八ヶ岳、最終章☆

二年前、自分は本気の八ヶ岳と称して積雪期にいろんなルートを歩いてきました。
そしてどうしても登れなく敗退したこのルートを、いつかはリベンジと心に決めていました。
去年は息子の出産もあり、登山は少し控えていましたが今年は月に一回という嫁との約束で八ヶ岳に通いました。

そしていよいよ、二年越しにこのルートを歩くチャンスが来たのです。
先月も一度計画はしていますが、大雪のため杣添尾根からに変更。
そして、時間切れで敗退。

今回は二年半前に真教寺尾根をいっしょに登った高校の同級生との山行としました。
弟たちを連れていきたかったのですが、難しいとされるこのルートを信頼できる相棒と一度歩いておきたかったのです。
残念ながらUtunduさんとではなかったのですが・・・

この相棒はなかなかの男であり、もし自分に何かがあればきっと助けれくれる。
そんな相棒とならばきっとこのルートを踏破できるだろうと思っていました。

そんな感じで息込んではいたのですが、率直な感想としてはおもっていたよりも難しくありませんでした。
ただこれは雪がもうすでにかなり減っていたこと、天候に恵まれたこと、トレースがバッチリあったことが要因だと思われます。
個人的な感じ方なので、これを鵜呑みにせずそれぞれレベルにあった登山をしていただければと思います。

それともうひとつ嬉しいことがありました。
ヤマレコを始めた頃からずっと会いたかった、ハナちゃんとhanameizanさんにお会いできたのです。
行者小屋手前あたりで後ろから爽やかな『おはようございます』という声が聞こえ、ふり返ると可愛いワンコが走ってきます。
すぐにハナちゃんと気づき、hanameizanさんと少しだけ立ち話をさせていただきました。
自分にとっては御二方とも憧れの存在であり、記念写真も撮らせていただきました（笑）

これで、本気の八ヶ岳は最終章です。
この三年間の積雪期の八ヶ岳での体験は、実に充実していました。
応援してくださった皆様、ほんとにありがとうございました。
この経験を生かし今後の登山につなぎ、1人でも多くの方に山の素晴らしさをわかっていただけると幸いです。

そして、来シーズンは新たなジャンルに進化していく予定です☆

コメント

yamatyan

最終章
starさん
おはようございます

横岳〜硫黄岳の縦走お疲れ様でした！
今回は最高のお天気でしたね

南ア、中央ア、御嶽山、北アオールスターズ
今度はこれを弟さんに見せてあげたいですね

しかし雪が少ないですね
ここ何日か好天だったからですかね。

yamatyan

kankoto

リベンジ
starさん

八ヶ岳お疲れ様でした。
横岳〜硫黄岳と歩かれたんですね。

いい天気でしたが・・・
同日に権現に行きましたが強風で赤岳は断念しました。
硫黄岳の所は凄かったでしょうね。

最終章ご苦労様でした。
冬の八ヶ岳は経験値アップにはいい所ですね。

star

これにて一件落着☆
yamatyanさん

おはようございます。
返信遅くなってしまい、大変申し訳ございません。
決算期による超過密スケジュールのため、余裕がありませんでした（笑）

二年越しの本気の八ヶ岳計画も、やっと最終章を迎えることができました。
長年温めてきたこのルートも、歩いてみれば意外とあっさりでした。
これはおそらく相当雪が少なくなっていたことが原因だと思われます。
また機会があれば、二月頃に歩きたいと思います。

弟は残念ながら雨男（雪男？）のため、もしいっしょに行ったらこの絶景は味わえなかったかもしれませんね（笑）
また来月は連れていくつもりです。

次にお山に行けるのが、いまから楽しみです☆

star

star

リベンジ達成☆
kankotoさん

おはようございます、返信遅くなりすみません。

同じ日に権現岳に行かれていたのですね。
予想通り、硫黄岳山荘付近の風は半端なかったです。
普通に立っているのが困難で、前に進めないくらいでした・・・
風に恐怖心の覚えたのも、初めてのことでした。

これにて本気の八ヶ岳は終了です。
しかし、今回行った相棒と共に来シーズンは新たなジャンルに挑戦するつもりです。

今後も冬の八ヶ岳に通うつもりですのでよろしくお願いします☆

star