滝子山(寂悄尾根〜ずみ沢)
- GPS
- 06:04
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,144m
- 下り
- 1,162m
コースタイム
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 6:00
天候 | 快晴で陽射しも暖かいが風が結構強かった。一定の強さなので煽られたりはしなかったのは良かったが。 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
寂悄尾根は流石に急登と岩場で楽ではない。岩場にところどころ浮き気味のところがあるのでよく確かめてから力を入れるべし。 ずみ沢は難路と迂回路の分岐点から迂回路をとったが、落ち葉と砂でとにかく滑りやすい。斜度もそこそこあるのでスリップ要注意。 |
その他周辺情報 | 笹子駅近くの笹一酒造に立ち寄り |
写真
感想
昨日は三頭山でなかなかハードな山行に行ったが、元々は滝子山南稜に行くつもりだった。ただ、どうもこの日は某ツアーがこの場に来るらしく人が多いと嫌なコースというのと、麦山浮橋の復活の報を見たということで予定を変えた。連闘は厳しいかと明日に回すつもりだったが、どうも天気は今日のが良さそうということで、あえての連日登山に。
笹子駅からしばらく舗装路歩きが続く。国道20号を少し東京方面に戻り、看板の指示に従い登山口へ進む。中央道を跨ぐくらいからすでにそれなりの傾斜でしんどいが、ここで飛ばしても全く無意味なのでゆるりと進み、寂悄尾根の登山口に。
いきなり行き先がよくわからない感じで流石バリエーションルート、と思っていたら案の定すぐミスコースw ヤマレコアプリの警告で気づき、本来のルートへ。
ルートに戻ると割とすぐに急登が始まる。昨日の今日で序盤はとにかく余力温存、淡々と登る。しばらくすると高圧線の鉄塔に出る。ここからいよいよ尾根らしき感じとなり、斜度も更にきつくなる感じ。しかしまだここは本来の寂悄尾根の取り付きにすら至ってない。
しばし進むと尾根の取り付きに到着。まだ早いとは思うが後でできないと困るし、ってことで念のためヘルメットをここで装着。登り始めるといきなりロープの洗礼を受けるが、ある程度尾根道に出ると淡々と、しかし着実に標高を上げ続ける。
坂の度合いだが、昨日の一番厳しいところよりは楽だがやはり急なことには変わりはないし、しかも確実に脚に疲れは残っており、我慢の進行を続ける。かなり風も強いのだが、一定の強さで吹くので煽られたりはせず、そこは良かった。むしろ体温を保つ方向に働いてくれていた。
そうしているうちにいよいよ岩場区間に到達。岩だけでなく木の幹、枝、根を駆使して三点支持で着実に登っていく。難度は思ったほどでもないが、ひたすら手足を使っての登りが続くので確実に体力は削られていく。岩にペンキサインがあるためルートに迷うことはないが、途中の狭い尾根のど真ん中にあるでかい岩を越えるところはやや難儀した。そういえば、鎖は結局1回しか出て来なかったが、ここみたいに手足のみで登るのもまた楽しい。
大概疲れたなーというところでようやく寂悄尾根から抜け出す。コースタイム2時間40分弱のところを1時間半弱でクリアしたので良いペース。周りの景色もかなり開けてきており、山頂へ向かう途中でかなりよく富士山が見えるポイントがあった。ここで撮影とヘルメット解除をし、山頂へ。最後の区間も案外と厳しい登りがあるが、ほとんど着いたようなものなので心理的にかなり楽なこともありサクッと突破、山頂に到着。
南側は富士山はもちろん御坂山塊、丹沢山系もはっきり見え、北側は大菩薩嶺やそれに連なる山々、その奥には雲取山や鷹ノ巣山を始めとした奥多摩の山々も見える。昨日以上に最高の景色だ。ここでしばし撮影後お湯を沸かしてカップメシを食べ、先に進む。
何故か山頂から離れた三角点にタッチし、少し引き返してずみ沢方面へ。しばらくはかなり穏やかで開けた下りが続き、その後に沢と並行に進む道となる。何度か沢を渡るが、基本的にまともな橋があるのでほぼ無問題。
途中、難路と迂回路の分岐に差し掛かる。予定では難路を行くつもりだったが、分岐点から直ぐにまともな道がない。行こうと思えば行けなくはないところもあるが、ここでリスクを冒す意味はないと判断し、迂回路へ。
沢から離れてしばらくは緩やかにアップダウンを繰り返すが、途中から下り一本になり、しかも狭いトラバース道を枯葉が覆い、それに輪をかけて路面は砂地。要はズルズルと滑るということ。タダでさえ下りが苦手な自分にはこちらも十分に難路レベル。下手をすれば寂悄尾根よりも消耗したかもしれない、少なくともメンタル的には。
難路との合流後は、再び沢と並行して進む。先程よりはマシなのだが、ところどころ嫌らしい箇所もあり、何より結構疲れてきていてもう完全に山道に飽き飽きしていたw しばらく我慢の進行を続け、ようやく山道から抜けて林道に。淡々と下ると寂悄尾根登山口が見えてきた。
ということはまた来た道を戻るということで、疲れきった脚には舗装路がとにかく辛い。我慢して進むがすっかり上がらないペースが続く。ようやく笹一酒造が見えてきたので立ち寄ると、無料の新酒試飲会が開催されていたので迷わず参加、新酒をお買い上げにw 後は短い距離を笹子駅まで歩き、ゴール。
今日のコースは期待通りの楽しくハードな登りと予想外にしんどい下りで、昨日の疲れも足して流石に限界って感じだけど、充実した連休二日目になりました。
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