冬の久住山と湧蓋山(1984)
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- GPS
- 29:00
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 1,128m
- 下り
- 1,892m
コースタイム
1/6 7:00法華院温泉−8:00雨が池−8:50-9:10長者原ー(バス)−9:20牧ノ戸峠―10:40ひぜん湯−12:00湧蓋越え−12:50-13:00湧蓋山−14:10ひぜん湯−14:40湯坪(筋湯温泉)
天候 | 1/5 曇り、霧 のち晴れ 1/6 晴れのち薄曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
牧ノ戸峠から久住山までは積雪10cm程度だった。北千里が浜から坊がツルまでの下りは部分的に雪が多く30cm程度。 湧蓋山は積雪5cm程度、ただし踏み跡はほとんどなかった。 |
写真
感想
【山行No 84】
※ 年末には、傾山と阿蘇山に登ったが、寒いばかりで期待していた雪景色がなく、残念だった。
・・ということで、正月休みの後半を利用して、雪の多そうな九重に出かけてみた。
1月5日(木)
・JRで福岡を出発。豊後中村からバスに乗り換え、牧ノ戸峠へと向かう。
11;00-40 牧の戸峠登山口(気温=マイナス9℃)
・年明けから寒波襲来で寒く、この登山口でもかなり寒い。
正月休みも5日となると、さすがに登山者の姿は少ない。
雪の量は10cm程度だが、周りはすっかり白く雪化粧しており、雪山に来たな、という良い気分で、さっそく登山開始。
・峠から最初のピーク 沓掛山への登りも、道は雪で覆われていたが、ふかふかした雪なので、アイゼン(4本歯)も、なくて良いくらいだ。
・沓掛山から、トレースのある夏道伝いに西千里浜を通ってゆく。
今日は北風も冷たくて、上空は低い灰色の雲が覆っていて太陽も顔を出さず、
少し暗い感じで黙々と足を進める。
13:20-40 久住分かれ
・時間も午後となったので、ここで軽く昼食休憩。
ここまでの道のりでは登山者はほとんど見かけなかったが、この付近は早くに登り始めた人たちだろう、結構登山者が多い。
・久住山へはカメラのみを持って、空身で登る。
天気は回復気味で青空もでてきたが、西風がなかなか強く、山頂付近には雪煙も上がっている。
14:00-10 久住山山頂
・山頂からは阿蘇山、祖母連山の姿が眺められたが、風が強くて寒いので、
少し居ただけで、すぐ下りにかかった。
14:30-40 久住分かれ(気温=マイナス10℃)
・ここから今日の宿、法華院温泉をめざし、北千里が浜へと下る。
ここは盆地状なので風も弱く、積雪もほとんどない。
北千里が浜から坊がツルに下る部分だけは、雪が吹き溜まり状となっており、
所々、膝くらいまでの積雪、40cm位か?斜面をトラバース気味に下るので、慎重に行く。
15:30 法華院温泉(泊)
・正月休みも終わりのころなので、宿泊の人は少なかった。
自分は貧乏学生なので、食事つきの本館ではなく、素泊まりの「うつぎ小屋」の方に泊まるが、
今日の宿泊客は自分のほかは1人いるのみ。
貸毛布(1枚 200円)を借りて敷き、そのうえにシュラフを出して潜り込むが、
暖房設備もない小屋なので、なかなか寒い。
・・さて、明日はどこへ行こうか?当初は行ったことのない黒岳も考えていたが、
今回は雪が多くて難儀しそうなので、こちらも未踏の湧蓋山(わいたやま)へ行ってみることにした。
1月6日(金)
・寒くて、夜明けの5時には目覚めた。室内でも気温はマイナス9℃になっている。
どうりで寒いはずだ。
7:00 法華院温泉発
・出発して坊がツルの盆地を通るが、一面に霧が湧いていた。
霧の中で測った気温は、なんとマイナス14℃だった。九州の山でこの温度とはびっくり。
風もないのに、目出し帽をかぶってなくてはいられない寒さだ。
8:00 雨が池越え
・昨年来たときは透明な美しさを見せていた池だが、流石にこの寒さで、池は凍り付いていた。
ザックにつけた温度計は、マイナス17℃を指している。寒いはずだ。
・今日も朝の内は空気がすごく澄んでいて、
峠付近からは、はるかに福岡県の1000m内外の山なみ(宝満山、古処山、
英彦山、犬が岳)もくっきりと見えた。
万年山も、すぐ近くに特徴的な姿を見せている。
8:50-9:10 長者原
・ここから牧ノ戸峠まで、歩いて登りかえす覚悟だったが、幸いにもちょうどのバスがあり、バスで移動。
9:20 牧ノ戸峠
・ここからさらに西へと林道を進む。
10:40 筋湯温泉(ひぜん湯 登山口) (気温=0℃)
・バス停の脇に、不要なシュラフなどを詰めたザックをデポし、サブザックで涌蓋山へと向かう。
ひぜん湯からの登山道への取りつきは、道が錯綜して解りにくかった。
登山道にはいっても、薄く積もった雪の上にはトレースはほとんどなく、
途中、林道にはいったり出たりしながら行く。
12:00 湧蓋越え
・ようやく湧蓋山への稜線の一角にたどり着いた。
今朝がたはすごくよく晴れていたのに、だんだんと雲が厚くなってきた。
まだ雨になりそうな感じではないので、先を急ぐ。
・樹林帯が終わり、草原帯の登りにかかると、今日も朝から結構な距離を歩いてきたせいか?
雪にも足を取られ、足が重くて、なかなかペースが上がらない。
・湧蓋山の肩の部分(仮称;南峰)にようやくたどり着くが、まだ本峰は高い。
この付近は雪も深いので、ザックはコルに置き、空身で山頂を目指した。
12:50-13:00 湧蓋山(標高=1500m)
・人影もなく、なんだか非現実的な感じのする山頂だった。
天気も下り坂なので、周辺の山々の写真を撮って、早々に下りにかかる。
13:20 湧蓋越え
14:10-20 筋湯温泉(ひぜん湯登山口)
14:50 筋湯温泉(湯坪)バス停
・ようやく今日の山行は終了。
ここからバスに乗り豊後中村に出て、あとはJRで福岡に帰った。
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