農鳥岳 ご来光弾丸登山
- GPS
- 07:58
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,608m
- 下り
- 2,626m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今の時期は沢の石と残雪は凍結していて滑る。暗闇ではルートが見えにくくよく迷うので、おかしいと思ったら一旦引き返す。 |
その他周辺情報 | 奈良田温泉。 |
写真
感想
11月後半なのに雪がない、なら200名山を減らそう。南アルプスの3000m超えの農鳥岳に行く事にした。前日仕事を終えて平湯経由で向かった、ナビでは金沢から奈良田温泉まで6時間かかるそう…。高速を飛ばして諏訪SAで一休み、ここは銭湯があるので便利だからちょくちょく利用する。さっぱりしてまた高速を飛ばすが力尽きて途中のPAで仮眠する。
数時間寝たら元気になり更に1時間走って大門沢ゲート近くの路肩に到着。今日は山頂でご来光を見たい、暗闇でモタモタするから6時間近くかかるだろうから0:18にスタートした。南は温かい、チャリをガシガシ漕ぐと汗が噴き出た。デポして登山道を進んで行く、巨大堰堤を越えると広い河原になり登山道の看板を見つけた。矢印に従い進むと行き止まり、仕方なく垂直の擁壁を際どくよじ登り上の林道に出た、立派な橋を渡ると登山道があった。しばらく進むと外灯が見えた、地図を見ると取水口らしい。暗闇の中にライトがあると心が和む。
明るい外灯はヤバそうな吊り橋を照らしていた、これはありがたい、ヘッデンだけならチビリそうな橋だった。ここから沢沿いを進む、ダラダラとアップダウンを繰り返し迷いやすい道だった、何度も迷っては戻りピンクテープを探す繰り返しで時間がかかる。何度か沢を渡り奥地に進み2時間で大門沢小屋に着いた。中に入って初めて休憩する、4人が寝ていたけど皆起きて支度を始めた。
さあ日の出まであと4時間、コースタイムだと5時間かかるからギリだろうか。小屋から先はえらい急登だった、枝沢を通過する時に石が凍結していて転んだ。左ももと膝を強打して足はドボン…しかしスパッツを着けていたから濡れる事は無くラッキーでした。でも脚が超痛い、涙が出る…そうだそんな時は呼吸を整えろ、山の呼吸ですか。
しばらく足を引きずりながら登るとしまいにマヒしてきたから大丈夫だろう。痛みをこらえてガシガシ行く、2時間で稜線に登り上げてしまった。もうピークはロックオン…まあご来光を待とうか。
さすがに2800mの稜線は風が強くて寒い、防寒をしてピークを目指す。所々ある残雪はカチカチビビンバなので気を付けよう。稜線から見る満天の星空は格別だった。さあ暗闇の山頂に到着、甲府の夜景がマジで素晴らしい、富士山もうっすらと形が確認できる。北岳は真っ暗で見えなかった。ピークは風が弱くて助かった、記念写真を撮って休憩していると徐々に空が赤くなっていく。夢中で写真を撮った。富士山のバックが赤く燃え次第にオレンジになっていく。本当にきれいだ。頑張ってよかった。しかし寒さの限界です、日の出まで1時間あるから下山しよう。
写真を撮りながら下山するがあっという間に下降点に着いた。振り返るとピークが見えていた。まだ暗いが写真を撮ったら明るく撮れた、さらばじゃ。急登を慎重に降りやがて明るくなってきた。防寒を解除して下る、標高2400辺りで小屋泊の人とすれ違った、ご来光目的ではなかったみたい。更に50ほど下ると太陽が登ってきた。樹林で見えにくいが隙間を探して夢中でシャッターを切った。レーザービームのように眩しい、これ山頂で見たかったが仕方がないべ。
サックっと小屋に到着し後はダラダラ道を駆け下りる、痛み止めが効いているから走れた。登山者2名とスライド、今日は2人だけでした。暗闇で迷っていた沢沿いは明るいと全く問題が無い、暗闇の為にピンクテープを増やせばいいと思った。<br>
ドンドン駆け下り怪しい吊り橋に来た、明るければ吊り橋も問題ないが外灯がまだ点灯しているのは問題だ、もったいないべ。
巨大堰堤上の騙された看板の先を見るとルートは下流から対岸に渡り橋の下に出るルートだった。これは暗いと分からへんし遠回り。上の林道を進んで橋を渡れば効率がいいんだが。
チャリデポからは自動運転、意外に激坂でした。終わってみれば8時間の登山と移動11時間の弾丸登山でした。農鳥岳バンザイ。。。
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