武尊/薄根川水系 川場谷(県連L学校沢実技)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,447m
- 下り
- 1,456m
コースタイム
東神奈川21:30=二俣川22:00=北野23:00=入間IC=関越自動車道=
沼田IC=25:30道の駅川場
8/25
6:00起床7:00=仙ノ橋奥の猿跳橋手前(駐車)−桐ノ木キャンプ場−
川場谷−16:20家ノ串上沢上流1730m地点(C1)
8/26
5:00起床6:40発−8:30川場剣ケ峰と武尊山の間1950P東のコル9:00−
9:28武尊山−家ノ串−前武尊−不動岩−旭小屋14:15−14:45猿跳橋
=川場温泉入浴
天候 | 8/25 晴れ時々曇り 8/26 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
■遡行グレード 2級(となっているが2級上でもOK) ■駐車について ・入渓口が桐ノ木キャンプ場、下山口が旭小屋と離れていたので 車は仙ノ橋をキャンプ場方面へ左折し、30m上の猿跳橋手前の 駐車スペースに停めた。数台可能。 下山した旭小屋から猿跳橋までは県道平川線を約30分であった。 ■幕営地について ・下流部には適当な適地があるが、上流部に適地はほとんどなかった。 上信越の谷105ルートの遡行図に掲載されている家ノ串下沢と上沢の 間のインゼルにある適地はほとんど気づかず。 結局窪状になった1730mあたりの左岸(2人程度か)と対岸の笹藪中に 幕営をした。焚き火ほとんどできず(薪があまりない)。 ■概要 ・入渓は桐ノ木キャンプ場の一番奥の平地が終わったところから入る。 ・下流部は平凡なゴーロ帯とCS等の小滝が続く。 平ナメは川幅一杯のきれいなナメだが短い。 ウナギの寝床はよく見かけるゴルジュで容易に通過。 ・川場剣ケ峰沢〜家ノ串上沢まではきれいなナメとスダレ状の美瀑が続き とても美しい。 核心と言われる8m滝は水流左側を比較的簡単に登れる(卦蕁法 講習なのでロープを出す。 15m苔スラブ滝で左から入る剣ケ峰沢を見送った後に出てくる 釜を持った2mトイ状滝は右側からトイ状の落ち口に入るが ややバランスが微妙。 次の5m滝は水流右側から登れる。(卦蕁僕遒糎近くで硫黄が流れ 岩が一部白く変色していた。 ・1950mPの東側コルを目指して水流が細くなった窪状を詰めてみるが 次第に両側から笹等が覆い被さり、そのうち尾根状の猛烈な笹藪漕ぎと なる。左側に沢状が見えたのでそちらに降り、更に窪状を追うが また笹藪漕ぎに突入する。しばらく頑張るとまた左に沢状が見えたので 更に左へトラバースし窪状を追うと比較的楽に目指すコルに出た。 |
ファイル |
非公開
2761.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54) |
写真
感想
I氏の感想
2007/8/24(金)夜〜26(日)リーダー学校中級一泊沢実技
上州武尊山薄根川川場谷
参加者:G講師、Y(CL),A(SL)、I(記録)
8/24
G車にそれぞれピックアップしていただき、関越道沼田I.C.よりR64へ。途上の道の駅川場田園プラザにて幕営、仮眠。
8/25
6:00起床、6:45発。帰りの歩きを短くするため、R64から桐ノ木平方面へ左折して間もなくのスペースに駐車する(7:05)。キャンプ場への途中で、車でゴミ捨てに行く管理人から登山届を出すよう声をかけられた。7:45管理棟にて届提出。入渓者は、われわれとNHKBS沢登り案内人敷島ペアだけのようだ。
8:15キャンプ場沿いから入渓。8:45暗い淵のある滝。9:10明るい広場のある電力小屋で休憩。9:45両岸が迫りとても暗くて長い「獅子の牢」。ゴーロ、ナメ床、小滝と変化に富み、美しく余裕で歩ける前半部である。講師からは、事前情報ばかりに頼らず、眼の前の沢の状況に対応できる感覚を磨くよう勧められる。周りの地形を見ながら地形図と照らし合わせるが、この当たりわたしたちには現在地が分かりにくい。ようやくの川場剣ヶ峰沢出合でゆっくりする(12:17-40)。広い。
13:00-13:45 8m滝。ロープなしでも行けそうだが、沢で有効な半マスト(イタリアンヒッチ)ビレイの練習。14:00 15mスダレ状滝が右岸に現れる。すぐに深い淵を持つ、流れの激しいトイ状滝。巻き道が見当たらない。前後して遡行する敷島さんペアが、滝の取り付きに苦労されていた。こちらも余裕が消える。まずG講師がフリーで登る。あとで、レイバック気味に滝側に身体を寄せると教えてくださった。もちろんロープ使用で、ここでも半マストビレイ。滝の中にスタンスがあったが、その流水の強さに耐えるホールドがなくて一手ゴボウ。次のAさんをビレイするが、ゴボウ想定で半マストをきつく張る。強い流れで淵へ落とされると、呼吸ができない場合があるので急いでロープを緩める。合わせて、強いテンションが掛かるビレイでは半マストは使えないなど、注意点を教わる。最後のYさんはゴボウを決め込んでいた。滝上はナメ床。でもすぐに7mスダレ状滝が立ちはだかる。ここもロープを出して、左側から小さい岩スタンスとグズグズの草付きをフィックスで越えた。以上が核心部である。その他、高いステップへの乗り込みで、Iには2、3回難儀した箇所があった。
トポにある支沢は分かりやすい。剣ヶ峰下ノ沢、剣ヶ峰沢、剣ヶ峰上ノ沢、家ノ串下ノ沢、家ノ串上ノ沢(15:45?)。川幅が狭くなり、宿営地用の開けたスペースがなかなか見つからなかった。1730m付近に小さな場所があったので、遡行停止(16:10)。焚き火跡あり。川幅は60〜70cm。薪を集めるが濡れており、量も少ない。Gさんがさんざんご苦労されていたが、ついに燃え上がることはなかった。残念。夕食はテーマが豪華絢爛で、五目寿司、豚汁、レモンチキン、ソーセージ、オクラ、コーヒーゼリーのメニュー。背丈を越える笹の上にGさんがタープを張り、笹布団の上に寝たのも初めてだった。寝心地は思いのほか悪くなかったが、朝には身長半分下の方に全員ずれていた。Yさんはダウン、Aさんはシュラフ、Iは着替えで寒さをしのぐ。ヘッデン不用の満月は早めに沈み、星空。
8/26
5:00起床。6:40発。15分で水が枯れる。コンパスを見ながらやぶ漕ぎ。北に向かって高度が上がるが、目標は武尊山より左、1975m右のコルなので、左へトラバースしながら漕ぐ。2m超の笹やぶトラバースって辛いものだ。枯れ沢に行きあたり、登っては詰め切ってまたやぶ漕ぎ。これを2度繰り返して、8:30やっと目標の登山道へ。ホッとする。
9:00発〜9:30沖武尊山(もう登山者数人がいた)9:45〜10:00笹清水で給水〜10:25家ノ串山〜剣ヶ峰のとさか岩を通る〜11:20前武尊山11:40〜ここにもカニの横ばいがある。剣岳よりキビシイ〜12:30不動岩12:40〜13:30野営場への分岐〜川場尾根は緩く広めの道だが通行は少なく、先頭は何度も蜘蛛の巣に見舞われた由〜14:05旭小屋14:15〜14:45駐車スペース。
川場温泉いこいの湯で入浴。石鹸とシャンプーだが300円。近隣の皆さんで賑わっていた。カラオケも。スーパーこいけやで、横浜より倍は安い野菜と特産こんにゃくを購入する。関越道SAで反省会。沢リーダーを務められるか。Yさんはルート読みと沢歩きにすぐれ、リーダーOK。Aさんは歩きが上手い。その時々の状況把握が課題。Iはぬめるゴーロが苦手だが、苦手を苦手のままにせず慣れればよいとアドバイスされる。易しい沢ならリーダーOK。
変化に富んだきれいな沢でチャレンジ要素も多く、やぶ漕ぎ、ビバーク、安い野菜…とても楽しめた。G講師とY(CL)、A(SL)に感謝します。 I記
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