東丹沢/金目川水系 春岳沢〜金毘羅尾根下降
- GPS
- 06:30
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 924m
- 下り
- 933m
コースタイム
9:02春岳沢出合
9:20髭僧ノ滝
10:30三俣状
12:30大山南面一般道
12:40大山13:05
金毘羅尾根下降
14:02諸戸林業
14:12青山荘
15:00ヤビツ峠
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ヤビツ峠〜春岳沢出合 ・ヤビツ峠は駐車20台。トイレ、自販、登山届ポストあり。 ・春岳沢出合へはイタツミ尾根(大山方面)へ一段上がり、 右側の登山道を下る。特に迷い箇所はない。 ■春岳沢 ・遡行グレード 1級 ・出合から少しで堰堤が2つ続く。側壁は登り辛いので、出合左手から 明瞭な仕事道を登り高巻いた方がよい。この仕事径は次の金目ダムの 左側を通り、590m二俣まで明瞭に続いている。 ・髭僧ノ滝7mは上記仕事径を外れ、沢に降りればすぐ。分岐に案内板 がある。滝自体は右側から容易に巻ける。 ・590m二俣は水量比1:3。右が本流で、しばらくの間、2-5mの滝が 連続している。いずれも斜度は寝ているので登れる。 ・右に堰堤がある涸沢を見送り、しばらく行けば三俣状(に見える)。 右の小滝はすぐに湧水で伏流、中央は涸れたゴーロ状、左は少し脆そう な滝が入っている。 今回は中央の涸れ沢を登ってしまったが、もし中央に入るなら左端を 登った方がよいかもしれない。私は右端を登ってしまい、途中から 間に小尾根が入り、戻るのにトラバースをかけ時間がかかってしまった。 が、戻ってからもこの涸れ沢は上部のCS10m滝が悪かった〜。 ソロだったので慎重にかつ強引に左端から左尾根に這い上がった。 これに入ると1級に「上」が付いてしまうかもしれない。 一番よいのは、上記三俣で左の脆そうな小滝(水量あり)を登ること。 ・さて三俣を中央に入り上記のようにCS涸滝から左側の尾根に取り付き スズタケを分けながら何となく付いている踏み跡を登れば、大山下社 から山頂へ続く一般道へ出た。標高1060m辺りか。 ■金毘羅尾根 ・大山山頂からイタツミ尾根(ヤビツ方面)を30mほど下降し、「神奈川県 森林作り契約地」の白い看板を右へ入る。金毘羅尾根は諸戸森林事業所 まで西に下降する尾根で、踏み跡はかなり明瞭。さすがにエアリアで 黒破線ルートだった。 ■青山荘〜ヤビツ峠 ・青山荘売店左脇から上の平地(駐車場)に入り、左側から入っている 涸れ沢沿いにヤビツ峠まで歩いてみる。 「相当荒れている」と聞いていたが、倒木や崩壊などでやはり全体的に 荒れていた。沢をやる人には問題ないが、ハイカーには向かない。 舗装路を戻った方がよいであろう。 |
ファイル |
(更新時刻:2008/07/18 13:02)
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写真
感想
なぜか涸れたCS(チョックストーン)滝の途中でセミになりつつあった。
※ここでいう「セミになる」とは登攀中に行き詰まり、登るに登れず、
下るに下れず、泣きが入ることである^^;;
ソロの場合は確保がないからこいつが怖い。
こういうときは目線を変えれば次の一手一足が出るので
スタンスを細かく拾いながら弱点を見出し何とか尾根に這い上がる。
「ふぅ〜」
やはり先ほどの三俣状は左沢へ入ればよかった。
と、何となくそうではないかなと思っていたのだが
まぁいいや、真ん中の沢がどうなっているのか探るのも楽しいしな、
と登ってみたのであったが、1級の沢にしてはあまり良いものではない。
俺のクライミンググレードなんて11前半くらいだもんな。
もうちょっと登れれば楽にこなせるのにな、と思いながらも
心の底では結構楽しんでいる自分がいる。
だから結果登れてしまうのだけれども。
このCSがある枝沢に入る前にも左にトラバースかけて時間食っちまうし、
当初の予定であった春岳沢と石尊沢の継続遡行は諦めた。
左沢へ入れば登れる小滝の続く、梅雨明けに相応しいような
水と戯れる初心者向きの沢であったのだろうが。
でも、まぁアクセントついて楽しめた。
大山への一般登山道へ藪から飛び出せば
行列状態のハイカーさんたちの目に止まる。
単独だから、いつものようにホイホイと抜かさせてもらい
これまた(こんなに暑いのになぁ)大勢が休憩されている
大山山頂に着く。
ここから少しイタツミ尾根を下降した森林作りの案内板から右の踏み跡に入り
エアリアでは破線ルート「金毘羅尾根」を使い諸戸森林事業所を目指す。
コンパスで方向をメモリしたが、迷う要素も特になく、明瞭な踏み跡は
最後までしっかり付いていた。
支尾根は植林帯になっているが、主尾根は広葉樹が心を癒してくれる。
それに、あの一般道の混雑と比べ、ここには誰も入ってこないし。
県道をヤビツ方面にしばらく歩き、青山荘の裏手から
「相当荒れている」と言われた藤野川沿いの登山道を探りに行く。
入口の橋でバードウォッチングをされている方からも
「荒れていますよ」と助言される。
実際歩いてみると、たしかに一般道とは程遠いくらい、倒木を潜ったり、
左側の支沢から土砂が流れ、道が崩されていたりしていた。
僕は普段、沢や地形図未掲載のルートを主に歩くので
大したものではなかったが、エアリア一般道を期待しているハイカーさん
から見れば「相当」荒れている道であろうと思う。
近々県が補修するかもしれないらしいと聞いてはいるが、
あれを全体的に補修するのは偉いことだね。
元に戻るが、春岳沢はなかなか水量も多く(といってもせいぜい脛までだが)
小滝の飛沫を浴びながら快適に遡行できる
暑い夏には最適な初心者向けの沢であろう。
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