尾出山・不動岳
- GPS
- 09:09
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,298m
- 下り
- 1,467m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
https://www.city.sano.lg.jp/soshikiichiran/shimin/shiminseikatsu/gyomuannai/bus/info/14495.html (復路)星野御嶽山入口BSから栃木市コミュニティバスで栃木駅。寺尾線、200円。 https://www.city.tochigi.lg.jp/uploaded/attachment/23926.pdf (寺尾線・終バスが遅くまであるので今回助かりました。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾出山・不動岳迄は一部踏み跡薄い箇所あるも、ピンクテープ類は豊富にあり途中の山頂で進む方向を間違えなければ(私はヤマレコマップで進行方向確認)迷う箇所もほぼ無いと思います。 尾出山直下の登りは岩稜ルートながら危険を感じる箇所はありませんが、細尾根があり、特に下りは落ち葉が滑るので慎重に。 私は最後、不動岳の南で、落ち葉と岩場の細尾根で詰まってしまい東へエスケープ。詳細は感想欄に。 気付き事項を以下に列記します。 《木浦原⇨稜線》 ・yamabeeryu半袖隊長のレコに従い木浦原BS手前の鉄塔巡視路から入る。すぐにジグザグの急登になるが踏み跡明瞭で、すぐ鉄塔に出る。 ・鉄塔左手前の尾根を一部急登で落ち葉が滑るが摺足で踏ん張る。細尾根になると踏み跡明瞭。 ・鹿よけネットが出てくるが穴が空いており一度左に行くがその上でまた右に戻るので、無理に出入りしなくて大丈夫かも。 《稜線⇨尾出山》 ・快適な稜線歩き。山田山は小さな丘なので息を整えながら行くとすぐ越える。 ・尾出山直下は思った以上に岩稜の急登。一部細尾根もあるから慎重に。 ・斜度が緩むと程なく山頂。 《尾出山⇨不動岳》 ・尾出山の岩稜下りはこの時期落ち葉が滑るので慎重に。 ・一部巻くことも出来るが落ち葉あるので私は全て乗り越えました。 ・中盤は快適な稜線歩きだか、いくつかの丘を越え、都度南面は落ち葉吹き溜まりで滑るので慎重に。大久保の頭の南面と塩沢峠の手前は落ち葉の急降下にトラロープあり助かります。 ・高原山先の鉄塔の先で右に下がるピンクテープあり。ヤマレコルート自動作成ルートも巻いていたので進んだが、しばらく行くとテープは無くなる。仕方なく左へぐるっとトラバースし復帰しました。まあアップダウンは少ないけどかなり遠回りなので素直に稜線で行った方が良いかも。 不動岳も最後少し岩っぽくなるが尾出山程ではない。 《不動岳⇨P613(予定)》 ・最初同じ感じのルートかと思いきや、不動岳の南面下りは急降下の斜度と落ち葉で滑り易い。私はお尻ズリズリで何とか下りました。 ・その先のピークも北面の急登は落ち葉無いので問題無いが、南面は細い岩稜帯が続き、かつ落ち葉で滑るので慎重に。岩を掴めるから良かったが少し危険を感じる場面もあり、その先で露出度の高い岩場も一箇所あり、この時期はここはお勧めしません。 ・その先で細尾根の急降下に落ち葉あり、左が切れ落ちているので、悩んだ挙句、補助ロープ10mを初めて実戦投入し、3回使って15m下り通過。 ・しかしその先で岩稜の細いトラバースに落ち葉満載。私はここで進退極まってしまい、予定外の東へエスケープを決意しました。詳細は感想欄で。 |
写真
感想
12月ともなると低山の時期なので、東武株優券(コロナ禍で500円/枚で入手)を使って先月に続き栃木百に出掛けてきました。
尾出山や不動岳へはアクセス悪く行きそびれていたところ、yamabeeryu半袖隊長とkaori509さんのレコ(↓)に目が留まり目から鱗。佐野市のコミュニティバスのOn-Demandバスを使う手があったか!
<yamabeeryuさんのレコ↓>
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2414838.html
<kaori509さんのレコ↓>
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2198875.html
ただし、このエリアは昨年の台風で塩沢峠など谷筋は倒木の嵐のようで、尾根筋をこねくりまわして接続する計画としました(↓)。
<当初の計画>
https://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-1239366.html
尾出山まではyamabeeryuさんのレコ様様で、不安なく進むことができました。この場を借りてお礼申し上げます。
尾出山の直下の岩稜帯の細尾根と急登は思ったよりタフなもので、特に下りは落葉でずるずるなので細い下りのトラバースなど注意を要しました。
それ以外は不動岳までの稜線歩きは、一部踏み跡薄い箇所や、落葉ずるずるの下りなど少し注意を要する場面はあったものの、基本は快適歩きが楽しめました。
問題は不動岳の南でした。
<不動岳の南方で進退窮まってエスケープ(自身の記録兼ねて長文ご容赦)>
しばらく進むと、急降下で落葉が半端ない。
岩が見えている箇所は滑らないのですが、何もない箇所は滑る滑る。
斜面全体が滑り台のようで、立木を掴んだり、下の立木目掛けて滑ったり、お尻ズリズリしながら何とか鞍部まで下りました。ふう〜。
その先の急登は落葉無いので問題ありません。
核心はここから。
細い岩場が連続し始め、一か所岩が横に出っ張っている細尾根では、足場が岩より内側にあるので、両手で上部の岩角を持ちながら、足を下の2,3cmの岩にのせ、体は宙をいく感じで通過しました。
その先も細尾根の岩稜帯が続きます。
下りの細いトラバースは落葉が滑るので、岩角を掴みながら慎重に。
その先、長くて急降下な細いトラバース。勿論、落葉モリモリです。左が切れ落ちているので、滑り台になったら一発でアウトです。
思案の末、封印していた補助ロープを初投入します。
7mmφx10mを立木にかけて回収のため二重にします。
ロープ端部はすっぽ抜け防止のため、エイトノットでコブを付け、端部はもやい結びで握れるよう輪っかにしました。
これがあれば下りの細い滑り台も難なく下れます。
3回付けなおして、しめて約15m降下。
ロープを纏めてふと先に目をやると、何と細いトラバースの先は足場の細い岩場の登り。勿論、落葉だらけです。
取り付きまで行ってしばし思案しますが、無理は止めておきましょう。
と言っても、戻りも、あの滑り台をロープで下ってしまったので登ることは難しそうです。岩場の右手(西)を覗いたら急な断崖でとても下れません。
左に30mほど下れば目の前の岩場は迂回できそうですが、落葉下りに時間かかりすぎて、もはや帰りのバスの時間に厳しい感じだし、この先で手こずったら日没アウトな可能性も否定できません。
GPSや地図睨めて、左(東)の谷筋を標高差200mほど下れば点線ルートを目指すことにしました。谷筋を下るのは本来避けるべきと言われていますが、可能なら途中で稜線に出ることにして、下り始めます。途中から真新しい複数の踏み跡が確認できます。最近ここを下った方がいるんだ、と妙に安心しました。
50m程下ると沢筋。倒木が5本ほどありましたが、下や上から乗り越えます。幸いにも滝はなく、しばらくで沢脇に歩道が出てきました。
歩道は次第には幅広くなり、ついに明らかなルートになります。2km程ダート路歩きで舗装路に出ました。
栃木市コミュニティーバスの時刻表を事前に見ていたので、星野御嶽山入口BSで18:10が最終。車道歩き7.2kmですがグー〇〇MAPで1時半と出ます。間に合った!
無事バス停に半時間前に到着できました。
反省の山行になりましたが、無事下山できたことは何よりも幸運だったと神様に大感謝です。いつかあの先を確認に行きたいです。落葉の時期は外して。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
落ち葉の時期の山は危険が潜んでますね。
無事下山なによりです。
私も台風の倒木で巻き道巻き道で登山道に戻るあとひと登りが落ち葉と岩の
急登で肝を冷やした事があるのでShuMaeさんの落ち葉の岩場のお写真が
その時を思い出して恐ろしくなりました。
ご無事でホッと、お疲れ様でした!
あんどうのうえんさん、こんばんは。
落葉の時期は注意が必要ですね
初ロープで楽に下れたまではよかったのですが、その先で行き詰ってしまって、戻ることもままならず、エスケープできない場所だとまさに危なかったと思います。
ここ一発の下りでロープは有用ですが、途中での安易な使用は考えさせられました
無事下山できて感謝です
あんどうのうえんさんも落葉の急登で肝を冷やされたことがあるのですね。
一瞬ですが、肝を冷やす瞬間って気持ち悪くて妙に記憶に残りますよね
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する