七面山・身延山 信仰の山で心身清らかに
- GPS
- 29:15
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 2,125m
- 下り
- 2,529m
コースタイム
6:30身延駅7:00−バス→7:50七面山登山口・赤沢入口
8:00神通坊(七面山北登山口)→9:45安住坊9:50→11:10明浄坊11:15→11:50雨畑分岐→12:05奥の院12:20→12:40敬慎院12:55→14:00七面山14:15→14:45希望峰14:55→15:25七面山→16:00敬慎院(宿泊)
17:00より夕食、18:30よりお勤め、20:00境内見学、21:00消灯、22:00就寝
2日目:下山2時間20分(休憩含む)
5:00起床、6:10随身門にてご来光、6:30お勤め、6:45朝食
7:30敬慎院→9:20肝心坊→9:50神力坊(七面山表登山口)
身延山へ3時間15分(休憩含む)
表登山口10:20-タクシー→11:00十萬部寺
11:05十萬部寺→11:20感井坊(昼食)11:40→12:10奥の院(身延山山頂)12:40→12:50法明坊→13:20三光堂13:30→14:00久遠寺→14:20三門
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
帰り:下部温泉に寄ったので御坂に入り河口湖ICを利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●身延駅 身延駅の駐車場は、第4駐車場まであり、2時間まで無料。それ以上の場合は1日500円を支払います。今回は1泊2日なので1,000円。身延駅のロータリーより奈良田行きのバスに乗ります。本数が少なく7時を乗り逃すと11時までないので早めに出ました。駅の外にトイレあります。駅付近にコンビニはないので途中で寄りましょう。 ●七面山北登山道〜敬慎院 登山道は敬慎院まで50丁に区切られて道標があります。 休憩箇所が随所にあり、トイレも数箇所あります。歩きやすい登山道ですが、山頂まで標高差1660mあり急登が続きます。明浄坊より富士山の展望が良いです。また、枝越しに南アの陵線が見えます。 この先、雨畑分岐付近から凍結箇所がありましたのでアイゼンが必要です。 奥の院では、休憩場所にご自由にとお茶が置いてありました。お賽銭を入れて一服します。奥の院にも5,000円で宿泊できるようです。あまり広くないですが、富士山の展望も良いです。 敬慎院まで平坦な20分の道が続き、凍結していました。 ●敬慎院〜七面山〜希望峰 積雪が多くなりますが、踏み固められているため歩き易いです。途中大崩を横に観ることが出来ます。山頂は道標2つ(1つは山梨百名山)と三角点ありました。展望はありません。 さらに希望峰に行きましたが、ここから先は踏み跡が少なく場所により膝上まで潜ります。荷物をデポして軽身で行きました。希望峰からは南アの聖岳から北岳まで見えます。 ●敬慎院 日蓮宗の宿坊です。かなり広く百人程度宿泊できるのではないでしょうか。今回は25人程度の宿泊者でした。宿泊料5,200円也。 今回は6人で行きましたが結構大きな1室を使わせてもらいました。コタツと暖房器具もあります。また、就寝時には湯たんぽも用意してくれました。 風呂に入れます。浴槽は5人で一杯くらい。石鹸はなし。ドライヤーもありません。 特徴として、朝夕のお勤めがあります。お勤めとは、お参りすること。夜はご開帳からお勤めまで約1時間30分くらいだったでしょうか。 朝夕の食事は精進料理(写真参照のこと)ご飯、味噌汁はおかわりできました。生ぐさもの(魚・肉)の持ち込みは禁止です。 お勤め中に布団を敷いてくれ9時消灯、5時30分起床です。その後お勤めがありますが、ご来光を見に行く人は見終わってからで良いそうです。 随身門の広場からの富士山の展望は抜群です。 ●七面山表登山道 登山道は敬慎院まで50丁に区切られて道標があります。通常はこちらからピストンされる方が多いです。50〜35丁付近は凍結箇所がありアイゼン必須でした。歩き易く危険箇所はありません。休憩箇所が随所にあります。 ●身延山 計画では赤沢かあ歩いて十萬部まで登る予定でしたが、メンバーの意見を取り入れタクシーで夏秋から入りました。表登山口から十萬部まで6,000円也。 こちらから登る人は少ないようで道、感井坊は荒れていました。山頂までは1時間もかかりません。こちらも奥の院があり、北側には身延山道標(山梨百名山)と南アの大展望があります。ロープウェイがあります。 久遠時に続く登山道は結構急登ですが、整備されており歩き易いです。途中にトイレも数箇所あります。 ●温泉 今回は下部温泉の下部温泉会館にて汗を流しました。400円也。 貴重品入れは風呂に入る前に鍵付ロッカーがあります。 シャンプー、ボディーシャンプー有。浴槽は5人程度であまり広くありません。露天風呂無し。 |
写真
感想
私は富士を見る山が好きで色々と調べては登りますが、その中でもダイアモンド富士が見れる場所には特に行きたいと思っています。ちょうどお彼岸に富士の頂上からご来光を拝める七面山。これは行くしかないと数年前から温めていましたが、ようやく実行できました。今回は七面山だけでは勿体無いので2日目身延山も登りました。
七面山、身延山の二山を登るためにどうすれば一番良いか考え地図と睨めっこしながら考えたコース。身延駅にマイカーを駐車しバスを使う変則周回ルート。本来であればバスのみで完結する予定だったが、メンバーの要望もあり七面山表登山道からはタクシーで十萬部へ。また身延山の三門よりバスの予定だったが、バス停留所を間違えタクシーを使うことになってしまった。
北登山道は、通常使う人が少ないということでもっと山らしい登山道を想像していたが、整備され各場所ではトイレ、水場もあり歩き易かった。とは言え、地図を見ていて覚悟はしていたがなかなかの急登だ。途中枝越しだが白銀の南アが見えるのは素敵。
1600m付近になると凍結箇所が出てきて、普段あまり使用しない6本爪アイゼンを使うが、凍結箇所には非常に心強い。ほぼ予定通りに敬慎院に到着し、七面山を目指す。山頂は展望がないが、希望峰まで足を運ぶと南アが見える。特に双耳峰の笊ヶ岳、数年前に登っているだけあって近くで見れて感慨深い。
敬慎院への宿泊は、初宿坊ということもあり非常に楽しみにしていた。実際に清潔感があり、暖房・コタツもあり部屋は暖か、風呂で汗も流せとても快適な環境。また、朝夕のお勤めも無信教の私にとっては心が清らかになる体験だった。精進料理も質素ではあるが、般若湯(日本酒)もあり満足。夜は持参のお酒でゆっくり過ごせた。
そして念願のご来光。随身門から見る富士山は大きく、お彼岸3日前ということで富士山頂少し右から太陽が出てきたが、この神々しい景色を目の当たりにすると心身ともにパワーが注入された気がした。
身延山は、赤沢より歩く予定だったが、下山して足が疲れたとのメンバーの意見に配慮し夏秋からタクシーで十萬部に入った。結構急な道で岩が崩落しており心配だったが何とか無事に到着。タクシーの運転手さんには感謝。身延山頂からは、富士山こそ雲で見えなくなっていたが、北展望台からの南アの景色は素晴らしかった。これがロープウェイで登ってきて見れるのだから贅沢だ。
今回は、また新鮮な登山体験ができた。富士の手前の天子山塊、竜ヶ岳〜毛無山までは歩いたがいつか富士宮まで続くこの山塊を縦走したいと思った。
コメント
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YAMA555さん、はじめまして
敬慎院の方と少し話をしたのですが、北参道は夏でも人が少ないですよ、とのことでしたが、
ほんの10分ぐらいの差で、同じコースを歩いていたのですね。
レコを拝見すると、七面山〜敬慎院の間ですれ違っているはずなのですが、
6人パーティーは全く記憶にありません(最高でも3人パーティーだったと思います)。
お寺の方がもう少しでダイヤモンド富士ですよ、と言っていましたが、
ほぼほぼダイヤモンド富士で、泊まった甲斐がありますね。
私も西側から見る富士山に、改めて感動した山行でした。
hirokさんはじめまして。
お彼岸から3日間前なので富士頂上からのご来光は間違いないだろうと思っていましたが、ご来光は写真の通り右よりでした。私は早朝空の色が刻々と変わっていく景色が好きで、今回は登った甲斐がありました。
メンバーの体力が異なっていたため、敬慎院からの登りは希望峰まで行く人と七面山までの人で3人パーティーに分けて行動してました。先行3人パーティーの一人が私です。
西側からの富士良いですよね。笊ヶ岳もテント泊で登りましたが頂上からみる富士、南アは素晴らしいです。
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