横岳西璧 裏同心ルンゼ〜大同心北西稜
- GPS
- 11:06
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,670m
- 下り
- 1,695m
コースタイム
天候 | 快晴のち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
写真
装備
個人装備 |
50m80ダブル2本
180スリング2本
120スリング4本
60スリング2本
アルパインヌンチャク7本
13スクリュー3本
17スクリュー1本
カム#0.5〜#3
クオーク
リンクス
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感想
師走に入り、山では厳冬の時期に入り氷雪により次々と閉ざされたルートの扉が開き始め、アルパインを志す者にとっては本格的なシーズン到来。
関東圏直近で最も早く開かれるであろう八ヶ岳へ、さっそく雪山を楽しみに行ってきました。
今回、足慣らしにアイスから登攀し欲をなしドライへと継続すべく、裏同心ルンゼより大同心北西稜へラインを取り、自然な直線的なラインを目指します。
早朝、日の出前よりアプローチ開始。八ヶ岳にしては比較的暖かい中、通いなれた林道を額から伸びる一筋の明かりを頼りにアプローチ開始し鉱泉にて朝日を迎えます。
朝日より明るくなった周囲を確認するも鉱泉周辺は積雪は殆ど無く、上部の横岳西璧周辺にも積雪は無い状態。
期待外れも有るものの鉱泉にて登攀準備をした後、裏同心への取り付きへ高度を上げ最終調整をした後登攀開始。
【裏同心ルンゼ】
(今回は上部大同心へ継続する予定なので時短優先しコンテにて登攀)
裏同心の詳細にては略式にて記載。全体的に氷質は例年通り。
F1、2 水氷。特にF2は上部流水が有った。 ロープはこの区間でゴボウになる
F3、4 氷質は安定する
F5 登攀可能だが氷が薄くラインは限られる。
大同心稜までのガリー 氷結状態は裏同心の中で一番良好。(裏同心、事実上の登攀終了点)
【大同心北西稜】 ( )内は個人的な体感 ロープスケル
1P(⁻ 50m) 顕著なピナクルを目指し凹角状にラインを取る。短いが草付が所々現れ以外に悪い。ピナクルまで約25m程で終了点が有るが、そのままバンド伝いにロープを延ばしコーナー(カンテ)へ延ばすとアンカーにてピッチを切る
2P(⁻ 50m)ルンゼ状を右のリッジ沿いに高度を上げる
3P(掘30m)引き続き右のリッジ沿いにルンゼ状を詰める
4P(⁺ 30m)出だしは傾斜が緩く感じるが、高度を上げるにつれ立って来る。上部抜け口付近にて草付になるが、草付付近が一番悪い。若干ランナウトする為、4P目がメンタル的には核心に思える
5P(検50m)3m程右のフェースへトラバースした後凹状へライン取り、凹状を抜けるとルンゼを詰め上部灌木混じりの草付へ
6P(供50m)上部核心のワイドクラック目指し雪稜を詰める
7P(后30m)短いワイドクラックの通過。薄く被っているがホールドスタンスは豊富、ハンガーが打って有るので豪快に抜ける。ザックが有ると邪魔に感じる。ワイドクラックを抜けると階段状の草付を登り切れば大同心の頭へ突き上げる
終了点である大同心の頭に立つと、終始日の当たらなかったルートから一気に解放され暖かい陽が降り注ぎ、更に高峰の峰々の展望が広がりまるで出迎えられた様な中、強風の為早々に下山開始。
頭より懸垂した後、大同心稜より高度を下げ下山しました。裏同心より大同心北西稜へと直線的なラインを引け、充実した山行となりました。
コメント
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こんにちは。。。
そろそろアイスレコがあがるやろうなぁと思っておりました^ ^
やはり裏同心ですね♪
今年もまだまだ暖かさが続くアイスシーズンが始まりましたが、氷結も程々で楽しまれたご様子、こちらも楽しませて頂きました(^^)
予定では私も今日から、八ヶ岳入り・・・
でしたが、今シーズンは絶望的です_φ(・_・
この冬も、たくさんレコ上がるの楽しみにしています♪♪♪
お久しぶりですね
この時期間違いなくアイスを楽しめるのは、やはり裏同心ですからね
裏同心から大同心へと継続し今回はちょっと充実した山行を楽しめました
八経ヶ岳のレコ拝見しました。災難でしたね ただ命に関わらなく良かったです。
足首の骨折ですので無理をせず確実に治癒し山に復帰してください!!
私も安全に気を付け山に入ります。
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