【荒島岳(福井・1523m)】樹氷に時々展望、下りは尻セードで雪山を満喫
- GPS
- 05:15
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,331m
- 下り
- 1,333m
コースタイム
7:04(0:40) リフト終点
7:25(1:01) トトロの木
7:53(1:29) 山頂まで2km表示
8:17(1:53) シャクナゲ平
8:42(2:18) 1.3km地点
9:22(2:58) 山頂
9:53(0:00) 山頂
10:28(0:35) シャクナゲ平
10:53(1:00) トトロの木
11:03(1:10) リフト終点
11:42(1:49) 登山口
天候 | 曇りときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道158号線沿いにある。駐車場、登山ポスト、トイレあり。 ただし、トイレは冬季閉鎖。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況 今年は積雪が多い上、4月並みの陽気の日もあり、 西側斜面はところどころ、雪の割れ目ができていました。 雪崩の危険もあるため、 例年では、シャクナゲ平をショートカットして、 西側斜面をトラバースするルートがあるのですが、 さすがにトレースはなく、夏道に沿う道になっていました。 シャクナゲ平から頂上にかけては、 アイゼン、ピッケルがあった方が良いと思います。 登山ポスト 登山口の電話ボックスにあります。 下山後の温泉 白峰温泉総湯 石川県白山市白峰 大人650円/人 |
写真
感想
週末の天気は「曇りときどき晴れ」とまずまず。
水墨画の世界を見に行くことになるかも知れないけど、
荒島岳に行ってみようと思いました。
岐阜から東海北陸自動車道に乗って白鳥で下りて、
それから国道158号線へ行きますが、
長良川SAを過ぎてから気がつきました。
「さっきのサービスエリア過ぎたら、食材調達できない」
油坂峠から先はコンビニがあったようには思えず、
ふくべヶ岳パーキングエリアへ立ち寄ってみると、
屋台が開いたところでした。
カレードーナツと明宝フランクを買って調達完了。
カドハラスキー場を目指します。
カドハラスキー場では、1台も車が停まってなくて不安でしたが、
登山届けを書いて出発してふと振り返ると何台か停まってました。
最初は、スキー場のゲレンデの登り。
結構傾斜がきついので、あえてゆっくり目に登ります。
リフト終点へ向かう石ゴーロの登りの途中から雪がついてました。
まだ、標高が低いので、踏み抜きまくり。
踏み固めたトレースを選んでひた歩きます。
リフト終点からは登山道。
ときどき融けて、夏道が出ているところがあります。
かと思えば、雪が割れているところも。
今年は積雪量が多く、気温の上下が激しかったためでしょうか。
確か、この山でも犠牲者が出たはず。
西側斜面は、雪崩の巣になっている可能性が高いな。
あまり西側に近づかないように歩いていこう。
割れ目を見ながらそう思いました。
トトロの木まで来ましたが、夏道がさらけ出てます。
ただ、まだ朝早く気温がそれほど上昇していなかったので、
踏み抜きがなかったのが幸い、
割と自分のペースを守りながら歩いていけます。
シャクナゲ平への長く急な登りに入りました。
さすがに数歩いっては深呼吸の繰り返し。
やはり、冬限定のショートカットコースはなかったようです。
まあ、あってもシャクナゲ平まで行こうと思いましたが。
シャクナゲ平を過ぎて下り、もちが壁の手前で小休憩。
アイゼンを装着し、ストックもピッケルに替えます。
もちが壁を登ると青空が見え、白山が見えてきました。
立ち木にも霧氷がついていて、言うことなしです。
一番乗りということもあって、
何もトレースがないところを歩くのはことのほか気持ち良いです。
山頂に着きました。
標識はかろうじて顔を出しているだけ、2m近くの積雪でしょうか。
風が強いので、祠の裏で昼食です。
ウエアを着込んで、ふくべヶ岳パーキングエリアで買った、
カレードーナツ、明宝フランクを食べます。
食べている間に、ガスに包まれてきました。
後続の方を待っていましたが、寒さに耐え切れず、
30分ほどで下山開始です。
下山からは、ストックもピッケルもザックの後ろにしまいこんで、
持ち出したのは、ヒップソリ。
トレースがついていない、あまり危険でない場所を選んで、
尻セードで下りていきます。
た、たのし過ぎる!
下りていく途中で何人もの登山者と行き会いましたが、
数人に一人は必ず、
「これ、楽しそうですね」と声をかけられました。
シャクナゲ平でアイゼンをはずします。
こまめに、尻で下りていきます。
すっかりボトムはビショビショに。
リフト跡からは、尻セードの超ロングコース。
元スキー場のコースだけあって、傾斜も適度で楽しい、楽しい。
登りは苦痛だった斜面も楽しく下りることができました。
ところが・・・。
雪の斜面をおりきって、岩ゴーロの道を下り始めると、
ストックの1本がなくなっていることに気づきました。
しかたないので、リフト終点まで登って、なかったら諦めようと思って、
登り返してしばらく行くと、ストックを発見、事なきを得ました。
そこからは、再び尻セード。
最後の岩ゴーロの道は、ラクラクでした。
雪がないときであれば、さんざん木の根の道や岩ゴーロの道を
歩いた後なので疲労もピークなところですが、
今回は、しんどいところは危険でなければ尻で下りたので、
足の疲れはありません(笑)
尻セードはやっぱり楽しい。
下山後のお楽しみは、このまま石川へ行くので、
途中にある白峰温泉総湯へ。
檜の香り漂う温泉で汗を流しました。
ヒップソリを持っていったのは大正解でした。
また、来年も尻セードを楽しみたいと思います。
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