極寒の八ヶ岳で雪山テント泊 アイスキャンディーと硫黄岳
- GPS
- 12:36
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,303m
- 下り
- 1,311m
コースタイム
- 山行
- 3:34
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 3:35
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 2:55
- 合計
- 8:49
天候 | 19日は曇り時々晴れ 20日は曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新雪でふわふわ 硫黄岳の山頂付近は風が強く感じましたが、まだマシな方なんだとか。 赤岳鉱泉まで行きは冬靴に何もつけず 帰りは軽アイゼンつけました。 |
その他周辺情報 | もみの湯 |
写真
感想
八ヶ岳で雪山テント泊をしてみたい!
マイテントを買ってから、まだ
雲取山
燕岳
でしか、テント泊の経験がないのに、
そう思ってしまったのです。
初心者向けの天狗岳か悩みましたが、
今回同行してくれるメンバーが経験者だったこともあり、硫黄岳にしてみました。
おりしも19日は赤岳鉱泉名物アイスキャンディーの解禁日!まだ、外岩クライミングも未経験な私ですが(ジムでは一回だけトップロープの経験あり)、経験者が教えてくれるとのことで、初チャレンジしてみました。アイスアックス持つの初めて!
アイスキャンディーの経験者は、メンバー中1人だけだったので、他の3人は経験者のお手本を見て、注意事項を聞いた後、順番にチャレンジしていきます。
女性4人のグループは珍しいらしく、1番若い20代前半のメンバーが登攀中は、ギャラリーにたくさん写真を撮られてました笑
サングラスとヘルメットで顔が分からないから、まぁいいか笑笑
私以外の2人の初心者は、クライミングやボルダリング経験者なので、初めてとは思えないくらい上手に登っていきます。
私も、超初心者ながら、登りやすいルート設定とメンバーのアドバイスのおかげで、なんとか上まで登れました!!
アックスがカツッときいたときは気持ちいい!
でも、まだ足元に不安があります。
アイゼンの爪を上手く引っ掛けられません。
うーん、またやりたいなぁ!!
時間ギリギリまで遊んでから、テントで夕ごはん。メンバーのMちゃんが、美味しい味噌豆乳鍋を作ってくれました!!
あったまるー!やっぱり雪山では鍋ですね。
2人用テントに2人づつ、冬は荷物が多いのでパンパンです。外に出すと何でも凍ってしまうので、登山靴もテントの中へ。
女性2人でこんなに狭いなら、大柄な男性2人で2人用テントはどんなことになっちゃうんだろう?
シュラフはモンベルの3番しか持っていなかったので、イスカのエア 130Xという薄いシュラフをお借りして、重ねて使うことに。
これ、すっごく薄くてコンパクトなのに暖かいです。
また、今回はマットも、クローズドセルとエアマットの二重使いにしてみました。
すごい!お尻が冷たくない!!
結果、11月に燕岳でテント泊した時よりも暖かく眠れました♪1つのテントで2人が寝てるっていう暖かさもあるかもですね。1人だったら寒かったかな?
朝起きると、テント中に霜がはってキラキラ綺麗でした。急いで朝ごはんを作って食べて、温まったら出発の準備!硫黄岳に向かいます。
残念ながら曇り空ですが、登ってるうちに晴れるかも?と希望をもって、もふもふの新雪の上を歩きます。真っ白でキレイだなぁー。
硫黄岳に向かう道の樹林帯、とっても歩きやすいですね。傾斜も程よい感じ♪
稜線までは、12本爪アイゼンとストック。
稜線から先は風が強いので、ピッケルに持ち替え、バラクラバとゴーグルも身につけます。
ここで、私のインナーグローブが行方不明に。
(結果、首から下げたサコッシュに入ってました…なぜ見つけられないのか苦笑)
指先が冷たくて痛くなってきたので、マグマ(超あったかいカイロ)をテムレスに入れていざ!稜線へ。
硫黄岳、いつもよりは、風がひかめえだったと経験者の子は言ってましたが、風が痛い!!
バラクラバの息がかかる箇所がどんどん凍ります。口周りが冷たい!!
ゴーグルも凍ってしまって、前が見えない!!
うーん、装備を要検討ですね。
私、息を吐きすぎなのかしら??
山頂までの道は、そんなに難しい箇所はなく、稜線にでてからはすぐに山頂に到着。
トレースが風で飛ばされてしまうので、ちょっと道に迷った箇所がありましたが、経験者の子がいたおかげですぐにルートに戻れました。
頼もしいー!
山頂は残念ながら展望ゼロ。
写真だけ撮ってすぐに下山します。
樹林帯に戻ってからは、ホッと一息。
カチカチに凍った装備を外して、気持ちよく下山。新雪の中をさくさく降りるの気持ちよかったなぁ。途中尻セードにぴったりな場所を見つけて、みなで滑り降りました!楽しい〜♪
新雪のおかげで、すっごくよく滑ります。
下山は登山よりも、もっとあっという間。
テント場に帰ってきて、撤収の準備です。
これが大変。
凍りついたテントやプラティパス、あれこれをザックに詰めるけど、入らない笑
きた時は余裕だったザック、パッツパッツです!
氷のつぶを含んで、何もかもが膨張してる笑
無理矢理片付けてるうちに、オーバークラブでは作業しづらくて、素手になってしまいました。
テント撤収完了した頃、手はかじかむを通り越して、痛くて痺れるーー指先がちょっとどす黒い?
あわわ、硫黄岳でも大丈夫だったのに、テント場で凍傷になりかけてしまった!!
赤岳鉱泉でビーフカレーランチをいただく間、ストーブで指先をあたためました。
その後も右手の指先が痛すぎていうことを聞かないので、ずっとマグマで保温。
左手だけでは、靴を履くのもザックのベルトを止めるのも一苦労。
メンバーに手伝ってもらいつつ、美濃戸口まで下山します。
メンバーのIさんは、やはり硫黄岳で足の指が凍傷になってしまったことがあるそうで「痛いうちはまだ大丈夫。ヤバイのは突然痛みがなくなった時だよ」と言われ、ホッとしました。
Iさんは突然痛みが無くなり、足が慣れたのかな?と思っていたら、下山後、足指が真っ黒だったそうです。恐ろしや。
美濃戸口に着く頃には、指の痛みはだいぶ落ち着きました。あぁ、両手が使えるってなんて便利なのー。
下山後、もみの湯という日帰り温泉でゆっくり冷え切った身体をあたためます。
ただ、右手をお湯につけたら激痛!
右手だけお湯から出す謎スタイルで入浴笑
さっぱりした後、高速で東京へ。
日曜の夕方なのに、道路は渋滞もなくスムーズに帰宅できました。
あぁ、雪山テント泊、思った以上に楽しかったなぁ!アイスキャンディーも体験できて大満足。
また、行きたい〜。
八ヶ岳には、まだまだ沢山の山やテント場がありますよね。うーん、次はどこに行こうかな?
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