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Yamareco

記録ID: 2822198
全員に公開
ハイキング
東海

大無間山トレッキング(田代in/out)

2020年12月27日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
10:21
距離
18.1km
登り
2,397m
下り
2,398m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:28
休憩
0:45
合計
10:13
5:01
24
5:25
5:26
79
6:45
6:48
27
7:15
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18
7:33
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11
7:44
7:45
47
8:32
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11
8:43
8:45
29
9:14
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65
10:19
10:27
45
11:12
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22
11:54
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9
12:03
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45
12:48
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10
12:58
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15
13:13
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16
13:29
13:35
67
14:42
14:46
23
15:09
15:09
5
15:14
田代登山口駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東京より高速道路(首都高〜東名〜新東名の新静岡IC)を使い、最短ルートで田代登山口駐車場まで。
※今月より、時速120kmに引き上げられた新東名を利用。快適!
コース状況/
危険箇所等
【田代登山口⇔小無間小屋】
標高差800m近い急登・直登。夜明け前スタートの場合、あまり多くないピンクテープを見落とさないように。落ち葉が積もった細い(50cm幅位)、片側が急斜面のトレイルもあり、登りも下りも慎重な歩行が必要な箇所あり。

【小無間小屋(P4)⇔P3⇔P2⇔P1⇔大崩落地⇔小無間山】
小屋〜大崩落地間はアップダウンが多く、岩々した区間も多いため、転倒・滑落注意。大崩落地の核心部は50mほどだが、最近張られた新品2本含め、4本近くロープがあり、それらを補助に慎重な登り下りが必要。大崩落地〜小無間山間は、急傾斜な区間が多く、木の根・幹・枝、つかまれるものは何にでもつかまり、着実な三点支持で登り下りを心がけたい。

【小無間山⇔中無間山⇔大無間山】
標高差200m近くを登ったり下りたり。大無間山直下は登り一辺倒だが、傾斜は緩い。基本は樹林帯で眺望がないが、落葉したこの季節は、樹間から南アルプスを望める区間も多い。何箇所か、南アルプス側(北側)、駿河湾側(南側)の樹林が開け、眺望がきくスポットもあり!
朝4時過ぎ、登山口上空には北斗七星☆
2020年12月27日 04:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
12/27 4:19
朝4時過ぎ、登山口上空には北斗七星☆
朝6時過ぎ、樹間からマジックアワー!
2020年12月27日 06:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 6:16
朝6時過ぎ、樹間からマジックアワー!
樹間より、夜明け前の富士!
2020年12月27日 06:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
12/27 6:37
樹間より、夜明け前の富士!
朝7時前、通過点となる小無間山のモルゲンロート!
2020年12月27日 06:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/27 6:54
朝7時前、通過点となる小無間山のモルゲンロート!
小無間小屋〜小無間山は、鋸歯と呼ばれるきっついアップダウンが続く!
2020年12月27日 06:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 6:57
小無間小屋〜小無間山は、鋸歯と呼ばれるきっついアップダウンが続く!
樹間よりご来光!
2020年12月27日 07:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 7:06
樹間よりご来光!
直近の山と高原地図では「道がなくなってしまった」大崩落地が見えてきた!
2020年12月27日 07:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 7:48
直近の山と高原地図では「道がなくなってしまった」大崩落地が見えてきた!
大崩落地に挑む前、今日初めて見えた南アルプス主稜線!
右は農鳥岳、左は間ノ岳!
2020年12月27日 07:54撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
12/27 7:54
大崩落地に挑む前、今日初めて見えた南アルプス主稜線!
右は農鳥岳、左は間ノ岳!
覚悟を決め、大崩落地に取り付く!
2020年12月27日 07:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/27 7:56
覚悟を決め、大崩落地に取り付く!
最近、Yamapユーザ様が張ってくれた新しいロープ。感謝感謝♪
2020年12月27日 07:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/27 7:57
最近、Yamapユーザ様が張ってくれた新しいロープ。感謝感謝♪
大崩落地を登りきって振り返ると、富士がスッキリ!
2020年12月27日 07:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/27 7:57
大崩落地を登りきって振り返ると、富士がスッキリ!
富士の右下には、先週登った愛鷹山が!
2020年12月27日 08:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 8:06
富士の右下には、先週登った愛鷹山が!
駿河湾の海岸線に続いているように見える富士!
2020年12月27日 08:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/27 8:08
駿河湾の海岸線に続いているように見える富士!
登り始めて3時間半、小無間山へ到着!なんと先客のテントが!
2020年12月27日 08:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 8:32
登り始めて3時間半、小無間山へ到着!なんと先客のテントが!
おどろおどろしい看板を横目に大無間山へ!
2020年12月27日 08:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 8:33
おどろおどろしい看板を横目に大無間山へ!
逆光に映えるサルオガセ!
2020年12月27日 08:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 8:45
逆光に映えるサルオガセ!
本日の目的地、大無間山がスッキリと!
2020年12月27日 08:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/27 8:47
本日の目的地、大無間山がスッキリと!
山頂へ近づくにつれ、残雪が現れるも、持参したチェーンスパイクの出番はなし!
2020年12月27日 09:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 9:44
山頂へ近づくにつれ、残雪が現れるも、持参したチェーンスパイクの出番はなし!
南側の駿河湾!最奥は伊豆・天城山!
2020年12月27日 09:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 9:47
南側の駿河湾!最奥は伊豆・天城山!
北側の南アルプス主稜線!
右より悪沢岳、赤石岳、上河内岳、聖岳、茶臼岳、そして間を空けて左端が光岳!
2020年12月27日 09:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/27 9:52
北側の南アルプス主稜線!
右より悪沢岳、赤石岳、上河内岳、聖岳、茶臼岳、そして間を空けて左端が光岳!
未踏の二百名山・池口岳!
2020年12月27日 09:55撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
12/27 9:55
未踏の二百名山・池口岳!
改めて、右より、悪沢岳、赤石岳、上河内岳、聖岳!
2020年12月27日 09:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/27 9:59
改めて、右より、悪沢岳、赤石岳、上河内岳、聖岳!
右はイザルヶ岳、左は光岳!
2020年12月27日 10:02撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
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12/27 10:02
右はイザルヶ岳、左は光岳!
茶臼岳〜光岳の主稜線の奥には木曽駒ヶ岳!
2020年12月27日 10:02撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
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12/27 10:02
茶臼岳〜光岳の主稜線の奥には木曽駒ヶ岳!
山頂直下は、トレースがつく程度の残雪が!
2020年12月27日 10:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 10:06
山頂直下は、トレースがつく程度の残雪が!
二百名山30座目となる大無間山へ日帰り登頂!ついに、南アルプス深南部の秘境へ到達!
2020年12月27日 10:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/27 10:23
二百名山30座目となる大無間山へ日帰り登頂!ついに、南アルプス深南部の秘境へ到達!
下山開始!山頂直下、南アルプス主稜線を望む展望スポットより♪
2020年12月27日 10:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 10:37
下山開始!山頂直下、南アルプス主稜線を望む展望スポットより♪
駿河湾もスッキリと!
2020年12月27日 10:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 10:51
駿河湾もスッキリと!
オレンジ色がいい感じの駿河湾!
2020年12月27日 10:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 10:52
オレンジ色がいい感じの駿河湾!
大崩落地まで戻ってきました!まずは雄大な富士!
2020年12月27日 12:27撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
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12/27 12:27
大崩落地まで戻ってきました!まずは雄大な富士!
朝は逆光でしたが、昼過ぎは順光です!
2020年12月27日 12:27撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/27 12:27
朝は逆光でしたが、昼過ぎは順光です!
核心部に張られたロープ!新旧4本あります!
2020年12月27日 12:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 12:34
核心部に張られたロープ!新旧4本あります!
まさに命綱!何本か使わせてもらい、慎重に下ります!
2020年12月27日 12:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 12:35
まさに命綱!何本か使わせてもらい、慎重に下ります!
下りきった!ココ、日々落石、崩落してて、そのうち道がなくなってしまいそう、そしたら大無間山は閉ざされてしまいますね…。
2020年12月27日 12:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/27 12:38
下りきった!ココ、日々落石、崩落してて、そのうち道がなくなってしまいそう、そしたら大無間山は閉ざされてしまいますね…。
大崩落地の全貌!山頂は小無間山!
2020年12月27日 12:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/27 12:45
大崩落地の全貌!山頂は小無間山!
再び鋸歯へ突入!まずはP1!
2020年12月27日 12:47撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 12:47
再び鋸歯へ突入!まずはP1!
そして標識のないP2!
2020年12月27日 12:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 12:57
そして標識のないP2!
そしてP3!
2020年12月27日 13:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 13:13
そしてP3!
そしてP4(小無間小屋)へ到達!ここからは下り一辺倒♪
2020年12月27日 13:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 13:29
そしてP4(小無間小屋)へ到達!ここからは下り一辺倒♪
小屋内には「きつい、つらい」等の書き込みが多い、通称ネガティブノートが!
私は素晴らしい眺望を中心にポジティブノートとして書き込みましたよ〜♪
2020年12月27日 13:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 13:30
小屋内には「きつい、つらい」等の書き込みが多い、通称ネガティブノートが!
私は素晴らしい眺望を中心にポジティブノートとして書き込みましたよ〜♪
落ち葉の多い急傾斜のトレイルは、慎重に下りました!
2020年12月27日 13:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 13:49
落ち葉の多い急傾斜のトレイルは、慎重に下りました!
予定より2時間早く下山完了!二百名山の中でも日帰り難関とされる大無間山を、健脚で満喫できました!
2020年12月27日 15:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 15:14
予定より2時間早く下山完了!二百名山の中でも日帰り難関とされる大無間山を、健脚で満喫できました!
井川湖に架かる、車も通行できる吊橋・井川大橋!
2020年12月27日 15:41撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 15:41
井川湖に架かる、車も通行できる吊橋・井川大橋!
ってことで、車で渡ってみました!人も車もいない、安全を確認した上での撮影です!
2020年12月27日 15:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 15:45
ってことで、車で渡ってみました!人も車もいない、安全を確認した上での撮影です!
井川湖の最奥には、大無間山からも何度も見た二百名山・上河内岳が!
2020年12月27日 15:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 15:46
井川湖の最奥には、大無間山からも何度も見た二百名山・上河内岳が!
行ってこいで、来た道を戻ります!想像通り、相応に揺れますよ〜!
2020年12月27日 15:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 15:50
行ってこいで、来た道を戻ります!想像通り、相応に揺れますよ〜!
夕飯は富士山麓まで戻ってきたので、富士宮焼きそば!
2020年12月27日 19:33撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
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12/27 19:33
夕飯は富士山麓まで戻ってきたので、富士宮焼きそば!
そしてあさぎり温泉♨
2020年12月27日 20:14撮影 by  SO-01M, Sony
12/27 20:14
そしてあさぎり温泉♨
締めは、朝霧高原からの夜富士!山頂部の雲がミステリアス!
2020年12月27日 21:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 21:25
締めは、朝霧高原からの夜富士!山頂部の雲がミステリアス!
河口湖を通過!
2020年12月27日 22:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 22:58
河口湖を通過!
先週(12/19)、ここから御坂黒岳(三百名山)へ登ってご来光を望みました〜。まさか、2週連続で旧御坂トンネルへ来ることになろうとは♪
2020年12月27日 23:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 23:07
先週(12/19)、ここから御坂黒岳(三百名山)へ登ってご来光を望みました〜。まさか、2週連続で旧御坂トンネルへ来ることになろうとは♪
旧御坂トンネルを通過中。先週はこの上のトレイルを歩いてました♪
2020年12月27日 23:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 23:09
旧御坂トンネルを通過中。先週はこの上のトレイルを歩いてました♪
カムイみさかスキー場へ到着!
2020年12月27日 23:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 23:28
カムイみさかスキー場へ到着!
明日はここで、秘密兵器の練習をします♪
2020年12月27日 23:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/27 23:36
明日はここで、秘密兵器の練習をします♪

感想

先週、七面山(二百名山)や愛鷹山(二百名山)からも見えたオクシズ(奥静岡)エリアの二百名山・大無間山!東京からかなり遠く、高速(新静岡)下りてからも遠く、麓(井川湖)からも遠く、それでいて山頂眺望もない地味な名峰。翌12/28は降雪予報で、雪に閉ざされる前のラストチャンスと踏み、意を決して日帰りアタック!

12時間程度かかると予想し、日暮れ前の17時には下山できるよう、朝5時に出発!ヘッドライトの灯りを頼りに、さほど多くないピンクテープと踏み跡を頼りに、いきなりの急登をハイペースで直登していきます!

朝6時を過ぎる頃、樹間越しに空がオレンジに染まるマジックアワーを堪能。ほどなく夜明け前の富士も見え始めた頃、小無間小屋へ到着!この時点で予定(コースタイム×0.7)より45分早く、我ながら直登が得意だと自覚♪。

実は小無間小屋はP4と言われる鋸歯の最初の小ピークで、ここからP3→P2→P1と小ピークを越え、更には直近の「山と高原地図」では道がない扱いの大崩落地を越え、小無間山へ向かいます!

鋸歯へ侵入するや否や、右側には樹間越しに上河内岳、赤石岳、悪沢岳がちょいちょい見えます。そして正面にはモルゲンロートの小無間山、左奥には同じくモルゲルロートの大無間山まで!落葉したこの季節、もともと眺望のない和名倉山(二百名山)、七面山(二百名山)、御坂黒岳(三百名山)と立て続けに登り続けてきましたが、今なら樹間から眺望を得られ、虫やヒルもおらず、これらの残念名山のベストシーズンだと思います♪。

小無間小屋から鋸歯のアップダウンを越え、およそ1時間で、ついに難所の大崩落地に到着します。ヤマレコ、Yamapの直近レポを熟読しましたが、やはり現地に立ってみないことには緊張感、臨場感は湧きませんね。核心部はおよそ50mほどでしょうか。Yamapユーザ様(ゆっきーTAKA様)が、ごく最近(11/28)、新しいロープを2本張って頂けたようで、本当に感謝感謝です。おかげさまで、慎重に歩く限り、たいした難易度でもなく、登れます。(下りのほうが遥かに難易度が高い)

核心部を越えて振り返ると、この登山道で最高の富士がドーンと鎮座してます♪。毛無山、七面山、そしてココ。この一ヶ月で、朝イチの富士を東に見る(逆光)ことが続いてまーす♪

大崩落地〜小無間山も、かなりの急登で、木の根や幹、枝を頼りに己を引き上げるような登り方が中心になりますね。いずれにせよ、三点支持を愚直に実行すれば、危なげなく登れます。小無間小屋を発ってから1時間45分、登山口からは3時間半で小無間山へ到着です。

な、なんと…。駐車場に他に車もなく、小無間小屋へ泊まった人もいなそうなので、今日は山域を独り占めかと思いましたが…、小無間山の頂には、ひと張りのテントが!声掛けしてみるも中に人はいなそうで、この後の大無間山までのスライドを確信!なんかワクワクしてきます(笑)。

小無間山から45分で中無間山(関ノ沢ノ頭)、そこから更に1時間で大無間山です。テン泊ハイカーには、中無間山の手前で無事スライドでき、短い会話を交わしました♪。動物含め、今日山中で会った唯一の人となりましたー!

大無間山に近づくと、ちょいちょい樹林が少しだけ途切れる所が現れ、南アルプス主稜線(北側)、駿河湾(南)が望めるスポットが何回か!この季節だと、樹間から得られる眺望、結構多いですね、予想通り♪。

そして登山口から5時間半、予定より1時間20分早く、大無間山へ到着!山頂眺望はないですが、やはり日帰り難関とされる山(平ヶ岳、幌尻岳など)へ朝早く発って登頂できると、嬉しさ百倍ですね。

中無間山で軽くランチし、あとは黙々と下ります。と言っても、鋸歯が待ち構えてるので、下り一辺倒じゃ、全然ないんですが。鋸歯以前に、大崩落地を通過しないといけません。ここはロープを頼りに、とっても慎重に下りましたが、自身の歩行を起因とした落石や砂埃は避けられません。日々崩落していくのを目の当たりにし、いつか「山と高原地図」の通り、道がなくなってしまいそうな、そんな予感をプンプンと感じさせる、消滅間近な実感があります。もし、ここが完全に崩落し、登山道が寸断されたら、大無間山への登頂は今後困難を極めるかと思います。。。

鋸歯を飄々と越え、小無間小屋のノートにもヤマレコハンドルネームで記入し、小屋からの下り一辺倒は颯爽と歩きます。結果、予定(コースタイム×0.7)より2時間近く早く下山できました。我ながら健脚っぷりをいかんなく発揮した日帰り登山となりましたー♪。

下山後は、井川湖に架かる吊橋・井川大橋を"車で"渡り、静岡市経由で、先週(12/19)に登った三百名山の御坂黒岳のふもと、カムイみさかスキー場へ向かうため、富士山横&河口湖を通り、山梨・石和方面へ。それにしても、先週、旧御坂トンネル入口の登山口からトンネル上を歩いて登山したのに、2週続けて今度はそのトンネルの中を車で通行するとは、自分でもビックリです(笑)。

大無間山、奥深いです。ただ、一生に一度で十分な山でした〜。

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