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Yamareco

記録ID: 284089
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

五百円札に描かれた富士山の撮影地 : 雁ヶ腹摺山(金山鉱泉からピストン)

2013年04月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:40
距離
11.1km
登り
1,339m
下り
1,334m

コースタイム

金山鉱泉登山口6:45ー林道終点地点7:05ー7:45金山峠7:55ー百間干場8:00ー奈良子林道9:05ー10:15【雁ヶ腹摺山山頂】(ブランチ休憩)11:10ー姥子山登り口11:35ー11:40奈良子林道11:45ー百間干場12:20ー金山峠12:30ー大垈山西肩12:50ー13:25金山鉱泉登山口
天候 上空は雲ひとつ無い快晴なれど、富士山には雲が。
気温 金山鉱泉登山口6:30 5℃ 雁ヶ腹摺山10:15 10℃
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自宅(府中市)5:30ー中央道ー大月ICー国道20号線、県道浅利金山線ー6:30金山鉱泉登山口 66km
国道20号線から金山鉱泉方面への案内板なし。さらに、古いカーナビ(私のは3年前製)では浅利線の新道に対応しておらず、2km10分のロス発生、注意要す。金山林道、遅能戸から3.5キロは、幅員狭く、対向車が来たらアウト。金山鉱泉山口館の約50m先右側に5〜6台の駐車スペースあり。ちょうど、ここが登山口。
コース状況/
危険箇所等
 登山ポストは金山鉱泉登山口に立派なモノあり。下山後の温泉は、登山口の前に創業明治35年の金山鉱泉「山口館」があります。入浴料500円です。
 登山道の状況は、大月市が秀麗富嶽十二景の1番山頂に雁ヶ腹摺山をしているだけあって、要所要所に道標が設置され危険箇所は特にありませんでした。しかし、尾根への山腹急斜面では踏み跡が薄く道を外れる事しばしばあり。約7時間の山歩きで、出会ったのは山頂付近での3組5人だけでした。

[金山鉱泉登山口〜金山峠] 60分
 金山峠へは、尾根コース(コースタイム1時間45分)と沢沿いコース(1時間30分)がありますが、本日は沢沿いを選択。車両進入禁止の金山林道を20分 歩くと林道終点となり、ここからが登山道です。沢を小さな木橋で6回渡ると峠へのザレた急登となります。
[金山峠〜白樺平] 1時間30分
 峠から10分下り百間干場へ。奈良子林道を10分歩くと登り尾根への分岐です。60分程尾根道を行き、林道を横切り階段を登り雨量計を過ぎれば白樺平です。
[白樺平〜雁ヶ腹摺山山頂] 50分 登り計3時間30分(休憩20分含む)
 ここからブナ林の中、展望のない急登となります。目指す山頂が見えない上りは疲労が増します。やがて草原に出ればまもなく山頂です。

[雁ヶ腹摺山山頂〜金山峠] 1時間20分 
 山頂から白樺平まで下りは20分。さらに5分下ると姥子山への分岐点のある奈良子林道です。林道を5分歩き登り尾根分岐へ。尾根道を30分歩き百間干場、登り返し15分で金山峠に戻ります。登りは2時間20分かかりました。
[金山峠〜大垈山南尾根〜金山鉱泉登山口] 55分 下り計2時間15分
 峠から大垈山西肩まで最後の登り20分です。ここにきての登りはかなりきつく感じます。ここから登山口まで標高差400mを30分で一気に下ります。ジグザグ道の急坂は半端なく膝にきます。
6時45分。金山鉱泉から雁ヶ腹摺山への登山口です。林道沿いに5〜6台駐車可。案内板の右を下り沢を渡ると尾根コース。直進が沢沿いコースです。
2013年04月13日 06:29撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 6:29
6時45分。金山鉱泉から雁ヶ腹摺山への登山口です。林道沿いに5〜6台駐車可。案内板の右を下り沢を渡ると尾根コース。直進が沢沿いコースです。
金山林道の土砂崩れ。当然通行止です。
2013年04月13日 06:58撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 6:58
金山林道の土砂崩れ。当然通行止です。
金山沢をこんな木橋で6回渡り返します。
2013年04月13日 07:13撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 7:13
金山沢をこんな木橋で6回渡り返します。
西沢渓谷のミニチュア判です。
2013年04月13日 07:20撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 7:20
西沢渓谷のミニチュア判です。
金山峠へのザレた急坂。
2013年04月13日 07:33撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 7:33
金山峠へのザレた急坂。
金山峠。道標の後ろから登って来ました。
2013年04月13日 07:45撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 7:45
金山峠。道標の後ろから登って来ました。
峠から10分で林道に下り立つ。百間干場。
2013年04月13日 07:58撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 7:58
峠から10分で林道に下り立つ。百間干場。
百間干場から10分でこの先右に登り尾根入り口です。
2013年04月13日 08:03撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 8:03
百間干場から10分でこの先右に登り尾根入り口です。
登り尾根を60分登ると奈良子林道に出る。林道を横断し階段を登って白樺平に向かう。
2013年04月13日 09:03撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 9:03
登り尾根を60分登ると奈良子林道に出る。林道を横断し階段を登って白樺平に向かう。
尾根道から、常に富士山が見えますが、木々がずっと邪魔です。
2013年04月13日 09:07撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 9:07
尾根道から、常に富士山が見えますが、木々がずっと邪魔です。
雨量計。この施設は雨量を無線で城山ダムに知らせるものですと、神奈川県企業庁の説明。
2013年04月13日 09:11撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 9:11
雨量計。この施設は雨量を無線で城山ダムに知らせるものですと、神奈川県企業庁の説明。
10時15分。雁ヶ腹摺山山頂(1874m)です。足元には霜柱が。
2013年04月13日 10:21撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 10:21
10時15分。雁ヶ腹摺山山頂(1874m)です。足元には霜柱が。
山頂南側斜面の草原越しに見る富士山。昭和17年11月に、ここで撮影された富士山が五百円札裏の原画にされました。
2013年04月13日 10:24撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 10:24
山頂南側斜面の草原越しに見る富士山。昭和17年11月に、ここで撮影された富士山が五百円札裏の原画にされました。
昭和44年11月発行の五百円札C号券。昭和57年に500円硬貨の発行後、すっかり見なくなりました。富士山の手前には滝子山、三ツ峠山。
2013年04月13日 10:26撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 10:26
昭和44年11月発行の五百円札C号券。昭和57年に500円硬貨の発行後、すっかり見なくなりました。富士山の手前には滝子山、三ツ峠山。
昭和26年4月発行の五百円札B号券。富士山の左には越前岳、右には毛無山。さらに右に南アルプスの展望が。
2013年04月13日 10:26撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 10:26
昭和26年4月発行の五百円札B号券。富士山の左には越前岳、右には毛無山。さらに右に南アルプスの展望が。
山頂南側斜面の草原で富士山を眺めながらのブランチは、最高です。
2013年04月13日 10:47撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 10:47
山頂南側斜面の草原で富士山を眺めながらのブランチは、最高です。
山頂から25分、奈良子林道。正面、ガードレールの隙間が姥子山への登山口です。
2013年04月13日 11:33撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 11:33
山頂から25分、奈良子林道。正面、ガードレールの隙間が姥子山への登山口です。
金山峠から大垈山西肩へ向かう途中、送電線の鉄塔の真下を通ります。ここで突然、道が消滅しました。
2013年04月13日 12:30撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 12:30
金山峠から大垈山西肩へ向かう途中、送電線の鉄塔の真下を通ります。ここで突然、道が消滅しました。
大垈山西肩の手前で、本日初めて雁ヶ腹摺山を見ることが出来ました。あとにも先にも、山の全容が見渡せるのは、このポイントだけでした。
2013年04月13日 12:41撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 12:41
大垈山西肩の手前で、本日初めて雁ヶ腹摺山を見ることが出来ました。あとにも先にも、山の全容が見渡せるのは、このポイントだけでした。
大垈山西肩。左に行けばセーメーバンです。ここから一気に下ります。
2013年04月13日 12:47撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 12:47
大垈山西肩。左に行けばセーメーバンです。ここから一気に下ります。
長い長い下り坂で膝がガクガクとなる。この橋を渡り左に1分で7時間前に出発した登山口です。
2013年04月13日 13:24撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 13:24
長い長い下り坂で膝がガクガクとなる。この橋を渡り左に1分で7時間前に出発した登山口です。
登山口のすぐそばにある山口館の男風呂です。入浴料500円。
2013年04月13日 13:30撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 13:30
登山口のすぐそばにある山口館の男風呂です。入浴料500円。
創業明治三十五年、金山鉱泉山口館。山と渓谷に囲まれた小さな山の一軒宿です。
2013年04月13日 13:58撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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4/13 13:58
創業明治三十五年、金山鉱泉山口館。山と渓谷に囲まれた小さな山の一軒宿です。
撮影機器:

感想

 雁ヶ腹摺山は、五百円札に描かれた富士山の撮影地です。紙幣の富士山は、他に五十銭札(越前岳)と千円、五千円札(本栖湖畔)の二ヶ所です。どちらも2月と3月に訪問済みですので、これで紙幣の三大富士山撮影地を制覇しました。
 3月10日に大菩薩嶺登頂後、陣馬山等の軽い山行が続いていた為、登山口から山頂まで標高差約1200mは、ひじょうにハードでした。雁ヶ腹摺山登山は、真木小金沢林道の冬期閉鎖が解除される5月以降でしたら、大峠から1時間弱でのコースが主流のようです。しかし、昭和17年11月3日に国鉄職員の名取久作(五百円札の富士山撮影者)が登ったと思われるコースでの登頂にこだわりました。
 登山道は山頂南面を除き樹樹に囲まれており、山岳展望が目的の私には少し不満の残る山行となりました。特に富士山がチラチラとしか見えないのがストレスです。だからこそ、山頂からの富士山に感動できたのかもしれませんが。
 次の山行は、森林限界より上の山稜歩きをしたいと思います。

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コメント

ほぉー・・おもしろい
お札の同定・・はじめて見ました。

めちゃ・・おもろい

これ、山屋としては知っておきたい雑学ですな
さっそく、嫁に言って自慢しました。

嫁 「あんた、他にすることあるやろ・・お札の山がわかってもメシ食われへんで!」

女は夢がおまへんなぁ

       でわでわ
2013/4/15 7:27
uedayasujiさん はじめまして
大阪からのコメント有難う御座います。
お札の山座同定とは確かに面白いですよね。本人はただ単に山頂からの展望をボケーと見るのが好きなだけですけど。
山好き金融機関職員のノリで、雁ヶ腹摺山(五百円札)の前に、3月に本栖湖畔(旧五千円札、新千円札)、2月に越前岳(五十銭札)にも行ってますので、よろしかったらそちらのレコも見てください 。
2013/4/17 20:51
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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