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Yamareco

記録ID: 2852456
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

−20℃の黒百合ヒュッテでソロテント泊 東天狗岳にて撤退

2021年01月09日(土) ~ 2021年01月10日(日)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:01
距離
9.0km
登り
660m
下り
774m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:53
休憩
0:01
合計
2:54
2日目
山行
3:52
休憩
2:51
合計
6:43
7:23
7:24
42
8:06
8:06
13
8:19
8:21
3
8:24
8:38
4
8:42
8:47
4
8:51
8:51
34
9:25
9:25
4
9:29
11:43
39
12:22
12:22
23
13:37
13:52
0
13:52
ゴール地点
天候 1日目曇り夜は少し雪、2日目曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
茅野駅から10:25のバスで渋の湯へ
帰りは14:55のバスで渋の湯から茅野駅へ
コース状況/
危険箇所等
黒百合ヒュッテまではトレースバッチリ。
東天狗岳までは、稜線にでるとトレースが風で消えるので注意必要です。
その他周辺情報 渋の湯、良いお湯でした。
帰りのバスチケットはフロントで買えます。
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
渋の湯に着きました。これから出発です〜。
渋の湯に着きました。これから出発です〜。
分岐には分かりやすく標識あります。
分岐には分かりやすく標識あります。
雪もこもこ
でもけっこうな急登で疲れてます。
でもけっこうな急登で疲れてます。
青空が見えるとテンションあがる!
1
青空が見えるとテンションあがる!
こうゆうの、めっちゃ頭の上に落ちてきますw
こうゆうの、めっちゃ頭の上に落ちてきますw
ようやく着いた!
1
ようやく着いた!
テント、そこそこあります。
1
テント、そこそこあります。
なんとか整地してテント設置。めっちゃ疲れました。
1
なんとか整地してテント設置。めっちゃ疲れました。
小屋前の木、真っ白でキレイです。
2
小屋前の木、真っ白でキレイです。
いつか小屋泊もしてみたい。
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いつか小屋泊もしてみたい。
テント内で、夕飯の準備。メスティンでお米を炊きます。
2
テント内で、夕飯の準備。メスティンでお米を炊きます。
大成功!美味しく炊けました♪
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大成功!美味しく炊けました♪
ルーロー飯と、野菜と鳥肉のスープ。温まる。
3
ルーロー飯と、野菜と鳥肉のスープ。温まる。
翌朝。夕飯の残りを雑炊に。美味しいー。
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翌朝。夕飯の残りを雑炊に。美味しいー。
翌朝。極寒の中スタートです。真っ白。
翌朝。極寒の中スタートです。真っ白。
山頂着いた〜。でも、風強い〜寒い〜何も見えない〜。
西天狗岳は撤退!
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山頂着いた〜。でも、風強い〜寒い〜何も見えない〜。
西天狗岳は撤退!
下山中に雲が晴れてくるあるある!
下山中に雲が晴れてくるあるある!
わーきれい!
めっちゃ寒いけどとりあえずシャッター押す
めっちゃ寒いけどとりあえずシャッター押す
いい眺めです。山頂で晴れて欲しかったな〜
いい眺めです。山頂で晴れて欲しかったな〜
ふぅ、手指も痛いし、下山しましょう。
ふぅ、手指も痛いし、下山しましょう。
黒百合ヒュッテでビーフシチューを頼むも、カメラのレンズが凍るw 撮れてない〜。
黒百合ヒュッテでビーフシチューを頼むも、カメラのレンズが凍るw 撮れてない〜。
小屋内のストーブで、凍ったカメラのレンズと手指を溶かさせていただきました。ホットミルクも注文。
2
小屋内のストーブで、凍ったカメラのレンズと手指を溶かさせていただきました。ホットミルクも注文。
黒百合ヒュッテ売店。心惹かれるメニューがいっぱい。
2
黒百合ヒュッテ売店。心惹かれるメニューがいっぱい。
下山しま〜す。
下山中はわりとポカポカ
下山中はわりとポカポカ
青空も出ました!
1
青空も出ました!
ちらり八ヶ岳ブルー。
2
ちらり八ヶ岳ブルー。

感想

先月の硫黄岳テント泊が楽しかったので、また八ヶ岳に行きたいなーと思い、今度はソロでチャレンジしてきました。

おりしも寒波の影響で冷えると噂の三連休。
寒さに耐えれるか…不安もありつつ、小屋前のテント場という安心感もあり、行ってきました!

渋の湯バス停からちょっと登ると登山口。
ヒュッテまではけっこうな急登続きです。
うう、美濃戸口から赤岳鉱泉までは、ゆるやかな傾斜で楽だったけど…こっちは、なかなかハード!!重いテントと雪山装備が肩にのしかかります。

そして、やっぱり手指が冷たくて痛い!
先月、軽い凍傷のような症状になって、右手の指皮が剥けたのですが、新しい皮膚がまだ刺激に敏感です。新しい手袋を買って、ミニマグマも忍び込ませてるけど…これは、明日の天狗岳に耐えられるかちょっと心配です。

(14時半頃にヒュッテに着いたように思いますが、スマホがシャットダウンしてしまい、その間のヤマレコの記録がありません。)

テントの受付をして、まずは整地。
スコップは買ったばかり、使うのは初めてです。
ヒュッテ前のテント場はパウダースノーでふかふか。足で踏んでも踏んでも踏み抜いてしまうほどで、固めるのが大変でした。

雪の少ないスペースもあったのですが、そこは風が吹きさらしぽかったので、やめました。
ここで、楽な方に設営しちゃうと、夜、寒くて眠れなさそう。

となりのテントのお兄さんは、とってもキレイに広いスペースを整地しています。
私の下手すぎる整地を見かねてか「整地、手伝いましょうか?」と声をかけてくれました。
(優しいーー!)

でも、こういうのって自分で失敗しつつやっていかないと、出来るようにならないですよね。
「大丈夫です!(←強がり)」とお断りして、なんとかグズグスの整地完了。
時間はかかりましたが、テント設営できました。腰、痛くなりました笑

テント設営後、本日最大のミッションにチャレンジ。極寒の雪山でも美味しく米が炊けるか?
ダイソーメスティンでの炊飯に挑戦です。
今まで、雪山でのご飯は麺類が圧倒的に多かったのですが、テントであったかいお米、食べたいですよね?

時間はたっぷりあるので、まずは無洗米に浸水。
その間に、寝具を整えたり、ダウンパンツに着替えたり。
ほんとは、テント設営前に浸水するくらいで良いと聞いたんですが、今日の気温じゃ、外に置いておいたらメスティンごと凍っちゃうので笑

テント内が整ったところで、炊飯開始!
標高のせいで、強火で加熱しても吹きこぼれません。おおよその時間で弱火に切り替えてしばらく待ちます。だんだん良い匂いがしてきたー。

そして、極寒だったテント内にも温もりが…
ご飯を蒸らしている間に、おかず作り。
乾燥野菜と鳥ささみパウチのさっぱりスープと、スーパーで買ったルーロー飯の元を使って、お肉を炒めます。うーん、美味しそう!

おかずが出来た頃にメスティンを開いてみると…完璧!!上手に炊けてますー。
芯もなくて、ほかほかご飯!
ルーロー飯美味しい!冷えた身体が温まるー。

しかし、メスティンで炊いた一合は、一人で食べるには多い…。残ったスープの中にご飯を投入して明日の朝ごはんにします。

その後、小屋にトイレを借りに行ったら、ドアが開かない!!焦って、スタッフのお姉さんに訴えたところ、冬場は凍ってすぐ開かなくなるので、「ガンッてやると開きます」とのこと笑
その後、朝もトイレのドア凍ってたので、遠慮なくガンッてさせてもらいました笑笑
ほんと、何でも凍りますね。

夜は21時頃に寒くて一度目が覚めちゃいましたが、その後マグマ(めちゃ熱いカイロ)をシュラフに投入して、無事入眠。
朝5時までぐっすりでした。

朝は、小屋前の温度計が−20℃!
入念に忘れ物がないかチェックして、天狗岳へ。
手が冷えるので、ストックは持って行ったけどほぼ使わず…置いてくれば良かったな。

途中、靴紐がほどけたりアイゼンが外れたり、なんだかグズグズ。
今日は何だか調子が悪いな、まだ寝ぼけてるのかな?心配してた手指も痛み出しました。

東天狗岳に到着するも展望は無し。
風も強いです。
すぐに西天狗岳に向かおう、その頃には天気も回復してるかも?と思っていたら、別のパーティの女性が山頂で体調不良に。
仲間と一緒にすぐ下山されていました。
それを見ていたら、不安になってしまって…

ソロだし、今日は朝からミスばかり、今のところ体調は良いけど、手指は痛くてしびれてる…
うーん、うーん、と考えて、
調子がイマイチな時は無理しない!
私も下山することにしました。

下山はあっという間。
時間に余裕が出来たので、黒百合ヒュッテでビーフシチューをいただきました。ストーブ前が混み合っていたので、売店で食べましたが…寒い。
ほぼ外気温では?という寒さ!
ビーフシチューがどんどん冷たくなって行くので、慌ててかっこみました笑
もっとゆっくり味わいたかったー!

ビーフシチューの写真も撮りたかったけど、カメラのレンズが凍りつき、スマホも再びシャットダウン…しばらくしてからストーブ前の席が空いたので、手指とカメラレンズを少し温めさせてもらいました。

テント撤収も慎重に。
前回、撤収の際に手指が凍傷ぽくなったので、出来る限りテント内でパッキング。
テントだけ!のスペースを残してから、ザックをテントの外へ。
出来るだけスピーディにテントを片付けて、ザックのスペースに押し込むように。
段取りをよく考えたおかげで、手指も冷えずにすみました。

下山はのんびり。
だんだん天気が良くなってきたので、行きはしんどくてあまり楽しめなかった雪景色を満喫しつつ、楽しく歩けました。

バスの時間まで1時間以上余裕があるので、渋の湯で日帰り入浴。生き返ります…。
凍った身体や指先が解凍されてゆくー。
良いお湯でした。

渋の湯からのバスはガラガラ。
行きのバスよりだいぶ空いていました。
今回の登山も、とりあえず無事に下山できて良かった。
西天狗岳を諦めたのは悔やまれますが、安全第一、ソロの時は特に無理しない、これは今後も山を登る上では気をつけていきたいと思います。

あと、手袋!未脱脂の厚手ウールのインナーグローブを勧めてもらいました。カメラ操作とかの細かいことができないかな?と薄手のインナー使ってましたが、凍傷を回避するためには、そんなこと言ってられないですね。インナー手袋を厚手にします!

あと、やっぱりバラクラバの口元が凍りついて使いづらいので、これも口元や鼻の下が開いてるタイプにしたいと思います。ファンイントラックのバラクラバが気になるー。
うーん雪山装備は、どんどん欲しいものが出ちゃうなぁー。終わりがない笑


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