白木山 - 恋人峠を南北に横断する破線を歩いてみた。
- GPS
- 06:01
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 692m
- 下り
- 673m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 登山道以外は全くお勧めできません。 ・取り付きから武生林道まで、地理院地図には破線ならぬ点線が描かれていますが、少なくとも現在は道など確認できず多くがヤブでした。 ・武生林道出合から白木山までは、林道の横断に手を焼きます(特に2回目は厳しい)が、尾根上はヤブもほぼ無く歩けます。 ・恋人峠から持方への破線は、踏み跡は確認できないながらも序盤はテープがあり行けるかと思いましたが途中からそれも見失い、RFにより破線とは全く異なるルートとなりました。 ・恋人峠から北への破線は、尾根上でテープも見かけましたが道はその痕跡すら確認できなかったため、破線が尾根筋から外れている場所でも歩きやすい尾根筋を歩きました。尾根を降りてからも萱などが繁茂していてRFに苦労しました。 |
ファイル |
計画ルート図
(更新時刻:2021/01/11 16:35) |
写真
感想
朝6時半頃、自宅を出発する時の気温は-10℃。寒いはずだ。
さて、今回は久しぶりの奥久慈です。
実は以前から、白木山そばの恋人峠を南北に横断する破線が気になっていたんです。
持方側は、実績ルートが不安定ながらも何件かレコは上がっていますが、どういうわけか小生瀬側のレコはありません。もはや歩ける状態ではないのかもしれませんが、確かめるしかないでしょ。
その破線をどのように歩くかを考えながら地図を眺めていると、白木山から北に延びる尾根を横断する武生林道そばまで、上谷沢から延びる点線が目に留まりました。何だろう、この点線は。道なのか、何かの境界線なのか。道にしては等高線との相性が良くなさそうだし。。。ま、行ってみるしかないということで、点線から白木山への北尾根を登って山頂に至るルートと組み合わせて8の字周回ルートを計画しました。
で結果としては、
前半の点線の意味は解明できませんでした。ただ、山中にあった側溝やら整地されたかのような地形を見ると、かつては何か(もしかしたら人の営み)があったのかもしれない気がしないでもない感じはしました。もしそうだとしたら、点線はかつての道だった可能性はあるのかも。(希望的観測です。)
恋人峠を横断する破線は、南北共にもはや道の体をなしていない、というのが私の結論です。幸いにも持方側は距離も短く地形的にも単調なので、ある程度バリ慣れしていれば道型が無くても歩けてしまうのでレコが上がっていますが、小生瀬側は距離も長いし地形も複雑で、「その昔」あったはずの道はスッカリ自然に返り痕跡すら見かけませんでした。
ちなみにですが、古い地理院地図には恋人峠から上谷沢に抜ける別の破線もあるんですよね。今回確認した破線は、恐らく次版の地理院地図からは消滅するんでしょう。
と言うわけで、点線破線共にその痕跡を見つけられなかったことは残念でしたが、状態を確認するという意味でのミッションはクリアできたし、山歩きとしても藪漕ぎはともかくRFの連続で意外と楽しかったので良しとしよう。
コメント
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おこんにちは。本年もよろしくお願いいたします (*^^*)
さて、恋人峠なんてロマンチックな峠があるんですねぇ。若い男女がそれぞれに藪道を登って峠でイチャイチャなんて ( ̄∇ ̄)
私が娘さんの親だったら、絶対に行かせません (^_^;
ところで、写真9枚目埋の埋もれた石碑は、恐らく「庚申塔」だと思います。
「庚申塔」は、庚申講という江戸時代に流行った宗教で、庚申の日(暦のかのえさる)の夜に、三尸(さんし)という虫が人の悪事を神様(天帝)に告げ口しに行くのを防ぐ目的で、夜眠らずに宴会をしたという風習の連続開催記念で建てられたものだと思われます。あと、村の境に建てられることが多かったようです。
地形図の点線破線状況確認、お疲れさまでした〜 (´▽`)ノ
kazu5000さん、
こちらこそ、よろしくです。
さすが博識ですね。私にはまったく未知の世界です。
ただ、少なからず人の思いが込められたモノが、山中に置き去りにされているのは寂しい気がしますね。
> 私が娘さんの親だったら、絶対に行かせません (^_^;
ははは。でも、落ち合う場所があの峠というのは、余りにも不公平ですね。小生瀬側が何倍もハードですから。
コメントさせていただきます。
久しぶりの奥久慈山行お疲れ様でした。
私も全く同じ破線ルートを辿ってみたいと考えておりました。
自分でやる前にまさかkinoeさんにやっていただけるとは…
おかげでルートの状況がわかり、行かなくて済みました(笑)
近代的なコンクリート製遺構と電源設備は、破線に隣接する廃業したゴルフ場のものと思われます(ソーラー発電もその跡地を活用)
kinoeさんの山行記録で気になっているものがあるので、近々そのルートを辿ってみる予定です。
h04kenさん、
お先に失礼しました。
「その昔」がいつ頃なのかはわかりませんが、痕跡くらいはあるものと思っていたので残念です。もちろん破線の正確さの問題もあるかもしれませんが。
> おかげでルートの状況がわかり、行かなくて済みました(笑)
そんなこと言わずに、痕跡を見つけに是非歩いて欲しいです。
あぁ、ゴルフ場だったんですね。なるほど合点です。
気になっているのが何かはわかりませんが、気長に待っています。
コメントありがとうございました。
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