(過去レコ)針ノ木岳⇔蓮華岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,796m
- 下り
- 1,779m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2002年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
針ノ木雪渓は万年雪で、登山道は残雪上を歩くものと思っていたが、前日針ノ木小屋にTELすると、この時季アイゼンは不要ですと言われたので、行くことに即決した。
扇沢の無料駐車場に停め、切符売り場がある一階の照明の下で登山靴に履き替える。
真っ暗い時間だったが、登山道入口や車道を何度か横断する所には表示板や目印があって迷うことはなかった。
籠川沿いに歩くのかと思っていたが、大沢小屋の先までは殆ど林の中だった。
初夏は豊富な残雪だろうと思われる所まで、登山道は概ね左岸だった。
高巻きとなる岩場には鎖もあった。
地図にのどと書かれている所は残雪がブリッジとなり、その下をせせらぎが音を立てて流れていた。
紅葉は今が見頃で、真っ赤なナナカマドと深緑のハイマツのコントラストが際立っていた。
針ノ木峠に着き、先に針ノ木岳へ行く。
上空は高曇りだったが、ガスや雲の掛かる山は全く無く、完璧な展望だった。
後立山連峰は爺ヶ岳から朝日岳までよく見えた。
黒部川の対岸では剱岳が左右に鋸歯状の尾根を従え、比類なき壮観だった。
立山では雄山頂上の神社が見えていた。
薬師岳のカールは、北東から黒部川上ノ廊下越しとなるので素晴らしい眺めだった。
大きくて高い野口五郎岳と、ほぼ同じ高さながら細く尖った大天井岳の対比も見応えがあった。
8時半、蓮華岳へ向かう。
山岳展望は針ノ木岳と大差なかったが、後立山連峰北部はこちらの方がよく見えた。
富士山も針ノ木岳では見えなかったが、蓮華岳では七合目付近から上が霞んで見えた。
左が八ヶ岳、右が南アルプスで、この構図は北アルプスならどこから見ても変わらない。
北アルプスは南アルプスと比べ、鋭鋒が多く、山と山の間隔も狭い。
山小屋も登山道も南アルプスより充実しているように思う。
先の九州遠征では天候に恵まれなかったが、今日一日でそれを挽回した気分だった。
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