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Yamareco

記録ID: 286475
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山吉田口ルート往復

2013年04月14日(日) ~ 2013年04月18日(木)
 - 拍手
GPS
104:00
距離
14.7km
登り
2,446m
下り
1,580m

コースタイム

4/14馬返し9:00→佐藤小屋13:00(撮影込み)
4/15佐藤小屋天気待ち 強風
4/16佐藤小屋天気待ち 強風
4/17佐藤小屋9:00→撮影込み→東洋館脇2910mC1(13:00)天場完成は15:00時
 つるし雲あり。午前暴風夕方収まる
4/18C1(5:30)→久須志奥宮山頂(8:45-9:30)→剣が峰(10:00-50)→久須志奥宮山頂11:40→C1(13:00-30)→佐藤小屋(14:30-15:30)→スバルライン終点(16:10)
天候 晴れ 風強し
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
最終日にスバルライン開通
佐藤小屋〜スバルライン間はデブリあって硬い
コース状況/
危険箇所等
6合目までアイゼン要らず
7合目は朝カチカチ午後はシャビシャビ
8合目以上はコチコチ。風で叩かれてかなり硬い。アイゼン爪十分入らないところも多い
本8合目富士山ホテルの北西斜面、9合目鳥居下の長い急斜面は高度感もある危険地帯
剣が峰北側の岩稜の下トラバースは3mほど凄く硬い急斜面のトラバースあり
予約できる山小屋
里見平★星観荘
富士河口湖駅前から
2013年04月14日 07:29撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4
4/14 7:29
富士河口湖駅前から
富士河口湖駅前から
2013年04月14日 07:30撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7
4/14 7:30
富士河口湖駅前から
馬返し
2013年04月14日 09:14撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/14 9:14
馬返し
馬返し
2013年04月14日 09:14撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
4/14 9:14
馬返し
馬返し
2013年04月14日 09:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/14 9:18
馬返し
佐藤小屋
2013年04月14日 19:01撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
4/14 19:01
佐藤小屋
佐藤小屋
2013年04月19日 08:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
4/19 8:56
佐藤小屋
佐藤小屋図書より
2013年04月15日 11:36撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
4/15 11:36
佐藤小屋図書より
佐藤小屋図書より
2013年04月15日 11:37撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/15 11:37
佐藤小屋図書より
佐藤小屋付近の石垣
2013年04月19日 08:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
4/19 8:56
佐藤小屋付近の石垣
佐藤小屋付近の石垣
2013年04月19日 08:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/19 8:56
佐藤小屋付近の石垣
佐藤小屋付近の石垣
両手使わずしかもサンダルでという縛り
2013年04月16日 15:48撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
4/16 15:48
佐藤小屋付近の石垣
両手使わずしかもサンダルでという縛り
佐藤小屋付近
2013年04月16日 15:48撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/16 15:48
佐藤小屋付近
佐藤小屋天気待ち
2013年04月16日 16:07撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
4/16 16:07
佐藤小屋天気待ち
佐藤小屋天気待ち
2013年04月16日 16:08撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
4/16 16:08
佐藤小屋天気待ち
佐藤小屋天気待ち
2013年04月19日 08:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
4/19 8:56
佐藤小屋天気待ち
佐藤小屋天気待ち
2013年04月16日 17:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4
4/16 17:59
佐藤小屋天気待ち
日蓮上人八角堂
2013年04月17日 08:41撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/17 8:41
日蓮上人八角堂
東洋館脇
2013年04月17日 15:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
4/17 15:00
東洋館脇
ネオプレーン冬山ソックス
2013年04月19日 08:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
4/19 8:56
ネオプレーン冬山ソックス
オレの昔のゴーグル
2013年04月19日 08:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
4/19 8:56
オレの昔のゴーグル
防風収まるを待つ
2013年04月17日 16:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
4/17 16:59
防風収まるを待つ
タイカレー、辛!
2013年04月17日 18:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
4/17 18:20
タイカレー、辛!
8合目太子館脇
2013年04月18日 06:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
4/18 6:13
8合目太子館脇
上に見えるは白雲館?
2013年04月18日 06:33撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
4/18 6:33
上に見えるは白雲館?
硬い雪面
2013年04月18日 06:33撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/18 6:33
硬い雪面
本八合
2013年04月18日 07:25撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
4/18 7:25
本八合
久須志奥宮山頂
2013年04月19日 08:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
4/19 8:56
久須志奥宮山頂
久須志奥宮山頂
2013年04月18日 08:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
4/18 8:59
久須志奥宮山頂
久須志奥宮山頂
2013年04月18日 08:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4
4/18 8:59
久須志奥宮山頂
久須志奥宮山頂より剣が峰
2013年04月18日 09:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
4/18 9:45
久須志奥宮山頂より剣が峰
小内院
2013年04月18日 09:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
4/18 9:45
小内院
剣が峰目指す
2013年04月18日 09:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
4/18 9:56
剣が峰目指す
剣が峰近くより対岸、大日岳付近
2013年04月18日 09:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
4/18 9:56
剣が峰近くより対岸、大日岳付近
剣が峰山頂元気象庁測候所
2013年04月18日 10:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
4/18 10:13
剣が峰山頂元気象庁測候所
剣が峰山頂元気象庁測候所
2013年04月18日 10:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/18 10:13
剣が峰山頂元気象庁測候所
剣が峰山頂元気象庁測候所
2013年04月18日 10:15撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
4/18 10:15
剣が峰山頂元気象庁測候所
剣が峰山頂元気象庁測候所
2013年04月18日 10:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
4/18 10:18
剣が峰山頂元気象庁測候所
剣が峰山頂元気象庁測候所
2013年04月18日 10:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
4/18 10:18
剣が峰山頂元気象庁測候所
剣が峰山頂測候所
積雪2m20センチ
2013年04月19日 08:57撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
4/19 8:57
剣が峰山頂測候所
積雪2m20センチ
剣が峰山頂測候所より
2013年04月18日 11:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
4/18 11:00
剣が峰山頂測候所より
馬の背の下
2013年04月18日 11:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/18 11:00
馬の背の下
馬の背の下より剣が峰
2013年04月18日 11:12撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
4/18 11:12
馬の背の下より剣が峰
富士宮口の浅間神社奥宮
2013年04月18日 11:15撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
4/18 11:15
富士宮口の浅間神社奥宮
駒ヶ岳あたりから剣が峰
2013年04月18日 11:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
4/18 11:20
駒ヶ岳あたりから剣が峰
宝永火口と御殿場ルートを見下ろす
2013年04月18日 11:24撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/18 11:24
宝永火口と御殿場ルートを見下ろす
伊豆岳、大日岳のコルから剣が峰と虎岩方面
2013年04月18日 11:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
4/18 11:27
伊豆岳、大日岳のコルから剣が峰と虎岩方面
C1に戻る。
2013年04月19日 08:57撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/19 8:57
C1に戻る。
C1のみんな
2013年04月18日 13:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
6
4/18 13:18
C1のみんな
撮影機器:

感想

富士山頂測候所冬期おつとめ10年のキヒロさん、その現在の山頂小屋つながりのクライマー、トタカ、キツネ両氏の助っ人と、名古屋のラユキと富士山積雪期4k山頂撮影。降雪を撮りに行ったが期間中は全く無し。風強く上部幕営には無理あり、天気待ちで二日佐藤小屋で費やす。イグルー作るには硬すぎる4月の富士山だった。
前日、富士吉田のスーパーで買い出しして河口湖駅前の70年代風宿で泊。大食いメンバーの、食料4泊5日分がっつり。
初日、馬返しを出発。五合目までの遺跡群を映像コーナー用にみっちり撮る。通い慣れているけど、女人禁制の碑などまだ知らない石碑もあった。
佐藤小屋につくと、首都圏の山岳会の訓練できていた団体に病人が出たそうで、ヘリが来て搬出していた。ラユキの知り合いのガイド、マイクが外人せいたか女を山頂に連れて行って帰ってきた。くたびれていた。あの氷急斜面、ガイドと言えどコンテで人を止められるもんだろうか。日曜の夜、客は皆帰った。
二日目、三日目は風が強く小屋から進めず。佐藤さんとこれまでのことや山の人の話をしたり。メンバーの遍歴など話したり。トタカくんの昨年ギリギリボイズでアピ南稜アタックの記事をヒマラヤ協会会報で先週読んだばかり。クライマー二人はヒマさえあればボルダリングや、石垣登りに出かけてご飯の時間も忘れて子供みたいに帰って来ない。体力満々、登りたい盛り。就労を止めてクライミングに打ち込むのは、就労していては駄目だからなのだ。ヒマあれば筋トレとストレッチだ。キツネはその上よく食べる。佐藤さんが山番組ビデオをちょいちょいかけてくれる。白い魔境でキヒロさんが出ているじゃん。佐藤さんの若い頃のビデオもあるじゃん。
滞在中、無謀ドイツ人青年の滑落真夜中駆け込みや、ほか山頂から帰らないとの家族の連絡などいろいろあり。
ヤマテンと頻繁にやりとりして上に行かず、結局アタック日前日に7合目入り。東洋館の東側に吹きだまりがあり、はじめイグルーをと思ったが、雪が硬く、まともなブロックをとれず、スペース分を砕いて切り出してテント張る。風速20m超えの風と目つぶしザラメの中、テントにビレイとりながら設営する。さすが富士山。テントスペースも無ければこの状況は他ではないワ。夕方から予報通り無風になり星空。辛辛のタイカレーを泣きながら食べて早寝する。
朝二時半起き。白鳥座が真上だ。
マルタイ棒ラーメン食べて、日の出を納めて出発。日は長くなった。硬いのでスタスタ登る。太子館を越え、白雲を超え、全部小屋の左(東)側の急斜面を直登する。小屋はどれも屋根まで埋まっているが、硬い。イグルーを作れる硬さじゃない。やはり富士山は特殊だ。富士山ホテルの右下(北西)の大斜面は硬く高度感あり爪の先だけで行く感じ。風が強いと下りで怖いだろう。風の弱いうちに戻りたいところだ。
山頂直下鳥居の下100mほども。
久須志の大宮で天気判断。10時半までにここを下れば午後強くなる風に捕まらずにすむというメドだった。時間も余裕なので山頂を目指す。ここでも留守番に促されてヤマテンに見込みを聞く。ヤマテンに頻繁に情報をもらうと、過剰に依存してしまい、数時間単位で予定通りに変わるかのような錯覚を起こしてしまうのが危ういと思う。今回は前日の予報より当日の方が、悪化が遅れ気味と言う風に変わってきた。前の日のうちから聞いていた細かな時間にこだわらない方が良い。依存は危うい。GPSと一緒だ。山で通じる電話は、おつとめとはいえ全く野暮。
山頂を反時計回りで目指す。キヒロさんに金名水、小内院、以前の気象庁のポンプ小屋、気象庁の元小屋(更に以前は陸軍の小屋)など、説明を聞けるのが歴史好きには凄くありがたい。剣が峰の手前の岩稜の大沢崩れ側の水平トラバース数mがビビる高度感で硬かった。あそこは構成メンバーの信頼がなければ行きたくないところ。
山頂では風速悪化の兆しも無く一時間近く撮影する。この場所で冬も過ごしていた測候所時代ってなかなか良いものだよなあ。
国土地理院のGPSとか、アメダス装置なんかが、そこかしこにある。アンテナの霧氷はそれほどは大きくない。ここずっと雪降っていないし、気温が上がった日もあったから。風だけが強くて、それで氷もあんなに硬くなる。
馬の背を下り、虎岩の上あたりでまた大内院を撮る。富士宮の浅間奥宮にお参りして一周するのにあっという間だった。
久須志からの下りを済ませるまでは緊張は融けない。ここからは一歩一歩各自で間違いなく降りるしか無い。他の人のミスを誰も助けられない。ザイルをつなぐガイドはどういう風にするのか想像もつかない。クライマーの二人はまったく慣れていてスタスタ重荷で降りて行く。さすがである。
8合目を越え下り、朝より若干柔らかくなった気がしたと思ったら、天場についた。ひとまず安心。昨日はここまでもカキンカキンで怖いところがあったが、もうだいぶ柔らかい。それに風が強まる気配もなく、助かった。荷物をたたんでシリセード込みで6合目まで下ると、じゃりじゃりの富士山礫。ガイド登山組とすれ違った。
無人になった佐藤小屋前できょうスバルラインが開通したことを知り、カナタさんに上まで来てもらった。その間ひなたぼっこして乾かす。クライマーどもは懸垂なんかしている。車道終点まではデブリの上も歩く。ズックのキツネくんが苦戦している。
吉田の糸力http://itoriki.com/
でダブル定食三昧。キツネ君はオムライスをさわやかにオカワリする。馬返しのデポ車に皆を届けて解散。このあと新型カメラを他クルーが泊まるホテルに置きに行くと、洞窟撮影班やほかの班がぞろぞろ居た。大作戦なのだなあ。山頂撮影班は一番小規模だ。懐かしい山主さんにも会った。ラユキとともに甲府に帰る。家では玄関でまーとカメがお迎えしてくれた。

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技術レベル
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利用交通機関:
技術レベル
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技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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